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古い手帳のメモ。変わらない=困っていない


新年早々、5泊6日のコンサルティングの旅。。
大変ですが、とても、ありがたいことです。

古い手帳のメモより、
誰の言葉か、わからないけれども・・・。

↓↓
「変わらない人」は、「困っていない人」
   とある。

で、その下に、
↓↓
「そう、良かったね」で終わり。
   とある。意味深。。

「変わろうとしない=困っていない」ということ。

そして、そうゆう人は、困って変わろうとするまで、
サラッと放っておけばいい・・・ということかな??

  
このとき、この言葉が響いていたんだな。

すっかり、記憶からなくなっていたけれども、
今、また、新鮮に響く。


明治の士風と、働き・報酬について

年の瀬も押し迫まるなか、今年最後の出張。
帰省客の混雑に巻き込まれながらの移動です。

帰省風景の中、PCをピコピコしながら・・・ってのも、野暮ったいので、
おとなしく、本を読みながら。

司馬遼太郎さんの書籍より。

写真の内容は、正岡子規の言葉。
「人間は、最も少ない報酬で最も多く働くほど、エライ人ぞな。
 一の報酬で十の働きをする人は、百の報酬で百の働きをする人よりエライのぞな・・・」この言葉を、
司馬さんは、子規の言動を記録した遺稿のなかで「もっともすぐれたものであろう」と表現している。

江戸から明治にかけての士風を、こうも書いている。
「武士には捕吏がいらないというのは、本当か?」との朝鮮からの使者が尋ねたそうだ。
武士は、縄目の恥辱を受ける前に、切腹するからだ。

「武士は、学問はそれほどなくとも、日ごろから体を鍛え、
 いったん国家の大事があれば、命を捧げることを承知していた」

「禄(給料)は、将来の戦死を含む戦場での働きを見越した前渡金であって、
 家臣としては、武功をたてるか、討死することで、貸借対照表がゼロになる」

・・・
報酬に対する考え方、
コンサルタントとしての矜持、仕事する人の基本。。。

奇しくも、隣の席では「電通社長の辞任」というタイトルが踊る新聞を読んでいる人。

法律やルールがある。
でも、その法律やルールを作った「国」自体が、借金まみれ。
彼らの言う通りにして、会社は、個人は、果たして大丈夫なのか?

自分の父、祖父、曾祖父の世代に色濃く残る、
日本の士風的思考が、働き方のベースとなり、今、豊かな経済大国になれたのではないか?

まず「日本が日本である」根本思考を、見直し、大事に植えつけたほうが良い。
「社会問題になっているから、うちも規定通りに・・・」
と、安易にやってしまう会社は、数年後、泣きを見る気がしてならない。


人間は絶対的な数値をとらえることができず、相対的感覚を優先させて生きる動物である

そして、翌日、東京へ。
東京国際フォーラムにて、セミナーを開催。
クリーニング経営コンサルタント中西正人(東京国際フォーラム、成功事例セミナー)
最高気温マイナス2度の世界から、最高気温10度の東京に。

でも、寒さの感覚は、同じ。
「寒いものは、寒い!」
その差・12度の気温差を、感じるか?といえば、
そこまでの差は、感じない。

人間は、結局のところ、その環境のなかで「感覚」に支配されていることを痛感します。
絶対的にとらえることができず、
相対的にしか、感じることができない。

たとえば、
1日30万円を売る店舗で「忙しい」と感じているスタッフが、
1日10万円を売る店舗に配属されて、その環境に慣れてしまうと、同じレベルで「忙しい」と感じるようになってくる。
絶対的には、3倍の仕事量の差があっても、
感覚的な「忙しさ」では、この3倍を感じとれず、同じように「忙しい」と感じてしまう。
ましてや、これが
「1日10万円」の世界だけしか知らない人にとっては・・・「井の中の蛙」状態となる。

