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名画よりも感動的な接客を

繁忙期のスタッフさんの接客。
現場に足を運ぶと、感動すら覚えるお客様対応を見ることができます。

繁忙期までに繰り返した練習と戦術意図が、見事に再現され、
お客様に確実に伝わっている。
もちろん、成果にもつながっている。
そんな接客シーンに遭遇すると、うっすら、涙が出てしまうこともあります。

まるで、感動的な短編映画を観ているよう。
この接客を続けてくれるなら、数字結果なんて、どうでもいい!
コンサルタントとして不謹慎ながら、そうまで思えてしまう。

 
・・・
もちろん、がっかりする接客を見てしまうことのほうが、多い・・・。それが、現実。

でも、
それを何とかレベルアップしようとする自分たち。
それに、一生懸命、応えてくれるスタッフさんが、一人二人と増えてくる。
だからこそ、こんな感動をいただけます。

「無」から「有」を生み出したとき、感動が生まれます。

お客様との関わりが増える、この時期。
現場に赴いて、生の接客を見てくださいませ。


ヘビーユーザートラップ(勉強している社長がはまる罠)

出張からの帰り、東京アクアラインを通過しています。
クリーニング経営コンサルタント中西正人(東京アクアライン)
今日は、良く勉強しておられる社長・幹部が、はまりやすい「落とし穴」と
「スライスショット」を、ご紹介させていただきます。

たとえば、あるクリーニング会社さんの「のぼり」
私が、提唱している「のぼり戦術」で、成果を上げてこられました。

ところが、何年ぶりかにご訪問してみると、
「のぼり」が売上不振の原因を作ってしまっています。

4色フルカラ―になり、オシャレな写真がプリントされ、
魅力的なフレーズが、たくさん書かれています。

この「のぼり」を、近くで見れば、洗練されて、良いデザインです。

でも、店舗の周囲に、立てると、
何がPRされているのか、認識されません。目立ちもしません。

「のぼり」は、店頭前の顧客に、瞬時に内容を伝えなければならない販促媒体。
内容も色も、集客に役立つシンプルな内容が、最も効果的なのです。

聞いてみれば、やはり各種の管理項目の数値が落ちていました。

そのことをストレートに、申し上げました。

そうすると・・・照れくさそうに、こうお返事されました。
「やっぱり、そう思いますか??中西さん」
「実は、図星なんです・・・。デザインに、自分自身が飽きてきちゃったんだよね。
もっと良いものを作りたい!って、進化させていたつもりが、こうなっちゃったんだよねー」

皆様にも、ありませんか?

良いことをしていたのに、
自分自身が、それに飽きてしまって、やらなくなっていること。
方向としては間違っていないけれども、自己流の「スライスショット」になっていて、遠回りしていること。
気づかないうちに、本質からズレていってしまっていること。

経営の勉強しているし、やっていることをやっているのに、
なぜか、どこかの店の売上が落ちていってる。
なぜか、ある商品の売れ行きが悪い。。
そんなときは「ヘビーユーザー・トラップ」に陥っている可能性があります。

定期的なコンサルティングではなく、
不定期にでも、コンサルティング依頼をいただければ、
はまってしまっているトラップから脱出し、スライスショットを矯正するきっかけとなります。


現状維持は、退化である!

クリーニング経営コンサルタント中西正人(小物アイテム)
カフェでのランチ。。
盛り付け方法や、器が進化しています。

経営において、
昨年と同じことをやっているのは、退化と同じです。
現状維持は、退化と同じ。

なぜなら、
競争相手は進化しているし、お客様も進化している。

「勝ったら、変えるな」
=うまく行ってるなら、そのままのカタチを維持することが定石。
という視点があることも事実。

ベースは変えずとも、
アレンジやバージョンアップを加えて、進化させることが大切です。


元・船井総研社長 小山政彦さんとのセミナー

2月19日に開催される
クリーニング2100倶楽部の2月度の例会
船井総合研究所の元社長・小山さんとのWセミナーが、開催10日前に、満席となりました。
ありがとうございます。

19日までに、ご参加のお申込みをいただきました、
弊社の会員様におかれましては、
特別にDVD販売に振り替えさせていただきますので、
ご安心くださいませ。

コンサルタントとしても、
経営者としても、超一流であった小山さんのセミナーですから、
皆さん、やはり、お目が高い!

