2013年6月7日 7:34
そろそろ「何、食べた」ブログは、やめなきゃ。。。
「気楽にブログ書いていい」って、優しくしてもらうと、すぐに甘えてしまう性分。
いけません、いけません。
今回は、少し、ビジネスモードに。
コンサルタントとして大切な能力は、ルール化・法則化の力です。
先日のブログでも、少し触れました。
数多くの経験や事実から、
大多数のケースに応用可能な「共通のルール」を導き出すこと。
これを「ルール化」とか「法則化」と呼んでいます。
・チラシの反響率は、内容や媒体、季節や曜日によって、数字的に、このくらい違う。
・出店の場所に、人口はこのくらい必要で、通行車台数は、このくらい必要。
・ワイシャツの相対的な価格設定と、出る点数の関係は、こうなっている。。。等々
数多くの売上アップの現場から導き出した、このような法則やルールが、
色々なご支援先のコンサルティングの現場で活かされます。
ルール化、法則化の力を身につけるためには、普段からの訓練が必要です。
たとえば、、、普段のプライベートのお買物で、
「なんかこの店、明るくて、開放感があるな~」と感じたとします。
「なぜだろう?」
「照明かな?」と天井を見上げる。
「あ、蛍光灯じゃないな。ダウンライトだ。。。
いまどきのチェーン店は、このスタイルが多いな。確かに、蛍光灯よりも、店内がキレイに見えるな。
何という銘柄のダウンライトだろう?LEDなのかな~。何ワットかな~。調べてみよう。」
「天井の壁紙の色が違う色だな。。。なぜだろう?
オシャレに見えるのかな~。最近、こうゆうクロスの使い方、多いよね~。白の壁紙と単価は、どのくらい違うのかな?」
「ダウンライトは、何個くらい設置したら明るく見えるのかな?
この店は、ざっと90cm四方の間隔で、設置されているな~。」
「天井から床までの高さは、どのくらいだろう?
一般的な高さが、240cmだから・・・270cm以上はある。いや300cmあるかも。。。
開放感の理由はこれかな~」
「手元の明るさを図ってみよう、何ルクスくらいになるだろう?
1000ルクスか~。意外に数字は少ないな。。。天井の高さと色が、明るく感じさせるのかな?」
「1坪あたりの天井のダウンライトの数とワット数」×「天井の高さ」で、
「明るく開放的に感じる空間」のルール・法則が、あるんじゃないかな~??
こうして「ルール化、法則化」の訓練を行っているのです。
感じたことを「なぜだろう?」と追及する。
それを、できるだけ数字として具体的にとらえる。
同様のケースを10箇所以上調べて「どうやら、これはどこにでも当てはまる!」という
裏付けがとれれば、自分なりの正式な「ルール」となるのです。
他人には、わからない。
自分のなかでは、共通点として納得できている。。。
そんなルールや法則が、上手に生きてゆく道具になります。
そして、このルール・法則を超える事象が出てくると、これまた楽しくなるのです。
2013年6月2日 16:58
おおっ!
中西のヤツ、毎日毎日、ラーメンとか、スパゲッティとかじゃなく、
たまには、前菜の出るコース料理とかも、食べてるー!!
と思いきや・・・
実は、これも「ラーメン定食」でした(笑)!
なんと、これだけついて、800円です。
看板はボロボロ、テーブルはギトギト。
でも、店内にはクラシックが流れ、おかずはフランス料理風。。
ギャップとお値打ち感による繁盛店。
手段として、売価を下げて勝負することもありますが、
このように「原価を上げて勝負すること」も、戦略・戦術のひとつ。
売れない時には、売価を下げる(値下げ)だけが対処法ではない。
「違い」をわかりやすく伝える「原価アップ」によって、お客様を集めることもできる・・・
そんなことを知っていれば、マーケティングの幅が、無限に広がります。
2013年5月15日 7:01
新幹線にて、東北の穀倉地帯・大崎市を通過中。。。
田んぼに水が引き込まれ、田植えシーズンになりました。
5月と10月は、葬儀業界にとって、
1年のうちで、最も施行件数の落ち込む「閑散期」であることは、定説。
葬儀業界にも、閑散期と繁忙期が存在しているんです!
