2015年6月27日 22:38
探偵・スペンサーには、
ホークという、厳つい黒人の相棒がいる。
ムキムキの肉体派で、武器を使いこなす。。。
そのホークについての記述。
「あのホークという男、あんたの友だち?」
「まあね」
「彼が好きなの?」
「まあね。頼りにできる」
「ぼくには、なんだか怖い人のように見える」
「彼は怖い男だ。いい人間ではない。しかし、立派な男だ。その違いがわかるか?」
「わからない」
「そのうちにわかる。きみにその違いがわかるようになるのに、
おれは力をかそうとしているのだ」
“He seems scary to me.”
“Well, he is. He’s not good. But he’s a fine man.
You know the difference?”

かっこいいバーに、
男同士で出かけて、
バカな話で、盛り上がる。
時々、静かに真面目な話も。
そんなことができるようになってきました。
なぜだか、同年代の友達や、
先輩、後輩、ご支援先には、こんな男が多い。
Not good , but a fine man
「良い人ではない、しかし、立派な男だ」
ちょっと、カッコつけすぎですかね。
人間、自分にないものを、追いかける・・・ってことで、許してください!
2015年6月23日 20:14
高層ビルのガラス張りの
ピカピカの事務所に、なぜか魅力を感じることがない。

こんな事務所に、プロフェッショナルたちが集う
・・・ってほうに、魅力を感じる。
この「偏屈な志向」に、付き合わされるスタッフ達は、
迷惑千万ということは、良くわかるのですが。(笑)
この雰囲気で、今回も、完全に好みの世界。
ロバート・パーカー作の
探偵スペンサー・シリーズ「初秋」より、大好きな一文をメモ。
ハードボイルドなオッサンが、
心を閉ざした子供を自立させる・・・というストーリーです。
↓↓↓
誰かから受ける被害について、あれこれ考えたり、批判したりするよりも、
その場合にどうするのがいちばんいいか、
ということを考える方がいいんだ。
相手がどんなことをやるか、君には判断できない、
相手の考え次第だ。
君は、相手がそうしてきた場合に、やるべきことを決める。
それは君の考え次第だ。
わかるか?
自分が、コントロールできる事柄がある場合は、
それに基づいて必要な判断を下すのが、賢明な生き方だ。
大切なことは、
他人がどうあるべきかということではない、
自分がどうあるべきかということだ。
↑↑↑
私の大きな行動規範のひとつです。
次も、ハードボイルド、行きまーーす!
2015年5月11日 23:43
「プラシーボ効果」
薬の成分が入っていないも偽モノの薬でも、
お医者さんから出されて、
「効果がある」と信じ込んで飲めば、実際に効果が出る。
という治療効果であり、心理効果でもあります。
プラシーボとは「喜ばせる」の意味。
クリーニング屋さんの店員さんに、
「キレイに仕上がっていますね!」と言われると、
実際以上に、キレイになっているように感じる。
チラシやポスターに「お客様の声」を、
掲載するのも、プラシーボ効果を狙ったもの。
優秀なコンサルタントに、
「大丈夫です、売上は上がりますよ!」と言われれば、
実際以上に、効果が出る。。。(笑)
そう、信じてもらえる実績と雰囲気を持つ、
コンサルタントになりたいものです。
最近、「逆・プラシーボ効果」を体験しました!!
ゴールデンウィークから、寝ているときも、咳が止まらなくなったので、
たまらずお医者さんへ・・・・。
すると、そのお医者さん
・白衣を着ていない、普段着のオッサンが、面倒臭そうに診察する。
・診察中に、平気で携帯電話に出る。メールチェックをする。。
「なんだ?この医者・・・」と思うと、
薬も効かないような気がしてくるのか・・・!?
やっぱり、治りが悪いので、
大きな病院へ行くことにしました。
しかし、大きな病院は、豪華施設で、人気がありすぎなのです。
ピアノがあり、庭があり、カフェがあり・・・。

