2025年10月19日 19:59
トルクメニスタンは、独立パビリオンで出展。
マイナーですが独裁国家。「中央アジアの北朝鮮」とも呼ばれ、
特別な許可がないと渡航できないそうです。
入口で迎えるのは、この写真。

「誰ですか?」と尋ねると、
ブスっとしたコンパニオンが、
ブスっと「大統領です」と教えてくれました。
(ん??あまり、愛されてないのかな?)と、邪推してしまいます。
レーニン、スターリン、毛沢東、金正日、ヒトラー、
戦時中の昭和天皇、ヤクザの親分、宗教団体の教祖・・・
自分の写真を、
自分の影響範囲に掲げさせるのは、
心理的支配をもくろむ独裁組織の特長です。
そして、非合理的社会を作っている不安の裏返しでもあります。
(お、、そう言えば、某FCチェーンでも・・・笑)

そして展示は、とても鮮やかな「没入型」
外部にも大動画スクリーンを備え、国威を誇示していました。

↑この「外観に大動画」スタイルは、アメリカとトルクメニスタンのみ。
万博で、はじめて知った国でした。
2025年10月18日 19:50
海外パビリオンで、
一人当たりGDP。幸福度。に続いて、
注目したのは、「危険な国」「渡航できない国」です。
<外務省・安全基準>
日本では旅行者に対して、外務省から注意喚起が行われています。
レベル1:十分注意してください:日本国内の滞在時と同様の注意が必要です。
レベル2:不要不急の渡航は止めてください。渡航を控えるべき地域です。
レベル3:渡航は止めてください。渡航を中止、滞在している場合は退避してください。
レベル4:退避してください。生命に危険が及ぶ可能性があります。
国土全域が「レベル4指定」の国で、
万博に来ていたのは、
イエメン、ウクライナ、スーダン、ハイチ。
自分がもし、生命不安を抱える状態の国の責任者だったとしたら、
そもそも、万博に出展する?
出展するとしたら、どうするか?
そんなことをイメージしながらの訪問です。
ウクライナは、「Not For SALE」と全面に掲げ、
黄色と青色の国旗色が鮮やかな展示スペースを作っていました。
「売り物ではない」がテーマです。
売りものに見えるけど、売っていない陳列。
QR読み込みさせて、国の現状を伝えていました。
このあたり、大国ロシアに一歩も引かないプライドを感じます。
が、(もうちょっと、うまくやれば良いのに・・・)とも感じます。
だからこそ、戦うのでしょう。

この対極の出展方法が、イエメン。
展示はそこそこ。「ここぞ!」とばかり、
アクセサリーをバリバリ販売して、外貨を獲得。
まるで夜店の屋台のよう。完全に振り切っていて、感心します。
しかし、日本がレベル4=渡航するな。としていて、
この国の現状を踏まえれば、これこそ正攻法ではないか?
(そして、それに群がる日本人・・・・これは相も変わらず・・・どこに行っても・・・ね。ふうぅぅ)
2025年10月12日 19:15
北欧連合パビリオン(通称:ノルディック・サークル)では、
ムーミングッズが、飛ぶように売れていました。
私も、やってしまいました。衝動買い。
人生の達人・憧れのスナフキン!
(でもこれ、いつ、どこで着るんや・・・)と、理解しながらも、つい購入。
また、変なTシャツが、増えてゆく。

