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人を安く使うと、かえって、高くつくぜ


今回も、映画より、
私が気になった名言シリーズ・・・・
黒澤明の映画「用心棒」より。三船敏郎扮する用心棒の言葉。

「人をあんまり安く使うと、かえって、高くつくもんだぜ」

経営者の役員報酬の比率って、
どのくらいが最適なものでしょうかね?

幹部や正社員さんの年収と比較して。
仕事内容と比較して。

もちろん、年商規模や利益率にもよるのでしょうが。

私は「用心棒」役として、
その割合、比較数字が、適正な経営者さんと、
きちんとお付き合いがしたい、
また、そうでなければ、これからの時代、不倒の会社は作れない。

かえって、高くつくぜ!
覚えておきましょう。


市場競争はプロレス的でもある。真剣に冗談の足し算

京都大学と吉田寮は「プロレス」している。

「トムとジェリー」のようなものである。
↑↑夢のない現実主義者の私が大好き、数少ないアニメである。
(仲良くケンカしな♪)ということである。

つまりは、
文春と松本も「プロレスのようにやってほしい」ということが、言いたい。
結局、共存共栄なのである。

どちらかが、倒れるまでやっちゃダメなわけで。
「生きる道」を残しつつ、
双方で「作品」「歴史」を作れば良い。

コンサルティングにおける私の得意分野である「競合店との戦い」
その特長のひとつは、
こうゆう「プロレス要素イメージ」も、頭にいれながら、行っていることにある。

100%以上、120%のパワーを注いで、
「クライアントが勝つこと、生き残ること、売上・利益が上がること」
そのためには「競合店からお客様を奪い取ること」を至上命題として、
生々しく、シリアスで、現実味あふれる支援している。

しかし、さらに、その上に「30%くらいの足し算」で、
競合店との「闘争」を、
プロレスや、トムとジェリーのように、コミカルにも考えながら、施策を考える。

徹底的に自らの存在をかけてトコトンやる!! でも、そのなかに、
自社と競合他社が入り乱れて「市場」という「作品」を、共に作り上げていることを、
俯瞰して考える。
プロレスや、スポーツなどで、全力の戦いを観たお客様が、盛り上がって喜んでくれているのと同じように、
消費者が、同業者同士の真剣な戦いを見て、盛り上がってくれることを、視野に入れる。

(おおー、やってるなー。どっちを応援しようか・・・)
そのなかで、私のクライアントを応援してもらえるように。
それを足し算して、戦いを進める。

(お、ライバルはそうきたかー。そうすると、次は、こうなるな。。)
それを見た観客(消費者)は、こうゆうイメージを持って動くから。。
なんてことを、やっている。

商売における、勝ち負けは、お客様の支持の獲得。
=お金を払っても良い。と思われるかどうか、なのである。

・・・・
小学生、中学生のとき、
発狂したように必死で本気でケンカするヤツを、周りのみんなは支持しない。
勝っても、負けても、引き分けでも、
可愛げのあるヤツ、優しさのあるヤツ、筋の通っているヤツ、戦い方に優れているヤツ。卑怯ではなかったヤツが、
長い学校生活のなかで、みんなに好かれていた。
そうでないヤツは、長期的に見れば、支持が集まらない。

法人だって、そうゆう感じである。


初手を間違えるな「発言・文書は、一言・一字まで、慎重に」

「事実無根なので、闘いまーす」
↑↑Xでのダウンタウン松ちゃんの初期の発言。

「ここで、間違えたと思ったね、
 どのようにでもとれるように発言しなければならない」
国家公務員、つまり「官僚」の友人は、そう教えてくれた。
さすが、エリート官僚や!!笑

「事実無根」と言ってしまえば「全面的に事実と異なる」ということである。
「いつも、逃げ道」を作っておかなければならないそうである。

おそらく・・・
「性加害」を事実無根だ。と、言いたかったのだろうけど、
「飲み会の開催」も事実無根だ。と、とらえられてしまう。

「事実と異なる部分が、あるように記憶しています」とか
「一部、事実と異なる点があります」
こんなところが、官僚的・正解発言らしい。

【発言・文書は、一言・一字まで、慎重に】
船井幸雄会長が「社長の心得」として、
次の社長を本告さんに譲るとき、残した10の箇条書きのなかの1つがこの言葉である。

官僚や政治家的な答弁も、イヤだろうから・・・
「私には、全く、そうゆう認識はありませんでした」
「でも、相手方が不満に感じておられるなら、それは申し訳なく思っています」
「事実確認が不十分なことを報道されることについて、遺憾なので。闘います!」

このくらいの「正直さ」「潔さ」のあるコメントで、良かったのでは?

