2014年9月9日 21:51
銀座での勉強会を終えて、
勉強会ご参加メンバー同士で街を歩き、二次会会場へと移動していたときのことです。
メンバーさんの一人が、私にこう切り出しました。
「中西さんは、銀座の街を見て歩いて、どんなところを見て、何を感じているんですか?」
あまりにも、キョロキョロとあたりを見回し、
挙動不審な雰囲気を醸し出していたから、
このような質問をさせてしまったのかもしれません。
私がそこで感じていたのは、「銀座」という立地の品格の高さ。
そして、それを活かすマーケティングを行おうとする、各小売・サービス企業の戦略です。
ざっと見たところ、銀座に出店している各企業の店舗は、
ほとんどが「赤字」と思われます。
家賃と売上実績のバランスが、
釣り合っていない店舗ばかりのように見受けられました。
銀座にある単独店舗だけでは、とても採算がとれていない・・・と推測できる店舗が多いのです。
しかしながら、「銀座に店がある」というだけで、
信用がつき、品格の高い企業とみられ、他の地域での販売に好影響を与えてくれるのです。
つまりは、銀座にあるほとんどの店舗は、
その単独店舗での「利益」を見込んで出店したものではなく、
企業のブランドイメージを作り上げるために、出店したものと言えます。
言い換えれば、赤字分は「看板代」と理解して、
「銀座」に出店しているのです。
(後編へと続く)
2014年8月24日 10:01
クリーニング店の夏の商戦・・・
客数が落ち込む時期=
1)お客様とゆっくり話ができる時間がある
2)少しでも単価アップを図りたい
ということで・・・
「汗抜きクリーニング」を主体とする「付加価値品」や、
「ワイシャツ回数券」を販売に力を入れることが多い。
販売のツールや、テクニック・売上を最大化する方法については、
支援・セミナーや勉強会等でも、お伝えしていますが、
意外と見落としがちなのが、
「売ったあとのお礼の声かけ」。
売るとき、一生懸命、お声かけをするけれども、
購入後、引き取りのご来店があったとき、
「このたびは、汗抜きクリーニングをご利用いただきまして、
ありがとうございました・・・」
「○○さん、ワイシャツ回数券をご購入いただいたんですね!
ありがとうございます・・・」
こんな「お礼の声」を、
かけることができているでしょうか?
畑の作物を、
「刈り取る」だけでは、どんどん先細る。
「種を植え、肥料をやる」ことも、大事なのです。
つまり
会社やお店に「良い土壌」を作ってゆくようなイメージで、
お客様が心地よく、利用することが出来る環境を整えてゆかねばなりません。
「売った後」
「成約した後」
再度、心地よく、来てもらえるようにするためには、
どんな行動を、とるのか?
ここを一生懸命、真剣に考えてみましょう。
主催する勉強会が終わった後、
夕焼けに遭遇しました。

不気味なまでの美しさ・・・
最近の天変地異を暗示させるような夕焼けですね。
2014年8月9日 23:10
個人的に、大好きな「POP」です。
夏まつりの「金魚すくい」屋台。
一目で、心を「すくわれて」しまいました!
おばちゃんの商魂こもった手作りPOPに。。。

プロや、売り手が、ともすれば見失いがちな
「お客様が、求めているもの」とか、
お客様が「そうそう!」と実感できる価値・・・それをパーフェクトにとらえきっています!
新鮮に、初心に戻らせてもらえるPOPです。
2014年8月7日 21:52

またまた、最低賃金が上がる。。
そのような新聞記事が出ていました。
今後、毎年10円以上の単位で、
上昇させることが内定しているそうです。
消費税が上がることが決まってから、
当社がこれまで一貫して提唱してきたこと。
それは、下記の2点です。
1)「消費税が上がれば、クリーニング店は、地域で3社しか生き残れない時代になる」
2)「それに備えて、商品価格が上がっても、
お客様が利用し続けてくれるような商品・店舗・販促・接客・サービスを提供できるようにしておく」
これから、クリーニング店に対して、
「3重苦」が本格的に襲いかかってきます。
これらを、商品価格に転嫁できなければ、
自分の利益を圧迫・・・いや、借金を起こしてでも払うしかないのです。
「3重苦」とは、
1)消費税、2)材料費、3)人件費
ただでさえ、クリーニング業界には、非常に、人が集まりにくくなっています。
政府の「最低賃金の引き上げ」政策は、ダメ押しとも言えるでしょう。
これまで、
クリーニング業界の募集のための時給は、
地域の「スーパーのレジ担当」と同じくらいにしておけば、
それなりに集まりました。
今後、時給は地域の「ユニクロ」並みにしてゆく!
それじゃなきゃ、人は集まらない。
それでも、儲かる会社を作ってゆけば良いだけだ!
儲かっているクリーニング店の社長連中と話していたら、
こんな会話が出ていました。
2014年7月20日 23:09

おーっと、強気なメッセージ・ポスター・・・。
商売人なら誰もが、お客さんに向かって、叫びたい気持ちはある!!
気分よく仕事したいだろ?
カッコよく見られたいだろ?
だったら、ワイシャツとスーツ、クリーニングに出せ!この野郎!!
なんてね。
さて今回も、
酔っ払い風・経営談義の続き・・・
「売上」に続いて、
今回は「利益」で、ナナメから経営を切ってみたい。
利益とは、スタッフの成長の証です。
同じスタッフが、
少しでも、無駄なく効率よく仕事をこなすことができれば、
会社に利益が残ります。
少しでも、良い物を販売できるようになれば、
同じ原価で、利益が残るようになります。
たとえば、、、
売上を上げるために、チラシ・DMを出せば、お金がかかる。
人を増やしても、お金がかかる。
しかし、「販売のためのフレーズ」を、今いるスタッフさんが、
きちんと言い切ることができれば、
売上はコスト・ゼロで、簡単に上がり、
それはそのまま「利益・増」となるのです。
コスト・ゼロの「言葉力」は、スタッフの成長の証と言えます。
幹部は、どんな新人スタッフでも、
簡単に発することのできる言葉を、
設定してあげて、現場に明快な指示をだすこと。
現場スタッフは、その指示通りのフレーズを、
きちんと100%全員のお客様に、声かけすること。
このような「会社としての地力の有無=人財のパワー」によって、
会社に残る現金が、大きく変わってきます。