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本物のプロのアドバイスは「シンプル」なもの

また、野球のお話から・・・。すみません。
あくまで、ブログ(日記)ですので・・・。

2016年の日本シリーズは、やっぱり面白かった。

大きな要因のひとつは、
大谷翔平選手の投手と打者「二刀流」での大活躍。

まるで野球漫画のヒーローのような大谷選手の姿を、
リアルタイムで見ることができるのは、本当に幸せです。

・・・・
指の骨折治療のため訪れた病院の待合スペースには、
キレイな「図書コーナー」があります。

手に取った本は「采配」というタイトル。
著者は、選手として、ロッテ、中日、巨人などで活躍し、
中日の監督として、8年間・連続Aクラス(うち1位4回、2位3回、3位1回)の落合博満さん。
クリーニング経営コンサルタント中西正人(落合博満)
高校からドラフト1位でプロ入りした大谷翔平選手が「二刀流」を表明したとき、
ほとんどの解説者、OBが「成功しない」「難しい」と否定的な見解でした。

そんななか、唯一と言ってよいほど、肯定的な見解を示していたのが、落合さんでした。

今年の大谷選手の活躍をニュースで見ると、
ずっと、数年前の、そんなことを思い出していたのでした。

「確か・・・あの人は二刀流のことを、こう言ってたなあ・・・」
なんで、そう言えたのだろう??と。

そして、このタイミング、この場所で、目に飛び込んできた、この本。

今回の「引っかかりポイント」は、こんなところ。

・技術が高い人のアドバイスは「シンプル」だ。簡単すぎるから、相手は耳にしないこともあるが、実は、それが本物。

・監督として成功の要因は、選手時代に「下積み=できない人の気持ち」と
 「トップ=できる人の気持ち」の両方を知っているからだ。

・ミスは責めない、反省して次に活かせば良い。手抜きは、厳しく叱責する。手抜きとは、できることをやらないこと。
 小さな手抜きでも、放置するとチームに致命的な穴があく。


1年の計は「秋にあり」

クリーニング経営コンサルタント中西正人(秋のセール、絶好調!)
さわやかな秋晴れ!

10月の最終の土日は、
たくさんの衣類が、クリーニング店に持ち込まれたようです。

・給料日後の月末
・気温の低下
・晴天
・実施しているセール
それに「新しい取り組み」の成功・・・。あらゆる要因がプラスに働きました。

8月、9月の苦戦を、一気に取り戻すことができたのではないでしょうか?

 
業界紙・全国ドライ新聞での定期連載にも書かせていただいた内容ですが、
クリーニング店の「1年の計」は、秋にあります。

春、ぶっつけ本番で実行するよりも、
秋に実践してみて、その成果の是非を判断する。

さらに、実行してみての課題や問題点を、適切なものにアレンジして、
1年の売上を決定づける「春」に臨む・・・。

このようなサイクルを作り出しているのが、繁盛するクリーニング店の経営方法です。

これから年末にかけては「目先の売上確保」よりも
「来春を見据えた実験的な取り組み」を、積極的に仕掛けていってもらっています。


「こうなりたい」という気持ち=成長を生んでくれる。

たとえば・・・
「先輩のほうが上手だ」という評価を、見たり、聞いたりしたとき。

「あの先輩は、特別だから・・・」
「あの人は、長くやってるから・・・」
「そんなこと言うお客さんなんて、ごく一部でしょ」

このような他人事で、終わってしまうのか。
それとも「なにくそ!俺だって!!」という発想や、思考回路を持っているのか、、
凡人が仕事で上達するための、分かれ目ではないでしょうか。