最初のボタンを掛け違えると、
ずっと、違ったまま、進んでゆく。
リーダーの最初の言葉は、慎重に、大切に。


追い詰めすぎず、やりたいことを通す。反作用のモンスター

家康は、戦国武将のなかでも「家庭環境の悪さ」トップクラスである。

祖父・父と、2代連続、家臣の裏切りで、殺されているだけではない。
三河一向一揆では、自分も家臣に裏切られている。
母は、別の男に嫁いでいる。
自分の妻も、息子・信康も殺す。。
普通の人が「社会性秩序」を優先したとき、大事なもの=「情」を差し出した。

それが、家康という「真っ当・反作用」モンスターを生んだ。

家康の平和実現のための根本は、
過去は問わない、信仰にも踏み込まない、行動だけで管理する。
他人の全部を侵害しない。
他人を逃げ道なく、追い込む。やりすぎて恨みを買うと「破綻する」と学んでいる。

信長に支配された側の経験が活きている。
祖父・清康も急拡大中、家臣を追い詰めすぎて、殺された。

勝ち過ぎないことが大事、平和のためには不断の努力を惜しまない。
落としどころが上手い。
自分のやりたいことは、通す。
が、相手にもやりたいこと、思うこともさせる、追い詰めすぎない。
権力を持っても、自分の勝手をしない。
が、相手にもやりたい放題させない。
線引きはどこにするか?
これを、丁寧に探すのが政治というものである。


出張先での晩御飯・・・
肉、食べたい!でも、健康も大事にしたい・・・
「落としどころ」は、豚汁@スペアリブ入り、で。


家康のプロパガンダ(操作的広報戦略)「三河武士は忠義者」

三河武士は、忠義に厚く、勇猛である。
と、言われている。

これは、家康による「プロパガンダ=情報操作的な広告」である。
(と、私は妄想している)

理由を説明する。

祖父・清康は、25歳で家臣に殺される。
父・広忠も、24歳で家臣に殺される。

殺したのは、もちろん「三河武士」である。
「忠義」とは、程遠い家臣団の中に、家康はかえってきた。

さあ、そこで、どうするか?

普通は、「こいつら、もう信用しない!」
最悪「人間自体、信用できない!!」となる。

自分に置き替えてもらいたい。
何代も続く会社を経営している会社に生まれた。が、
父も、祖父も、2代続けて、
会社の幹部に、財産を持ち逃げされて、自己破産の憂き目にあっている。
そうゆう会社を引き継ぐことになった。
現代で言えば、そんな感じである。普通、人間なんて信用できなくなる。

でも、家康は、普通じゃなかった。
「ならば、俺が忠義の家臣を作ろう。平和な世の中を作ろう」と考えた。
ここが、天下人たる所以である。
強力な家臣たちを育成して、勝ち残る。

「三河武士は、忠義に厚く、勇猛である」

これは、過去、そうではなかったから、
今からは、そうであって欲しい。という願望である。
(父も、祖父も、家臣に殺られた。自分もそうなるかもしれない)
それを、なかったことにしたい。なくしたい。
コンプレックスであり「強い反作用」である。

・・・・
「スローガン」とは、そうゆうことである。
「こうあって欲しい」(今は、全然、違うけど・・・)という願望を、
いかにも事実のように、言葉にして発信し続ければ、
そのうち、本当にそうなってくる。

『○○会社のスタッフは、○○だ』今、できてない。
けど、そうあって欲しい姿。今と真逆のフレーズを言い続けてみてください。

これを、プロパガンダ、マインドコントロールと呼ぶ。
一般的には、良い意味では使われない、マイナス・イメージ用語である。
が、組織運営やマーケティングには、必要な要素である。

古来、「毒」をうまく使いこなす者だけが、「良薬」を作ることができる。
ペニシリン、アスペリン。ケシ、アヘン、モルヒネ・・
毒は、良薬となる。





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