2013年1月29日 8:45
値上げをすると、お客様が離れてしまうのではないか。。。
その危険を心配するよりも前に、
心配しなければならないことがあります。
それは、
「値上げなんかしたら、お客様が離れてしまうわよ!」という
店舗スタッフの「まるで他人事」のような「部外者的・感覚」です。
実は、この気持ちが、値上げのときの「最大の敵」となります。
「すみませんねぇ、値上げしちゃって、ホントにもう、うちの会社ったら・・・」
スタッフがお客様に良い顔をしたいがための、
このような「一瞬」の発言が、お客様を「一生」離れさせてしまうのです。
スタッフの理解・協力を得ながら、値上げ戦術を進行させなければなりません。
値上げの方法は、各クライアントの状況によって、使い分けています。
単純に、単品ごとに価格を変更する場合もあれば、
セール割引率・チケットの見直しを行う、
会員メニュー・サービスの変更を行う。。。等々。
どのクライアントさんも、
自分で自分の価格は、なかなか決めきれないもの・・・みたいです。
「もし、私の独断で良ければ・・・」と、
「そりゃ!」「せいやー!」と、傍若無人に「値決め」してゆくアドバイスが、
最近、意外とウケています。
2013年1月26日 7:26
今年はやけに、1月~2月のクライアントへの支援で
「値上げ」がテーマとなることが、非常に多くなっています。
いいことだと思います。
背景は、2つ。
まず、クライアントの多くが、
ここ1~2年で「値上げに耐えうる」だけの店舗・接客・品質づくりができてきたこと。
これが出来ていないのに、値上げしていては、街に残っている古~い文房具屋さんになってしまいます。
「値上げ」は、既存店の売上が上昇傾向だからこそ、打って出ることのできる戦術です。
次に、消費税増税を視野に入れて。
増税のタイミングにあわせて、価格を改定していては、遅すぎます。
そのときの「世間の空気感」が、どうなっているのかは、読めないからです。
「値上げ・・・やむなし」
「値上げ・・・避けて欲しい」
どちらの「空気」になっても、適切な販売促進をかけることを可能にするため、
将来を見据えて、この春の前に値上げが討議できることは、本当に幸せなことです。
すべては「お客様に支持される現場を作ること」が始まり。
自分でコントロールできないすべての事象も、有機的につながって、普段から鍛練を怠らない会社に味方する・・・
そう実感します。
日露戦争の司令長官・東郷平八郎元帥による
「連合艦隊・解散の辞」の一文をご紹介します。
「神明は、唯平素の鍛練に力め、
戦はずして既に勝てる者に、勝利の栄冠を授くると同時に、
一勝に満足して、治平に安ずる者より、ただちに之を奪う。」
東郷サン、肝に銘じて行動します!!(敬礼!)
時代も立場も超えて、胸に響く文章です。。。。
2013年1月19日 8:24
1月・2月の土・日は、ご支援先の「経営方針・発表会」に
ご出席させていただく機会が多くなります。
「経営方針発表会」は、
昨年1年間の実績を締めくくり、今年の取り組み事項を、全社員の前で発表する会議です。
こんな大切な場に、お招きいただき、
また、スタッフさんの前で、お話しさせていただくチャンスを与えていただけることに、
本当に感謝です。
今は、豪華なホテルで実施するご支援先も、
最初は、できるだけコストをかけないように・・・と、自社の近くの集会所を会場にしていました。
そのうち、公共施設を借りるようになり、
次に、まあまあのグレードのホテルへ、そして、高いグレードのホテルへ・・・と、
10年かけてステップアップしてきました。
「いつか、あんなところで発表会ができるようになりたいな。。。」
と、胸に秘めながら、
一段一段、グレードアップさせてゆけば良いのです。
そして、その成長の過程に、少しだけでも関わらせていただけることに、コンサルタントとしての幸せを感じます。
発表会の内容もさることながら、
終了後の楽しい懇親会や美味しい料理を見ると・・・
「やっぱり、会社は儲けなアカンなあ・・・」そう実感するのでした。
2012年12月24日 8:53
メリークリスマス!!
