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郷中教育 男旅・その4


もうひとつ、旅の目的があった。
西郷・大久保らの「英傑を輩出」した出身地域に行くこと。

薩摩の武士階級には、独自の教育方法がありました。
「郷中教育(ごじゅうきょういく)」と言います。

幕末・薩摩藩には、約30の「郷中」と呼ばれる「町内会組織」があり、
子供たちの教育は、そこで行われた。
教師はいない。
同じ町内に住む年長者から年少者が集まり、
先輩が後輩を教え、後輩が先輩を敬い育つという、自治的な教育制度です。
郷中内では。家柄の違いはなく、みな平等に扱われた。
午前中は、歴史書を教科書に読み書き、
午後は体を鍛える鍛錬。剣術、馬術や討論もしたそうです。
基本方針は、義を実践すること。嘘は言わない。負けるな。弱いものいじめをするな。心身を鍛錬せよ。質実剛健たれ。

そのなかでも「加治屋町」という数百メートル四方の町(郷中)からは、
西郷隆盛・従道の兄弟
大久保利通
東郷平八郎
大山巌、山本権兵衛
樺山資紀、村田新八、篠原国幹、吉井友美・・・といった英傑が巣立っている。

司馬遼太郎は、この奇跡を
「いわば、明治維新から日露戦争までを、一町内でやったようなものである」と評している

 
企業にも、それとなく「郷中教育」のような風習がある。
仕事上の役割としての関わり方、プラス
先輩と後輩の関りが、多かれ少なかれ、存在している

そして「加治屋町」のように「優秀な人材を輩出する部署」も存在している。
ある店舗、ある部署からは、
次の店長、次のリーダーが、どんどん出現してゆく。

「加治屋町」のような「人材輩出」部署には、こんな特徴がある。
・平均以上の成績を上げている「ハイ・パフォーマンス・チーム」である。
・自由な空気がある。
・年長者、次の年長者が、仕事&会社好きである。
・非公式の時間でも、関わる時間が長い。

こんな部署風土からは、人財がたくさん輩出される。

「加治屋町」郷中も、他の郷中と比較して、そうゆう雰囲気があったのかな?
西郷や、大久保の郷中の先輩・師って、どんな人だったのだろう?
郷中教育は、誰が考えて、どうやって始まって、終わったのだろう?
現在のスタッフ育成に導入できることは、ないのかな?

男旅は、
また来年、あればいいなあ。

「温故知新」の旅は、終わらない。


参謀の役割 男旅・その3

「コンサルティング支援して、伸びる会社に、特徴はありますか?」
こんな鋭い質問を受けることがある。

「素直に、前向きに、提案事項を100%、実行してもらえること」
「軍資金=活性化の実行のためにかかるお金に、ある程度の余裕があること」
この2つを挙げる。

つまり、
言うことを聞いてくれて、実行してくれる。
会社の体力があるうちに、依頼してくれる。

この逆のケース
提案事項を聞いてくれない、その方向への協力してくれない、実行してくれない。
そのためのお金がない、余裕がない。
という会社は、とても業績回復に苦労する。
お金のほうは、
売上を上げつつ、何とかできるけれども、
言うことを聞いてくれないのは、どうしようもない。

もしも自分が、
戦時中・敗戦濃厚の日本から「勝つ作戦を考えてくれ」という
依頼を受けたら、どんな作戦を立てただろう?
無いものづくしでしょうし、色んな制約もあったでしょう。
提案は、聞いてくれただろうか?
できるだけ傷口の少ない撤退戦を提案したら、殺されちゃうのかな?
普通に戦ったら、特攻作戦よりも、たくさんの命が奪われてしまう・・・という計算も成り立ったのかもしれない。

果たして自分は「特攻」以上の作戦を、
考えつくことができただろうか?