小山さんの経歴は、弊社のHPをご覧くださいませ。

 
小山さんとのエピソードをひとつ、ご紹介します。
取引先に同行させていただく道中。
運転手つきのゴージャスな車のなかでのこと。

30代前半の私は、雲の上の存在だった小山社長に
生意気にも、こんなことを切り出しました。

「Aという花屋と、Bという花屋が、近所にライバル店として、あります。」
「Aの花屋を、小山さんがコンサルティングして、Bの花屋を、僕がコンサルティングしたとして、、
僕のBの花屋に勝てますか?」

・・・・今、考えれば、本当に失礼な質問です。
良くこんなこと言えたものだな~、と思います。

自分のなかで
「どんな会社でも、必ず売上アップに導く。その分野では誰にも負けない」という自信。
それに「個別の店舗の売上アップ手法について、凄腕の大先輩コンサルタントと語り合いたい」という憧れ。
そんな気持ちからの質問だったのではないでしょうか?

そして、
その答えは
「当たり前だろ!バカやろ。誰が来ても負けないよ!」

私は、
小山社長のこの答えを、期待していたのかもしれません。
船井総研が大企業となってゆく過程で、
そうゆう部分が、どんどん薄れ、
自社の儲けのことだけしかテーマにならないのを感じていたから。

個別の1店舗の売上アップにかけては、誰にも負けない!=私の譲れない部分について、
緊張の車中で、話をさせていただいた時間は、とても貴重な思い出です。
クリーニング経営コンサルタント中西正人(時流予測セミナー)
相変わらずの、内容の濃いテキストで、19日ご講演いただきます。
2月現在、起こっている株安や円相場、金相場・・・
昨年末に作られたこのテキストの中身が、全て当たっている方向に動いています。
やっぱり、すごいです!


残心(ざんしん)

先日の「ボクシング談義」にからめて、
少しノウハウ的な話もしておきましょう!

「勝っても、ガッツポーズをしないこと」について。

日本には「残心・ざんしん」という言葉があります。
武道や芸にある言葉で、
事が終わってからも、注意を怠らない状態のことを言います。

剣道、柔道、弓道、空手では、
技が決まった後も、身構え・気構えを、すぐには解きません。
相手に対する感謝や尊敬を示し、奢らない・・・という精神性。
戦った相手が、また反撃してくるかもしれないので、気を抜かないということにも、由来しているそうです。

茶道には「出迎え3歩、見送り7歩」という言葉があります。
出迎えるときよりも、見送るときを大切にしよう・・という気配りです。

客人を見送る際は、角を曲がって見えなくなるまで、目を切らない。
襖や障子は、音を立てず、そっと閉める。
帰ったからといって、ぺちゃくちゃ話さない。
さっさと、茶道具を片付けてしまわない。
一人になってからも、帰っていった客人のことを、そっと思い出す・・・。という行為が、
「余韻の美しさ」だと言うのです。

私は、接客の場合も同じように、考えています。

「いらっしゃいませ!」
「ありがとうございました!」を、
大声張り上げて、研修したり、実践したりすることも、ひとつの方法なのでしょうが・・・。

日本古来の「残心」を大切にする所作を、現場に植え付けることのほうが、
永続的かつ安定的に、
売上を作ることができる「接客力」が会社の文化として育つもの、と信じています。

ですから、クリーニング店様にも、
そこに重点を置いた接客ノウハウをお伝えしています。

 
中学生ながら、
浜田剛史さんのボクシングに、
武道の「残心」を感じていたのだと思います。





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