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社長室に来るように。

本日、本題の前の余談・・・・

「同期A子とのボーナス10万円差」事件のあと、
本告社長をはじめとする経営幹部と、
私が、エレベーターで一緒になったことがあった。
(たぶん、ランチタイムの帰りです)

小山専務(のちの社長)が
「彼が、A子とのボーナス額が違う!って、食ってかかってきた中西です」
なんて、私を、本告社長に紹介する。
が、当の本告社長は、全く覚えていない。何のこと???って顔をしている。
専務が「ほら、A子だけボーナス10万円多くつけたでしょ」
すると
「ああ、あの子、最近、歯医者で会えないんだよー、治療、終わったのかな?
 別のとこ行ってるのかなあ。あの医者、最近、下手くそなんだよ」
また、とんちんかんな事を言い出す。。

専務「やっぱり、可愛くないと、ダメですよね」
社長「ああ、可愛くないとダメだね」
私は、目をパチクリして、思いっきり、可愛い顔をしてみせた。
そのあたりで、エレベーターがフロアに到着。
社長「面白くない、可愛くないから、キミはボーナス増やさない。
 A子ちゃんに社長室に遊びに来て、って言っといてよ」と
言い残して、降りていった。
まったく・・笑

牧歌的な雰囲気と、人情味の残っていた(業績は、良くも悪くも現状維持)時代の船井総研である。
当時、東京・大阪で、合計300名。

日報には、全員分、目を通して、
簡単にコメントを書いてくれていました。今、考えると、すごいことです!
いつも、返信を楽しみにしていました。
文字が個性豊かで・・・
内容のうち30%くらいは判読不明で、先輩に教えてもらって、判読していました。

次回のブログで、
クレームを言い来られたメーカーの会長との面談の結果、
ちゃんとお伝えします。


2023年のレクイエム ~元船井総研社長・本告正さん

私が船井総研入社、当時の社長です。
船井幸雄さんが「会長」で、本告(もとおり)さんが「社長」でした。

毎月、全社会議でお話されていました。
が、この話が、一般的に言うところの「つまらない話」で・・・
会社の数字や方針の話も、あまりされない。
中国の故事成語や、難しい言葉の意味の話、
銀行等のお偉方と会ったときの話題について、話をされる。
ホワイトボードに、見たこともない難しい熟語を書いて、
その文字の意味を解説していた。という記憶だけが残っている。

釣りが趣味でした。
入社1年目、私が、徹夜の連続で、フラフラになりながら、
日中「コンピューター室」という部署の前を通りかかると、
部屋の中から、ニョキニョキーーーと、釣り竿が伸びてきて、行く手を阻む。
釣り竿の根元で、本告社長とCPU室の部長がニヤニヤ話し込み、
CPU室の爽やかな先輩がヘラヘラ笑っている。
この部屋の壁には「魚拓」が飾られている。社長はそれを容認している。

『オマエら~、仕事しろ~~』と、薄れゆく意識の中で、感じたことを覚えている。
極限まで、仕事で体力を消耗していると、ムカつくエネルギーさえも、弱いのである。
歳をとって「丸くなる」と言われているのは、
経験からくる「優しさ」「余裕」でなく、「体力の衰え」が基本要因だ。
と、22歳で悟っていた。

こんなこともありました。
入社2年目、同期で同じ部署の女の子Aさんの冬のボーナスが、
私よりも10万円、多かった。
私のほうが、圧倒的に長時間労働しているし、
まだまだ少ないながらも実績(=クライアントさんいただくコンサルフィー)も、
彼女と比較すれば圧倒的に多い。

生意気だったから、何らかの理由で「減額」された可能性はある。。
「なぜですか?」と、上長に聞いた。
「え~、知らんで~。うちは“3年目までは評価せず”や、俺は同じ額で出したで」
この上長、とても良い人で、「どこで、同期A子との評価が変わったのか?」
さらに、その上まで、尋ねて歩いてくれた。
部長段階も、専務段階も、評価は同じ。。。
最終段階の本告社長が、女子Aさんに「増額した」ということが判明した。
理由は・・・・・
「会社が入居している同じビルの中の歯医者で良く会う。可愛いから」
しかも、これ、
お二人とも、就業時間中に、歯医者に行ってるのである。サボり仲間、容認。
「仕事が終わった後、18時以降だと、混んでるから」だそうである。

こんな本も出していますが、、
内容チンプンカンプン。
「知識を現場で実践してない人が書くと、こうゆう中身になる」という典型です。
良く私の本棚に残っていたなあ・・・という感想。

