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たしなみ・その2は「負け惜しみ」・・万事に通ずる

7月後半のある日、甲子園で対巨人戦を観戦。
阪神は敗北した。

20歳の愚息が、試合終了後、こう言った

「今日は、戸郷から5点とったから、勝ったようなもんや」

満点以上! 120点をあげたい「負け惜しみ」である。
(親バカ?)

「負け」という事実を認め、
その中にも、勝っていた要素、明日への希望を見出す。
しかも、敵チーム・戸郷へのリスペクトまでも入っている。

※今期、阪神は、巨人に対して18勝6敗1分け。圧勝。
この6敗のうち、たぶん半分以上は「戸郷」にピシャリとやられたものだ。

きっと、
この発想(=劣勢での考え方、発言)こそ、
彼の真骨頂であり、人生を決定づける要因である。

甲子園・阪神応援の「たしなみ」その2
敗戦の際、いかなる「負け惜しみ」を述べるか?

これは「PL学園と戦ったら、負ける」と言われた時代もあり、
長年、負けることに、慣れ親しんできた阪神ファンの「素養と心得」です。

「あー、アイツのエラーがなければなあ」
「あそこで、ボール球、振って三振が・・・」こうゆうのは、下グレードの負け惜しみ。

「○○のホームランが見れたから、ヨシとしよう!」
「××のデッドボールのよけ方が、カッコよかったぞ」これは、中グレード。

「岡本、FAで阪神に来ないかなー」
「松井は、元々、阪神ファンやからな!本当は阪神に来たかってんで」
「坂本は、関西出身やで。貸してあげとるだけや」・・・もはや、言いがかり・笑。

良い意味での「大本営発表」をどうするか?とも言える。

 
経営で言うところの敗戦=昨対マイナスや、思わしくない結果のとき、
スタッフさんに、どんなコメントをするか?

苦笑いしながら、事実を認め、勝っている部分を探し、
みんな明日への希望が持てる、共感できるコメントを。
それが、
社長・幹部の人生・経営を決定づける。


是非や善悪よりも、原因と再現性。科学的に解明を

(前回からの続き)
そんなこんなで、、、
あの慶應高校の凄い応援には、そうゆう背景もある。
100年以上の歴史を持つ「愛校心とプライド」あふれるOBたちのパワーが爆発した。
それが、慶應の部外者にも「伝染」した。
アルプス席が、楽しそうに盛り上がっていると、
外野席、内野席の部外者も「自分たちも参加したいなあ~」って、なる。

「お祭り」は、見るだけよりも、参加したほうが、面白い。

世間で言われている、大きすぎる応援の「是非」の問題よりも、
私は「原因」が気になる。
原因がつかめれば、
別チーム、あるいは、自分や自分の関係者のところで
あのような応援を「再現させる」ことができる。
応援が「目的達成のために効果を発揮した」のだから、
今後、再現できれば物事を優位にすすめることができる。
自分が賢くなり、自分に関わる人のメリットになること。
それが、関心事である。

ここからは、想像と仮説
↓↓
「楽しそうだな、参加したいなー」と、大衆の気持ちが熟したタイミングで、
・外野席、内野席に、慶應のメガホンが配られたら・・・
・「暑いでしょう、慶應からです」と、差し入れのジュースやアイスでも配られたら・・・・
応援に参加したくなる。
慶應OBは、莫大な資金力があり、寄付してる。
・それとも意図的に、内外野席に、OBが散らばったのか??

仙台育英も、こうして対抗しようとしていた。
このプラカードは、試合前に準備して作っていたものか?
急遽、試合中に作ったものか?

須江監督は、この事態を事前に察知していたのか、
前日には「東北から応援をください」とのコメントを発していた。

ただ、、応援してもらいたいなら「お願いする」のではなく、
「参加したくなる雰囲気」を作ることのほうが大切である。

大衆心理を科学的に。


クルー・リソース・マネジメント(CMR)=言える&聞ける化

航空機が、安全な航行をするには、
機長だけの技量・決断に頼るのではなく、
副操縦士との協力関係が重要という考え方から
コックピット・リソース・マネジメントの考え方が生まれた。
(=経営で言えば、経営幹部層)

これが発展して、航空機関士、
客室乗務員など乗員全員の協力と情報の共有が必要であり
それを実現するには相互の理解、調和、信頼など
心理的な面も含んだ訓練が必要と考えられるようになる。
同じ CRMと略せる「クルー・リソース・マネジメント」となる。
乗員の実地演習訓練ということもできる。
(=経営で言えば、営業部門層/生産部門層)

さらに地上の運航管理者や整備技術者も
安全上重要な役割を担っているところから、
CRMの対象となる人的資源に加えられるようになった。
(=経営で言えば、事務部門も含めた全体層)

メンバー同士での円滑なコミュニケーション、
人的資源の有効活用が、会社の成長・推進力となります。

リーダー、スタッフ、それぞれに対して、
行動や意思決定に、疑問を呈することができない雰囲気は、危険。
「会話」をしながら「訓練」する。
技術的な能力に加え、
個々人の知識、情報共有、状況判断力を高める。

「言える化」「聞ける化」ですね。

いつも「いやー、良い立地を確保する会社だなあ。。」と感じていた、
ビッグモーターの事件を見て、改めて感じたことをまとめました。


「成功」とは?「当たり前のことが、当たり前に」

本当の成功とは、
当たり前に目的地に着くこと。
日々の訓練は、そのためにある。

何がやりがいか?と聞かれると、
空港に着陸して、普通に乗客が降りてゆくこと。に幸せを感じる。

「当たり前の事が、当たり前に行われる事」に、
一番のやりがい。

と、ベテラン機長が話していた。

今週も、出張の連続でした、これは・・猪苗代湖の上空かな??

コンサルタントも、かくありたい。
「依頼をされれば、当たり前に売上・利益が上がる事」
日々、そのために訓練を。


商業施設10年間でのテナントの栄枯盛衰~ネット融合は不可欠

大阪駅前の商業施設・グランフロント10周年。
この10年間で、半分以上のテナントが、入れ替わっている。

パナソニック、NTTドコモ、
GAPグループまとめて全部、近畿日本ツーリスト、
今回の改装では、名だたる会社も撤退していった。
近隣で新たに大規模開発がおこなわれるため、そちらに移る可能性が高い。

<今回、増えたテナント>
・子供連れ、親子連れ対応の店舗。(=富裕客層・大商圏対応)
・ショールーム的な店舗。(ここにある=信頼おけるんだぞ!)
・目的買い商品、ブランド系の店舗は、根強く残り、
 空いたテナントへ面積を拡大し、大規模化を図っている。(=一大拠点化)

<今回、減ったテナント>
・ギフト需要系の店舗。
・条件の良い場所、1~2店舗で成功した「注目」(と言われていた)店舗。
 特に関東圏で成功した店舗を誘致したもの。
・どこにでもある商品で、ちょっと、シャレただけの店舗。

<総合的に見て>
・ネット販売との融合は、不可欠になる。店舗で見て、ネットで購入。
 ネットで見て、店舗で見て、ネットで購入。
 純粋な「販売のための店舗」としては成り立たない、ショールーム機能を付加することは不可欠。
・一般オーナー企業が、店頭販売だけで、採算を合わせるのは、
 困難な場所&地代家賃。ということが、わかってきた。

(つづく)





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