2015年5月19日 22:05
「中西さん、橋下・都構想の敗因は、何ですか?」と、尋ねられると、
冗談まじりに、
「やしきたかじんさんの死ですよ!」と答えます。
たかじんさんの死から
一気にパワーダウンした気がしてなりません。
大阪以外にお住まいの方には、想像がつかないくらい、
大阪では「地元タレント」の発言力が、強いのです。
やしきたかじんさんは、
間違いないなく、大阪のオピニオン・リーダーであり、ソウル・ヒューマンでした。
お気に入りの曲は、これ。
「あんた」
たかじんさん自身が、泣けてしまって歌えないので、
人前で歌うことを、何十年か、封印していた幻の曲。
「引退前、最後に歌う」と言っていましたが、
かなわず、他界されてしまいました。
ところで・・・
橋下さんの「スッキリ笑顔」の敗北会見・・・。
あの「笑顔」に、ちょっとした違和感を覚えませんでしたか?
何だろう???
「もう、キミら(大阪府民)には、付き合い切れへんわー。」
「俺以上に、本気になってやれるヤツがいれば、探してみたら?」
裏側に、
そんな気持ちを秘めた笑顔ではなかったのか?
なんて、感じます。
2015年5月17日 23:53
反対が、僅差で勝利しました。
各地のご支援先からは、
「なんで賛成が勝たなかったの?」とか、
「大丈夫か?大阪市民は・・・」との声をいただきます。
興味深いのは、賛成・反対の内訳データ。
地域(区)別に見れば、
北エリアが「賛成」多数で、
湾岸~南エリアが「反対」多数。
大阪市内の地図が、くっきり2つに分かれています。
世代別に見れば、
70代以上が「反対」多数で、
それ以外のすべての世代は「賛成」多数。
ただ、この数字は、出口調査の結果なので、正確なものではありません。
ちょっと、怪しい数字です・・・。
「傾向」を知る程度にしておいたほうが良いでしょう。
私自身も、大阪市民ですが、
「目の前のこと」を重視すれば、反対です。
「未来の可能性」に懸けてみたいなら、賛成です。
実際、大阪では、橋下さんがリーダーとなってから、
「無駄」と判断された、行政サービスが、次々と
全体の黒字化のために、削られています。
今、享受しているメリットを受け続けたい。
現に、橋下体制となってから、メリットを削られた、
きっと、これからも削られるだろう。
生きているうちは、これまで通り、平穏無事に過ごしたい。。。
こうゆう住民が、若干、多かったということです。
今か、未来か。
個人か、全体か。。。
これからの大阪が、
ちょうど、1年前のブログにも書いた
「Aでも、Bでもない、より発展したCを作り出す」
そうゆう方向に進んでいってくれればなー。と、思います。
2015年5月11日 23:43
「プラシーボ効果」
薬の成分が入っていないも偽モノの薬でも、
お医者さんから出されて、
「効果がある」と信じ込んで飲めば、実際に効果が出る。
という治療効果であり、心理効果でもあります。
プラシーボとは「喜ばせる」の意味。
クリーニング屋さんの店員さんに、
「キレイに仕上がっていますね!」と言われると、
実際以上に、キレイになっているように感じる。
チラシやポスターに「お客様の声」を、
掲載するのも、プラシーボ効果を狙ったもの。
優秀なコンサルタントに、
「大丈夫です、売上は上がりますよ!」と言われれば、
実際以上に、効果が出る。。。(笑)
そう、信じてもらえる実績と雰囲気を持つ、
コンサルタントになりたいものです。
最近、「逆・プラシーボ効果」を体験しました!!
ゴールデンウィークから、寝ているときも、咳が止まらなくなったので、
たまらずお医者さんへ・・・・。
すると、そのお医者さん
・白衣を着ていない、普段着のオッサンが、面倒臭そうに診察する。
・診察中に、平気で携帯電話に出る。メールチェックをする。。
「なんだ?この医者・・・」と思うと、
薬も効かないような気がしてくるのか・・・!?
やっぱり、治りが悪いので、
大きな病院へ行くことにしました。
しかし、大きな病院は、豪華施設で、人気がありすぎなのです。
ピアノがあり、庭があり、カフェがあり・・・。
診察開始30分前の、朝8時過ぎに受付を済ませたのに、
診察室に通されたのは、13時30分!!
待ち時間、なんと5時間・・・。
「待つ」ことが、何よりも嫌な性分なのに。。。
でも、今度は、
先生を信じて、薬を飲もう!
そうすれば、薬の効き方も、違うはず!
「これで、きっと良くなる!」という心理効果。
人生の全てにおいて、プラシーボ効果を味方につけましょう。
=「セルフ・プラシーボ」ですね。
そして、
周囲に「逆・プラシーボ効果」を、
与えてしまわない人になろう。
2015年5月5日 6:34
「ゴールデンウィークは、本を読もう!」と、決心するも、
新しい本を買って、読むほどの気力と時間は、残されておらず・・・
昔、読んだ本のなかで、
捨てずに置いてある「マイ・セレクション」を、
引きずり出して、気楽に読むことに。
人生の放浪癖・・・というか、
「俺は、リュックひとつで、どこでも楽しく、生きてゆける・・・」と、
心のどこかで思っている(悪しき?)自分を作っている一要因が、コレ。
・・・沢木耕太郎さんの本。
毛が生え始めてから、
身長が止まるくらいまでのうち=10代前半~20代前半、
いわゆる思春期に出会った人や、本は、
人格形成に、大きな影響を与えるみたいです。
2015年5月3日 23:29
先日のブログの続き。
「装置産業」と「ソフト産業」という、
両極端な事業の体質を、1つの会社で、併せ持つようにすれば、
盤石の会社が、出来上がってゆきます。
視点を変えれば、「見込み生産」と「受注生産」にも、当てはまります。
事業には、2つの体質があります。
自社で商品を作り、値段を決める「見込み生産・事業」と、
相手の要望に応じて、商品を作る「受注生産・事業」です。
「見込み生産」は、
ひとつの商品を、まとめて作り、それを販売してゆく生産方法。
大量生産によるコストダウンで、1個ごとの利益は、大きくとれます。
しかし、販売は安定しません。売れ残った在庫のリスクもあります。
ビールやジュース、テレビ、自動車・・・などは、見込み生産による商品です。
「受注生産」は、
お客様の要望に従って、設計し、商品を生産するスタイル。
顧客との継続的な取引である場合が多いので、売上は安定します。
しかし、人手がかかり、下請け・請負型であることから、利益は薄くなります。
印刷業や、建設業、製造業などが、受注生産の事業です。
これも、先日のブログ内容と、同じく、
「見込み生産」の会社は、「受注生産」の要素を、併せ持つと、儲かる。
「受注生産」の会社は、「見込み生産」の要素を、併せ持つと、儲かる。
「個人需要」と「法人需要」の関係も、
「店舗販売」と「訪問販売」「WEB販売」の関係も、同じ。
ここで、ちょっとしたポイントがあります。
それは「最終到達系の両極端を、同時に持つ」ということ。
中途半端な「あいのこ」「中間系」では、ダメなんです。
最終到達系とは、
そのものだけは、絶対に消えない、そのものだけで存続可能なものです。
さらに、余談・・・
お会いする経営者や幹部も、同じだな~、と感じています。
優秀な経営者・幹部さんは、
「大胆」と「臆病」。
「温情」と「冷酷」。
「ケチ」と「太っ腹」。。
性格の中に、両極端が、同居しています。