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New!!高校に入学してみて、一番、驚いたことは、何ですか?

私は、バスケ部の練習です。

顧問の先生がいないときでも、3年生のキャプテンを中心に生徒だけで、
かなり厳しい練習をしていたことです。
「声、出せよ!」
「走れ!とれたぞ、あきらめるなー」
「もっと早めにさばけ!逆サイド、あいてた」
こうゆう声が全員から出ながら、
ビシッ!とした空気のなかで、練習していました。

中学の時は、
先生がいないときも、練習するにはしていましたが、
どこか甘く、ゆるい練習をしていました。
自分の出番が来るまでは、私語などしていました。
先生が来てから、
引き締まった雰囲気の練習になるのです。

高校に入学してみて、
私は、このことが一番の衝撃的な驚きでした。
「先生がいなくても、自分たちでこんな厳しい練習をするのかー」と。


加古川東高校バスケ部は、公立校でありながら、
伝統的に「強い」とされていました。
創部以来、1部リーグから一度も落ちたことがない。常に地区の上位争いをしている。
=毎年、それなりのチームを作る。
その理由は、きっとこうゆうところにあります。

高校スポーツは、
顧問の先生次第で、成績が大きく変わります。
名指導者が入れば、強くなる。
しかし、その指導者が転勤すれば、弱くなる。

生徒だけで、厳しい練習をする。ということが「当たり前」だから、
指導者の力量、転勤に左右されず、
創部以来(私の代で43年目)毎年1部リーグ、いつも安定的に強い。
という実績を残していたんだろうな。
今、考察すれば、そうゆうことです。

この驚きを体験できただけで、高校に入学した価値がある、というものです。

上司が見ていなくてもやる、
という空気を常識として作れるかどうか。ですね。
安定的に強い会社を作るためには。


New!!「訓」ありますか?覚えていますか? 自治創造・明朗親和/自主誠実

校訓。
覚えていますか?
私は、よく覚えています。

高校は「自治創造」「明朗親和」
校門入口すぐに石碑があり、校歌の中にも入っていますので、自然と覚えました。

中学は「自主誠実」
チャイムがない「ノーチャイム」を採用している学校でした。時計を見て動きます。
(残念ながら、今は、ないらしい。荒れたのかな?)
文具や食品の「無人購買」も特色でした。
誰もいない売店に、自分でお金をいれる仕組みでした。
毎日収支が報告され、ピッタリの日の「0行進」日数が貼り出されていました。

何となく。
何となくですが、
校訓テイストの人間になったのかな?と思います。

中学・高校ともに、500名以上12クラス。
校訓がそうだから全員がそうなったのか?と言われれば、そうではないと思います。
でも、そうゆう風な人が多そうではあります。

人から言われるからやるのでなく、自分でやる。
作られたレールや仕組み中や模倣だけで満足せず、創造的にやる。
それを、明るく朗らかに、誠実に、親しみ和して、やる。
(これらは、身に沁みついて「当然」と思っている。
だから、そうじゃないものと接すると「当たり前」の違いを感じる。
当惑、違和感、ギクシャク、摩擦エネルギーを発する)

大切だと思います。
「家訓」も「社訓」も。
それを象徴し、身体に叩き込む施策も
「石碑」や「校歌」や「ノーチャイム」や「無人購買」のような具体策です。


はじめて入学する高校をみたとき/力以上の力が出るコツ?

皆さんは、何を感じましたか?

オープンスクールに行く人。
自分で下見する人。。初めてみるのに、
色々なタイミングがあると思いますが、
私は、受験の当日、初めて行って、目にしました。

はじめて足を踏み入れたときの感想は、、
「みんな、受かればいいなあー」

倍率1.1~1.2
そのくらいでした。
ここにきている、10人に1~2人だけ、落ちる。
(可哀想に。。。何とか受かれば良いのに。。)
加古川市内及び近隣から集まった、真剣な中3生のなかにまじって、
他人を心配している場合じゃないのに、
なんだか他人事のような・・・
高校そのものには、ほぼ興味がなく。
そんな印象でした。

今、考えれば、そのアホすぎる他人事感、
自分の実力を棚に置いて(しかも上の方の棚)本気でそう思っていた態度が
当日、力以上の力を発揮できた理由かもしれません。


ビュッフェに並んだ料理も

前回の続き・として

朝食ビュッフェでは、
会場の全ての料理を、ひと通り歩いて、ゆっくり見てから、
トレイを手にして、料理をとります。

多くのお客様のように、
まず、順番に並んで、トレイをとって。。ということは、絶対にありません。

ビュッフェもトータルな有機体である(笑)
まず、全体を把握してから、手をつける。
自分が食べる量と内容のベストマッチを考えながら。

身に沁みついた「職業病」?
日常からの訓練の一環です。

お子様の教育にも。
「キミは、なぜ、全体を見ずして、すぐに並んだんだ?」と。


会社をトータルな有機体としてとらえて「治す」

昔から、医療系のドラマが好きです。
「白い巨塔」は、もちろん
「チームバチスタ」
「振り返れば奴がいる」
「救命病棟24時」・・・
※「ナースのお仕事」とか、ライトな医療ドラマは、観ないです。

今回「医龍」の中から、名言と原則を書き留めておきます。

「世の中には2種類の外科医がいる」
「1つは、臓器を教科書的に、単体としてとらえる者」
「もう1つは、人体を総合的にとらえる者。
 人体を様々な生きた臓器でつながった、トータルな有機体としてイメージする医者」
「彼の脳には、極めて生々しい人体が生きている。
 あらゆる臓器を切った豊富な経験をもって、初めて立てる領域よ」

・その患部の専門として、そこを診て治療する医者。
・その人そのもの、全体をみて、患部を治療する医者。
どちらが、名医か?

もちろん、後者である。

たとえば、
会社において「販売促進」に問題点があったとして、
そこを単体として改善しようとするのは、
普通のコンサルタントであり、普通の経営者です。

会社は、人体の臓器と同じです。
「店舗や看板」「商品の品質・品揃え」「接客の内容」
「募集・面接・研修の方法」「サービスの内容」「チームワーク」
「指示系統」「数値管理の方法」「幹部の質」
「経費の構造」「財務の内容」「現在・過去の家族の状況」「育ち・学び」
そうゆう要素。人体で言うところの「臓器」が、
トータルに有機的に統合されて、成り立っています。

例に挙げた「販売促進の課題」は、
会社という有機体の問題点が現出している可能性もあり、
絡み合っている場合もあるので、
今の問題点の改善で、結果が出るのか、そうでないのか。
真因は何か、後遺症はどうか、組み合わせることで効率よく負担なく、改善ができないか?
総合的な知見から「メス」をいれることが、
一流のコンサルタントや一流の経営者です。

ある問題点を見たとき、
ひとつの生々しい会社が生きている。
あらゆる部門、要因、歴史とのつながりを想像できて、
問題点の本質を的確に探しあて、早く負担なく、根本的に治すこと。

そうゆうものに、わたしはなりたい。





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