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現状維持は、退化である!

クリーニング経営コンサルタント中西正人(小物アイテム)
カフェでのランチ。。
盛り付け方法や、器が進化しています。

経営において、
昨年と同じことをやっているのは、退化と同じです。
現状維持は、退化と同じ。

なぜなら、
競争相手は進化しているし、お客様も進化している。

「勝ったら、変えるな」
=うまく行ってるなら、そのままのカタチを維持することが定石。
という視点があることも事実。

ベースは変えずとも、
アレンジやバージョンアップを加えて、進化させることが大切です。


元・船井総研社長 小山政彦さんとのセミナー

2月19日に開催される
クリーニング2100倶楽部の2月度の例会
船井総合研究所の元社長・小山さんとのWセミナーが、開催10日前に、満席となりました。
ありがとうございます。

19日までに、ご参加のお申込みをいただきました、
弊社の会員様におかれましては、
特別にDVD販売に振り替えさせていただきますので、
ご安心くださいませ。

コンサルタントとしても、
経営者としても、超一流であった小山さんのセミナーですから、
皆さん、やはり、お目が高い!

小山さんの経歴は、弊社のHPをご覧くださいませ。

 
小山さんとのエピソードをひとつ、ご紹介します。
取引先に同行させていただく道中。
運転手つきのゴージャスな車のなかでのこと。

30代前半の私は、雲の上の存在だった小山社長に
生意気にも、こんなことを切り出しました。

「Aという花屋と、Bという花屋が、近所にライバル店として、あります。」
「Aの花屋を、小山さんがコンサルティングして、Bの花屋を、僕がコンサルティングしたとして、、
僕のBの花屋に勝てますか?」

・・・・今、考えれば、本当に失礼な質問です。
良くこんなこと言えたものだな~、と思います。

自分のなかで
「どんな会社でも、必ず売上アップに導く。その分野では誰にも負けない」という自信。
それに「個別の店舗の売上アップ手法について、凄腕の大先輩コンサルタントと語り合いたい」という憧れ。
そんな気持ちからの質問だったのではないでしょうか?

そして、
その答えは
「当たり前だろ!バカやろ。誰が来ても負けないよ!」

私は、
小山社長のこの答えを、期待していたのかもしれません。
船井総研が大企業となってゆく過程で、
そうゆう部分が、どんどん薄れ、
自社の儲けのことだけしかテーマにならないのを感じていたから。

個別の1店舗の売上アップにかけては、誰にも負けない!=私の譲れない部分について、
緊張の車中で、話をさせていただいた時間は、とても貴重な思い出です。
クリーニング経営コンサルタント中西正人(時流予測セミナー)
相変わらずの、内容の濃いテキストで、19日ご講演いただきます。
2月現在、起こっている株安や円相場、金相場・・・
昨年末に作られたこのテキストの中身が、全て当たっている方向に動いています。
やっぱり、すごいです!


残心(ざんしん)

先日の「ボクシング談義」にからめて、
少しノウハウ的な話もしておきましょう!

「勝っても、ガッツポーズをしないこと」について。

日本には「残心・ざんしん」という言葉があります。
武道や芸にある言葉で、
事が終わってからも、注意を怠らない状態のことを言います。

剣道、柔道、弓道、空手では、
技が決まった後も、身構え・気構えを、すぐには解きません。
相手に対する感謝や尊敬を示し、奢らない・・・という精神性。
戦った相手が、また反撃してくるかもしれないので、気を抜かないということにも、由来しているそうです。

茶道には「出迎え3歩、見送り7歩」という言葉があります。
出迎えるときよりも、見送るときを大切にしよう・・という気配りです。

客人を見送る際は、角を曲がって見えなくなるまで、目を切らない。
襖や障子は、音を立てず、そっと閉める。
帰ったからといって、ぺちゃくちゃ話さない。
さっさと、茶道具を片付けてしまわない。
一人になってからも、帰っていった客人のことを、そっと思い出す・・・。という行為が、
「余韻の美しさ」だと言うのです。

私は、接客の場合も同じように、考えています。

「いらっしゃいませ!」
「ありがとうございました!」を、
大声張り上げて、研修したり、実践したりすることも、ひとつの方法なのでしょうが・・・。

日本古来の「残心」を大切にする所作を、現場に植え付けることのほうが、
永続的かつ安定的に、
売上を作ることができる「接客力」が会社の文化として育つもの、と信じています。

ですから、クリーニング店様にも、
そこに重点を置いた接客ノウハウをお伝えしています。

 
中学生ながら、
浜田剛史さんのボクシングに、
武道の「残心」を感じていたのだと思います。


恭賀新年 2016年 取り組むべきこと

クリーニング経営コンサルタント中西正人(年始の挨拶)
新年、あけまして、おめでとうございます。

今年は、クリーニング業界にとっては、
2017年4月からの「消費税10%時代への準備イヤー」であり、
「人材確保難の年」となります。

消費税が5%から8%となってから、今日まで売上を落としているのは、
「近所で、安い」という理由だけで、使われていたお店です。

逆に、消費増税対策のリニューアルを実施してきた店舗。
増税(=お客様が払う税込クリーニング代金が高くなる)までに
「料金=総支払い金額が高くなっても、お客様が集まる店を作る」
「高い価格にも耐えうる店を作る」という視点で
その会社のテイストや競合状況に応じた
リニューアルをしていただいた店舗の売上数値が好調です。

消費税8%が10%となり、
もう一段階、ふるいにかけられることになることは、確実です。
再来年の春以降に向けて、動き出しは、今年から。

 
人材不足の状況は、まだ継続するものと思われますので、
採用・育成・定着の一体となった仕組みづくりが、急務です。
・シフトが埋まらないので、定休日を作る。営業時間を短くする。
・幹部社員がシフトに入り、本来やるべき仕事ができない。
・勤務時間に、しわ寄せが来るスタッフのモチベーション低下、離職。
・人を入れても、すぐに辞めてしまう。
・採用広告を出しても、応募が来ない。
・新規店舗があるのに、スタッフがいないので、オープンできない。。。
このような「根本的課題」を解決するためには、
「当たる採用広告」を作るだけでは、焼け石に水です。

下記の2つのことに、取り組む必要があります。
1「収益性の高い会社を作ること」
・・・売上・利益を上げて、“時給の土俵”に乗る。「最低賃金クラス」では、人は集まらない。
2「組織&人事・教育制度の再構築」
 ・・・新人~幹部のやるべき事の明文化

上記の「根本的問題」を、「収益性の良さ」により、
アタマ数だけは揃えることができている、
大手チェーンの店舗には「質の悪いスタッフ」が、並ぶようになってきています。

2番目の「組織・人事・教育」=人財力が、ライバルとの差を生み出し、
それが、売上につながりやすい時代となってきています。

いつの時代も、
変動期(=大変な時代)は、
逆転のチャンスです。


作業と仕事

仕事と作業は、違う。
仕事は、魅力や価値を作り出す。

作業は、単純作業の繰り返し。
作業をして「仕事している」と思っている人が多い。

作業の大変さは、認める。
作業には、つまらないことも多いけど、
それを「面白くする」ためには・・・
もっと「効率よくする」ためには・・・
もっと「価値あるものに仕上げる」ためには・・・
もっと「誰にでもできるようにする」ためには・・・。
というところから、仕事に昇華してゆく。

作業じゃなく、仕事をしよう!





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