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人気パビリオンの共通点と店舗づくりの未来

アメリカ館はじめ、
人気のパビリオン、館内の共通の特徴。

結局は、大きなスクリーンと3D風の画像。
これは、40年前、小学生のとき観たダイエー館と同じであり、
最近の映画館と同じである。

最近の映画館と異なっている点は、下記の内容です。

スクリーンを、横は180度近く、
パビリオンによっては、それ以上の270度にまで、伸ばし、
かつ、天井にまでも伸ばしている点。それと音響。

(アメリカ感、宇宙ステーション)
これを「没入体験」と呼ぶらしい。
でかくしただけだろ? 

でも、きっと凄い技術なんだろうな。
それ用の配置や映像づくりにも細かい技があるんだろうな。

(バンダイ・ガンダム)

クリーニング店舗でも。。
壁面や、天井までもが、LEDパネルのスクリーンとなっていて、
自分が洗濯されてプレスされているような錯覚に陥る映像が流れる。とか、
衣類に関わる、めっちゃ、モチベーションの上がる映像が流れる。とか。

以前から「テーマパーク型クリーニング店」を提唱していますが、
店舗は「パビリオン」とも言える。
こんな店舗になったら、面白いなあー。

人気パビリオンが、人気たる理由を、
クライアント先の店舗に当てはめれば、こんな店舗づくりになるなー。
妄想半分、そうゆう視点で、観覧しています。

・・・・
私が開発に関わる店舗で、
実施することのある、大切な「仕掛け」があります。
それと同じ「仕掛け」を、
いくつかの人気パビリオンでも、実施していました。
(ふふーーーん、オレのやってること、間違ってなかったやろ~)
(どやっ!)
と、ご満悦で、帰ってきました。


(うわっ!ジオング!!目の前に来た!怖いけど・・・かっこいいーー)

「あんなの飾りです。偉い人にはそれが解らんのですよ」
↑すみません、わかる人にしか、わからないガンダム・ジオングの心に残る名言です。


パビリオン雑感 ~世界の国は、日本人に何をPRしているのか?

「アメリカ館」と「中国館」

そりゃ、セットで行かなあかんやろ。
日本がどっちの国と、どう付き合うか、見定めなあかん。
この2国をセットで見に行きました。

今や、世界の二大大国。
日本は、そのはざまにいる。

アメリカ館
「俺たち、ずっと仲間だろ。
宇宙開発とか、日本ではできないだろ?
俺らは、できるんやで。
これからも仲良くしてあげるから、わかっているだろうな。逆らうなよ」
ということを、ニコニコ、爽やかに伝えてくるパビリオンでした。

日米の友好関係をパネルや、映像で、嫌というほど、PR。
メインは、NASA宇宙開発。
映画に出て来そうな、可愛い女性と爽やかボーイのコンパニオンのフレンドリー・トーク。

原爆を落としておいて(落とされておいて)この80年間の占領政策の巧みさよ。。

中国館
「日本の文化って、元々、俺の国にあるもんやからな。出身は同じなんやぞ。
君たち、分家に過ぎないんやで。昔、朝貢してたやろ。覚えてるか?
あ、そうそう、俺ら後進国じゃないで。今、こんなに凄いんやで。
俺ら深海にも、月にも行ってるしな。ウソちゃうからな!」
この表現が、上から目線で、いささかストレートすぎる(=素直で下手な)パビリオンです。

↑中国の月に行ったPR
アメリカの月の石には長い行列ができているも、こちらには行列できず・・・
噓か真か・・・見極める必要があります。実は、NASAを抜いている?

どっちも、
武器の豊富な暴力団である。
戦争をきっかけに、日本を「子分」とした暴力団=アメリカか。
紀元前の昔2000年前から、つい300年前まで1700年間も「子分」だったのに、
130年前、歯向かってきて負けたことに、敵愾心むき出しの態度の暴力団=中国か。

結論、どっちとも、本音では、お付き合いできないぞ。
真実をフラットな目で、見極める必要がある。
自立の道をどう立てるのか?


万博雑感~ひねくれてしまった大人の面白さ!

大人の感性と子供の感性は、異なります。
同じものを見ても、
子供は、比較的、素直に感動できます。
大人の感性は、これまで、生きてきた経験がフィルターとなって、感動できます。

私は、このたび、
相当、ひねくれてしまったなあ。ということを、実感し、
そこが、楽しく、面白い、万博体験でした。

まず、万博の入場ゲートでの、率直な感想が、これ。

 
なんじゃー、こりゃーーーー
アウシュビッツやん!

(映像や文章、想像の限りでは、きっと、こんな感じだったんだろうな・・・)と

広大なゲートの前に敷かれた柵。監視員。
そこに行列をなし、おとなしく待ち、
指令に従い、少しずつ、ゆっくり歩かされる大集団を、目の当たりにして、そう感じました。

(お子様には、出てくるまい、この感想は。フフフ・・・)
(小学3年生のころの私にも、この感想は出てくるまい。ずいぶん成長したぞ・・・)

もちろん、ちゃんと、並びました。アウシュビッツに。
そのなかでも、アウシュビッツを、さっさと抜け出す方法を見つけました。
もう次からは、アウシュビッツしなくてよい方法を、見つけました。
当日、人気パビリオンに、効率よく潜り込む抜け道も、見つけました。

そこは、
競争を勝たせるコンサルタントですから。
2~3時間、観察し体験すれば、目的達成の方法は、ごく自然に思いつきます。

これから行かれる方には、そっと伝授しますね。

 
会場内が広く、脚と腰が悲鳴を上げる。
1日で25000歩でした!

