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感性って、たとえばこんなこと。

あるスタッフさんが、こんなことを話してくれました。

「私は、クリーニングの受付が忙しくなってくると、
イライラしていたのです。
顔や態度にも、明らかに出ていたと思います。

あるとき、飲食店に行きました。オーダーバイキングのお店でした。
大繁盛していて、店員さんは、てんてこ舞いの状態でしたが、
ニコッと、とても穏やかな表情と動きで、お客様対応していました。

私はそれを見て、忙しいときの自分の接客を、とても反省しました。
“私の接客対応と、全然違う。この店員さんを見習おう!”と思いました」

 
もし100人が、同じ経験をしたとして、
このように感じることができる人は、何人くらいいるでしょうか?

ただ、ご飯を食べることだけしか考えず、
なーんにも、感じない人もいれば、
「この店員さん、素晴らしいな」と、感じたとしても、
自分の仕事に、とり入りいれるところまでは、至らない人もいます。
店員さんの仕事と、自分の仕事を、結びつけることができる感性レベルにあっても
「仕事内容が違うから」など、
何かの「条件付け」をして、自分の可能性を、自分で閉ざしてしまう人もいます。

前述のブログで言うところの
思想とか哲学とかが、その人の人生を決定づける・・・ということは、
きっとこんなことなんだろう、と思います。

クリーニング経営コンサルタント中西正人(夜の仕事場所)
夜のカフェで、仕事しながら・・・ふと感じたことです。


技術、、その先にあるもの

清原選手の覚せい剤事件。
野球ファンとしては、とてもショッキングです。

でも、一方で「やっぱりな・・」という感覚があることも事実。
周りを威嚇するような容姿や言動、肉体の改造・・・。
「ちょっと違うな~」なんて、感じていました。

「野球中継は、解説者で選ぶ」という私が好きな解説者のひとり、
野村克也さんが雑誌に書いていた内容が、とても勉強になります。

以下、雑誌からの抜粋メモより。

↓↓↓
若いころの清原から、何か物足りないものを感じていた。
清原のプレーから、状況判断をしているとか、
頭を使っているとかが、全く伝わってこなかったからだ。

清原は、野球に対する思想、哲学が何もない、天性だけでやっている。
野球の指導はコーチの役割。
監督の仕事で大切なことは、人間教育、社会教育。

野球は、技術力には限界がある。
その先は頭で考える。そこからが、プロの世界。

技術の先には、頭脳と感性が必要。
しかし、清原は若いころに、それを教育されていないから、考えない、感じない。
「人間の最大の悪は、鈍感である」の言葉の通り。

覚醒剤は悪いと知りながら、手を出すのは鈍感以前の問題。
若いときの教育が欠落している。

清原は、天才だから、こうなった。
苦しまない、考えない、センスだけでやってきた。
野球哲学・思想を、きちっと考えるということをしてこなかったのではないか。
せっかくの良い素材が、
周りに恵まれなかったということではないか。
↑↑↑

この視点は、スタッフ育成にも通じるものがありますね。

自分が、そうならないよう、
周りが、そうならないよう、勉強しなければなりません。


個別性は普遍性である。人材育成のコツについて。

今日は、ご支援先でのこの張り紙を題材にさせていただきます。
(すみません!)
クリーニング経営コンサルタント中西正人(年末年始の営業日)
この張り紙を見ただけで、
「あ~、この店、売上、下がるなー」ということがわかります。
・・・
プロですから・笑

実際、数字を確認してみると・・・・
このご支援先の他の直営店舗と比べても、
この張り紙の店舗だけが、
良い立地で、良い店舗であるにも関わらず、売上が伸び悩んでいました。

張り紙を書いてくれた、この店舗のスタッフさんには感謝しますが、
この書き方に、
「お客様志向が欠けている」
「自己都合を優先している」
「売上への意識が低い」「工夫ができない」という、
この店の接客や店舗運営、チームワーク・・・等々、
すべての事柄に通じる根本的な問題が、あらわれてきています。

