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「良いところ」を書き集めた秘密ノート

ヒトに関するブログが、続く。

ぎっしり文字が埋められた、このノート。
ご支援先の社長が、書かれたものです。

何が、書いてあるのか??

スタッフ一人一人の「良いところ」と「感謝の言葉」が、
書かれている。

「いつも、○○してくれている。ありがとう。」
「○○のとき、こうしてピンチを救ってくれた。感謝しています」・・・等々。
一人につき、最低でも15項目くらい記載がある。

なぜ、こんなのを書いたのですか??と聞いたところ。

見ていないと、サボる。
居所不明だらけ。
仕事の優先順位が、自分本位。
注意をすると、反抗してくる。
改善が見られない。。という、どうしようもない=「始末」に負えない。
スタッフいる。

本人に対して、
何を、どうアプローチしても、直らないので、
それなら、自分が変わるしかない!と、
「良いところ」を、ノートに書き始めたのだそうです。

誰に見せるわけでもない、
自分の感じたことを書き留めている、社長の秘密の勉強ノート。

打ち合わせのなかで、
偶然、日の目を見ることになりました。

「縁があって当社に勤務してくれたからには、少しでも、良くなって欲しい」
「指摘だけで、変わらないなら、別の方法を考えなければ」

社長の、人目につかないところでの、凄まじい努力。。
「ここまで、やるか・・・」という次元。
頭が下がります。

当の本人は、そんなことも、つゆ知らず、
今日も、適当な仕事をしている・・・。

何とか、社長の思いに応えて、戦力にするためのお力になりたい!

せめてもの救いは、
この打ち合わせに、後継者さんが同席していたこと。
社長の仕事に対する真摯さ。
人に対する基本姿勢。こうゆうところは、伝わった。伝承された。
最高の「後継者向けレッスン」の時間となりました。
社長と後継者さんの、良き「媒介」となれたかな?


できる人、できない人

できない人は、言葉で説得し
できる人は、行動で説得する

できない人は、話したがり
できる人は、聞きたがる

できない人は、お金を求め
できる人は、成長を求める

できない人は、過去にこだわり
できる人は、未来にこだわる

できない人は、不可能と思い
できる人は、可能と思う

できない人は、他人のせいにして
できる人は、自分のせいにする

できる人もできない人も
能力にほとんど差はない。

ほんの少しの意識の違いによって
結果に差が生まれる。

 
上記の文章は、
ご支援先の社長が、私や幹部さんに向けて、
半月ごとに売上の速報値とともに、
感じたことをメッセージとして、定期配信しているメールからの引用。

まったく、同感。
そして、非常に良くまとまっている。

今の自分は、
できる人、できない人。どっちだろう?


できない人に限って・・・
「私は、できている」と判断するから、
こうゆう文章を見せても、話にすらならないんだよな~・笑

この文章に、1行、付け加えるとしたら・・・

この文を読んで、
できない人は、私は「できる」と自認し、
できる人は、私には「できていない点もある」と自認する。

こんな感じかな。


「始末」の意味

始末(しまつ)という言葉には、色んな意味がある。

1)「始末をつける」物事の終わり、片付け。処理。
 ワル者が「さっさと始末してしまえ!」って、使ったり、
 「始末に負えない」や「始末が悪い」とも使う。

2)「始末を見守ろう」初めから最後までの顛末。事の成り行き。という意味もある。

3)「挙句に、この始末かよ」良くない結果。を示す場合も。

大阪では、このようにも使われる。
もしかしたら、全国的には、一般的ではないかもしれません。
4)「始末する人」倹約する人。無駄遣いせず、生き金を使う人。

  
当社のスタッフは、私が何も言わなくても、
社内用のメモ用紙を、雑紙をリサイクルして、こう使ってくれている。
「始末する人」「始末できる人」だ。

この一事は、万事を示す。
全てにおいて「費用対効果」を考え、動いてくれる。
とてもありがたい。
だから、会社に利益が残る。還元もできる。
社会情勢がどうなっても、
安定的に、お給料を払い続けることができる会社を作ってゆける。

自分が一人前以上の仕事ができていないうちから、
ラクして稼ぐこと、
権利の主張が多い人は、
うちの社風にあわないから、入社しないほうが良い。


転機。その後日談

「お前に、ずっと、謝ろうと思ってたことがあるねん」

30年ぶりの中学同窓会で。
このヤンチャ系・バスケが上手な(ヨコやん)と再会。
開口一番、声をかけられた。

中学時代、ある日の試合での出来事。

中西君は、レギュラーの末席として、試合に出ていたが、
試合中、足首を痛め、ベンチに引き下がった。
ジャンプして着地した場所が、相手チーム選手の靴の上。
足首をグネッっと、やってしまったのだ。

すると、
このヨコやん、試合をしながら、
ベンチの顧問と中西少年に、
「試合に出ろ!!」
「アイツ(代わりのメンバー)じゃ、勝てないから」と。

顧問も、顧問で・・・
「中西、ああゆうとるぞ、行けるか?」と聞いてきた。
「行けるか?」と言われれば、
「わかりました。行きます!」としか、言いようがないだろ!

