2023年12月3日 20:48
昨年「理想のモンブラン」と、それに出会うこと・作ることの難しさを、
ブログに書きました。
商品を作る、とは、自らの生命を移す行為であり、
商品とは、その人そのものである。とまで、言い切った。
一連の「モンブラン・トーク」を思い出して欲しい。
https://cleaning-keiei.com/nakanishi/2022/12/18/
今年、意外な場所で「後継者」を発見!
なんと、ドトール・コーヒーのモンブランが、理想形に近い作りでした。
味もOK!
全国チェーン店よりも、
魂のこもった個人店や、地域店が作る商品を買いたい私ですが・・・
いや、これはさすが、チェーン店。
資本と叡智が結集すると、最強です。
2023年12月2日 20:53
人間を、ホモ・ルーデンス(遊ぶ人)と位置づけたのは、
オランダの歴史学者ホイジンガである。
「遊戯」が人間の知的活動力の源である。と発表した。
道具を作る(ホモ・ファーベル)/知能がある(ホモ・サピエンス)と並んで、
ヒトがヒトたる所以とも言える。
自由に、ストレスなく、試行錯誤をしてみること。
失敗しても許される状況で、面白がって、色んな方法を試してみること。
遊びこそ、進化と成長の糧である。というのである。
レジリエンス尺度(困難を乗り越えて、精神回復する力)と、
遊び経験は、比例する。
・・・・ご存知の通り、うつや引きこもり、ストレス耐性の低下など、今、増えている。
つまり、
幼少期、たくさん遊んだ。
遊びや、遊び心を、大切だと感じる人は、
不測の事態、困難な事態にどう立ち向かい、考え、行動するか?に、強くなる。
イタリア人は、レジリエンス尺度が強そうである。
追記・・・その1
集団同士で競い合う「遊び」=チーム競技は、人間しかできない。他の生物はできない。
集団内での協力関係が生まれる。競い合った相手集団とも仲間になる。
集団競技経験者が、社会で活躍しやすい根拠かもしれない。
追記・・・その2
大人は実社会において、社会的ステータスの逆転は難しい。
が、遊びの中は、それをリセットした、ステータスの疑似体験空間となる。
ゴルフとか、麻雀とか、サークル活動とか、、JC活動もそれにあたるだろう。
2023年11月26日 20:34
イタリア人は、こうゆうことを考える。
フォークやナイフを置くカトラリーレスト。
オリーブオイル入れ。
液だれしまくり。使いにくいけど、、許せるな・笑
「機能」に「遊び心」を、大きく乗っけてくる。
イタリア、行ってみたい。
私には、イタリア人的要素があるから共感するのか?
それとも、欠けているから、それに憧れるのか??
2023年11月19日 21:54
この写真。。
どんな風景の写真に見えますか?
事務所近くの駅に、掲載されている広告。
長らく「地上げ」もしくは「取り立て」の写真か。と思っていました。
「おい、ジジイ! そろそろ、ボロ工場、売れや!」
「こっちも仕事なんやぞ!おい!!」
ヤクザの若い衆が、お爺さん職人に、立ち退きor返済を迫っているのか。。と。
保険会社の広告だから。。
(念のための安心に・・・生命保険を。脅されても効きます!)
(時により、ヤクザまがいの仕事もしますが、当社の正社員になりませんか?)的な?
社会人1年生が、ネクタイの結び方を教えてもらってるんですね・笑
同じものを見ても、
人によって、感じ方や、学ぶことが、全く異なる。
その人の経験、生い立ち、思考が、そのまんま出ます・笑
2023年11月18日 21:04
日本シリーズは、阪神が勝った。(めでたい!)
が、予想としては「オリックス勝利」が正しいものだっただろう。
根拠の要因のひとつは、ベーシックな過去のデータにある。
この20年間の日本シリーズは、パ・リーグ制覇チームの16勝4敗である。
直近10年間でも、パ・リーグの8勝2敗。
オールスターゲームでも、ずっとパ・リーグのほうが強い。
パの優位は、崩れていない。
セ・リーグ球団は、5回やって1回、勝てる。
確率としては、そのくらい。という実績データである。
この確率を覆せるだけの要素が、果たして阪神にあったか??
「パ・リーグ優位」の原因は、DH制にある。と言われている。
投手が打席に立たず、投げることに専念する。
一方で、打線には守備につかず、打つこと専門の指名打者がいる。
専門特化することで、練習の質・量が増し、
コンディションも整い、出場機会も増える。
個々の選手の能力が高まり、強くなる。というのである。
以前のブログで伝えた「生物の共進化」は、こうゆうところでも起こっている。
https://cleaning-keiei.com/nakanishi/2019/01/12/
投手が強くなる⇔打者が強くなる。共に進化する。
「セ・リーグも、DH制を導入すべきである」との声が、出ている。
以前、セ・リーグの監督たちにインタビューしたTV番組があった。
多くが「DH制導入、賛成」であった。
巨人の原監督は、その旗手である。「導入しない理由がわからない!」と。
毎回、セ・リーグの覇者として日本シリーズに出ては、
ソフトバンクはじめ「共進化」を遂げたパ・リーグの猛者たちに、
こっぴどくやられて帰ってくる・・・。
その苦い思い出から、強化の必要性を、身をもって痛感しているからであろう。
岡田監督は、数少ない反対派であった。
理由を聞かれて
「全体の是非はともかく、監督として言えば、
監督の仕事の醍醐味がなくなるよね」。と、答えていました。
「投手の打順を巡る選手起用、流れの読み」を「醍醐味」と捉えているのである。
両リーグの監督を経験している岡田監督は
「パ・リーグの監督は、試合の中での仕事が少ない」とも言っていた。
このインタビューを聞いたとき、
「この人は、きっとやるなあ。本物。玄人だ!」
「戦力で劣っていても、指揮の力で、勝てることがある、と知っている人だ」
と感じたものでした。
DH制・反対派の監督が、
DH制・パ野球に勝った。という点において、
今年の阪神タイガース優勝は、とても価値が高い。
奇をてらわず、オーソドックスなスタイル。と言われる岡田采配。
現役時代の終盤、オリックスに移籍。コーチも努め、
仰木監督の「猫の目打線」「仰木マジック」を、経験したうえでも、
その流儀をそのまま踏襲せずに、
「固定打線」「センターライン強化」「ディフェンス重視」のオーソドックス・スタイルを貫く。
日本シリーズ・不調明けの湯浅の起用。
初戦前の山本由伸へのコメントなどには、「仰木流」も感じるけれど。
「良く現場を観ている、観察しているなあ」というのが、私の感想である。
そして、セ・リーグ優勝決定時のコメントにも好感が持てる
「選手たちは、まだまだ上手くなりますよ」
(野球が上手くなるよう、もっと練習しろ!)の裏返しである。
さて、来年以降、どうなってゆくのか。
阪神タイガースに、
過去の名チームのような「黄金期」は、おとずれるのか??
楽しみに、学んでゆきたい。