私が良く使う「個別性は、普遍性である」という原則です。
「個別性は、普遍性」とは、「一事が万事」ということです。

 
スタッフの力、人材力を上げるためは、
この「個別性」「一事」である
スタッフが作った個別の題材「張り紙」
=事実として、目に見える具体的なモノ。に関して、理由を考えさせ、伝え、すぐに修正させることが大切です。

その「一事」に、スタッフさんが身を置いてきた環境や、
仕事を進めていく上での「普遍的」な問題点が浮かび上がっているのです。

研修を受けさせたり、
教育システムを整えたり、マニュアルを作ったり…
それも、大切なのかもしれませんが、
人材育成、社風づくりのために、
もっと大切なことは、スタッフ一人一人と、
何か一事でもって徹底的にかかわり合い、その「個別性・一事」を矯正していくことです。

つまり、
「売上意識を持て」「考えて工夫を」「お客様志向で」と、
当たり前のことを、抽象的に言うだけでなく、
この「張り紙」をその場で作り直させることこそ、
普遍的に、人を育て、社内を変えることになります。

個別の一事に徹底してこだわり、一対一でスタッフとかかわりましょう!


赤いルージュが売れるのは、好景気の証。CL業界にも影響か!?

世の中は、
どうやら「好景気」に動いているようです。

当社の勉強会でも、
1年以上前から「好景気対応」のマーケティングに切り替えてゆくことを提唱し、
すべてを変えるようにアドバイスしています。

先日は、こんな新聞記事を見つけました。
クリーニング経営コンサルタント中西正人(好景気と赤いルージュ)
好景気になると売れる・・・と言われている「赤いルージュ」が売れているそうです。
販売構成比が、10%くらいだったのが、
今年は30%くらいになっているとの記事。

そう言えば、、
ご支援先の社長が「今年は、ニット製品が良く出ている気がする」と、
おっしゃっていました。
赤いルージュを、コートやジャケットなどのきっちりした服にあわせると、
とびっきり「バブル感」「昭和感」が漂うので、
今風のコーディネイトとしては、ゆるい服にあわせたほうがいいそうです。
ニット系がクリーニングに出ているのには、そんなことも、影響しているのかな??

品揃えにも、反映させてゆく必要がありそうですね。

「シャツについた赤いルージュのあとを、しみ抜きして欲しい!」な~んて、依頼のほうは、、増えていますか??


人生は「多チャンネル放送」だ!その2

150818_1142~01
名古屋のご支援先からの帰り、
駅の中で「きしめん」を食べながら。。。先日のブログの続きです。

私は、大学を卒業して、
22歳から、経営コンサルタントの現場に入り、42歳の今まで、
勤務時間以外のほとんどの自由時間も、
「売上アップ・商売の経営支援の仕事」という
「チャンネル」にあわせて、生きています。

1日の全ての時間をそれに使い、
土日も半日は仕事を行い、
コンサルタントとしての力を証明するために、自分で店舗も経営し、
数えきれない経営者・幹部の皆様と、お会いさせていただいています。

やっと最近、そのジャンルに関する能力が、
普通の経営者よりも、異常なくらい発達していることを、自覚できるようになってきました。

最初から、特別な能力があったとは、とても思えません。
物理的に、その「チャンネル」=環境に、
本気で身を置いている時間が、長かっただけです。

誰もが平等に与えられた24時間のなかで、
自分は、どの「チャンネル」にあわせて、生きるのか??

人それぞれ、
どんなテーマでも、かまわないと思います。
仕事や収入重視でも、いい。
プライベートや趣味重視でも、いい。
バランス重視でも、いい。

ただ、その人生を、
最終的に「自分以外の誰かのせい」にすることだけのないように。

人生は、自分が選択した「チャンネル」の通りになるだけです。

自分の「なりたい自分」をイメージと合致した、
「チャンネル」にあっているのか? そこに身を置いているのか?

そこに、ギャップがないか?

そうゆうことが、大事なんだと思います。





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