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旅運と商運の共通点は、トラブルや想定外を面白がる精神

新幹線車内の雑誌より・・・
旅好きなライターさんが「旅運」について、書いていた。

行列に巻き込まれて、到着が遅れたため、
ホテルに帰る時間が遅くなってしまい、
近所の居酒屋に行くも、満席。
通り向かいの食堂に行くも、閉店時間。
食堂のおかみさんに、別の居酒屋を紹介してもらうも、行ってみると満席。
この満席の居酒屋でも、店員さんが、また別の店を紹介くれた。
最後に、たどりついた居酒屋が、とても美味しく、
豪華な一品サービスまでしてもらって、大満足。。というエピソード。

まるで、わらしべ長者のような話。
「旅・長者」である。

作者は、昔から自分は「旅運」があるほうだ。と締めくくる。
「旅運」が良くなるコツは、
予期しないことが起こると、むしろ、楽しむ「面白がる精神」にあるのではないか?
と考察している。

まさに、経営でも同じでは??
「商運」が良くなり
「経営の長者」となるコツは
「予期せぬことを、面白がること」である。


3人の巨頭と、普通のコンサルタントは、何が違うのか?

後にも先にも、
先日のブログの3人を超えるコンサルタントは、いなかった。
と、個人的に、感じている。

人それぞれのタイミングで、「三つ子の魂」が存在するから、
人それぞれ、私のように「この人は凄かった、最強だ」という
憧れのモデル人財が、きっといるのでしょう。

でも、この3名。
オタクたちが夢中になっているカードゲームに出てくるならば、
攻撃力、防御力、生命力、知能、人心掌握・・・
どれをとっても、一級品の
「トップ・レア・キャラ」となることは、間違いない。

ボスキャラ感・満載の3名でした。

以降、
売上成績(=コンサルタントフィーの総合計)だけなら
彼らを上回る、コンサルタントが、出現しました。

「自分の金儲け=セルフプロモーションが上手い」コンサルタント、
「稼げる業界、お金を出すクライアントを見つけるのが上手い」コンサルタント
「上司、優良企業に擦り寄るのが上手い」コンサルタント・・・が、
たくさんのコンサルフィーを稼ぐようになり、それがもてはやされ、
時代の推移とともに、栄枯盛衰する。

そうゆうコンサルタントと、
ボスキャラ3名は、
本質的に、何が、違うのか?
共通点・差異点を、改めて考えてみた。

1)売上アップに関して、汎用性の高い、体系的な理論を作り出していること。
2)「テーゼ=定立」があること。肯定的な主張、視座、活動の基本綱領。。が存在していること。
3)経営やコンサルタント領域以外の、幅広い世の中の知識にも精通し、それがバックボーンにもなっていること。


真の実力と中長期の戦略を作る「年計表」


ご支援先に貼り出してある、このグラフ。
「年計表」と言います。
別名、移動累計。
5年~10年単位で、
売上や点数、シェア、借入額等々が、
どのように推移しているのか?一目瞭然でわかります。

通常の月単位や、昨年対比の売上比較で、
実績を確認することも大切ですが、
その場合、季節変動や突発的な出来事に、
数字が大きく左右されるので「全体のトレンド」が見えないことがあります。

年計表は
「自社(商品)の真の実力を知るグラフ」
「中長期トレンドがわかり、戦略のもとを作るグラフ」
と言えます。

年計の出し方は、簡単です。
毎月、年間売上を出してゆけば、完成します。
たとえば・・・
2018年10月の年計売上は、2018年10月~2017年9月の売上。
翌月、
2018年11月の年計売上は、2018年11月~2017年10月の売上。
これを毎月繰り返して、作成してゆくのです。

何の項目を「年計」するのか?
そこから何を読み取るのか?
そして、どう動くのか?

「売上アップの真骨頂」が、ここにあります。


最近、ブラックな愚痴や、どうでもいいネタのアップが多かったけど・・・
今日は、真面目にやったぞー!


私は「後継者・最強説」・・・3代続けば、盤石の会社に

私のDNA的観点から言えば、
「後継者」は、最強の遺伝子を持つ可能性が高い。
勝手に名付けている「後継者・最強説」です。

その「業」の経営者DNAを、
少なくとも3分の1は持っている。
2代に渡るなら、3分の2。

あとは、それを磨くか、磨かないか?

自分の才能を「磨こう」とする行為そのものが、
すでに成功を手中にしている。それだけで、価値が高いものです。

世襲は悪いことではない、
DNA的な「センス」が備わっているから。

でも、本人や、周囲の環境が、
せっかくのそれを、磨くことを怠ると、
どうしようもないダメ・ボンになってしまう。

英明な経営者が、
2代続けば、強い会社となる。
3代続けば、盤石の体制が出来上がる。
これは、色んな中小企業の決算書を見て、社史を聞いて、導き出したルールです。

歴史もそれを証明している。

北条早雲から始まる「小田原・北条氏」
早雲、氏綱、氏康と名君が3代続き、100年間にわたり関東地方を支配。

 
最近、ご支援先でも、
20代、30代の後継者が、
頑張ってきています。ぐんぐん育ってきています。

親戚のオジちゃん・・みたいな感覚で。
でも、決してエラそうに接することなく、
礼儀を持って
その後継者の有益な「手段」となるよう、
心がけ、実務を応援しています!


