top > 売上アップ(ジワリと効く)


厳しい冬、雪の下で春を待つ準備

長野県のご支援先へ。。。
10年以上のお付き合いになるクリーニング会社さん。

ずーっと、毎年、着実に業績を上げておられ、
社長も、スタッフさんも、とても明るく、前向き(かつ、お美しい!笑)なので、
いつもお伺いするのが、楽しみです!

クリーニング経営コンサルタント中西正人(長野県と春を待つ)
特急「しなの」の列車内から・・・
名古屋~長野、3時間の道中、ここが一番のお気に入りポイント。

      
この雪の下で、草木の芽が、
静かに、力強く、春を待っているんだろうな・・・。
遠くに信濃平野を望みながら、思います。

苦しいこと、大変な時期は、
長くは続かない。その先に、春は必ずやってくる!

辛い時期があるからこそ、
楽しい時期を、感じることが出来る。

逆に言えば、
楽しさを感じようと思えば、楽しいことばかりでは、退屈してしまう。
辛いこと、苦しいことがあるからこそ、
その先に、楽しいことを味わえる!!

準備の大切さ、試練への感謝。

 
ま、でも、
早く春がやってきて欲しいものですよね!


船井幸雄会長

1994年、
私が、船井総研に入社したとき、
全社新年会を兼ねた新人研修会で、
総務系の役員に、こんな課題を出されました。

「新年会のパーティー会場で、先輩方に挨拶に行って、名刺をもらってきなさい」
「その名刺の数を、あとで発表してもらいます」

思えば、その当時から、ひねくれていたのでしょう。。。

「俺はコンサルタントになりたい。そんなことをして、何の意味があるんだ?」と、
心の中で反発し、
でも、同期入社の仲間に負けたくないという気持ちもあり、一計を案じました。

そうだ。
船井幸雄会長の名刺だけをもらおう!
きっと、誰も近づかないにちがいない・・・。

そして「僕は、これ1枚です」と、あの役員に言ってやろう。

勇気を出して一人で、船井幸雄会長の席に、
近づき、「名刺ください!」

ニコニコとしながら、
生意気な若者にも、丁寧に、名刺を渡してくれました。
どんな人にも変わらぬ対応で。

そのとき、何を話したかすら、覚えていません。

優しい人だなあ・・・と、思いながらも、
目の奥の鋭い輝きに「百戦錬磨」を感じさせる威圧感があったことを
覚えています。

 
その後は、雲の上の存在で、300名以上の社員の一人として、
月に一度、講話を聞くくらいの関係しかありませんでした。

入社2年目の梅雨どき、
徹夜の仕事明けで、会社のトイレの洗面台に水を入れて、
頭を洗っていると、船井会長が、入ってきたことがあります。

びっくりした表情で一見して、
「おつかれさん」
と、声をかけ、淡々と用を足しておられました。

個人的に接触したのは、この2回きりです。

  
1月19日、
船井総研の創業者である、船井幸雄氏が、
永久の眠りにつかれました。
今の自分の土台となるものを作っていただいたことに、
感謝してもしきれません。

今でも、理想とするコンサル会社としての在り方は、
諸先輩方の話に聞き、
私が入社時には、まだ、その空気感が色濃く残っていた、創業当時の船井総研。

予算なんて、決めない。
 好きなだけ頑張って、好きなだけ給料を稼げばいい。自分で給料は決めろ。

ルールは作らないほうがいい。管理もしないほうがいい。

「ケンカの船井」と言われ、競争にめっぽう強い。
 「船井がついた」との情報に、クライアントのライバル会社は、恐れていた。

個性あふれるコンサルタントが
 バリバリ仕事をして、クライアントの業績を上げる。

  
ちなみに、船井総合研究所とは、後から変更した社名。
船井幸雄会長が、創業したときは「日本マーケティングセンター」という社名でした。
法務局に出向いた社員に、電話で指示しながら、決めたそうです。
「できるだけ、わかりやすくて、大きな名前が良い」と。

当社・日本売上アップ研究所という社名は、
そんなところにも、影響を受けています。
 
 
師と言うには、あまりにも遠い存在なのですが、
その御恩に報いるためには、
ひたすらに進むべき道を歩み、果たすべき役割を果たすことしかありません。

空を見上げ、感謝の念とともに、そう心に誓います。
ありがとうございました。


クリーニング幸福論・Ⅱ~不幸論も同時に論じよう!

