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売りっぱなしでは、自店の将来はない!

クリーニング店の夏の商戦・・・
客数が落ち込む時期=
1)お客様とゆっくり話ができる時間がある
2)少しでも単価アップを図りたい
ということで・・・
「汗抜きクリーニング」を主体とする「付加価値品」や、
「ワイシャツ回数券」を販売に力を入れることが多い。

販売のツールや、テクニック・売上を最大化する方法については、
支援・セミナーや勉強会等でも、お伝えしていますが、
意外と見落としがちなのが、
「売ったあとのお礼の声かけ」。

売るとき、一生懸命、お声かけをするけれども、
購入後、引き取りのご来店があったとき、
「このたびは、汗抜きクリーニングをご利用いただきまして、
ありがとうございました・・・」
「○○さん、ワイシャツ回数券をご購入いただいたんですね!
ありがとうございます・・・」

こんな「お礼の声」を、
かけることができているでしょうか?

畑の作物を、
「刈り取る」だけでは、どんどん先細る。
「種を植え、肥料をやる」ことも、大事なのです。
つまり
会社やお店に「良い土壌」を作ってゆくようなイメージで、
お客様が心地よく、利用することが出来る環境を整えてゆかねばなりません。

「売った後」
「成約した後」
再度、心地よく、来てもらえるようにするためには、
どんな行動を、とるのか?

ここを一生懸命、真剣に考えてみましょう。

主催する勉強会が終わった後、
夕焼けに遭遇しました。
クリーニング経営コンサルタント中西正人(勉強会終りの夕焼け)
不気味なまでの美しさ・・・
最近の天変地異を暗示させるような夕焼けですね。


クリーニング店の店内POPでも、真似したい!

個人的に、大好きな「POP」です。
夏まつりの「金魚すくい」屋台。

一目で、心を「すくわれて」しまいました!
おばちゃんの商魂こもった手作りPOPに。。。
クリーニング経営コンサルタント中西正人(価値を伝えるチラシ販促物)

プロや、売り手が、ともすれば見失いがちな
「お客様が、求めているもの」とか、
お客様が「そうそう!」と実感できる価値・・・それをパーフェクトにとらえきっています!

 
新鮮に、初心に戻らせてもらえるPOPです。
  


クリーニング店のパートスタッフの時給

クリーニング経営コンサルタント中西正人(最低賃金と人件費)
またまた、最低賃金が上がる。。
そのような新聞記事が出ていました。

今後、毎年10円以上の単位で、
上昇させることが内定しているそうです。

  
消費税が上がることが決まってから、
当社がこれまで一貫して提唱してきたこと。

それは、下記の2点です。
1)「消費税が上がれば、クリーニング店は、地域で3社しか生き残れない時代になる」
2)「それに備えて、商品価格が上がっても、
  お客様が利用し続けてくれるような商品・店舗・販促・接客・サービスを提供できるようにしておく」

これから、クリーニング店に対して、
「3重苦」が本格的に襲いかかってきます。
これらを、商品価格に転嫁できなければ、
自分の利益を圧迫・・・いや、借金を起こしてでも払うしかないのです。

「3重苦」とは、
1)消費税、2)材料費、3)人件費

ただでさえ、クリーニング業界には、非常に、人が集まりにくくなっています。
政府の「最低賃金の引き上げ」政策は、ダメ押しとも言えるでしょう。

これまで、
クリーニング業界の募集のための時給は、
地域の「スーパーのレジ担当」と同じくらいにしておけば、
それなりに集まりました。

今後、時給は地域の「ユニクロ」並みにしてゆく!
それじゃなきゃ、人は集まらない。
それでも、儲かる会社を作ってゆけば良いだけだ!

儲かっているクリーニング店の社長連中と話していたら、
こんな会話が出ていました。


クリーニング出せ、この野郎!!・・・利益はスタッフの成長の証

クリーニング経営コンサルタント中西正人(日本人だろ、干物野郎)
おーっと、強気なメッセージ・ポスター・・・。
商売人なら誰もが、お客さんに向かって、叫びたい気持ちはある!!

気分よく仕事したいだろ?
カッコよく見られたいだろ?
だったら、ワイシャツとスーツ、クリーニングに出せ!この野郎!!

なんてね。

 
さて今回も、
酔っ払い風・経営談義の続き・・・
「売上」に続いて、
今回は「利益」で、ナナメから経営を切ってみたい。

 
利益とは、スタッフの成長の証です。

同じスタッフが、
少しでも、無駄なく効率よく仕事をこなすことができれば、
会社に利益が残ります。
少しでも、良い物を販売できるようになれば、
同じ原価で、利益が残るようになります。

たとえば、、、
売上を上げるために、チラシ・DMを出せば、お金がかかる。
人を増やしても、お金がかかる。

しかし、「販売のためのフレーズ」を、今いるスタッフさんが、
きちんと言い切ることができれば、
売上はコスト・ゼロで、簡単に上がり、
それはそのまま「利益・増」となるのです。

コスト・ゼロの「言葉力」は、スタッフの成長の証と言えます。
幹部は、どんな新人スタッフでも、
簡単に発することのできる言葉を、
設定してあげて、現場に明快な指示をだすこと。

現場スタッフは、その指示通りのフレーズを、
きちんと100%全員のお客様に、声かけすること。

このような「会社としての地力の有無=人財のパワー」によって、
会社に残る現金が、大きく変わってきます。


原 貢 という奇跡

クリーニング経営コンサルタント中西正人(親子鷹)
甲子園つながりで、ひとつ逸話。
ジャイアンツの原辰徳監督の父・原貢(はら・みつぐ)氏が、
先日、お亡くなりになられました。

夏の甲子園・歴代優勝校を見ていると、
昭和40年、突然「三池工業」という耳慣れない高校の名前が出てきます。
この前にも、この後にも、これっきりの名前。

実は、ここが原監督の父・原貢氏(31歳)が、監督として率いた高校です。
炭鉱の町の無名県立高校を、一躍、全国優勝にまで導いたのです。

その後、当時は、
まだ無名であった東海大相模の監督として迎え入れられ、
甲子園出場に導き、再び全国制覇。

息子の原辰徳が、東海大相模に入学すると、
誰よりも厳しく、息子に接したことは、あまりにも有名です。

息子への1000本ノックは、熾烈を極め、
野球部全員を引き締めるため、
見せしめとして、息子をゲンコツで殴る、蹴るということもあったという。
その後、東海大学の監督、やがて総監督へ。

選手への名言も数多い。
「今、レギュラーであることは、重要ではない。
人によって、花が咲く時期は、まちまちだ。」
「ここぞ、というときに打てる選手が、良い選手。」
「結果のためには、プロセスが大事。だから、普段から一生懸命、練習しろ」
「野球も人生も、絶対に逃げちゃいかん」

そして、
「お前も辛かっただろうが、俺もきつかった」
これが、息子・原辰徳の高校最後の試合が終わって、かけた言葉。

原監督には、
監督としてのDNAと環境が、備わっている。センスがある。
大型補強ばかりに頼って、傾いていた巨人の体質を一新し、強くし、
日本代表監督としても、世界一に。

(阪神に来てくれてもいいんだけどなー)

さて、話は戻って、経営の話。
原貢ほどのレベルで、同じ仕事をしている我が子(後継者)に接している
経営者は、果たしているのだろうか?

一般社員以上に、甘やかしていることはないだろうか?

こんなこと言うと
「昭和だ」と言われるのだろうか?





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