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なぜ、同じものを見ても「受け取り方」が異なるのか?

この写真。。
どんな風景の写真に見えますか?

事務所近くの駅に、掲載されている広告。

長らく「地上げ」もしくは「取り立て」の写真か。と思っていました。

「おい、ジジイ! そろそろ、ボロ工場、売れや!」
「こっちも仕事なんやぞ!おい!!」

ヤクザの若い衆が、お爺さん職人に、立ち退きor返済を迫っているのか。。と。

保険会社の広告だから。。
(念のための安心に・・・生命保険を。脅されても効きます!)
(時により、ヤクザまがいの仕事もしますが、当社の正社員になりませんか?)的な?

社会人1年生が、ネクタイの結び方を教えてもらってるんですね・笑

 
同じものを見ても、
人によって、感じ方や、学ぶことが、全く異なる。

その人の経験、生い立ち、思考が、そのまんま出ます・笑


戦力が劣っていても、勝つことができる。それはリーダー次第!

日本シリーズは、阪神が勝った。(めでたい!)
が、予想としては「オリックス勝利」が正しいものだっただろう。

根拠の要因のひとつは、ベーシックな過去のデータにある。
この20年間の日本シリーズは、パ・リーグ制覇チームの16勝4敗である。
直近10年間でも、パ・リーグの8勝2敗。
オールスターゲームでも、ずっとパ・リーグのほうが強い。
パの優位は、崩れていない。
セ・リーグ球団は、5回やって1回、勝てる。
確率としては、そのくらい。という実績データである。
この確率を覆せるだけの要素が、果たして阪神にあったか??

「パ・リーグ優位」の原因は、DH制にある。と言われている。
投手が打席に立たず、投げることに専念する。
一方で、打線には守備につかず、打つこと専門の指名打者がいる。
専門特化することで、練習の質・量が増し、
コンディションも整い、出場機会も増える。
個々の選手の能力が高まり、強くなる。というのである。
以前のブログで伝えた「生物の共進化」は、こうゆうところでも起こっている。
https://cleaning-keiei.com/nakanishi/2019/01/12/
投手が強くなる⇔打者が強くなる。共に進化する。

「セ・リーグも、DH制を導入すべきである」との声が、出ている。

以前、セ・リーグの監督たちにインタビューしたTV番組があった。
多くが「DH制導入、賛成」であった。

巨人の原監督は、その旗手である。「導入しない理由がわからない!」と。
毎回、セ・リーグの覇者として日本シリーズに出ては、
ソフトバンクはじめ「共進化」を遂げたパ・リーグの猛者たちに、
こっぴどくやられて帰ってくる・・・。
その苦い思い出から、強化の必要性を、身をもって痛感しているからであろう。

岡田監督は、数少ない反対派であった。
理由を聞かれて
「全体の是非はともかく、監督として言えば、
監督の仕事の醍醐味がなくなるよね」。と、答えていました。
「投手の打順を巡る選手起用、流れの読み」を「醍醐味」と捉えているのである。
両リーグの監督を経験している岡田監督は
「パ・リーグの監督は、試合の中での仕事が少ない」とも言っていた。

このインタビューを聞いたとき、
「この人は、きっとやるなあ。本物。玄人だ!」
「戦力で劣っていても、指揮の力で、勝てることがある、と知っている人だ」
と感じたものでした。

DH制・反対派の監督が、
DH制・パ野球に勝った。という点において、
今年の阪神タイガース優勝は、とても価値が高い。

奇をてらわず、オーソドックスなスタイル。と言われる岡田采配。
現役時代の終盤、オリックスに移籍。コーチも努め、
仰木監督の「猫の目打線」「仰木マジック」を、経験したうえでも、
その流儀をそのまま踏襲せずに、
「固定打線」「センターライン強化」「ディフェンス重視」のオーソドックス・スタイルを貫く。
日本シリーズ・不調明けの湯浅の起用。
初戦前の山本由伸へのコメントなどには、「仰木流」も感じるけれど。

「良く現場を観ている、観察しているなあ」というのが、私の感想である。

そして、セ・リーグ優勝決定時のコメントにも好感が持てる
「選手たちは、まだまだ上手くなりますよ」
(野球が上手くなるよう、もっと練習しろ!)の裏返しである。

さて、来年以降、どうなってゆくのか。
阪神タイガースに、
過去の名チームのような「黄金期」は、おとずれるのか??
楽しみに、学んでゆきたい。


その無駄な経費は、20倍の売上効果に値する。慎重に使いましょう。

会社を1年間経営して、
利益を残せる「黒字会社」は、世の中の会社のうち、40%未満と言われている。
半数以上の会社が、赤字(マイナス)経営です。

その黒字企業のなかでも、
売上に対して5%の利益が出ていれば、まず合格点。
10%以上の利益なら「優秀な経営をしている」と褒められます。

無駄なお金を使うことは、利益がそのまま、無くなってしまうことを意味します。

たとえば、
・売れない商品を仕入れること、それに責任を持たないこと。
・自分の快適のために、電気・水道・通信費を、使い放題にすること。
・効果のない有料の募集広告を、出しっぱなしにしていること。
・ダメな人材を入社させてしまう、あるいは、
 ダメなスタッフに教育させることにより、数か月の短期間で辞める人物の人件費。
・効果のない販売促進。
・不採算の店舗を、損切りせず、ダラダラ続けること。
・無駄な人件費、残業、シフトに入り放題にされていること。
・不注意、怠慢による、弁償費・修繕費。
・銀行に払っている金利、手数料。。。