良くも悪くも、
老若男女、貧富の差もなく、
会場内は、みな平等な空間です。

こうなったとき、最後、モノを言うのは、やっぱり「体力」です。

今回の万博テーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」
ある種、それを実体験できます。
いのち=体力のことである。自らの脚力、臓器のことである。


若者よ、万博に行ってみてくれ(大人よ、連れて行ってあげてくれ)

私は、万博を「とても楽しみにしている派」である。

その根本的な理由は、小学校3年生のとき、
1981年、神戸で「ポートピア博覧会」が開催され、そこに連れて行ってもらい、
その好印象インパクトが大きかったからです。

・・・・
海を埋め立てて造られた巨大な人工島「ポートアイランド」。
そこへ走る無人の電車「ポートライナー」。
未来の理想都市を思わせる巨大マンション群。
そして、何と言っても、博覧会場の各企業のパビリオン。。

特に、大人気だったダイエー館のインパクトは、すごかった、
今で言うところの3D?VR?
自分がグライダーに乗って、世界を旅する。
アルプスの断崖にぶつかりそうになり、
海の中に潜って、サメに食べられそうになり・・という映像体験をするのである。

父が勤務していた三菱グループの未来館。
住友館(住友グループ)、川鉄地球館(川崎製鉄)、松下ピラミッド館、
神鋼パノラマ館、IBM館、サントリーウォーターランド、
芙蓉グループ、サンヨーソーラー館、大阪ガス、関西電力エネルギー館、、、等々、
未来へのワクワクとドキドキが、止まりませんでした。

UCCコーヒー館や、塩とタバコのパビリオン(日本専売公社)など、
並ばなくても入れるパビリオン=展示だけのパビリオンは、
幼いながらも、「しょぼいなあー」と思っていました。

会場内には、緑の森が作られていて、川に入って遊ぶこともできたし、
ポートピアランドという遊園地もありました。

あれから、44年。。
今回の大阪万博でも、三菱、住友、松下(現パナソニック)、サントリーなどの企業は健在で、
今も、あのときと変わらず「同じテーマ」のパビリオンを展開しています。
=三菱は「みらい館」、住友は「みどり」、サントリーは「水」。
さすがの底力を感じます。ブレていません。
なんとも言えない安心感と誇りを持てます。

大阪ガス、関西電力などインフラ系も、当時と同じテーマ。
<儲かっているんだよなー。。>
今、ここに出展するお金があるならさあ、電気代・ガス代、安くしろよ!!
でもって、40年前以降と相変わらず、
パビリオンの内容が面白くない(なさそう、それも今回、確かめに行く・笑)
・・・・彼らのパビリオンは、
如何に自分たちの扱う商品が大切か、自分たちが努力しているか、
君たちも勉強してくれ、ということを、
教育的かつ子供だまし的に伝えてくる。そうゆうパビリオンを作る傾向にある。
昨今の時節柄もあり、
インフラ系企業のパビリオンには、若干、否定的で厳しい目の感情を持っています。

神戸製鋼、川崎製鉄、石川島播磨重工など、
関西の鉄鋼系企業は、単独出展せず(できず?)、共同パビリオンに入った。

大人気だったダイエーは会社自体がなくなり(イオンに買収された)、
サンヨーも会社自体がなくなり(中国資本・ハイアールに買収された)
たばこをテーマにしていた専売公社は、民営化されJTとなり、パビリオンはない。
それどころか、今や「たばこ」自体が、会場内で吸えない
(喫煙所は、会場の外に1箇所だけ)扱いとなっている。

バンダイ、ヨシモト、飯田グループ・・・等々が、今回の新しい顔ぶれである。
40年後、どうなっているか?

今、私は、企業・国の栄枯盛衰を、観に行きたい。

私が小学生の頃、受けたインパクトのようなものが、
若人には、何か、あるはずです。
是非とも、行ってもらいたい。(行ってみて、面白くない、なら、それはそれでいいじゃないか)

全国の小中学生は、無料にしてあげても良いくらいです。
で、小中学生1人につき、付き添いの大人は一人半額で入れてあげてよい。
日本の未来への投資と考えれば、安いものである。

チケットが売れない?
一発で売れる方法、いくらでもありますよ!


才能あふれるAIと、チャレンジする自分

私の冬の恒例行事・・・
大学入試の共通テストや、東京大学の入学試験が、新聞に掲載されると、
無謀にも、解答にチャレンジ=受験してみます。

数学や物理・化学などは、まず無理なので、スルーです。

でも、社会(歴史、地理)や現代文などは、
日常の仕事生活・常識の範囲で回答できるものです。
英語は、ダメ元のチャレンジで。

ここ最近の大学入試の傾向として、
「考えさせる」問題が増え、
「暗記が必要」な問題が減っているので、
仕事の能力の延長で、なんとか得点することもできるのです。

結果は?と言えば、そこそこ、そこそこ。。で、
今の18歳の皆さんの優秀さをかみしめ、尊敬している次第です。

今年、
ついに、AIが、共通テストで90%以上の正解率(東大合格ラインをクリア)
東大試験にも、合格水準を超える解答を出すようになってきたそうです。
これは大きな転換点です。

「東大クラスの頭脳を友達に持ち、仕事ができる」
もはや、AIを活用しないという選択はないと思います。

「無謀で無益に見える挑戦」で、自力を鍛えることも、もちろん、続けてゆきます。
自らの意思で、決断すること、行動すること。AIと共に生きる人間が高めておくべき力のひとつです。





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