同じ1時間でも、
好きなことを忙しくやっていると、あっという間に時間が過ぎるように感じるし、
嫌なことをダラダラやっていると、なかなか時間が経たない、と感じる。

「厳しい」とか「弱い」とか、
「楽しい」とか「嬉しい」も、同じく、相対的にとらえている。

価格が高いのに、安そうに感じさせる。
店舗が小さいのに、大きそうに感じさせる。
商品の質を、実際よりも良さそうに感じさせる。。。
このようなマーケティングのテクニックは、
人間が絶対的にとらえることができない・・・という特性を、逆手にとったもの。

「人間は絶対的な数値をとらえることができず、相対的感覚を優先させて生きている動物」
個人として、この原則を、使いこなすと、人生繁盛します。


コインランドリー・エキスポ2017でのゲスト講演

クリーニング経営コンサルタント中西正人(コインランドリーの窓口、エキスポ)
12月2日、3日、4日の3日間、開催された「国際コインランドリーエキスポ・2017」にて、
ゲスト講演させていただいたときの様子です。

おかげさまで、満席以上。
椅子席が足りず、
急きょ、椅子をかき集めて、会場を作っていただきました。

当日まで、参加人数のわからないセミナーは、緊張します。

「参加者が、前のほうに3人だけ・・・とかだったら、どうしよう」とか、
「自分のせいで、人が集まらなかったら、主催者さんに申し訳ないな・・・」と。
開催時間、直前まで、ドキドキしていました。

参加者様は、
クリーニング業界以外の、これからコインランドリーを作りたい方が、半分くらい。
コインランドリー業界への関心の高さがうかがえます。

 
ご支援先や、関係先、知り合いの皆様も、当日会場にお越しいただきました。
なんだか「授業参観」のようで、非常に緊張するのですが・・・(笑)

いつも聞いてくださっている話なのに、わざわざこうしてお越しいただき、
本当に感謝です!!


本物のプロのアドバイスは「シンプル」なもの

また、野球のお話から・・・。すみません。
あくまで、ブログ(日記)ですので・・・。

2016年の日本シリーズは、やっぱり面白かった。

大きな要因のひとつは、
大谷翔平選手の投手と打者「二刀流」での大活躍。

まるで野球漫画のヒーローのような大谷選手の姿を、
リアルタイムで見ることができるのは、本当に幸せです。

・・・・
指の骨折治療のため訪れた病院の待合スペースには、
キレイな「図書コーナー」があります。

手に取った本は「采配」というタイトル。
著者は、選手として、ロッテ、中日、巨人などで活躍し、
中日の監督として、8年間・連続Aクラス(うち1位4回、2位3回、3位1回)の落合博満さん。
クリーニング経営コンサルタント中西正人(落合博満)
高校からドラフト1位でプロ入りした大谷翔平選手が「二刀流」を表明したとき、
ほとんどの解説者、OBが「成功しない」「難しい」と否定的な見解でした。

そんななか、唯一と言ってよいほど、肯定的な見解を示していたのが、落合さんでした。

今年の大谷選手の活躍をニュースで見ると、
ずっと、数年前の、そんなことを思い出していたのでした。

「確か・・・あの人は二刀流のことを、こう言ってたなあ・・・」
なんで、そう言えたのだろう??と。

そして、このタイミング、この場所で、目に飛び込んできた、この本。

今回の「引っかかりポイント」は、こんなところ。

・技術が高い人のアドバイスは「シンプル」だ。簡単すぎるから、相手は耳にしないこともあるが、実は、それが本物。

・監督として成功の要因は、選手時代に「下積み=できない人の気持ち」と
 「トップ=できる人の気持ち」の両方を知っているからだ。

・ミスは責めない、反省して次に活かせば良い。手抜きは、厳しく叱責する。手抜きとは、できることをやらないこと。
 小さな手抜きでも、放置するとチームに致命的な穴があく。





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