もちろん「負けず嫌い」で、生きるのは大変なことが多いし、
損することも多いのですがね~・笑

クリーニング経営コンサルタント中西正人(クリーニング販売促進支援)
ご支援先にて・・・すごい組み合わせ。。
ウニラーメンとおかわり自由のカレーをいただきました。


つまらない負けず嫌いかもしれないけど、それが「哲学」を学ばせてくれた。

先日のブログでご紹介した「哲学」とは・・・
人生・世界、事物の根源のあり方・原理を、理性によって求めようとする学問。
経験からつくりあげた人生観。とあります。

自分よりも、ずっと賢い偉大な先人たちが、
考え抜いた言葉や、理論を、ほんの数時間で学ぶことができるのです。
物事の本質を見極めるために、とても役に立ちます。

その言葉は、
その時々の自分に強く引っかかることがあります。

大きく分けて2種類。
・「そうそう!俺、間違ってなかったんだー」と、自分の行動に共感できる言葉
・「あ~、これ、俺に足りないな~」と、自分の改善点を示している言葉

  
でも、別に最初から「哲学」が好きだったとか、興味があったわけではありません。

きっかけは、本当につまらない「負けず嫌い」な心です。

一緒に仕事をしていた先輩のこんな一言が、きっかけ。
「オレ、もう経営本は卒業して、そろそろ“哲学書”を読んだほうがいいって、〇〇さんに言われたわー」
「〇〇さん」というのが、先輩も私も、尊敬していた取締役の大先輩コンサルタント。

「負けず嫌い」の私には、こう聞こえた。。。
(俺(先輩)は、もう経営のノウハウ本は、卒業していいレベルにあるから、次のステップに行けるんだ)
(キミ(中西)は、まだ、そのレベルに達していない)

ちくしょー・・・
俺も、テツガクショを読めるようになりたい!

そんな単純な「反骨心」が、哲学との出会いを作ってくれたのです。


ニーチェの言葉

休日・・・ゆっくり仕事をしよ~!と、
パソコンを持ち込んだカフェにて・・・。
クリーニング経営コンサルタント中西正人(ニーチェの格言)
店の書棚に置いている魅力的な本が、その目的の邪魔をする。。

ドイツの哲学者・ニーチェの簡単版の本。
「実存主義」の代表的な哲学者で、
「人のせいにせず、自らの力で豊かに生きること」をテーマに研究を重ねた人です。

彼の直筆本は、読むのにひと苦労するのですが、
こうして「格言」的に、まとめてもらっていると、わかやすい。

今回、メモをとった言葉をご紹介。

人を育てるには、拒絶しないこと。
人を育てるのがうまい人は、頭ごなしに否定することが少ない。
人材という畑を豊かに実らせるための、肥料のやり方に技能を持っている。

自分の弱さと欠点を知っておく。
成功している人は、強く、運に恵まれ、行動力があり、要領が良い・・と思われている。
しかし、彼らにも欠点や弱点がある。
普通の人と違うのは、彼らがそれを熟知し、理解し、強さのバリエーションのひとつとしている。
普通の人は、自分の欠点と弱さを、見ぬふりをしたり、隠したりする。

ほかにも、こんな言葉が有名です。

樹木にとって最も大切なものは何かと問うたら、それは果実だと誰もが答えるだろう。
しかし、実際には種なのだ

高く昇ろうと思うなら、自分の足を使う。
高いところへは、他人に運ばれてはならない。人の背中や頭に乗ってはならない。

事実というものは存在しない。存在するのは解釈だけである。

脱皮しないヘビは破滅する。

疲れを感じたら、あれこれ考えずに、休むか、寝てしまおう。

どれほど良いことに見えても、「~のために」行うことは、卑しく貪欲なことだ。

いい手本を示そうとする者は、
自分の徳に微量の馬鹿げたところを添えなくてはならぬ。
すると人は見習って、同時にその模範を眼下に見下ろす、
これが人々の好むところである。

独創について・・・
何か新しいものを初めて観察することではなく、
古いもの、古くから知られていたもの、あるいは誰の目にもふれていたが
見逃されていたものを、新しいもののように観察することが、
真に独創的な頭脳の証拠である。

・・・・等々。


ご支援先の勉強会で、偶然、ニーチェの言葉を紹介したことがあります。
若手幹部に「ニーチェって知ってる?」と聞くと、
「もちろん、知ってますよ!」
(・・・おお~、ちゃんと勉強してるやん!嬉しい!)

「お笑い芸人でしょ?」
(・・・がくーーっ)&大爆笑! それ、ニッチェ!

憎めないヤツらなのです。





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