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村上君の凄さ、王さんの凄さ・・/村上は王を超えるか?

まだ、続くのか・・・野球の話。
世の中、ワールドカップだぞ。
もう、うんざり・・
そんなブログ読者の皆様の感想は、どこ吹く風。
好きなことを、勝手に書き留めておくのが、ブログである・笑
少しはお役に立つので、まあ、聞いてください。

今年、大活躍のヤクルト・村上君。
最年少で3冠王に輝き、
年間56本のホームラン数は、王さんの55本を超えた。

「村上は、王を超えるスラッガーとなるのか?」
今後、この1点が、注目ポイントである。

ということで、
王さんの成績を、改めて、眺めてみる。。本当に凄い。すさまじい。
通算868本のホームランは有名。
が、ピンと来ないので、平均値を出す。
現役22年間なので、毎年平均で40本を打っていたことになる。
13年連続のホームラン王である。
しかも、高卒からの3年間は苦しんでいて、ほとんど成績は出ていない。
だから、実働年間で割り算すれば、平均45本となる。
そして、この最初の3年間の試行錯誤が、王さんを作ったとも言える。

村上君は、以前のブログの通り、高校時代に苦しんだが、
プロ入り後は、比較的順調。ここの違いがどう出るか?
苦しんで手に入れたもののほうが強く、継続するからだ。

王さんは、引退する年も、30本のホームランを打っている。
しかし、
「僕なりのホームランが打てなくなった」
「王貞治のバッティングができなくなった」
と、引退するのである。

ちなみに、今年の数字だけ見れば
巨人の4番・岡本が30本、阪神の4番・大山が24本である。
パ・リーグでは、私がブログで「客志向だ」と注目した西武・山川が、41本。
吉田も柳田も30本以下。。王さんの凄さがわかる。

村上君の成績数字で、私が注目するのは、毎年の「盗塁数の多さ」である。
今年は12個で、セ・リーグ第8位となっている。
7位が、DNA桑原の13個、
9位が、中日の大島の11個、巨人の増田の11個。と
有名な俊足選手が並ぶなかに、食い込んできている。

「打てばいい」だけじゃない、野球への取り組み姿勢。
チームを盛り上げる姿勢が、あらわれている。王+長嶋の素質があるかも!
これは、ずっと大事にして欲しい。選手としても脚は大事である。

・・・盗塁失敗数7で、成功率は低い・笑。
が、失敗はたいした問題ではない!
打撃の勝負を避けて、四球で歩かせたら、村上は走ってくる、という相手の警戒心。
次の打者との勝負に集中させず、失投させる効果、次の打者を活かすことができる。
塁に出たら、盗塁してくる!という事実が、大事なのである。

で、村上の盗塁は、チームが前向きになる。盛り上がる。

ラグビーで、相撲取りのような体型のフロントロー(1~3番)の選手が、
走ってトライを上げると、断然、盛り上がる。これと同じである。

村上が盗塁を続ける限り、ヤクルトは、強そうである。

私が、村上君の親だったり、コーチだったり、友人だったら。。
「オフに必ず、王さんに、会いに行けよ」というアドバイスを送る。
個人的に、会いに行って、しっかり話を聞いてきて欲しい。
偉大な先人は、まだ、そこにいる。

王さんの引退会見コメントの最後の言葉をご紹介する。
「王さんを支えたものは何だったんでしょう?」との質問に対して
「向上心というか探求心というか、これでもか、これでもか、の
とどまるところを知らぬ気持ちでしょうか」

村上君・・・・頼むから、、
オフ・シーズン、芸人の番組に出て行って、からまないで欲しい。
(いい子だから、出ちゃうんだよなー・・・・)