ラジオは、クリスマスソング特集。
聖なる日にも、口笛吹いて・・・仕事中~♪♪♪
さてさて、、、「付加価値の高い商売をしたい・・・」
こんな相談を受けることがあります。
それって、ぶっちゃけ「たっぷり儲かる」商売をしたい・・・ってこと?
ライバル他社よりも、高く売っているのに、
お客様が集まる・・・世の中には、そんな会社やお店が存在しています。
学者やコンサルタントは、それを「ブランド力」という言葉で表現したりしますが、、、
事の本質は、もっと簡単なこと。
どのくらい「お客様にちょっぴり喜んでもらえる」ように知恵を働かせているか・・・で決まります!
12月になってから、訪れた「相場よりもやや高め」なお店での「事例写真」をご紹介。
クリスマスへの対応を見れば・・・その店のだいたいのことはわかります!
散髪屋さんで、もらいました!
中身は、かわいいチョコレートでした!
宿泊したビジネスホテルの部屋のカギも、これだけでクリスマス仕様!
小道具や手作りボックスも、重要アイテム!
当社の事務所にも、スタッフちゃんが、お花でセンス良くクリスマス~お正月イメージの飾りつけをしてくれています。
あ・・・ウチは「たっぷり儲かる」「相場よりも高め」な、商売を志向しているわけではありませんよ~!!
ホントです、ホント!!
ウヒヒヒ・・・
ブラック・クリスマスじゃ。。。
皆さん、良いクリスマスを!
2012年12月11日 6:16
少~し時間に、余裕ができると、
紀伊国屋、ジュンク堂といった大阪の大型書店に行きます。
半日いても、まったく飽きませんね!!
まだ書店に並んでいました!私の看板本。
同時期に発売された看板本が姿を消すなか、、、粘り強く生き延びています!
書店の皆さん、出版社の皆さんに感謝です。
大型書店に来るたび思い出すのが、、、前職の船井総研1~2年目時代、
先輩に連れられて、今は閉店した大阪・曾根崎の「旭屋書店」に行ってたこと。
忙しい仕事の合間の、ちょっとした息抜きの時間で。
尊敬する先輩と、半仕事・半プライベートで、共に時間を過ごせることが、
ただ、それだけで嬉しかった・・・純情な青春時代です。
単に、一緒に本を買いに行くのではありません。
通称「旭屋クリニック」と言われていた、その行事。
私が読みたい本を5冊を選んできて、先輩に見せる。
すると、その先輩が、私の選んだ本を「評価」する。
「オマエさん、こんな本選ぶようじゃ~アカン!」
これを読め!と、先輩が私のために本を選んでくれる。。。そんな行事でした。
ちなみに・・・
私が選んだ本は、「初対面の相手を説得する方法」とか「デキるビジネスマンの習慣」
「人前で上手く話すコツ」「夢を実現する」「成功の法則」・・・みたいな、
自己啓発系の成功本や、新人コンサルタントとして必要だろうな~と考えて選んだ本でした。
それら、すべて却下!
「こんなもん、一切必要ない」
「オマエさんが身につけるべきは、現場の売上を上げるための具体的な技術やろ」
と、選んでもらったのが、写真のような本。
当時は「マニアックだな~」と思っていましたが、
これぞ「マーケティングの王道」と言える本たちです。
私がコンサルタントとして、今でも(良くも、悪くも)
ひたすら「実務的に現場の売上を上げること」を、第一に追及しているのは、
このときの体験も、大きく影響しています。
あのときの「旭屋クリニック」がなかったなら、、、
「見せかけ」「流行を追う」、
「自分が儲けること重視」という、一般的なコンサルタントになっていたかもしれません。
良き先輩に、感謝です!!