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万博おじさんからの「愛の鞭」。人との関わりこそ、永遠不滅価値

「中西さんが、万博おじさんみたいになっています」と
独立以来、14年ぶりに会った、前職・船井総研の後輩より。

船井総研で立身出世を遂げ、進化中の彼。
私が船井を離れてからも、このブログをチェックしてくれているそうです。

「ただの万博おじさんちゃうやろ!
 どうゆう万博おじさんか、質の違いを、言ってみろ!」

「君は、僕が万博のパビリオンにたくさん行き、それにコメントしていること、
1か月以上、ブログにそれ以外のことが掲載されていないこと。つまり量的なことを言っただけだ」

「それで、良くそんな要職をつとめていられるな」
「お前がその程度なら、船井もその程度やぞ!!」

なーーんて、
昔、さながらに、ビシバシ、シバキあげてやりたかったけど・笑

そこは、
爽やかに「そうやろ? チェックしてんのかー。」と、
大人な対応をして無難に過ごす。ほかのメンバーもいたしね。

ですが、この記事を見て、
またさらにグレードアップしてくれ。

フフフ・・・
今日は、キミの想像を超える私の万博おじさんぶりを、披露してやろうではないか・・・

ほれ。

ほーーれ。

パビリオンに入るまでの行列の長い「待ち時間」を、どうやって楽しむか?
オモテに出てこない各国の実態を、どうやって知るか?
私は、
各国のコンパニオンさんと「話すこと」「一緒に写真を撮ること」が一番。
と考えて、実行していました。

思い出に残ること、楽しいことは、
やっぱり「人」との関わり。

これは「永遠不滅の価値」だと思います。

・・・・
後輩君、
彼の良いところは、こうゆうことを、言われやすい。
愛されるキャラクターです。
それを素直に、前向きに受け取り、少しずつでも自分を変化させてゆこうとする点。
さらに多くの人、会社の成長の役に立つ人になってもらいたい。


考えさせる余地、酒の肴に。

体験してみて「くだらないパビリオン」なのに、
印象に残るのは、なぜか?

それは、考えさせる余地があるからではないでしょうか?
「もし自分なら・・・」と思わせる余地です。

河瀨直美パビリオン184日間、184個テーマのうち、
いくつかをランダムに抽出してみました。

友達と飲みに行くとき、
トークのネタとして、面白いテーマになります。
(そのときのために、記録しておきます)

・強すぎる言葉を選んでしまうのは、何が怖いからですか。
・今日のあなたを、あなたの言葉で抱きしめてあげてください。
・あなたの人生で終わりに近づいているものは何ですか?
・あなたが絶対的に信じていることを1つ教えてください。
・あなたのレベルが3つ上がるような今日の目標を立ててください。
・もし一度だけ、魔法が使えるとしたら、あなたは何のために使いますか?
・生まれ変わったあなたが、あなただと確信するためにはどこを観察したらいいですか?
・本当は平気じゃないのに、平気なふりをしていることはありますか?
・素直になりたいあなたを、素直にさせないものは、何ですか?
・どちらかといえばあなたは善人ですか?悪人ですか?
・人生で初めての敗北は、なんでしたか?
・この星で、あなたが最もエネルギーを感じるものは何ですか?
・この世界を良くする新しいルールをひとつつくってください。
・余計なお世話と思ったけれど、余計じゃなかったお世話はありますか?
・人間以外の生き物と話すことができたら、どんな話をしますか?
・あなたの物語は、いま何ページのどんなシーンですか?
・ずっと後回しにしていることを、明日やる理由を考えてください。
・あなたのご先祖様は、あなたにどんな力を与えてくれますか?
・いまとなっては不思議なくらい、好きでたまらなかったものを教えてください。
・その魅力が分かるまで、いちばん時間がかかったものは何ですか?
・これまでの人生で、いちばんのご馳走はなんでしたか?
・あなたの笑顔のスイッチは、どこにありますか?
・あなたがいちばん嫌いな人を、好きになる方法を考えてください。
・あなたがこの世界から手渡されたいちばん大切なことづけはなんですか?
・何をしたら、無関心なあなたの気を引くことができますか?
・明日、風が吹くとしたら、どんな風が吹いてほしいですか?
・もしもあなたに地球から託された使命があるとしたら、それは何だと思いますか?
・バカみたいに繰り返している失敗をひとつ教えてください。
・家に一つだけ窓をつけるとしたら、その窓の向こうに何が見えてほしいですか?
・あなたの人生最高の日はいつですか?
・本物と偽物は、何がどう違うのでしょうか?
・あなたの人生が、あなたにくれたいちばんのご褒美は何ですか? 等々。。。


最も面白くて、面白くない。印象に残るパビリオン

入館できた「シグネチャー・パビリオン」のなかで、
最も面白くて、一方、最も面白くないもの。
同時に2つをはらんだパビリオン。
それが、
映画監督・河瀨直美さんプロデュースの「いのちのあかし」です。

パビリオンは、古い学校の廃校舎を移築したもの。
木の香りも、景観も、とても素敵な建物でした。
前述の落合パビリオンの対極的な存在とも言えます。

この古い木造校舎の中に、
昭和の映画館のようなシアターと座席があります。

毎日、日替わりで、参加者に「質問テーマ」が与えられます。
1コマ、約80名くらいの参加者のうち、
1人が代表者となり、
この証言台のような場所で、
スクリーンの向こう側の、これまた日替わり?の誰か
(たぶん、河瀨直美関連のコミュニケーション力のある人)と、
質問テーマについて、会話します。
この対話の様子を、みんながシアターの中で鑑賞する。というものです。

あるようで、なかった。
見ず知らずの人が出会い、
唐突な初めてのテーマで、初めて対話していることを、
ゆっくり、じっくり聞く。という機会。

みんなの前で話す代表者になれるなら、
立候補してやろう!笑 と意気込んで参加しました。
(立候補制。と聞いていました)
が、当日は全員の抽選制でした。。残念!