「最悪になる前に、もっと、早く依頼してくれ!」
「なんでここまで、放っておいた?」
末期症状の会社からの依頼には、こう叫びたくなることもある。

だから、
戦時中の日本の、その立場で「特攻」という作戦を考えた人たちのことも、
完全には否定できない。。。とも感じてくる。

 
色々、考えさせられる・・・。

通りいっぺんだけれども、
やはり、戦争をしないようにすることが一番だ。

そのためには、
責任の所在が明確なリーダーが、
常に勝てるように、冷静かつ客観的な判断をして、行動すること。

それしかない。

組織の意思決定に関わる自分は、
もっと、勉強&行動しなければならない。

平和を勝ちとる作戦。
無駄な血も、時間も、お金も、使わずに、必ず勝つ方法はないのか?を追及する。

なんだか、結局、
普通の結論にしかならないけれども、
言葉だけでなく、
本当に腹の底に落ちた結論である・・・という点では、
今までよりも成長できたのかなー。


西郷さん、終焉の地・城山より、桜島を望む。
感傷に浸っていた私・・・。

ここで、中国人観光客と、ちょっとしたトラブルに・・・(笑)
おー、いかんいかん、、平和的に勝たなければ・・・。
楽しい旅の思い出です。


ぼ・や・き

当社のコンサルティングは、
「個別支援契約=定期訪問」か、
「勉強会メンバー」の2つのパターンがあります。
いずれも、1商圏1社限定とさせていただいています。

売上アップ=限られた市場で、お客様を奪い合うこと、ですから、
同じ地域で、ライバル関係にある会社と契約することは、控えています。

ですから、
当社ご支援先・会員メンバー様と、
完全に競合する地域からのセミナーお申込みは、
お断りさせていただいています。
(少しだけ重なっている・・・という場合は、受けることもあります)

実は裏では、
セミナーを開催するたび、
この「1商圏1社」が理由で、毎回、何社もご参加を、お断りさせていただいています。

なぜだか、
支援先・会員メンバー様と商圏が被る地域=ライバル他社からの
セミナー申し込みが、非常に多いのです。(今回のセミナーは、特に多い!)

日本には、当社と契約関係のない空白地域も、たくさんあるのに・・・。

おそらく、
看板や内装、チラシやポスターなど「目に見える変化」や
自社への売上影響を感じとって、
「これは、おかしいぞ」
「うちも何かしないと、マズい!」と、セミナーにお申込みされるのでしょう。
しかし、そのときには、もうすでに遅い・・。

まだ、当社の会員CL店がない「空白地域」の皆さんは
「自社の商圏を守る」というためにも、
ぜひぜひ、お早めに当社のセミナーに、ご参加くださいませ。


本気っぷりが違うから・・・

量販店大手のユニー&ファミリーマートのグループが、
ドンキホーテから40%の出資を受け入れることが発表されました。

アピタやピアゴ等のブランドを展開している伝統ある大企業が、
既存の流通業界の中では、ちょっとキワモノ扱いされていた「ドンキホーテ」と
手を組まざるを得ない状況になってきた・・・。
つまるところ、そう解釈されているようです。

ドンキホーテに買い物に行って、
この写真を撮ってきた、数日後のニュースでした。

店頭に、貼り出されているポスターです。
商品ごとに、近隣の競合するスーパーが、いくらで売っているのか?を調査し、
その結果を、リアルタイムで貼りだしているのです。

「やりすぎだ」「お下品だ」と思われる方も多いでしょう。
しかし、ここまでやる「本気で戦う姿勢」は、見習うべき点も多いのでは??

大手企業に、ここまでのスピリットが、あるのかないのか?
それは「安売りが良い」という意味ではありません。

「自社の一番の強み」では、
絶対に負けない!という、徹底した他社との相対比較のうえ、実践できているのか、どうなのか??

その点に対して、本気の企業しか生き残れない。

そうゆうことを、コンサルティング先の社長から身近で学ばせていただいている、
ライバル会社からも学んでいるし、
こうした買い物の日常や、ニュースからも学ばせていただく。


ブランディングとかロイヤリティ。


車検に出しに来たディーラーにて。。。

ブランディングとか、
顧客からのロイヤリティ=お客様からの「指名」を増やすためには、
商品力や接客力を高めるとともに、
こんなことも、やっていかないとダメなんだろうなー。

単価を上げて、お客様が高いお金を払うようになっても、
客数・点数が減らない店舗を作るヒントを与えてくれます。





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