2014年8月7日 21:52

またまた、最低賃金が上がる。。
そのような新聞記事が出ていました。
今後、毎年10円以上の単位で、
上昇させることが内定しているそうです。
消費税が上がることが決まってから、
当社がこれまで一貫して提唱してきたこと。
それは、下記の2点です。
1)「消費税が上がれば、クリーニング店は、地域で3社しか生き残れない時代になる」
2)「それに備えて、商品価格が上がっても、
お客様が利用し続けてくれるような商品・店舗・販促・接客・サービスを提供できるようにしておく」
これから、クリーニング店に対して、
「3重苦」が本格的に襲いかかってきます。
これらを、商品価格に転嫁できなければ、
自分の利益を圧迫・・・いや、借金を起こしてでも払うしかないのです。
「3重苦」とは、
1)消費税、2)材料費、3)人件費
ただでさえ、クリーニング業界には、非常に、人が集まりにくくなっています。
政府の「最低賃金の引き上げ」政策は、ダメ押しとも言えるでしょう。
これまで、
クリーニング業界の募集のための時給は、
地域の「スーパーのレジ担当」と同じくらいにしておけば、
それなりに集まりました。
今後、時給は地域の「ユニクロ」並みにしてゆく!
それじゃなきゃ、人は集まらない。
それでも、儲かる会社を作ってゆけば良いだけだ!
儲かっているクリーニング店の社長連中と話していたら、
こんな会話が出ていました。
2014年7月20日 23:09

おーっと、強気なメッセージ・ポスター・・・。
商売人なら誰もが、お客さんに向かって、叫びたい気持ちはある!!
気分よく仕事したいだろ?
カッコよく見られたいだろ?
だったら、ワイシャツとスーツ、クリーニングに出せ!この野郎!!
なんてね。
さて今回も、
酔っ払い風・経営談義の続き・・・
「売上」に続いて、
今回は「利益」で、ナナメから経営を切ってみたい。
利益とは、スタッフの成長の証です。
同じスタッフが、
少しでも、無駄なく効率よく仕事をこなすことができれば、
会社に利益が残ります。
少しでも、良い物を販売できるようになれば、
同じ原価で、利益が残るようになります。
たとえば、、、
売上を上げるために、チラシ・DMを出せば、お金がかかる。
人を増やしても、お金がかかる。
しかし、「販売のためのフレーズ」を、今いるスタッフさんが、
きちんと言い切ることができれば、
売上はコスト・ゼロで、簡単に上がり、
それはそのまま「利益・増」となるのです。
コスト・ゼロの「言葉力」は、スタッフの成長の証と言えます。
幹部は、どんな新人スタッフでも、
簡単に発することのできる言葉を、
設定してあげて、現場に明快な指示をだすこと。
現場スタッフは、その指示通りのフレーズを、
きちんと100%全員のお客様に、声かけすること。
このような「会社としての地力の有無=人財のパワー」によって、
会社に残る現金が、大きく変わってきます。
2014年7月5日 0:44

