2014年10月11日 22:05
船井総研時代の友人の結婚式に出席。
最新式の結婚式場でした。
レイアウトや、空間設計・・・。
少子化の進むなか、億円単位の投資をして、
新たに結婚式場を作っただけあって、とても考えられて作られています。
いやいやー、本当に参考になります。
そのなかの一部をご紹介。
披露宴会場から見える場所に、キッチンが配置されています。
お洒落レストランなんかで
良く見られるオープンキッチンが、結婚式場の披露宴会場にも!
「温かいモノは、暖かく・・・」
そして、その場で作っている臨場感。
「生産の現場と、販売の現場を、できるだけ近くする」と、お客様に支持される。
これは、クリーニング業界に限らず、
全業種共通の売上アップの真理です。
クリーニングの店舗にも、
もっともっと「生産の現場」を近づけることを、考えなければなりませんね。
2014年9月26日 21:24
さて、前回のブログからの続きネタです・・・。
同業種ではるかに好業績を上げている会社に行って、
教わり、真似すること。
これが、業績アップの近道です。
いわゆる「パクリ」
他の人がやっていて、上手くいっていることを、
そのまま真似しちゃう。
「素直」に、
これができる人や会社ほど、良く伸びます。
コンサルタントとして、
クライアント先で、色んな戦略・戦術を実行していただきますが、
そのほとんどが、完全にゼロから思いついたものではありません。
「モノマネ」と「モノマネ」の組み合わせなのです。
何もないところから、パッと、アイデアが思い浮かぶ・・・なんて、
天才みたいなことは、できません。
あるクリーニング店がやっていたことと、
他の業種での成功例の組み合わせで、考え出されたものであったり、
以前、自分がやって成功したことと、
お金を払って情報収集したことの組み合わせであったり、
本や雑誌を読んで知ったことを、
コンサルタントの現場にアレンジしたものであったり、、
するわけです。
「パクリ」上手は、「人生」上手!
2014年9月17日 7:04
北海道には、数多くの有名お菓子メーカーがあります。
そのなかでも、有名な「六花亭」の店舗の看板を、発見!
おー、やっていますね!!
マーケティングの原則通り。
客数を上げるための「集客商品」の「位置づけ」が確立されています!
「その会社のなかで、最も安い商品=集客商品を、PRすること」そして、
「その集客商品が、他よりも、やや優れていること」
これは、客数アップの王道です。
数多く売れるということは、
それだけ、たくさんのお客様が体験する商品です。
「安い」ということは、「買いやすい」商品なので、
その店を利用する「きっかけ」となる商品でもあります。
新規顧客がたくさん来店してくれるようになり、
気に行ってきくれたお客様が、リピーターとして再来店し、客数が上がる。
お客様が、たくさん来れば、
本来、売りたい商品(儲かる商品)を、売るチャンスも増えます。
(六花亭なら、バターサンドや、大平原ですね!)
「安い商品だから、仕方ない・・・」と、
手を抜いて仕上げては、将来の売上の土台が築けません。
「安くて儲からないから、看板に出さない」
これも、見当違いな考え方です。
道内学生の就職希望ランキングで、
いつも上位に入る「六花亭」という優良企業ですら、
このように地道かつ丁寧に「最低価格商品」を、
品揃えし、PRしているのです。
これほどの企業でありながら、
他社よりも「安い価格」を打ち出しています。
最低価格商品は、客数アップの生命線なのです。
2014年9月14日 22:02
ちなみに、友人の有名なコンサルタントは、
東京の青山に、電話受付だけをしてくれる「レンタルオフィス」を借りて、
コンサルタント業をしています。
で、その彼曰く・・・
名刺や案内に「青山」の文字があるだけで、
明らかに仕事が増えた・・・というのです。
なるほど・・・。個人が勝負をかけてゆくには、最短距離かもしれない!
「中西も、青山とか丸の内に、
電話受付だけのレンタルオフィスを借りれば、仕事がどんどん増えるよ!」
こんなアドバイスを、くれたりします。
・・・
もちろん、私の主義には反しますので、その方法はとりませんし、
そんなことしなくても、仕事は、増えるので、
今後“レンタルオフィスを・・・”ということは、ないと思いますが・・・
このコンサルタントの場合も、
小売・サービス業の各社が、銀座に店舗を構えるのと、同じ理由です。
クリーニング店の場合も、同じです。
有名な百貨店かもしれないが、明らかに条件の悪い場所に、
クリーニングのテナント出店をする(せざるを得ない)のは、
それ以外の副次的効果を狙ってのものです。
「ユニクロが、銀座に出店しましたが、成功しますか?」
こんな質問を受けることがあります。
単独店舗の採算として、失敗に終わると思います。
銀座の客層や品格と、ユニクロのそれは、かけ離れているからです。
でも、、、
もしかして、ユニクロ銀座店は、
単独店舗としても、成功するかもしれません。
そのときは、
「銀座は、もはや銀座ではなくなった。普通の街と同じになった」と、
言わなければならないでしょう。
「銀座」とは、日本における、そうゆう立地です。
・・・
ブラブラと仲間たちと街歩きをしながら、
そんな思索にふけっているのでした!
2014年9月9日 21:51
銀座での勉強会を終えて、
勉強会ご参加メンバー同士で街を歩き、二次会会場へと移動していたときのことです。
メンバーさんの一人が、私にこう切り出しました。
「中西さんは、銀座の街を見て歩いて、どんなところを見て、何を感じているんですか?」
あまりにも、キョロキョロとあたりを見回し、
挙動不審な雰囲気を醸し出していたから、
このような質問をさせてしまったのかもしれません。
私がそこで感じていたのは、「銀座」という立地の品格の高さ。
そして、それを活かすマーケティングを行おうとする、各小売・サービス企業の戦略です。
ざっと見たところ、銀座に出店している各企業の店舗は、
ほとんどが「赤字」と思われます。
家賃と売上実績のバランスが、
釣り合っていない店舗ばかりのように見受けられました。
銀座にある単独店舗だけでは、とても採算がとれていない・・・と推測できる店舗が多いのです。
しかしながら、「銀座に店がある」というだけで、
信用がつき、品格の高い企業とみられ、他の地域での販売に好影響を与えてくれるのです。
つまりは、銀座にあるほとんどの店舗は、
その単独店舗での「利益」を見込んで出店したものではなく、
企業のブランドイメージを作り上げるために、出店したものと言えます。
言い換えれば、赤字分は「看板代」と理解して、
「銀座」に出店しているのです。
(後編へと続く)