それよりも、王さんに、会いに行ってきて欲しい。
超えるためには、必須。

きっと、人生が変わる。


悲しいから泣くのではない、泣くから悲しいのである「末梢起源説」

「悲しいから泣くのではない、泣くから悲しいのである」

末梢起源説(ジェームズ=ランゲ説)という心理学である。

気持ちに反応して、身体が動くのではない。
身体の動きに反応して、気持ちが変わる。

身体的、生理学的反応認知が、情動を生む。

たとえば、
「落ち込んでいる」という気持ち。

背中を丸めて、下を向いて、小さな声で「落ち込んでいます」と言えば、
気持ちは、落ち込んでゆく。

背筋を伸ばして、前を向いて、大きな声で「落ち込んでいます」と言えば、
気持ちは、前向きになる。

身体の動きが、気持ちを変えるのである。
カタチから入れば、ココロが変わる。

「楽しいから笑うのではない、笑っているから楽しいのだ」とも言える。
発言、態度、表情、身なり、行動が、人の思考や感情を変える。

  
先日のオリックスの優勝パレードでの出来事。。。
最初は、写メを撮りながら、選手を見ていたけれども、
周囲で自然と、拍手が始まった。

私も、拍手をする。

単に、パレードを眺めていたときよりも、
拍手をしている(身体的認知)ときのほうが、心がどんどん感動(情動)してくる、
「おめでとう!また、頑張れよ!ありがとう!」が、断然、強くなり、
熱い気持ちが、こみ上げてきました。

ああ、これって
心理学の「末梢起源説」だよな。

ミーハーな一方で、こんなことをクールに考えながら
自転車キコキコ。。家路につく。
お風呂に入って汗を流し、ご飯を食べて「鎌倉殿の13人」を見て、明日からの仕事に備えて、早めに寝る。
楽しい日曜日でした。


賞賛と祝福。そして小さな炎 ・・・ミーハー体験から学んだこと

『大阪で、オリックス・バファローズの優勝・御堂筋パレードをやる』
と聞いて(お、ちょうど日曜日、大阪にいるぞ!)
なんと・・・ミーハーなことに
ぶわーっと、自転車ブッ飛ばして、見に行ってきました。

「オリックス・ファンなんて、そんなにいない。だから余裕で見れるだろう!」
と思って行ってみたら、大間違い。

近寄れないほどの人・人・人・・・・
(にわかファンって、こんなに多い。コロナ報道に踊らされる大衆心理と同じである)

球界では「優勝を知っているチームは、強い」と言いますが、
その言葉の本質のかもしれないことを、ここに足を踏み入れてみて、理解できました。

たくさんの観衆の前、大迫力の中、
主役になって、これほど賞賛・祝福されれば、
選手たちは「また、勝ちたい。この景色を見たい。優勝したい!」という思いが、
もっと強くなるに違いありません。

優勝することによる金銭面の充実以上の価値が、ここにあります。
こうして、強いチームは、どんどん強くなってゆく。

会社の運営にも、一考の余地があります。
「成果を祝福する場、賞賛を受ける場、主役になれる場」を作り、
「また、この場に立ちたい」と奮い立たせる。
※ダイエット系とか、ネズミ講販売系、サロン系の怪しい会社が良くやっている手法ですね。

 
そして、、
野球マニア・本物人財育成マニアは、
こんなことも、空想する。

この御堂筋の人だかりの中に、
まだ無名の阪神タイガースの選手が、一人くらい、まじっているだろうか?
「行って、見てこい」と、アドバイスする人がいるだろうか?
もし、そうゆう選手や、そんなコーチがいたら、すごいなあ。強くなるのになあ。

心ある選手なら、この風景、同じ職業人の晴れ舞台、賞賛を受ける姿を見れば、
「俺も、必ずここに立つ!」という
羨望の気持ちと、それを上回る「悔しい気持ち」が、同時に去来するはずである。
小さな炎が、燃え始めるはずである。

私が阪神のコーチなら、必ず見に行かせて、その感想を聞く。

・・・・・
ミーハー体験、なかなか、いいものです!


自分次第で、トレードは、大きなプラス

パ・リーグを2年連続で制したオリックスの中嶋監督も、
実は、上記5条件に、ほぼ、当てはまる。

1)ツールは、、不明。
2)現役生活29年。
3)4球団。
4)現役での出戻りはない。が、日本ハムで兼任コーチを長年している。
5)上田、仰木、ヒルマン、

秋田の鷹巣農林高校出身
(まるで、野球漫画・ドカベンに出て来そうな校名である・笑)
以前のブログ「左のサイドスロー論」でも、登場した、
地方の公立高校出身である。
https://cleaning-keiei.com/nakanishi/2020/06/28/
プロ野球では「トレードに出される」と言えば、
一般的には、マイナスのイメージがつきまとう。

しかし、近年の優勝監督の経歴を事実として並べれば、
一概に、そうと言えない人生がある。

それぞれの場所で、何を学び、何を提供し、誰から何を吸収するか?
どこでも必要とされるために、長く生き残るために、
どんな技術を身につけるか?
どんな姿勢で取り組むか? 仲間からどう評価されるか?