甲子園つながりで、ひとつ逸話。
ジャイアンツの原辰徳監督の父・原貢(はら・みつぐ)氏が、
先日、お亡くなりになられました。
夏の甲子園・歴代優勝校を見ていると、
昭和40年、突然「三池工業」という耳慣れない高校の名前が出てきます。
この前にも、この後にも、これっきりの名前。
実は、ここが原監督の父・原貢氏(31歳)が、監督として率いた高校です。
炭鉱の町の無名県立高校を、一躍、全国優勝にまで導いたのです。
その後、当時は、
まだ無名であった東海大相模の監督として迎え入れられ、
甲子園出場に導き、再び全国制覇。
息子の原辰徳が、東海大相模に入学すると、
誰よりも厳しく、息子に接したことは、あまりにも有名です。
息子への1000本ノックは、熾烈を極め、
野球部全員を引き締めるため、
見せしめとして、息子をゲンコツで殴る、蹴るということもあったという。
その後、東海大学の監督、やがて総監督へ。
選手への名言も数多い。
「今、レギュラーであることは、重要ではない。
人によって、花が咲く時期は、まちまちだ。」
「ここぞ、というときに打てる選手が、良い選手。」
「結果のためには、プロセスが大事。だから、普段から一生懸命、練習しろ」
「野球も人生も、絶対に逃げちゃいかん」
そして、
「お前も辛かっただろうが、俺もきつかった」
これが、息子・原辰徳の高校最後の試合が終わって、かけた言葉。
原監督には、
監督としてのDNAと環境が、備わっている。センスがある。
大型補強ばかりに頼って、傾いていた巨人の体質を一新し、強くし、
日本代表監督としても、世界一に。
(阪神に来てくれてもいいんだけどなー)
さて、話は戻って、経営の話。
原貢ほどのレベルで、同じ仕事をしている我が子(後継者)に接している
経営者は、果たしているのだろうか?
一般社員以上に、甘やかしていることはないだろうか?
こんなこと言うと
「昭和だ」と言われるのだろうか?
2014年6月26日 7:06
商品が売れるか、売れないかということは、
価格に対する価値のバランスで決まります。
価格そのものが高いものであっても、
お客様が「価格以上の価値がある」と判断すれば、売れてゆきます。
逆に、どんなに価格が安くても、価値なしと判断されてしまえば、売れません。
商品の価値を高めることは、
商品を売る、イコール売上を上げることの最短距離です。
商品の中身そのものは、
全く同じ。
でも、その「提供方法」を工夫することによって、価値を上げることが可能です。
居酒屋で・・・
日本酒を出すのに、大きな竹筒の中に酒を入れ、
竹を切ったお猪口を用意、竹ザルの中に葉を敷き詰めて、お客様にお出しする。

喫茶店では・・・
アイスコーヒーを出すのに、
コーヒーを凍らせた氷だけを入れたグラスと、
温かいコーヒーの入ったポットを用意し、
お客様にグラスに暖かいコーヒーを入れていただく。
そうすると、湯気がもうもうと沸きたち、目で楽しみながら飲むことができる。
「酔うことができれば良い」と、
日本酒をビンと普通のお猪口で出していては、
価格を下げて販売するしかありません。
「喉が潤えば良い」アイスコーヒーにしても、同様です。
クリーニングという商品を、
売り手であるクリーニング店が「キレイにする」というだけの
原状回復的な商品ととらえて扱えば、価格を下げて販売することが最も効果的でしょう。
しかし、原状回復以上の価値、
すなわちクリーニングに、
「キレイになる」以上の価値を見出さなければ、
資本力のある大きなクリーニング店と戦うことはできません。
クリーニングという商品を、
具体的な「お客様への提供方法」や「見せ方」を工夫して、
扱い商品はそのままでも、価値を上げれば、
高くてもバンバン売ることができるのです。
2014年5月28日 7:37
私のブログ、
クリーニング会社の社長や幹部の皆さんが読んでくれていると思いきや、
意外と、社内外の「女性スタッフさん」が、読んでくれていることが、多いみたいなのです。
ありがとうございます!
※いつも「THE・オッサン主義」なものばかりで、申し訳けありません。
そこで、、、
ご支援先の伸びているクリーニング会社さんのなかでも、
特に、頑張ってくれている店舗の女性スタッフさんの、
取り組みを、少し、ご紹介します。
傘立てに、こんなPOP。。。

こちらの店舗、見た目が「如何にも繁盛店」という訳ではない。
立地がとっても良い、という訳でもない。
なのに、業界の人が聞けば、驚くような成績をおさめているのです。
その理由は、
スタッフの「お客様への思い」であり、
それが、表現された、こんなひとつひとつの取組みの積み重ねにあるんですね!
「こんなPOPを作ってください」と
会社が指示したわけではありません。
誰もが持っている、お客様への感謝の気持ちを、
こうして表現してみよう。
お店に来られるお客様が、
どうすれば、心地よくなるのか?を、一生懸命、考えてみよう。
繁盛店は、人によって作られる。
そう、、、
あなたが、店舗そのものなんです。
梅雨入り間近。。。
さっそく、参考にしてみてくださいねー!
今度、お店をご訪問したとき、
こんなPOPが貼ってあると、とても嬉しいです!!