地元・大阪人が知る大阪桐蔭の「戦略」

「これからもっともっとチームを強くして、
もっともっと大阪桐蔭を、大きくしていきたいと思います」

甲子園優勝時の大阪桐蔭・西谷監督のインタビューの最後の言葉。

「大阪桐蔭を大きくしたい」
まるで、企業経営者の発言です。

でも、
強さの本質は、そこにあります。
西谷監督は、自ら、中学チーム(ボーイズ、シニア、リトル)に出向き、
チームの監督や選手の親に名刺を渡し、その後、お礼状を書きます。
「スカウト活動」に、とても力を入れています。
一般企業の営業マンさながらの動き方。

ご子息が大阪の野球チームに入っている経営者様に、
名刺・お礼状の実物を、見せていただき、
この実態を教えていただきました。

テレビに映っている、強豪校の監督が
名刺を渡し、しかも、手書きでお礼状を書く。
効果抜群なことは、自明の理。

さらに、大阪桐蔭の学校を見学に行けば、
親なら誰もが「こんな環境で野球をさせてあげたい」という野球専用施設が
整っているそうです。

巧みな戦略は「入口」だけではない。
「出口」にも「戦略」がある。

プロや社会人、大学から「来て欲しい」と言われて、
先に進む選手は、ごく一握り。
大半を占める「レギュラーではなかった」生徒たちの
大学進学には、特に気を遣っているそうです。

有名私立大学の推薦をもらえない生徒たちのために、
各大学・野球部の現在のレギュラー選手を調べ上げ、
3年・4年生に、同じポジションの主力選手がいて、
1年・2年生が、手薄なチーム。
つまり、
主力が卒業した後、
大阪桐蔭の卒業生が、1年・2年のときから、
早期にレギュラーになれる確率が高い。。という大学を調べて、
その大学への進学の道を拓いてゆく。

高校以降の野球人生が、
より良いものになるように・・との配慮です。

当然、「親ウケ」が、最高に良くなる。
スカウト活動に良い循環が生まれる。

 
そして、大阪桐蔭高校自体の学校経営も、
企業顔負けの戦略で、成功しています。

1980年代に設立された、新興校。
経営母体は、大阪産業大学。つまり、実は「付属高校」なのです。
大産大は、お世辞にも、有名であったり、行きたい!という大学ではない・・・。

元々、大阪産業大学付属高校の別校舎だった敷地を、
新規の高校として設立。(大産大付属高校は、今でもあります)

ここで、新・高校の校名を
「大産大二校」とか「大産大付属○○=地名」とか、
「エゴ」&「俺がやってる!感」を出した校名にしなかったのが、大正解。

しかも、
関東の私学の雄・文武両道の「桐蔭学園」を
彷彿とさせる校名「大阪桐蔭」と、名乗った。
多くの人が「あの桐蔭の大阪校か??」と勘違いしたはず。
今でもしているかも?

野球や、ブラスバンド等、全国クラスの実力の部活動で
知名度を上げると同時に、
「進学クラス」にも力をいれる。
平日5日のうち、4日は7時間目までの授業。
土曜も、5時間目まで授業。
夏休みは、2週間だけ。
成績に応じて、コース・クラス・校舎替え有り。
そうして、大学進学実績を作る。

創設から20年程度で、
知名度・生徒数・偏差値・・・一気に大阪府内トップクラスに躍り出ている。
現在の生徒数は、1学年が600名超。全校生徒2000名。
ちなみに、入学のために必要な偏差値は、進学コースで69。普通コースでも63。

これだけ勉強しないと入れない人気高校に「成り上がった」
野球で、PL、近大付、北陽、上宮・・・といった強豪校の列に
「割って入った」のと、同様に。

もう一丁、ちなみに・・・
本体であった大産大付属高校。
偏差値は、進学コースで51.普通コースで43。生徒数だけは、同じくらい。

 
大阪桐蔭の強さの秘訣は、そうゆう「戦略」にある。
会社経営として、見習う点は、多い。
それだけに、地元メンバーだけの金足農の凄さも、際立つ。


余談(負け惜しみ)
戦前の予想通り、圧倒的な強さを見せつけて、甲子園で優勝した大阪桐蔭。
でも、、、
もし、勝てるチームがあったとすれば、
万全の状態の吉田君が投げる金足農業でも、日大三高でもなく、
1回戦負けした、高嶋監督と智辯和歌山だった・・・と、今でも信じている。
何回か前のブログに書いた通りです。

「タラ・レバ」厳禁の、勝負の世界。
それでも、それでも・・・。
あーー、もう一度だけ、戦うところを見たかったなー。
秋の国体に「特別枠」を、作ってくれないかなー。笑
「幻の対戦」です。





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