これらの「無駄金」がなくなれば、全て「利益」となります。
つまり、年間利益率が「5%」で、合格ラインということは、
逆算すれば、「撲滅できた無駄金」の20倍の売上を上げたこと。と、
同等の成果なのです。

不良在庫(商品)を10万円なくせば、(20倍の)200万円の売上を上げることと、同じ。
無駄な人件費を30万円減らせば、(20倍の)600万円の売上を上げることと、同じ。
無駄な水道光熱費、通信費を20万円削れば、(20倍の)400万円の売上を上げることと、同じ。

数百万円の売上を上げることが、どれだけ大変か。。
経費は、20倍してみてください。そうゆう視点で現在の出費・無駄を考えてください。

そらそうよ、おーん、普通にやるだけよ、
負けるときは、普通のことができてない。そうゆうことやんか。

岡田監督も、きっと、そう言います。

先日の「達人同士のライン」ブログの丁寧な解説をしました。


実践 野球・経営問答 ~経営にとって四球を選ぶとは何か?

阪神タイガース・岡田監督の注目される采配のひとつ、
それは、試合に勝つために「四球=フォアボール」を重要視し、それを選手に指示したこと。
打者が、四球で出塁することが勝利につながる。として、
ヒットを打つことと、同じ年俸査定とした。

WBCの日本代表チームを率いた栗山監督は、
「三原マジック」名将・三原監督が書き綴った「三原ノート」の写しを譲りうけ、
その内容を研究している。
「野球の本質は、四球にあるのではないか」
勝利の極意は「エラー」や「四球」にあるのではないか?と読みとる。
WBCでは、これが活きて、優勝する。
「当たり前のことを、徹底的に行った後、マジックが起こる」と振り返っていた。

 
野球好き社長が、個人ラインに
あれやこれや(面倒な)野球談議を仕掛けてくる・笑

岡田監督の「四球重視」の話にも、トークが及ぶ。

趣味の野球の話をしている。と、安心しているであろうところへ
突如、仕事についての質問を飛ばす!
野球と経営を根本的に結び付けた「野球・経営問答」。

「経営にとっての四球とは何か?」との質問に、
返した側は、年商30億円、健全経営へと導いている敏腕社長。
さすが・・・見事な答えである!
達人同士のライン会話です・笑

皆さんの会社にとっての「四球」は、何ですか?
ヒット=売上アップ。それと、同じ価値があることです。


38年ぶりの優勝と記憶

日本シリーズ・阪神タイガース優勝!

これだけ、甲子園のことを書きながらも、
実は、正式には阪神ファンではなく、
今はなき「近鉄バファローズ」のファンである。

阪神を見ているのは、
愛妻を亡くした「男やもめ」が、娘にその面影を見るようなものである。

「応援するチーム」難民とならず、
近鉄の次に好きだった、同じ関西のチーム・阪神をなんとなく代わりに応援。
オリックスも、なんとなく好きです。

日本シリーズ第7戦、
ノイジーの奇跡的なゴルフ打ちホームランが出て、
追加点も挙げ、勝利濃厚・優勝確実となってきたので、
(今から、難波・道頓堀に、調査がてら出かけるか?)とも考えましたが、
もうお風呂に入ってしまったしなあー。

何か優勝のお祝いをせねばなるまい・・・
冷蔵庫の中を物色して(許可をとったうえで)アイスクリームを2個、食べました。

今はなき近鉄の最期の優勝記念雑誌を引っ張り出してきて、
懐かしんで、見ながら。

 
38年前は、何をしてたかなあー
中学1年生。。阪神優勝は、友達たちと喜び、
「六甲おろし」と「阪神タイガースの数え歌」のレコードを、テープにダビングし、
制服の裏ボタンを、「虎マーク・阪・神・優・勝」にして、学校に行ってたなあ。

38年前のプロ野球では、
阪神の球団社長が、日航機墜落事故に巻き込まれて、亡くなった。
村田兆治が、肘の手術から復活し、連勝を重ね「サンデー兆治」と呼ばれ、
江夏豊が、日本で引退式をした後、36歳で、海外・大リーグへ挑戦をした。
落合博満が、三冠王をとった。
近鉄では草魂・300勝投手の鈴木啓示が引退し、
石本貴昭がセーブ王(リリーフ登板だけで規定投球回に達し、19勝3敗7Sを挙げている)となる。

「無頼派」選手たちのニュースも、中学1年生の胸に刺さっていた。
今の人格形成にも、多分な影響を与えている可能性がありますね。
小学高学年から高校生、いわゆる思春期は、大事です。

皆さんは、38年前、何をしていましたか?





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