が、それも含めて、噛みしめて読むと、かなり奥が深くて、良い本です。

「この機械じゃないと、売上が上がらないと言え!」
「でも、私は言わなかった」エピソードは、以前も、軽くご紹介しました。
https://cleaning-keiei.com/nakanishi/2018/09/28/
一応、下記が概略。
入社4年目、某機械メーカーから「ゲスト講演」の仕事を定期的に受けていました。
私が、その業界の店舗・工場の売上をどう上げるか?というノウハウ&事例を紹介するのですが、
その講演の中に「売上を上げるためには、当メーカーの機械が必要だ。と入れてもらいたい」という要求がメーカー側からあった。
“機械はどんな機械であっても、関係なく売上は上がっている”ということが真実なので、
私は「それは事実ではないので言えません。このくらいなら、言えます」と、伝えた。

実は、これには、前回、紹介しなかった裏話がある。
私が要求に応じないから、
機械メーカーの会長が、お怒りになり、
「船井総研の社長に会わせてもらいたい、そのことを直談判する」というのである。

本告社長に事情を説明したところ、
「年間数千万円をいただいているクライアントさんだ。断るわけにはいかないだろう」
ということで、
機械メーカーの会長と、本告社長の面談が実現した。
私と、私の上司も、同席した。
(つづく)

このとき、本告さんが、どう対応したか?
皆さんが社長なら、どう対応するか?
来週末のブログ更新までに、想像してみてくださいませ。


2023年のレクイエム ~外交のプロ/ヘンリー・キッシンジャー

ユダヤ系ドイツ人で、
アメリカの元政治家、外交家です。100歳まで生きました。

高校生のころ読んだ本の中に、
こんな文章があったことで、キッシンジャーに初めて出会う。

【キッシンジャー・クラスの人材に、
10~20億円払って、外交を依頼すれば良い。日本のために働いてもらうのだ】

誰だ?キッシンジャーって??
そんなに凄いのか?
と、キッシンジャーを調べるようになる。

当時30年前は、ネットのない時代。。
本を読んで、アメリカの外交を知り、
「日高義樹のワシントン・レポート」という週末・夕方のTV番組に、
生・キッシンジャーが、時々出演するので、大学生~社会人にかけて、観ていました。
ハーバード大学で博士号をとり、教授として活躍した後、政権入りした。
“キッシンジャー博士”と呼ばれていて、
(政治家が博士!アメリカすごいなあー、日本の政治家に博士はいないなー)と、思っていました。

ちなみに、
以下、この本のキッシンジャーくだり前後の文章。
↓↓
これからの世界は、ミサイル=軍備よりも、インテリジェンス=情報である。
日本は世界に通用する情報機関を作り、正確に情報収集し情勢を見極め、他国とわたりあう必要がある。
外交は戦争。決着がつかないと戦争になってしまうから、それを防ぐ。
北の脅威は単なるブラフ。それを理由に、アメリカは、もっと兵器を買え、と要求してくる。
日本から「金持ち」の看板がなくなれば、北朝鮮・中国・ソ連の脅威が増してくる。
政治家も官僚もクビにして、企業人を登用して国家を任せる。完全に民営化するくらい大胆に変革しなければならない。
日本には、天然資源がなくても、ヒューマン・リソース(人的資源)は豊富だ。
世界でいちばん教育水準が高く、いちばんよく働く若者がいる。
軍事で世界を制する時代は終わった。これからの戦争は経済戦争をもっと発展させたハイテクノロジー戦争だ。
それに勝てるか勝てないかは、君たち若者の腕にかかっている。
これまでの考え方を覆すような自由なアイデアと自主性を持つ人間、
緊張感の中で生き、責任感を持ってリーダーシップをとっていける人間の登場、
それが期待されているのだ。
国を守りたいなら、ビジネスの世界に飛び込んで、あぶら汗を流して、
血の小便をしてみろ、ということだ。
本当の責任感とは、そうした修羅場をくぐりぬけることにより、身につくものなのだ。
↑↑

30年前の文である。
が、読み返してみると、言ってることは、ほぼ当たっている。
日本の政治や外交を、日本人が選んだ優秀な外国人に「委託しろ」というのも、面白い。
スポーツの世界では、今、それが普通になっている。
監督が外国人、キャプテンが外国人。。世界と対等に戦うためには、当然である。

ひとつだけ・・・・今と異なる点がある。
『いちばんよく働く若者がいる』ということが、今、なくなってしまった。
日本国は、自分の長所=教育・勤勉・良く働く。ということを自ら放棄した。
(やはり、政治家・官僚を、一度、クビにすべきだったんだ)

・・・・
私と、私の身近な人たちは、
こうゆうことに、絶対に、巻き込まれず、どんな時代になっても
ちゃんと生き残れるようにやってゆきたい。
本質は、きっとこの先30年間も、変わらない。
読み返してみて、確信しました。


