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後継者 ~トップ・オブ・モンブラン

昨年「理想のモンブラン」と、それに出会うこと・作ることの難しさを、
ブログに書きました。

商品を作る、とは、自らの生命を移す行為であり、
商品とは、その人そのものである。とまで、言い切った。
一連の「モンブラン・トーク」を思い出して欲しい。
https://cleaning-keiei.com/nakanishi/2022/12/18/
今年、意外な場所で「後継者」を発見!

なんと、ドトール・コーヒーのモンブランが、理想形に近い作りでした。
味もOK!

全国チェーン店よりも、
魂のこもった個人店や、地域店が作る商品を買いたい私ですが・・・
いや、これはさすが、チェーン店。
資本と叡智が結集すると、最強です。


不測、困難な事態を乗り越える力をつけるには?

人間を、ホモ・ルーデンス(遊ぶ人)と位置づけたのは、
オランダの歴史学者ホイジンガである。
「遊戯」が人間の知的活動力の源である。と発表した。
道具を作る(ホモ・ファーベル)/知能がある(ホモ・サピエンス)と並んで、
ヒトがヒトたる所以とも言える。

自由に、ストレスなく、試行錯誤をしてみること。
失敗しても許される状況で、面白がって、色んな方法を試してみること。
遊びこそ、進化と成長の糧である。というのである。

レジリエンス尺度(困難を乗り越えて、精神回復する力)と、
遊び経験は、比例する。
・・・・ご存知の通り、うつや引きこもり、ストレス耐性の低下など、今、増えている。

つまり、
幼少期、たくさん遊んだ。
遊びや、遊び心を、大切だと感じる人は、
不測の事態、困難な事態にどう立ち向かい、考え、行動するか?に、強くなる。

イタリア人は、レジリエンス尺度が強そうである。

 
追記・・・その1
集団同士で競い合う「遊び」=チーム競技は、人間しかできない。他の生物はできない。
集団内での協力関係が生まれる。競い合った相手集団とも仲間になる。
集団競技経験者が、社会で活躍しやすい根拠かもしれない。

追記・・・その2
大人は実社会において、社会的ステータスの逆転は難しい。
が、遊びの中は、それをリセットした、ステータスの疑似体験空間となる。
ゴルフとか、麻雀とか、サークル活動とか、、JC活動もそれにあたるだろう。


イタリアの職人さん

イタリア人は、こうゆうことを考える。

フォークやナイフを置くカトラリーレスト。

オリーブオイル入れ。

液だれしまくり。使いにくいけど、、許せるな・笑

「機能」に「遊び心」を、大きく乗っけてくる。

イタリア、行ってみたい。

私には、イタリア人的要素があるから共感するのか?
それとも、欠けているから、それに憧れるのか??


なぜ、同じものを見ても「受け取り方」が異なるのか?

この写真。。
どんな風景の写真に見えますか?

事務所近くの駅に、掲載されている広告。

長らく「地上げ」もしくは「取り立て」の写真か。と思っていました。

「おい、ジジイ! そろそろ、ボロ工場、売れや!」
「こっちも仕事なんやぞ!おい!!」

ヤクザの若い衆が、お爺さん職人に、立ち退きor返済を迫っているのか。。と。

保険会社の広告だから。。
(念のための安心に・・・生命保険を。脅されても効きます!)
(時により、ヤクザまがいの仕事もしますが、当社の正社員になりませんか?)的な?

社会人1年生が、ネクタイの結び方を教えてもらってるんですね・笑

 
同じものを見ても、
人によって、感じ方や、学ぶことが、全く異なる。

その人の経験、生い立ち、思考が、そのまんま出ます・笑


戦力が劣っていても、勝つことができる。それはリーダー次第!

日本シリーズは、阪神が勝った。(めでたい!)
が、予想としては「オリックス勝利」が正しいものだっただろう。

根拠の要因のひとつは、ベーシックな過去のデータにある。
この20年間の日本シリーズは、パ・リーグ制覇チームの16勝4敗である。
直近10年間でも、パ・リーグの8勝2敗。
オールスターゲームでも、ずっとパ・リーグのほうが強い。
パの優位は、崩れていない。
セ・リーグ球団は、5回やって1回、勝てる。
確率としては、そのくらい。という実績データである。
この確率を覆せるだけの要素が、果たして阪神にあったか??

「パ・リーグ優位」の原因は、DH制にある。と言われている。
投手が打席に立たず、投げることに専念する。
一方で、打線には守備につかず、打つこと専門の指名打者がいる。
専門特化することで、練習の質・量が増し、
コンディションも整い、出場機会も増える。
個々の選手の能力が高まり、強くなる。というのである。
以前のブログで伝えた「生物の共進化」は、こうゆうところでも起こっている。
https://cleaning-keiei.com/nakanishi/2019/01/12/
投手が強くなる⇔打者が強くなる。共に進化する。

「セ・リーグも、DH制を導入すべきである」との声が、出ている。

以前、セ・リーグの監督たちにインタビューしたTV番組があった。
多くが「DH制導入、賛成」であった。

巨人の原監督は、その旗手である。「導入しない理由がわからない!」と。
毎回、セ・リーグの覇者として日本シリーズに出ては、
ソフトバンクはじめ「共進化」を遂げたパ・リーグの猛者たちに、
こっぴどくやられて帰ってくる・・・。
その苦い思い出から、強化の必要性を、身をもって痛感しているからであろう。

岡田監督は、数少ない反対派であった。
理由を聞かれて
「全体の是非はともかく、監督として言えば、
監督の仕事の醍醐味がなくなるよね」。と、答えていました。
「投手の打順を巡る選手起用、流れの読み」を「醍醐味」と捉えているのである。
両リーグの監督を経験している岡田監督は
「パ・リーグの監督は、試合の中での仕事が少ない」とも言っていた。

このインタビューを聞いたとき、
「この人は、きっとやるなあ。本物。玄人だ!」
「戦力で劣っていても、指揮の力で、勝てることがある、と知っている人だ」
と感じたものでした。

DH制・反対派の監督が、
DH制・パ野球に勝った。という点において、
今年の阪神タイガース優勝は、とても価値が高い。

奇をてらわず、オーソドックスなスタイル。と言われる岡田采配。
現役時代の終盤、オリックスに移籍。コーチも努め、
仰木監督の「猫の目打線」「仰木マジック」を、経験したうえでも、
その流儀をそのまま踏襲せずに、
「固定打線」「センターライン強化」「ディフェンス重視」のオーソドックス・スタイルを貫く。
日本シリーズ・不調明けの湯浅の起用。
初戦前の山本由伸へのコメントなどには、「仰木流」も感じるけれど。

「良く現場を観ている、観察しているなあ」というのが、私の感想である。

そして、セ・リーグ優勝決定時のコメントにも好感が持てる
「選手たちは、まだまだ上手くなりますよ」
(野球が上手くなるよう、もっと練習しろ!)の裏返しである。

さて、来年以降、どうなってゆくのか。
阪神タイガースに、
過去の名チームのような「黄金期」は、おとずれるのか??
楽しみに、学んでゆきたい。





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