2018年7月28日 22:03
戦国時代・下剋上の代名詞とも言える人物・毛利元就。
広島県北部の小さな国から、
一代で、中国地方を治める太守となる。
有名な言葉は、
「算(はかりごと)多きものが勝ち、算少なきもの滅ぶ」
敵方の重臣に(身に覚えのない)手紙を送り、
自分と内通しているしているように見せかける。
その手紙を、わざと敵の大将に発見させて、
重臣に疑いをかけさせ、敵を自滅させる・・・という手口は、得意中の得意。
一方で、毛利家の身内は
「3本の矢」の逸話に代表されるように、非常に団結していた。
毛利元就、最大のはかりごとは、家庭円満。一族円満。ではないか?
体感的に知っていたはず。
小さきものは、まず、内部を固めよ。
兵の大小よりも、心がひとつかどうか。それが何よりも大事、と。
小さな会社は、学ぶべきことが多い。
夏の到来とともに、
中国地方を襲った豪雨と猛暑。。1日も早い復旧を願います。
2018年7月19日 20:10
あの監督は、すごいなあと思いました。
選手選考では、オッサンを中心に集め、
ミス連発のキーパーを全試合で使い、
2試合、上手くいってたのに、3試合目でスタメンを6人も変更し、
負けてもいいから「攻めない」という戦術をとった。
もしも失敗したら「世間」から、
間違いなく袋叩きにあいそうな決断も、
自らの責任で、遂行した。
周囲に迎合せず、自分の信じるところに向かって。
経営者や、幹部、リーダーになると、
「全員、総意のもと」を理想としながらも、
自分の考えに基づいて、総意に反する決断をしなければならないこともある。
そうゆう点で、あの監督は、すごいなあ。
リスクを恐れず、チャレンジする孤独な経営者の姿、そのものだなあ・・・。
たとえ、結果がどうあれ、あの決断力そのものを称賛したい。
試合が進むごと、そんな風に思って、観ていました。
2018年7月1日 22:08
タイトルの原則。。
クリーニング業界では、
色褪せにくい、高品質な看板用のカッティングシート
(そして、やはり、それなりのお値段・・・)で、有名な「スリーエム社」の社是にあります。
もう少しわかりやすく言えば
「許可をとるより、謝罪したほうが簡単だ」という原則。
物事を実行するとき、
許可をもらうために、アレコレ時間をかけて、各方面の調整、許可を待つよりも、
まずは、やってみる。
うまくいかなくても、後から謝り、改良すれば良い。
そちらのほうが、物事がササッと効率的に進む。。ということです。
これから、一番店を追い越そう!という会社、
特に、そうゆう会社の幹部には、絶対必要な精神です!
幹部が実行する場合の、3つの注意点があります。
1)大将(社長、上司)の意図を汲む、
2)私心がない、
3)全体の流れを考えている。
2018年6月20日 20:26
大阪での地震。。
たくさんのお気遣いの言葉をいただき、ありがとうございました!
スタッフも全員、大きな被害を受けることなく、
翌日より、通常業務です。
私は、出張中、電車の中に閉じ込められ、
携帯メール・SNS等で、スタッフと「本日休業」のやりとりをしたのち、
ソワソワ(おしっこしたくなったら、どうしよ・・って)しながら、
パソコンで、仕事をしていました。
2時間後、電車の中から、解放。
線路の上を歩いて、一般道へ。
各方面から、労いや、お気遣い、お見舞い、の言葉をいただくなか、
異彩を放つ、名文句に出会えました!笑
その日、お伺いするはずだったご支援先に、
ご迷惑をおかけしたお詫びと、状況報告、今後の対応の電話をする。
「今、車内から解放されました。線路の上を歩いて、駅に向かっています・・・」
「スタンドバイミーみたいなこと、やっとるんかい!」
機転の利いた「笑い」は、
状況を一気に、明るい方向に向かわせてくれる。
こうゆうときには「気持ちに寄り添ったお見舞い」を求める。。。という方もいるのでしょうが、
私が、「こっち系」が、好きなことを知っていて、
励ましとなる言葉をかけてくれたのでしょう。
解放されたとき、記念に・・・と、閉じ込められた乗客が、停まった電車や人の列を撮るなか、
一人だけ違う方向=誰もいない線路にシャッターを向け撮った写真と、
見事に一致してるのが、その証拠でしょ?
逆境でも、幸運がたくさんな「星」のもとに生まれてきている。。と、
自分のことを再認識できた1日でした。
2018年5月23日 21:29
「勉強をすればするほど、
経験を積めば積むほど、人間性が悪くなってゆく、自分がいる。
知識や成功と、人間性って、比例しにくいものですよね。」
ふと、こんなことを漏らした
ご支援先の幹部さんがいる。
これには、まったく、同感です。
勉学の知識や、経営の経験、技術が高まることが
品性・性格が良くなってゆくことと、必ずしも一致しない。
特に、経営者は、厳しい世界で生きている。
ライバル相手と戦うには、勝てる作戦を考えなくてはいけない。
スタッフの能力を引き出すと同時に、
不正をする卑劣なスタッフがいると、
それを上回る「ズルさ」の知識がなければ、防止策は出てこない。
知っていても、知らないふりで、
ニコニコながら、行使しないようにするのも、性格としては「悪い」部類になるだろう。
お客様の要望は、
ライフサイクルの進化とともに、厳しくなってゆき、
それにも対応しなければならない。
現実の世界で生き残るために、
学ぶこと、知ることは、「良いこと」ばかりではない。
どちらかと言えば「良くないこと」に、巡り合うことのほうが多い。
性悪説的な人間の本性に、
数多く遭遇すれば、
それに対応する術を学習し、身につけようとするから、
当然、冒頭のような感想を持つに至る。
この幹部さんは、それのことに気づいているから、素晴らしい!
普通の人は、気づかない。
そこで、
これまでのブログの中江藤樹の言葉を引用したい。
「それ学問は心の汚れを清め、身の行ないを良くするを以て本実とす」
「にせの学問は、博学のほまれを専らとし、
まされる人をねたみ、おのれが名をたかくせんとのみ、
高満の心をまなことし、孝行にも忠節にも心がけず、
只ひたすら記誦詞章の芸ばかりをつとむる故に、
おほくするほど心だて行儀あしくなれり」
なぜ、勉強するのか?
それは、「身の行いを良くするため」である。
とある宿泊施設の書棚。。読んだことのある本がたくさん・・・重なってる!
シンパシーを感じます。