2023年のレクイエム ~YMO・坂本龍一さんと高橋幸宏さん

YMO(イエロー・マジック・オーケストラ)も、3人組。
これも微妙に時代がズレる。
やっぱり、ちょっと背伸びして「知る人ぞ知る、本物」が、好きだった。

小学生のとき、運動会のリレーや入場のとき、
ずっと流れていた曲がある。
それが、「ライディーン」でした。
今でも、この曲を聴くと、走りたくなる。

「運動会の曲、この人たちの曲だったのかーーーー!」
「“君に胸キュン”を歌ってた人たちと、同じだったのか!」
かっこいいやん!!って、好きになりました。

やっぱり、3人それぞれが「自立」している。
3人とも、良いとこのボンボンで、高学歴で知性的。しかも、芸術センスがある。

坂本龍一は「教授」と呼ばれ、
高橋幸宏は、JRAのCM曲だった「青空」が好きです。

(このCMの3人組も、いいですよねー)

YMO3人のうち2人が、今年、鬼籍に入る。
そして、一人残った、細野晴臣。

3人とも、努力と才能で、各方面から、引っ張りだこ。
様々な名曲に「実は、絡んでいた」ということだらけです。

・・・・
谷村新司(享年74)は、日本のフォークの分野で。
坂本龍一(享年71)は、日本のクラシックの分野で。
海外にも通用していた音楽界の巨星が、世を去りました。

ロック分野の巨星・我らが「永ちゃん」矢沢永吉は、大丈夫か?
もう74だぞ。。


2023年のレクイエム ~谷村新司さんの友情の歌へ

以前のブログにも書きました、コンビ&3人組のことを、
なぜか好きになってしまう私・・・
https://cleaning-keiei.com/nakanishi/2023/04/22/
谷村新司・堀内孝雄・矢沢透の「アリス」も、3人組である。

とはいえ、
時代が違う。アリス3人組の全盛期は、自分の親世代。
でも、親から聞く話や、
「懐かしの名曲」的な歌番組を聴いて、良いなあーって、思っていました。

小・中学生のころから「流行や人気」よりも、
「普遍的なもの」のほうに、ひかれる性格だったみたいです。

物心ついたときには、
谷村新司と堀内孝雄は、別活動で、それぞれ、ヒット曲を出していました。

谷村新司は、「昴・すばる」「22歳」「浪漫鉄道」・・・※浪漫鉄道、好きですねー。
しかし、何と言っても「群青」です。
映画・連合艦隊の中井貴一さんの最期のシーンに流れる、、、涙もの。

堀内孝雄は、「君のひとみは10000ボルト」
年末長編ドラマ・白虎隊のテーマになった「愛しき日々」が有名ですが、
私が好きなのは、その1年前の長編年末・忠臣蔵のテーマ「憧れ遊び」です。
※「愛しき日々」ヒットの素になっているのは、こっちだ!と思っている。

そんな二人の活躍と曲も知りながら、
中学生のとき「アリス・再始動」というニュースが飛び込んでくる。
そして、1987年(中西少年14歳で)出会った曲が、
この歌「BURAI」
「おー、これが、アリスか~~」って、夜のヒットスタジオで、初めて見ました。

♪最後の煙草には、俺に火をつけさせてくれ。
 想い出の街を出る、君への花向けに、、、

男同士の友情を、谷村・堀内のコンビで歌う。
ヒットせず、メジャーでもないけど、大・大・大好きな一曲です。

谷村新司は、この前年、
俳優の奥田瑛二と「クラシック -CLASSIC-」という歌をだしていて、
これも、抜群、最高の男の友情曲。

♪俺たち、流行りの男じゃないね。
 それでいいさ、古いタイプの男さ、思い出をなくすよりは、、、、

私は、どうも、こうゆう(イタい?)男同士の友情ソングが好きらしい。
以前のブログで紹介しました、
ムッシュかまやつの「我が良き友よ」も、男の友人の歌。
山ピーと亀梨の「青春アミーゴ」も、好きな部類です!笑

谷村新司さんは、そうゆう曲を、作って、歌っていました。

谷村さんの曲のような
友を持てる、それにふさわしい真の男でありたい。

少年時代からずっと続く内面にあるものを、
後押ししてくれる歌を世に出してくれたことに感謝です。合掌

 
おお!谷村さんの曲で、何と言っても・・・が、もうひとつあった。
女優・小川知子さんとのデュエット「忘れていいの」です!笑
歌いながら、エロ~い笑顔で、胸に手をいれてゆくんです・・・たまらん!!
今は、放送できないレベルでしょうね。





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