その一般的な理由は・・・
「暑すぎず、寒すぎず、年配の人にとっても、過ごしやすい季節だから」というもの。
この落ち込む数字と気温など
人の目に見えるカタチのことを「現象」と呼びます。
本質が現出したものが、現象である。。。という哲学的アプローチで、
もう少し深く掘り下げると、
人間という動物の肉体的な本質と、
「田植えの時期と、収穫の時期は、気が張っているから、人は元気だ」という精神的な本質がみえてきます。
精神的本質を、さらに、自分なりに普遍的なルールとしようとすれば、
「人は必要とされているとき、役割があるとき、生きる」
「残される者の意思に関わらず、一定の役割を果たしたみなされたとき、天が呼び戻す」という
自分なりに、すべてに応用可能な「軸」ができるようになります。
「現象」の底にある「本質」は、何なのか?
AKBにしても、アベノミクスにしても、クリーニング業界のハヤリにしても・・・。
「現象」や「流行」に軽く片足をかけて、
その底にある「本質は何か?」に重心を置いて、じーっと考える。
色んな違う価値観との出会いや経験を経て、
自分のなかの「軸」「ルール」に昇華されるまで、追及する。
そんな風に、色んな「現象」をみています。
まあ、変人ですね。
でも、そうしないと「リアル・コンサルタント」失格です。
流行に振り回され踊り続ける、イカサマお調子者コンサルタントになってしまう。。。
2013年4月20日 10:26
今日は、先日のブログの第二部みたいなもの。
そう言えば、出張中、、、駅の構内を歩いていると、
ここ数年、人とぶつかりそうになることが、明らかに増えてきました。
俺の運動神経が鈍ってきたからか??
それも、ちょーっとあるかもしれない。
でも、そのほとんどの正体は、
「イヤホン」をつけたまま「自己空間」で歩いている若者
人ごみのなかでも「キャリーバッグ」を、平気でコロコロ引っ張る人。。。
「自分」を「他人」よりも、かなり優先する時代となってきたようです。
これから先、ちょこっとだけ人よりも「仕合せ」になりたければ、
「自問自答」で、自分で出した答えに満足するだけでなく、
「他問他答」=他に問い、他の答えを聞く。ということもしたほうが良いと思います。
自問自答の場合、
自問「お客様は、満足してくれたかな?」
自答「ここが悪かったかもしれない、ここが良かったかもしれない」
他問他答の場合、
他に問う「この商品、どうでしたか?」「感想を教えてください」
他の答え「そうですね~、ここが良かったですね。ここを、もうちょっと、こうすれば?」
実際、コンサルティング先の店舗を訪問しても、
「こんな風にしてみました!どうですか?」
「うちの店、何か気づくところ、ありますか?」
こんな発言が出てくるスタッフさんの多い会社ほど、お客様が集まっています。
そして、スタッフさんが、イキイキ・若々しいです。
自問自答に加えて、
他に問いかけ、他の答えを聞く「他問他答」を取り入れる。
そして、「自」と「他」の一致・統合を図ってゆく。。。
時代の一歩先をゆく、
売上アップ&人材育成のノウハウではないでしょうか。
2013年4月11日 8:31
先週末の「バクダン低気圧」の雨・風の影響で、
関西地方の桜はすっかり散ってしまいました。。。
と、まあ。
これが、一般的な認識。
でも、こうして、
葉桜ながらも、残っている桜だって、ちゃーんと、ある。
つまり「それが、全てではない」ということ。
商売だって同じです。
「もうこの業界は、需要が下がり続けて、先はないでしょう」とか
「もうこの会社、このお店は、駄目だろう」と「一般的に」言われていても、
やることをやれば、ちゃんと「花が咲く」ということを、
コンサルティングを通して、たくさん体現してきました。
ある社長に言われたことがあります。
「中西君、永く続く商売をしようと思ったら、
トラディショナルなものを大事にしてないとダメなんだよ。」
・・・年配の社長が、「トラディショナル」とくるものですから・・・問答無用に効きます!!
そう、その通りです。
ずっと「商売のトラディショナル」を大事にしていれば
少しだけ「見せ方」や「売り方」を、今風に刷新するだけで、
たちまち繁盛店に変身するのです。
そして、世間は「残った花」を愛で集う。。。
私が「葉桜」のことが、好きな理由のひとつかもしれません。