全ては、自分次第で、大きなプラスにできる。

プロ野球のみならず、
経営者にも、一般社員にも、そうゆう時代が来るだろう。

 
さて、
現代の名将5条件に当てはまりそうな、
まだ、監督をしていない引退選手は、、誰か?
監督をやると、成果を残しそうな候補の「未来予測」である。

・一番手は、福留。・・名門PL出身が、どう作用するか?
・二番手は、藤川球児。・・解説・野球眼は確か。名将の下で過ごした条件が弱め。あのストレートは魔球=ツールと言える。
・松坂も、意外と当てはまる!・・が、名将条件とツール枠が弱い(解説聞いてると、ダメだしな~)
・山本昌は・・ツール:スクリューボールは一級品。落合監督下で過ごす。が、1球団生え抜きが、不安材料。
・實松、宮本あたりも面白いかな。


ロッテ吉井監督は、投手出身の名将5条件に合致する~生意気なヤツが勉強する

先日のブログの続き。
投手出身でも「名監督」となれるかもしれない5条件。

今年の新監督のなかに、この条件に合致する監督がいる。
ロッテの吉井理人(まさと)監督である。
1)は、シュートとフォーク
 ・・・ただし、高津のシンカー、工藤のカーブほどの一級品ではない。
 しかし「2級ツールを組み合わせて、生き残った事実」も、また見どころである。
2)は、24年間
3)は、現役7球団(うち大リーグ3球団)※コーチとして、さらに3球団。
 工藤同様、筑波大学の大学院で修士課程を取得。
4)は、近鉄(オリックス)バファローズに出戻り。
5)は、仰木、野村、バレンタイン

吉井は、我が愛しの「近鉄バファローズ」戦士である。
だから、若かりし、現役時代のことも良く知っている。
ひと言で言えば、とんがっていた。内角を突く、強気の投球。
感情をオモテに出していたし、不服そうな顔もしていたなー。

有名な10.19川崎球場での決戦と、その翌年。
優勝決定の試合で2年連続、吉井のポジションである「抑え=リリーフ」を、
エース・阿波野に交代させられ、ロッカー室で激オコ!!
優勝したのに、胴上げに参加しなかったことは、近鉄ファンの間では有名である。

でも、野球に対しては、真摯で真面目。
だからこそ、理不尽に対して「抵抗」していた。

野球界で、いちはやく、科学的トレーニングを導入。その先駆けの存在。
入団してきたばかりの野茂と仲良く、チームメイトとの、つなぎ役でもあった。

年数とともに、研究を重ね、たくさんの勉強をしている。
球界内でコーチとしての手腕も高く評価されて、
今回、ロッテ・コーチからの内部昇進。
今年の佐々木朗希・活躍の影の立役者でもあり、チームの把握もできている。

・・・・
奇しくも、漢字は違えど、同じ(マサト)である。
他人事とは思えず、期待と不安で、見守っている。
失敗があるとすれば・・・「上との軋轢」だろうなー・笑
大人になっていれば良いけどな・・・「論理」を優先させるから。
「うまく収まれば、それでいいでしょ」には、納得できない性格。

自由にやらせれば、それなりの結果は残すと思います。
良き理解者が、近くにいてあげて欲しい。。

名前も同じだし、自分と、やや似ている匂いがするのです。

・・・・
気になって、今年のロッテの戦力を観たけど・・・これは、弱い!!
エース不在・4番不在・リーダー不在。。
全部、これから、作らなきゃ。。課題山積み。
・高卒捕手、好素材「ザ・野球小僧」の19歳、松川君を、5年がかりで一人前にする。
・佐々木が、怪我無く、規定投球回を投げる。
・藤原、安田、、近年のドラフト1位の好素材が、覚醒する。
 ちなみに、2018年・夏の甲子園ブログで取り上げた、
 金足農・吉田の秋田のライバル・山口君が、ロッテ入りし、そこそこ戦力になっている)
 このブログの中盤・3)に、ご注目。
https://cleaning-keiei.com/nakanishi/2018/08/27
・これに、実績あるベテラン勢が加われば、、何とかなるか?荻野、角中、岡・・・玄人好みのベテラン最後の旬の時期。
・レオン&レロン・リー兄弟くらいの、強烈な外国人、引っ張ってこれないかなー。

11月も、出張の日々。。

出張先のホテルは、クリスマス仕様で、心を和ませてくれます。





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