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作った物、商品は、自分の生命そのものである

命を削って、
人間は、平均80年間、生きる。

80年間、補給をしながら、
生命としてエネルギーを燃焼する。それが終わって死を迎える。

「物を作る」とき、エネルギー。つまり「生命」を注ぐ。

だから、「物を作る」「商品を作る」という行為は、
その物に「生命を移す行為である」とも言える。

生命は、その人の全人格的なもので、
総合的に、統合されたものである。
だから、作った物や、商品は、その人そのものである。

 
昨年末、ブログでご紹介した
「モンブランが美味しいのに、人材不足で、閉店」せざるを得なくなったお店。。
https://cleaning-keiei.com/nakanishi/2022/12/17/
シェフの作った商品が心を動かし、閉店を惜しむ付箋メッセージで、
こんな風になっていました。

私が、あなたが、店舗を閉店したとき、こんな風になるだろうか?

これほどの支持のある店舗でも、
今の時流にあわせることができなければ、市場から退場せざるを得ない。

このメッセージを、ひとつひとつ読むと、
店舗とお客様の関係性が垣間見える。

やはり、
会社とお客様は「商品」を介して、つながっている。
「商品」は、作った「自分そのもの」である。
大切に、大切に、高めよう。

・・・・
で、このメッセージの中の大賞は、これ
(変人なので、全部、読みました!)
↓↓
「必ず戻ってください。年寄りなので、あまり長く待てません」


人生意気に感ず

20代後半のころの話。
資材商さんが集まる総会に、ゲスト講師としてお招きいただいたときのこと。

ある年配の資材商社長が、最近の業界の小売店の経営者に、
こんな「嘆き」を漏らしていた。

「最近の若いモンは“意気に感じる”ということがなくなった」と。

「ワシらが若いときは、誰かの世話になったから、
恩返ししたいから、信用に応えたいから、という気持ちで、損得二の次で、仕事していた」
「資材商が、小売店に対して、支払いを待ってあげたら、その気持ちに応えようと、必死で頑張る小売店ばかりだった」
「ところが、今は、“前回、支払いを待ってくれたから、次も待ってくれるんでしょ。それが当然”という小売店経営者が増えた」
「それどころか、こっちに支払いを残したまま、他の問屋に切り替えるという輩も増えた」
・・・・
以降、そんな「取引切り替え」を受ける列席の同業資材商への
チクチク攻撃(資材商側の商いの道徳にも問題がある・・・的な内容)に発展してゆく・笑
(さすが、老獪な経営者。同業者の集まる総会の場で、それが言いたかったのか!)

が、大事なのは前半「意気に感じる」である。

 
人生意気に感ず
相手の心意気=積極的に何かをしようとする気持ちに応えるべく、
自分が行動すること。

私は、いつも(勝手に)
意気に感じて、仕事している。

会社の内情を全部、包み隠さず、話してくれたことに対して。
人生の悩みを打ち明けてくれたことに対して。
コンサル料金を払うことを、決断してくれたことに対して。
コンサルの提案をそのまま受け入れ、実行してくれたことに対して。

若いころは、
自分を採用・メンバーに入れてくれたことに対して。
自分を信じて、仕事というステージをもらえることに対して。
まだ会社に利益をもたらす稼ぎができていないのに、給料をもらえていることに対して。

基本、その思いだけでやってきている。と言っても、過言ではないし、
私にそうゆう部分があることを、感じてもらえる経営者さんが、
クライアントになってくれているのだと思います

 
海へ、朝日を見に行くと、なんと、先客がいました。
たぶん、地元の爺さん。
夜明け前から体操をしていました。

爺さんに「おはようございます!」と、
不意に声をかけられて、恥ずかしい気持ちになる。

なぜ、先に挨拶できなかったんだろうか?
挨拶することを考えていなかった自分に「ダメだな・・」という嫌悪感。

それにしても、
神々しい姿よ・・・・

朝日が昇る前に、去っていった。

 
また「人生意気に感じる」仕事をいただいたこともあり、
この爺さんと会って、あの資材商の老経営者の言葉を思い出しました。

本年も、よろしくお願いいたします。


2023年のコンサルティング重点テーマ

年末年始は、
来年以降の業界とクライアント各社の重点テーマ、重点取り組み事項を、じっくり考え、過ごします。
酒を飲んでいる場合じゃない。
撮りためてるTVも映画も観なきゃ、本も読まなきゃ、それに、作戦タイム・・・。

早起きして、
海まで行って、
朝日を眺め、空気を吸い込み、気持ち、新たに!

・・・・
帰阪し、年末年始のゆとりモードで、
年越しそば用天ぷら・テイクアウトに出かけると、
仕事&戦闘モードにスイッチオンさせるプチ事件に巻き込まれる。。笑
※詳細は、また聞いてください。
大阪のオバはんの品のなさよ・・
それに、世の中には、アホ店員が、恐るべきスピードで増えている。。

俺の「聖なる時間」を、どうしてくれるねんー!
余分なエネルギーを使わせるな。
・・・・

気を取り直して、
良いお年を!!


あたり!見つけた名店

格好をつけず、
これみよがしでなく、
正直で、謙虚で、等身大の美味しさが追及されている。
どこの国の、どんな地方の、どんな食べ物であろうと、
こんな店が好きだ。

通りがかり、入ってみたお店にて。


豪華な建物を作る人

建築・都市計画に熱心な人は、
自分の政治力・統率力に自信のない人である。
人目に付く、どんなもんだ!という権威性を作りたがる。
建築政治は、自己演出である。

・・・
最近、長編ブログが続いたので、メモより、短編を。

 
毎朝、、寒いです。。
憧れの「貴乃花親方風」マフラーを、
耳を隠して暖をとるため「大谷刑部風」に巻いて、
怪しさ満点。カイロを握りしめ、早朝から出張に出かけています。

メリークリスマス!





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