診察開始30分前の、朝8時過ぎに受付を済ませたのに、
診察室に通されたのは、13時30分!!
待ち時間、なんと5時間・・・。
「待つ」ことが、何よりも嫌な性分なのに。。。
でも、今度は、
先生を信じて、薬を飲もう!
そうすれば、薬の効き方も、違うはず!
「これで、きっと良くなる!」という心理効果。
人生の全てにおいて、プラシーボ効果を味方につけましょう。
=「セルフ・プラシーボ」ですね。
そして、
周囲に「逆・プラシーボ効果」を、
与えてしまわない人になろう。
2015年5月1日 7:42

隠れ家カフェにて・・・経営原則について、真面目にまとめてみました。
設備や、生産ライン、施設ありきで、
利益を生み出す産業のことを、「装置産業」と呼びます。
工場系の製造業や、
ホテルや、パチンコ店、結婚式場などが、代表例。
クリーニング業界も、装置産業の性質が、強い業界です。
「装置産業は、儲からない・・・」
装置産業に関わる、経営者さんは、こんな声を上げます。
設備投資の金額が大きく、
かけたお金が戻ってくるのに、何十年とかかってしまうのが、その理由です。
そして、そのうちライバルが、巨大な資本で出現し、
売上・利益を奪われる・・・。
借金返済だけは、変わらない。
一方で、「装置産業」の対極にある、
「ソフト産業」の経営者たちも、「大変だ・・」と、こぼしています。
代表例は、WEB制作会社、アプリ開発会社、
デザイナー等。コンサルタント業も、ソフト産業。
参入障壁が少ないので、どんどん新規参入者が相次ぎ、競争にさらされる。
時流、流行についてゆけなくなると、全く売れない。
人に頼る部分が大きいので、安定しない。
一般的な特長をまとめてみると、
「装置産業」は、
在庫や投資等、資本の負担が大きく、回収に時間がかかる。
しかし、継続性は高く、半自動的に利益を生み出し続けてくれる。
「ソフト産業」は、
資本負担が少なく、即、キャッシュを生み出すことができる。
しかし、何年間も継続的に、それを続けることは、至難の業。
で、私が、色んな会社を見てきての結論。
「装置産業」の会社が、
「ソフト力」に優れていると、とても、儲かるようになる。
「ソフト産業」の会社が、
「装置力」を持つようになると、とても、儲かるようになる。
「性格の異なる事業特性の両端を併せ持つこと」
これは、強い会社づくりのコツなのです。
2015年4月19日 7:50
「創業」とは、新しく事業を始めること。
「守成」とは、築き上げたものを守り続けていくこと。
つまり、新しく事業を始めることは容易だが、
築き上げてきたことを、衰えないよう守っていくことは難しいということ。
出店して、相手を攻めたてるほうが、簡単で、
出店されて、相手を迎え撃つほうが、難しい。
クリーニング店の現場、会社の運営でも、まったく同じですね。
例を挙げてみると・・・。
新店舗の営業時間や定休日を決め、
それに沿って、新スタッフを募集して、教育してゆくほうが、簡単。
ライバル相手を迎え撃つために、
今ある既存店の営業時間を、1時間、延長しよう!とか、定休日をなくそう!と、
現状を変えるほうが、困難。手こずる。
では、「守成」のため、具体的に、どうすべきか?
第一に、一度「ぶち壊す」という覚悟とパワー。
第二に、仕事とは、自分本位でなく、市場本位であることを理解し、柔軟に変化できる人材力。
こんな要素が、必要となります。
だから「創業」以上に、攻めなければ「守成」は、うまくいかない。
メモ・・・
「創業は易く、守成は難し」
この言葉は、貞観政要(じょうがんせいよう)という中国の書物の一文。
善政を布いたといわれる、唐の太宗と臣下のやりとりを、まとめたもの。
君臣の模範となる言行録だそうです!!