それにしても、寺山修司さんの本。
才能あふれすぎです!

文章がとても難しく・・・。
この文章を読むために、さらに本を読んだり、
辞書をひかないと、とてもじゃないけど、理解できない。

大学受験の「現代文」に出てきそう。。。

 
わかりやすく・・・
海外の研究グループが出した「幸福」の3つの条件があります。

1)人との交わり =人間同士、社会との関わり。
2)親切心 =誰かに親切にする、される。
3)ここにいること =今、目の前のことに集中すること。

宝くじに当選した人たちが、
その後、必ずしも幸せとなっていないという統計があることは、有名な話です。

しかし、彼らは、不幸については、研究していません。
良い点だけでなく、その対極についても、
同時に、触れるべきであろうと、思うのです。

お金と幸福・不幸の関係性について、
私はこう思います。
「お金があるから、幸福であるとは言えない。
しかし、お金があれば、ある一定の不幸を排除する手助けにはなる」

「幸福」を、生み出し
「不幸」を、排除できる。
そんなクリーニング店を、作ってゆきましょう!


デキる営業マンの一言・・・商品の向こう側に思いを馳せる

12月、、、
色々な会社様から、素敵なお歳暮や誕生日のお祝いをいただきました!
本当に、ありがとうございます。
クリーニング経営コンサルタント中西正人(商品の向こう側)

プレゼントに関して、
ご支援先から聞いた話を、忘れないように、書き留めておきます。

 
あるスタッフが、年末、退職の挨拶に、
プレゼントを持参して出社したそうです。

そのプレゼントを手渡して、
「わーい、ありがとう!」これが一般的なスタッフの反応。

その会社のなかの、デキる営業マンの反応、
「このプレゼント、買うために行列に並んだんじゃないですか?
 大変だったでしょ?ありがとうございます。」

この一言が、すっーと出てくるらしい。

  
商品を目にしたとき、
その商品を選ぶ風景や、購入の過程までを想像することのできる人、
思いを馳せることができる人。。。

普段の営業活動も、きっとそうなのでしょう。
それが、成績にもあらわれてくるのでしょうね。


経験考・・・時間を重ねただけで「経験ある人」とは言わない

最近、「まだ経験不足なので・・・もっと経験を積んで・・・」なんて、
自分のことを話すスタッフに接すると、心に違和感を感じる。

自分が20代のころ、「中西君は、これから経験を積めば、もっと良くなるね」なんて、
人生の先輩から言われると、心の中で反発していた。

文豪・ゲーテ、曰く「真の知識は、経験あるのみ」。

しかし、経験とは、単に現場で年数を重ねたことを言うのではない。
何十年、その業に携わっても、経験値の浅いスタッフがいる。
3年目でも、経験値の高いスタッフもいる。
圧倒的にレベルが違うことがある。この違い、何からくるのか?

それは、現場で起きることに対して、
1)仮説を立て(この状況を考えれば・・・こうしてみたらいいのかも?)、
2)決断し(よし、こうしてみよう!)、
3)結果を数字で評価し(おー、こんな結果になるのか~)
4)反省し(もっとこうすれば良かったかな?)、
5)次につながるルールを作り(こうゆうときは、こうしよう)。
6)それを実際に試してみる(ドキドキ、ワクワク)

この繰り返しによって、「経験」が積まれ、レベルが上がってゆくのです。
年数や時間が短くても、無限に経験値を高めている人は、こうしています。

これをなくして、単に惰性と過去の延長で、
年数を重ねただけのスタッフを「経験ある人」とは言わない。

「経験」という言葉に関する
説明のつかなかった「違和感」と「反発」の原因は、こんなところにあったようです。

 
仕事の現場以外にも、経験値を高める方法は、いくつもあります。

自分が消費者となって買い物するとき、
何かを感じようとすれば、経験値は高まります。

自分だけの経験には限りがあるので、
他の人が「経験を結集」して作った商品、売場や、デザイン、音楽、本や映画など、
あらゆる「作品」から学べば、経験が高まるのです。





TOPへ戻る