世界幸福度ランキングの上位常連国のパビリオンには、
なぜか「ほのぼのアニメのキャラクター」がいます。
・スイス(11位)はハイジを。
・オランダ(5位)はミッフィーを。
それぞれの国が、自国を象徴する“ほのぼのキャラ”を主役に据えています。
国を代表するキャラクターが「争わない」「戦わない」存在なのです。
(そして、展示は正直、ショボい・・・)
では、なぜ幸福度の高い国々は、こうした「穏やかアニメ」を前面に出すのか?
これは日本人の「アニメ好き」を意識した展示か?
それとも、日本国内のグッズ販売会社の手引きか??
(ムーミンの販社、小さい会社ですが、大儲けに違いないです)
一方で日本は、
ドラゴンボールやスラムダンク、キャプテン翼、ワンピースが世界で有名ですが・・
「戦い」「競い合い」の内容のアニメです。
もし「ほのぼのキャラ」が、幸福度の証だとすれば、
サンリオの手引き??により
日本館が「藻をモチーフにしたキティちゃんを連続展示したこと」は、
「幸福」を体現しているのかもしれません。
トトロやサザエさん、ちびまる子ちゃん―
世界で、ムーミン、ミッフィー、ハイジに対抗できる存在は、彼らのような存在ではないか?
「何げない日常の幸せ」を描くことで愛されているアニメです。
ほのぼのアニメキャラと幸福度の関係は、
果たして、あるのでしょうか。
そう考えると、
日本各地の「ゆるキャラ」たちも、
地域に笑顔と安心をもたらす「幸福度のスイッチ」なのかもしれません。
2025年10月11日 19:40
1人当たりGDPをテーマに、万博を観て回ったけれども・・・
このままでの日本の施策では、ちょっと勝てそうにない。
日本は、もうGDP上位をあきらめて
「幸福度」で、勝負するしかないんじゃないか?どうなんだ?
ということで、
次に「世界幸福度ランキング」上位国のパビリオンを訪問しました。
「北欧連合館」は、フィンランド(1位)、デンマーク(2位)、アイスランド(3位)、スウェーデン(4位)、ノルウェー(7位)、
この5カ国の共同出展パビリオンです。
北欧の国々は、幸福度ランキング上位の常連で有名です。
ちなみに
「世界幸福度ランキング」とは、国連関連機関が発表している国別ランキング。
「主観的幸福度+客観的指標」をもとに評価されます。
・・・・
日本は55位。(54位パラグアイ、56位ボスニアヘルツェゴビナ)
アメリカ24位、イギリス23位、ドイツ22位、フランス33位、ロシア65位。
中国68位、韓国58位、台湾27位、ベトナム83位、インドネシア64位、シンガポール34位。
・・・・
指標は、下記6項目。
1) 所得
1人あたりの国内総生産。生活の豊かさや経済的余裕の目安。
2)社会的支援
困ったときに頼れる人がいるかどうか。
「あなたが困難に直面したとき、頼れる人がいますか?」という質問の回答データ。
3)健康寿命
平均寿命ではなく、「健康に生活できる年数」。
4)人生の選択の自由
自分の生き方を自由に選べると感じているか。
→ 生活や人生の決定に自由を感じるかどうかをアンケート調査。
5)寛容さ・利他性
人への親切さ、寄付・ボランティアなどの行動。
6)腐敗の少なさ
政府・企業などに対する「腐敗の認識が少ないか」の指標。
北欧連合館を訪問して、感じたこと。

まったく大した展示はしていません。
部屋は1つだけ、小サイズ映像パネルが4個くらい、ペーパーを吊り下げ。
以上。
人気パビリオンの4項目、一切なし。
万博=世界へのPRに対して
お金も労力も、かけるつもりがない。ということが理解できます。
コンパニオンさん情報によると、
これまでも日本での博覧会には、常に5か国共同での出展だそうです。
誇ってないし、競い合ってない。
何と言いますか・・・
「足るを知る」=知足の心。今あるものに満足し、感謝すること。
それが「幸せ」の基本なのではないか?
北欧5か国、オランダ、スイス等、幸福度上位国のパビリオンを訪問してみて、
そうゆうことを感じました。

いつも大好き。
お寺&神社の掲示板格言より。
「最大の不幸は、幸せに気づいていないこと」
2025年10月5日 19:33
さて、、
我がニッポンは、何を世界にPRしたいのか?
何を世界に見せているのか?
期待して、入館しました。
結果。
うーん、どうなんだろ?50点??
無意味な演出と、広い面積のわりに、間延びした展示=効率が悪い。
「坪当たり内容の濃さ」で言えば、世界最低クラスではないか?
それじゃ、GDPは、落ちるわ。
国自体、もうそこ、問題にしないほうがいいんじゃないか?
公がこんなことで、民に対して「生産性」を求めたら、ダメや。
メイン展示は、
「藻からオイル以上のエネルギーを出せる」というもの。

だが・・・・
これ、まだ実用化できていないんでしょ?
どこかの大国にマネされたら、どうするの?
その権利よこせとか、盗もうとする、
本当に手に入れたければ武力を匂わせて侵略してくるよ。
そのへんのリスク管理、大丈夫なのかい?
今、ここで発表すべきことかい??
と、
我が祖国への余計な心配は、尽きることがない。
【実は「藻」は見せかけで・・・
本当は「藻」じゃない物質で、すごいエネルギー開発をしている】
だったら、日本は凄いですけどね!
と、親しいクライアント先。
さすが・・・そう、その通りです!笑
「中小企業が生き残るイズム」が、完璧に浸透しています。
彼に対して、ビジネスについて、もう何も思い残すことはない。
人気の店舗(パビリオン)づくり4条件については。。
当てはまる演出が、ひとつだけありました。
「連続展示」。

が、
色んな藻の種類をモチーフにしたキティちゃん。
ははあ、、アニメの国。
アニメが国を代表する産物。
それ、微妙なんですよ。
これを言うと「古い時代の人間」と言われるけどね。
愛するがゆえ、
アレコレ言いたくなる親心。
たくましく育っていることを、安心できた親心。