私が訪問した日のテーマは、
「あなたの人生で終わりに近づいているものは何ですか?」

・・・・
まあ、、、
参加者代表で話した人の、上っ面だけのしょうもないトークと、
スクリーンの向こうの人の、なぞるだけの当たり障りない質問、
うまくまとめようとする返事よ。。本当にくだらないものでした!
・・・・

もしボクに当ててくれたら、全員の前で、
めっちゃ面白い、ぶっちゃけ本音トークが、できたのになあーー。
(世間体重視・形式主義の人からは反感を買い、係員につまみだされるかもしれませんが)

即興トークは、
一流同士がやれば、150点にも、200点にも、1000点にもなります。
でも、三流以下がやれば、このように、目も当てられない状況となります。。
そして、そうゆう人が多い。
という現実がわかったということが、収穫です。

無難に70~80点を狙うなら、台本あり。ですね。

で、
皆さんの
「人生で終わりに近づいているもの」
何ですか?


人気パビリオン=人気店舗を作る過程と思考法

落合陽一のインタビューより。
ナンバーワン・パビリオンのひとつ「null2」を生み出した過程をメモしました。

まずは、
過去1970年の万博を徹底的に研究した。
=その結果、基本的な表現方法は、すべてやりつくされているということがわかった。

当時、岡本太郎が、縄文時代。をテーマにした。
だから今回、落合は弥生時代。をテーマにした。
そのため外観を「鏡」のようにした。

弥生時代は、日本が外とのかかわりを持った時代である。
それ以降、日本人は「リミックス」が得意な民族となる。
海外を取り入れながら、日本独自のものに発展させてきた。
だから、落合パビリオンは、
最先端の外国の技術を学び、融合させ、
世界で一番面白い、独自のものを作った。

大屋根リングを超える建物は、作れない。
という万博の規制があった。
だから、null2は、吠えさせた。
彼の表現を借りると「吠えるしかない」
(ウオーーーン、ウォォォーーーンという、なんとも言えない“声”のような音を発している)
つまり「音」を出して、目立たせることにした。

面白くないパビリオンになるのは、こんな作り方である。
業者を呼んで作らせる。
→できました。プロデューサー、確認してください。
→プロデューサーが来て、ダメ出しをして、帰ってゆく。
→それを繰り返す。。
これだと面白いものは作れない。
友達、教え子、仲間たちと、一緒に作ったからできたものがnull2である。

今の時代、人と人が「通信」によって「頭と頭」で関わりあう。
そうゆう経験は、人類史上最高にたくさんできている。
「人間じゃないもの」と、直接、触れ合う。
という経験をしてみるのも良いのではないか。


マーケティングにも共通する思考法
【まず、そのテーマ・分野の過去を全て調べ尽くす】
【自らの特長を知る】
【リミックス=最先端を知り、融合させる】
【規制やルールのなかで完結して埋没しない、諦めない】
【なんとしても、規制を突破する方法、別のアプローチを見つける】
【自分のチームで、作る】
【人が見たことのない、初めて触れるモノ、箱、空間を作る】

人気パビリオン。
イコール人気店舗である。
作る過程と思考法は、まったく同じである。


「落合陽一」に、改めて、一目置いたこと

万博には「シグネチャー・パビリオン」というものがありました。
「いのち輝く未来社会のデザイン」を体現するパビリオン群の総称で、
各分野の第一人者である8人の「プロデューサー」が、
それぞれのテーマに基づいた展示を手がけています。
つまり、企業でも、国でもなく、日本が世界に誇る「個人」が作った、パビリオンです。

中でも、人気を博したのが、
以前のブログでもご紹介した「落合陽一」がプロデュースをした
Null2(ヌルヌル)
何度予約しても、入ることができませんでした。
当選確率2%、というのですから、無理もありません。。
https://cleaning-keiei.com/nakanishi/2019/09/21/

「俺は、君があまり公にしていない親父(信彦)のときから、知ってるんだぞ!」
と、念じて申し込んでも、当たらない。。
それが、当たらない理由だったのかもしません・笑

入場できなかったので、パビリオンの内容はわからない。

落合陽一に対しては、評価はするも、言ってることが、なんだか難しいし、
才能はあるけど、頭でっかちのチャラいヤツ・・の可能性もあるかも??
と思っていましたが、

今回、私が一目を置き、
ほかの皆さんからも評判も高めていたのは、
多忙な彼が、万博の開催期間184日のうち約100日。
つまりは、2日に1度以上は、大阪の現場に来ていて、
自ら内部やCPUの調整を行っていた。ということ。

そして、地下鉄が止まってしまい、
来場者が会場から帰れなくなったことがあった日。。。
大阪の別の場所から、遠隔操作で、null2を解放し、
帰宅困難の方に、楽しんでもらったという事実。

(困ったとき、頼るべきはこうゆう人だな)
(僕が、帰宅困難民になったとき、「落合パビリオンに行ってみよう!」となっただろうか?)
(そして、経営者として、こんな人になれるだろうか?)

才能がある。
しかも、
お客様、スタッフがいる現場に足を運ぶという態度・姿勢がある。
困ったとき、頼りになる。
これこそ、
最強ではないか!

才能が普通。もしくは、普通以下なのに、
現場に足を運ばず、お客様も見ない、スタッフも見ない、商品も見ない。。では、
どうしようもない。
「落合」のような経営者が率いる企業に、勝てるわけがない。





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