2013年12月19日 6:22
東京国際フォーラムにて、2013年、ラストのセミナーが開催されました。
消費税対策の最終報告と、
会員メンバー様の成功事例発表の2本立ての内容。

セミナーご参加の社長から、教えていただいた言葉があります。
「花は、観手(みて)に咲く」
室町時代の能の第一人者「世阿弥」の言葉。
「初心忘れるべからず」という有名な言葉も、実は、この世阿弥の言葉。
当時の「芸能界」で、生き抜くための様々な名言を残しています。
花とは、「素晴らしさの価値」や「感動する心」。
能を演じる人ではなく、観客の側に「花」が咲くという意味。
作り手が、どれだけ「これ凄いだろ!」「頑張った」というものを作っても、
受け手が、それに価値を見出さなければ、意味をなさない。。。ということ。
花は、常に相手側の心にある・・・。
忘れてしまいがちなことです。
「クリーニングそのもの」にではなく
「クリーニングした服を着る人」に、花が咲く。
「コンサルティングそのもの」ではなく、
「クライアント先」に、花が咲く。
提供する側にまわるときには、こんなことを心がけよう。
そして、自分が「観手=提供される側」にまわるときには、
自分の感じ取り方次第で、花を咲かせることができる、
同じものを見たり聞いたりしても、花とすることができる人になろう。
セミナーを開催している僕たちのほうが、学ばせてもらいました。
コンサルタントは、
クライアントさんを教えているのではない、
クライアントさんによって、教えてもらっているんだ・・・。
こんな大原則を、改めて再認識!
2013年12月13日 18:30

全国にご支援先がありますので、
寒ーい朝でも、早起きして、旅立つのが、経営コンサルタントの日常。
この季節は、空気が澄みわたり、
素敵な朝焼けに出会えることが多いのです。
凛とした空気のなか、
きれいな朝焼けを見ることができるのは、人生の贅沢!
朝の5時台の電車に乗る人たちに、
密かなシンパシーを感じながら、、、
早朝の電車には、
哀愁漂うオトコが多いんですよ!
ここ5~6年、どんなに早い時間でも、
起きなければならない時間の数分前に、自動的に目が覚めます。
ほぼ、8割の確率で。。。
どんな時間でも、自由自在なんです。
20年近くやってると、こうなります。
プロ意識のあらわれなのか、それとも、年をとった証拠なのか。。。
念のため、目覚ましはセットしています。
2013年12月11日 23:11
一応、当社は「研究所」ですから・・・

おいおい、似合いすぎや!
まさに、博士か、研究員。
そのまま、支援に行けば、説得力倍増やで!
で、次・・・

女性陣から、
「足の短い犬に似てる~!!」との歓声。
何と言う犬か、、、出てこない。。。
誰か、ご存知の方、いらっしゃいませんか?
2013年12月8日 15:39
あるテレビ番組で、見たことのメモ。
パンの街頭販売での実験、、、
A:300円のパンだけ並べて、販売した場合。
B:300円のパンを並べ、その隣に10万円のパンを置いて、販売した場合。
AとB、どちらが売れるのか?という実験。
結果は、
Aの場合が15個。
Bの場合が40個。
10万円のパンが隣にあるだけで、売れ行きが倍以上になったのです。
これをマーケティング用語で、アンカリング効果と言います。
「アンカー」とは、船のイカリを意味する言葉。
錨をおろした場所が基点となり、そこから動けないことからきています。
つまり、
10万円のパンがあることによって、基準が出来上がり、
300円のパンが安くみえてしまう。。。という心理効果が働いたのです。
ご支援のなかでお伝えしているところの「見せ筋商品」です。
常識的に、売れそうなものばかりでなく、
売れそうにない高級な商品を品揃えすることがあります。
アンカリング効果は、お客様に「基準」を与える心理効果なのです。
通常3万円のワインが、半額以下の1万円。。。と言われると、
「3万円」という数字がアンカーとなり、1万円が安く感じてしまう。
1万円の価値そのものを考えるよりも、お得感が先に立ってしまいます。
料理屋で、
松5000円・竹4000円・梅3000円のコースがあると、
多くのお客様は、真ん中の「竹」コースを選ぶ。
平均単価は、4000円くらいになるでしょう。
もし、4000円と3000円のコースしかなければ、
平均単価は、うまくいったとしても、3500円前後。
売れるか、売れないか、わからなくても
「憧れの商品」を、品揃えのなかに、入れておきましょう!
2013年12月3日 22:09

弘前城の紅葉です。
戦争には向きませんが、治世には向いてそうなお城です。
ある程度、戦乱が収まったころに作られたのでしょう。
平和な時代の香りがします。まるで京都のお寺のよう。
さて、
日本には、歴史による商圏の違いが存在している・・・ということに関連して、
少しだけ、コンサルタントの商圏の見方について、まとめてみました。
商圏とは、「商売の影響力を及ぼせる範囲」のこと。
出店する時や、チラシを配布する時には、
この「商圏」を、慎重に見極めなければなりません。
商圏には「分断要因」がある。。。ということは、ビジネス書には、良く書かれています。
大きな川や海・山、道路、線路など。
しかし、これは、いわゆる「常識的な一般論」。
商圏に「拡大要因」があることは、あまり知られていません。
これは、地図上で見るだけでなく、
実際に現場で実務をしながら、数字で検証を繰り返して、初めて見えてくることです。
たとえば、大きな川があれば、分断されます。
橋のあるところまで行かなければならないからです。
しかしながら、橋のたもとのエリアには、ギュっと、人が集まってきますので、
このスポットは、商圏を広げてくれます。
線路と踏切に関しても同じことが言えます。
海には人が住んでいませんので、当然、分断要因です。
しかし、海沿いに一本しかない道は、商圏の拡大要因なのです。
その地域に住む人は「必ずそこを通らなけれなばならない」ので、
足元の商圏以上に、商圏が広がります。
大きな道路も、分断されます。車が多く、渡るのに時間がかかるからです。
しかしながら、道路沿いには、商圏が広がってゆきます。
道路に沿ってお客様が移動していますので、
住宅地から道一本で来店できる立地は、商圏を広げてくれます。
また、人は、人口の少ない地域から、人口が多い地域へと流れます。
商業施設の面積が大きいエリアに向かっても流れてゆきます。
クリーニング店を使うお客様は「田舎に向かって、くだって買う」という購買行動を起こしにくいのです。
専門性の高い商品を扱ったり、品揃えが充実していたり、
店の規模が大きければ、商圏が拡大します。
「あー、またあの無愛想な店員が待っているのかな~」
「何でも押し売りしてくる店員がいるぞ・・・」
これ、商圏の「心理的」分断要因。
「今日は、笑顔の素敵なあのスタッフに会えるかな~」
こちらは、商圏の拡大要因ですね。