2016年4月8日 22:07
左が、セブンイレブンのドーナツ。
右が、ミスタードーナツのドーナツ。比較してみました。
主力商品「チョコ・オールドファッション」の場合。
セブンは93円、ミスドは140円。その価格差1.5倍。
サイズは、ミスドの方がひと回り以上大きい。
形状は、ミスドが上のほうが大きくなっていて(逆山型)、セブンは下に向かって広がっている(山型)
重量は、ほぼ同じ。(※実験サンプルでは、セブンのほうが少しだけ重かった)
食感と味は、ミスドはクリーミーで、軽いサクっとしたもの(年配層・子供層向けか?)。セブンはドッシリとした食感を重視。ザクっという食感(若年世代向けか?)
・チョコの量と味は、ほぼ同じ。
単純に商品そのものが、どちらが美味しいか?
どちらを食べたいか?と言われれば、
当初、まずくて食べられたものではなかったセブンのドーナツが、
品質面で追いついてきている。と判断せざるをえません。
ミスタードーナツも、品質を上げて、対抗策を打っています。
しかしながら、今年の3月末の決算発表で、
ミスタードーナツの売上は、約10%のマイナス。
ここ数年で一番悪い数字となっています。
クリーニング店は、ここから何を学び、何を実践すべきか・・・
そんなことを、業界紙「全国ドライ新聞」様の次回号に、
1面ぶち抜きで連載させていただいております。
是非、ご一読くださいませ。
2016年4月2日 20:14
先週、新潟方面に出張でした。
新潟には、尊敬する方々が、何人かいらっしゃいます!・笑
今回、取り上げるのは、その方々の源流を作っているかもしれない
尊敬する戦国武将・上杉謙信公の言葉。
居城であった春日山城の壁に書いてあったという有名な言葉が、こちら。
↓↓↓
運は天にあり
鎧は胸にあり
手柄は足にあり
何時も敵を掌にして合戦すべし 疵つくことなし
死なんと戦えば生き 生きんと戦えば必ず死するものなり
家を出ずるより帰らじと思えばまた帰る
帰ると思えばぜひ帰らぬものなり
不定とのみ思うに違わずといえば 武士たる道は不定と思うべからず
必ず一定と思うべし
↑↑↑
特に、真ん中の「死なんと戦えば生き・・・」の文章は、
奇しくも、私のコンサルタントとしての行動理念と、全く同じです。
一般的なコンサルタントは、契約がなくなることを嫌います。
収入がなくなるから、当然と言えば、当然です。
でも、私はコンサルタント契約が、早く終了するよう、仕事をしています。
クライアント先が、できるだけ早くコンサル料なしで、
自分の力で、売上を上げるようになって欲しい!と、
全部のノウハウを、全力で注入します。
「早く契約がなくなったほうがいい、卒業して欲しい!」と、
まさに「死のう」と思って支援しています。
今の私や、うちの会社があるのは、
この気持ちで仕事をしてきた結果であると思います。
ある一定レベル以上にならなければ、
この境地には達しないし、わからないことだと思います。
「上杉謙信の春日山城・壁書」を、できるだけ本文に忠実に、
現在、職業を持ち、仕事をしている人のために、訳してみました。
↓↓↓
今の自分に対して、天は自ずと運命を与えてくれる。
身を守り、身を立てる「商品」は、自分の中に作り、準備すべし。
売上や収入の大小は、泥臭く足で稼いだかどうか、行動の量で決まる。
いつでも、相手(市場・ライバル・お客様)の情報を調べ、
手のひらの上に、自分と相手が見えるように、俯瞰して戦えば、負けることはない。
「自分の売上や収入は、どうでもいい」と思って仕事すれば、成功する。
「自分の売上や収入を、増やそう」と、自分が得することを考えて、仕事すれば、必ず破滅する。
このような心構えで、仕事をすれば、
一日がすぐに経ってしまい、家族のもとにすぐ帰れる。家計収入も増える。
逆なら、家に帰るまでの仕事時間が長く感じ、収入も増えない。
およそ、仕事でお金をもらっている人は、
「結果は、運次第、自分以外の誰か次第、会社次第で、どうにかなるもの」と思ってはならない。
人生も運命も、自分の「こう生きる=こう仕事する」という、心構えと行動次第で決まる。自分の「なしたこと」次第で、掴み取ることができる。
↑↑↑
現代版に訳した「春日山城・壁書」です。
写真は・・・事務所スタッフから大不評の「良く見れば・・・シリーズ」のなかの「上杉Tシャツ」。
数年前、新潟空港で買いました!