レギュラーとなり、殴られることを受け入れ、
目的達成のための仲間との信頼を感じ、
「ヘタレ」から、少しだけ強くなっていたかもしれない中西少年。
足は、めちゃめちゃ痛かったけど、
意気に感じ、チームのために・・と、そこから最後までフル出場。

翌日、あまりにも痛く、腫れあがっていたから、
病院に行ったら「折れていますね」。

骨折していたのだ。

彼は、そのことを気にしていてくれていたみたいで、
30年ぶりの再会で、声をかけてくれた。

 
いやいや、
市内でも1、2を争うプレイヤーだったヨコやんに、
足が不自由でも、お前が必要。と言われたことを、
誇りに思っている。嬉しかったで。
ということは、伝えた。

まだ、
「レギュラーになれ。一緒に殴られよう」
と言ってくれたことに、お礼が言えてない。
次、会った時には、必ず、伝えよう。

・・・
実はこのとき、骨折の原因となった「相手チームの着地シューズ」の選手こそ、
後の北陸高校・出口選手。(知る人ぞ、知る選手・・・)
中学生で、2m近くの身長。

靴の大きさも、見た事ないサイズだったから、そりゃ、乗っかる。

当時は、ただデカイだけの大らかな選手という印象だったけど、
中学卒業後、当時、まだ無名だった北陸高校に進学し、
たった1年弱で見違えるほどの動きをする選手となった。
そして、インターハイ・決勝での奇跡の大逆転優勝の立役者に。
部活の帰り、量販店のテレビの前で、ちょうど観ていた。

佐藤信長・関口聡史・長谷川誠・・
後の「スラムダンク」のモデルであろうタレントの揃った
最強・能代工業に、勝ち、初優勝。
「勝利を運んだ1年生」と話題だった。

これも、ちょっとした誇りと、思い出だ。


「殴られる」。。という経験について

中学時代の部活動は、バスケ部。
顧問の先生から、
ボコボコに殴られるのは、日常だった。

バスケは好きだけど、
殴られるのは、嫌だった。怖かった。

小賢しいヘタレだった中西少年は、
中学1~2年生のとき、
チームの先輩方を見て、ルールを導き出した。

「どんな人が殴られているのか?」「どんな人は殴られていないのか?」

答えは、
「最上級生のレギュラー選手は、漏れなく殴られる」だった。(笑)

試合に出ている上手な先輩は、全員が殴られ、
控え選手は、殴られていなかった。

一番、良いのは、
試合の途中から出てくる「準レギュラー」の先輩だな・・・と判断した。
顧問の先生に殴られたのを、見たことがない。
でも、試合には出れる。

何らかの理由で、レギュラー選手が退いた後、
試合の途中から出てくるのが「準レギュラー」選手。
あまり期待されていない分、活躍すると、喜ばれる。
かっこよさが目立つ。

殴られるのは、嫌。
完全な補欠メンバーとなって、
試合に出れないのも、嫌だから、
中西少年は、ここを目指そう!とした。

あまりにも、真面目に練習すると、
レギュラーになってしまうから(なんて横暴な自信だ・・・)
時々サボらなければならない。と、サボっていた。
手も抜いた。
見つかると、怒られるけど、殴られはしなかった。
心は痛むけど、殴られて痛いよりもマシ。それで良かった。

 
3年生の先輩が引退した後のある日、
同級生のレギュラーのメンバー達に、倉庫に呼び出され、
「レギュラーになれ」と言われる。

「アイツ(=同じポジションの別の同級生)じゃダメだから、
お前がレギュラーになれ」と。

レギュラーになりたくない理由は、
みんな知ってたけど、
「俺らも、殴られるやん、一緒に殴られようや!」と。

部活のメンバーは、
ちょっとヤンチャ系のメンバーを中心に構成されていたから、
断ると、ちょっと面倒だな・・・笑
いう打算と、
彼らが、認めてくれている嬉しさもあり、
「わかった、やる」と、了承した。

 
中学も、高校も、バスケの背番号は、7番。
新幹線の自由席7番の席が空いていると、座る。

あのとき、レギュラーメンバーの同級生が、
「殴られることに付き合え。レギュラーになれ」と、
誘ってくれていなかったら・・・

今の自分は、あったかな?
たぶん、ない。
「小賢しいヘタレ」道まっしぐらだ。・・・今でも時々、顔をのぞかせる・笑

・・・
案の定、レギュラーになると、殴られた。
チームの中では5人中3~4番目くらいかな。
1番殴られたのは、キャプテンのカーくん。みんなから好かれていた。
2番は、とても上手な中心メンバー・ヤンチャ系のヨコやん。
5番は、いつもひたむきなプレイをするイッちゃん。

殴られ方には、パターンがあった。
基本は、顔面、平手打ち。
避けたり、後退したりすると、何発も食らう。
ベンチから体育館の真ん中くらいまで、
顧問の先生は前進し、生徒は後退し、バシバシ食らい続けることもある。

そうならないための「殴られ方」のコツも、見つけた。
手が頬に当たる直前、首を緩くして、顔だけ平手打ち進行方向に流す。
しかし、体自体は、前方向に。先生との間合いは詰めたまま。
怖いけど、少し間合いを詰めると、
先生も耳に当てるのはマズイと思うから、連発は避けれる。。

今となっては、良い思い出。
先生にも、友達にも、とても、感謝している。

だから、
自分は「殴らない」と決めている。





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