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売上不振の会社の特効薬 ~原点回帰のマーケティング

売上不振の会社には、ある特長があります。
「何をやっていいのか、わからない」
「やってることが、的外れ」
この2つです。

今回のブログでは、
とてもシンプルな「売上不振・脱出法」を、ご紹介します。

「創業当時にやっていたことを、今、もう一度やる」

これが、売上不振を、乗り切る具体策のヒントです。

創業当時、つまりは、
お金が十分になかった時代、
売上を上げなければ、食べることができなかった時代に、
創業者がやっていたことを、
今まさに、もう一度やってみるのが、一番です。

できれば、それを「現代風」にアレンジして。

それぞれの会社によって「歴史」が違い、
その結果「社風」、人格ならぬ「社格」にも違いがあるように、
その会社のDNAに適した
売上アップ法が、存在しています。

ですから、適切な取り組み事項はバラバラです。

「自分で書いたチラシを、毎晩夫婦2人でポスティングしたものだよ」
「駅前で着ぐるみを着て、ティッシュ配りをしていたよ」
「小さなお子様がおられる家庭には大きな風船をプレゼントしていたな」
「上得意様へのアフターフォロー訪問を欠かさなかったよ」
「いつもメモを携帯して、お客様に言われたことや気づいたことを、小まめに書き留めていた」等々。

売上がある程度のものとなり、
経営が安定してくると、
いつしかこれらのことを、勝手に卒業してしまい、
「そのときの流行」「世間並み」
「大企業の真似事」「マネジメントや管理」へと関心が移ってしまうのです。

創業当時の先輩方が、
どのようにして売上を伸ばしてきたのか?を知り、
それを現代版にリバイバルして、
実行することが求められています。

 
かっこつける必要はない!
流行や、人が言う儲け話に、目移りするな!!

まずは、
親父さん(創業者)がやっとったことを、
ちゃんと自分でやってみ!

と、まあ、そんなことです。


生産の現場を、販売の現場に近くする

船井総研時代の友人の結婚式に出席。
最新式の結婚式場でした。

レイアウトや、空間設計・・・。
少子化の進むなか、億円単位の投資をして、
新たに結婚式場を作っただけあって、とても考えられて作られています。
いやいやー、本当に参考になります。

そのなかの一部をご紹介。
披露宴会場から見える場所に、キッチンが配置されています。
クリーニング経営コンサルタント中西正人(生産の現場と近づける)
お洒落レストランなんかで
良く見られるオープンキッチンが、結婚式場の披露宴会場にも!

「温かいモノは、暖かく・・・」
そして、その場で作っている臨場感。

「生産の現場と、販売の現場を、できるだけ近くする」と、お客様に支持される。

これは、クリーニング業界に限らず、
全業種共通の売上アップの真理です。

クリーニングの店舗にも、
もっともっと「生産の現場」を近づけることを、考えなければなりませんね。


業績アップの近道・モデル商法

さて、前回のブログからの続きネタです・・・。

同業種ではるかに好業績を上げている会社に行って、
教わり、真似すること。
これが、業績アップの近道です。

いわゆる「パクリ」
他の人がやっていて、上手くいっていることを、
そのまま真似しちゃう。

「素直」に、
これができる人や会社ほど、良く伸びます。

コンサルタントとして、
クライアント先で、色んな戦略・戦術を実行していただきますが、
そのほとんどが、完全にゼロから思いついたものではありません。

「モノマネ」と「モノマネ」の組み合わせなのです。
何もないところから、パッと、アイデアが思い浮かぶ・・・なんて、
天才みたいなことは、できません。

あるクリーニング店がやっていたことと、
他の業種での成功例の組み合わせで、考え出されたものであったり、
以前、自分がやって成功したことと、
お金を払って情報収集したことの組み合わせであったり、
本や雑誌を読んで知ったことを、
コンサルタントの現場にアレンジしたものであったり、、
するわけです。

「パクリ」上手は、「人生」上手!


客数アップのキーポイント・最低価格商品

北海道には、数多くの有名お菓子メーカーがあります。
そのなかでも、有名な「六花亭」の店舗の看板を、発見!
クリーニング経営コンサルタント中西正人(六花亭の最低価格)
おー、やっていますね!!
マーケティングの原則通り。
客数を上げるための「集客商品」の「位置づけ」が確立されています!

「その会社のなかで、最も安い商品=集客商品を、PRすること」そして、
「その集客商品が、他よりも、やや優れていること」
これは、客数アップの王道です。

数多く売れるということは、
それだけ、たくさんのお客様が体験する商品です。

「安い」ということは、「買いやすい」商品なので、
その店を利用する「きっかけ」となる商品でもあります。

新規顧客がたくさん来店してくれるようになり、
気に行ってきくれたお客様が、リピーターとして再来店し、客数が上がる。

お客様が、たくさん来れば、
本来、売りたい商品(儲かる商品)を、売るチャンスも増えます。
(六花亭なら、バターサンドや、大平原ですね!)

「安い商品だから、仕方ない・・・」と、
手を抜いて仕上げては、将来の売上の土台が築けません。

「安くて儲からないから、看板に出さない」
これも、見当違いな考え方です。

道内学生の就職希望ランキングで、
いつも上位に入る「六花亭」という優良企業ですら、
このように地道かつ丁寧に「最低価格商品」を、
品揃えし、PRしているのです。

これほどの企業でありながら、
他社よりも「安い価格」を打ち出しています。

 
最低価格商品は、客数アップの生命線なのです。


銀座は、銀座であり続けるか?(後編)

ちなみに、友人の有名なコンサルタントは、
東京の青山に、電話受付だけをしてくれる「レンタルオフィス」を借りて、
コンサルタント業をしています。

で、その彼曰く・・・
名刺や案内に「青山」の文字があるだけで、
明らかに仕事が増えた・・・というのです。
なるほど・・・。個人が勝負をかけてゆくには、最短距離かもしれない!

「中西も、青山とか丸の内に、
電話受付だけのレンタルオフィスを借りれば、仕事がどんどん増えるよ!」
こんなアドバイスを、くれたりします。

・・・
もちろん、私の主義には反しますので、その方法はとりませんし、
そんなことしなくても、仕事は、増えるので、
今後“レンタルオフィスを・・・”ということは、ないと思いますが・・・

このコンサルタントの場合も、
小売・サービス業の各社が、銀座に店舗を構えるのと、同じ理由です。

クリーニング店の場合も、同じです。
有名な百貨店かもしれないが、明らかに条件の悪い場所に、
クリーニングのテナント出店をする(せざるを得ない)のは、
それ以外の副次的効果を狙ってのものです。

 
「ユニクロが、銀座に出店しましたが、成功しますか?」
こんな質問を受けることがあります。

単独店舗の採算として、失敗に終わると思います。
銀座の客層や品格と、ユニクロのそれは、かけ離れているからです。

でも、、、
もしかして、ユニクロ銀座店は、
単独店舗としても、成功するかもしれません。

そのときは、
「銀座は、もはや銀座ではなくなった。普通の街と同じになった」と、
言わなければならないでしょう。

「銀座」とは、日本における、そうゆう立地です。

・・・
ブラブラと仲間たちと街歩きをしながら、
そんな思索にふけっているのでした!





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