今回の出張で、同じものがあれば、
佐伯と、スタッフさんのお子様に買って帰って、
「良く見れば」仲間を増やそう・・・と、企んでいたのですが・・・
もう販売されてませんでした!
きっと、大人気品だから、品切れなんだなー!
2016年3月10日 21:14
定期的に観ているテレビ番組のひとつ
「サワコの朝」
阿川佐和子さんが、毎回ゲストと対談する30分番組。
大好きな女性タレントさんです。
大阪では、土曜日の朝から放送されています。
阿川さんには、インタビューのとき、大切にしていることがあるそうです。
「誠意を持って、面白がって、相手の話しを聞くこと」
昔、阿川さんが、
作家の城山三郎さんをインタビューしたとき、
城山さんがニコニコしながら、
「阿川さんの父と娘の関係はどうなんですか?」
「阿川さんも大変なのですね」という逆質問から始まって、
「どうして?」
「あなたは?」
「それで?」
「面白いねー」という反応に、聞き手であったはずの阿川さんが、
つい、自分のことを話し続けてしまった・・・という経験から学んだことなんだそうです。
自分が話すことは、最低限に。
相手を「受け入れる」姿勢を大切に。。
ビジネスの世界でも、まったく同じです。
スタッフさんとのコミュニケーションや、営業の場面でも。
「聞く力」という阿川さんの書籍は、
このへんのことを含め、うまくまとまっている本です。
とても参考になりますよ。
2016年2月21日 20:13
あるスタッフさんが、こんなことを話してくれました。
「私は、クリーニングの受付が忙しくなってくると、
イライラしていたのです。
顔や態度にも、明らかに出ていたと思います。
あるとき、飲食店に行きました。オーダーバイキングのお店でした。
大繁盛していて、店員さんは、てんてこ舞いの状態でしたが、
ニコッと、とても穏やかな表情と動きで、お客様対応していました。
私はそれを見て、忙しいときの自分の接客を、とても反省しました。
“私の接客対応と、全然違う。この店員さんを見習おう!”と思いました」
もし100人が、同じ経験をしたとして、
このように感じることができる人は、何人くらいいるでしょうか?
ただ、ご飯を食べることだけしか考えず、
なーんにも、感じない人もいれば、
「この店員さん、素晴らしいな」と、感じたとしても、
自分の仕事に、とり入りいれるところまでは、至らない人もいます。
店員さんの仕事と、自分の仕事を、結びつけることができる感性レベルにあっても
「仕事内容が違うから」など、
何かの「条件付け」をして、自分の可能性を、自分で閉ざしてしまう人もいます。
前述のブログで言うところの
思想とか哲学とかが、その人の人生を決定づける・・・ということは、
きっとこんなことなんだろう、と思います。
夜のカフェで、仕事しながら・・・ふと感じたことです。
2016年2月18日 23:24
清原選手の覚せい剤事件。
野球ファンとしては、とてもショッキングです。
でも、一方で「やっぱりな・・」という感覚があることも事実。
周りを威嚇するような容姿や言動、肉体の改造・・・。
「ちょっと違うな~」なんて、感じていました。
「野球中継は、解説者で選ぶ」という私が好きな解説者のひとり、
野村克也さんが雑誌に書いていた内容が、とても勉強になります。
以下、雑誌からの抜粋メモより。
↓↓↓
若いころの清原から、何か物足りないものを感じていた。
清原のプレーから、状況判断をしているとか、
頭を使っているとかが、全く伝わってこなかったからだ。
清原は、野球に対する思想、哲学が何もない、天性だけでやっている。
野球の指導はコーチの役割。
監督の仕事で大切なことは、人間教育、社会教育。
野球は、技術力には限界がある。
その先は頭で考える。そこからが、プロの世界。
技術の先には、頭脳と感性が必要。
しかし、清原は若いころに、それを教育されていないから、考えない、感じない。
「人間の最大の悪は、鈍感である」の言葉の通り。
覚醒剤は悪いと知りながら、手を出すのは鈍感以前の問題。
若いときの教育が欠落している。
清原は、天才だから、こうなった。
苦しまない、考えない、センスだけでやってきた。
野球哲学・思想を、きちっと考えるということをしてこなかったのではないか。
せっかくの良い素材が、
周りに恵まれなかったということではないか。
↑↑↑
この視点は、スタッフ育成にも通じるものがありますね。
自分が、そうならないよう、
周りが、そうならないよう、勉強しなければなりません。