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万博・ヨーロッパ編~イタリア男性は全員が「ジローラモ」さん

私は、各国のスタッフさんと話すこと、
一緒に写真を撮ること。これも「万博の楽しみ」としています。

イタリア館には、
期間中、定期的に、色んな技術を持った職人さんが、やってきて、
製品を見せて解説したり、実演したりしています。
私が訪問したときには、
石を削って作る楽器の職人さんでした。

とにかく、とにかく、
イタリア男性は、誰もが全員かっこいいです。
・・・女性にも期待してたけど・・・
イタリア女性って、案外、性格が悪そうに見える人が多いです。

お付きの者に、職人さんと2ショットを撮ってもらおう。と思っていたら、
広いパビリオンのどこかに行ってしまっていました。

仕方ないので、
お話しした職人さんのソロショットを撮ろう、と。
「写真を撮らせてもらっていいですか?」とお願いしました。
「もちろんです、どうぞ」パチリ

なんて、やっていると、
この一連のやりとりを近くで見ていた、
大阪のおばちゃんが、
「いやー、わたし、一緒に写真、撮って欲しいわあー」と、大きな独り言を、聞こえるように言ってきました。

「あ、じゃあ、ボク、撮りますね」
と、彼女のスマホを預かり、2ショットを撮ろうとしたとき、、、

このイタリア職人さん、
おばちゃんの腰に手を回そうとして、
職人さんは、ご自身で、ハッ!っと気づいたように
「あ、すみません・・・」と、手を引っ込めました。

(つ、つい、いつものクセが出てしまって・・・。
ここは日本だった。すっかり、忘れてたー!)って感じです。

おばちゃん、まんざらでもなさそうに
(いやーん、そのままで良かったのに~~)って、顔をしていました。

ちなみに、
本当に「ザ・大阪のおばちゃん」です。
体型も、顔も、服装も。。コテコテです。

こうゆうことをするの「ジローラモさん」だけじゃないんだ、
イタリア人男性、全員が、やるんだ。
等しくすべての女性に優しく、スキンシップで接することは、当然の礼儀。
ボディタッチも褒め言葉も「下心」ではなく、
イタリア人の礼儀であり思いやりであり文化である。

このことが、一番、勉強になりました。

さらなる妄想。。
あのキツそうな性格のイタリア女性たちがいるから、
男はこうして生きてゆくようになるんじゃないか?
以前、ブログでも書いた「共進化」です。

・・・・
イタリア館は、大人気パビリオンのひとつ。
「有名美術品が展示されていること」が、その理由として解説されていますが、
私は、「人とのかかわり」が、最も印象に残りました。

イタリア館のメイン展示は、
「イタリア人男性のイケメンぶりと優しさ」

人気パビリオンのポイントの4つ目に、
つけ加えておきたい。
それは「人とのかかわり、つながり」です。


万博・ヨーロッパ編 ~ドイツは感性が近い国

「ドイツは、最も信頼に値する国であろう」
展示や中身を観ると、そう感じました。

未来のための環境、循環エネルギー等を中心とした、
ドイツ国内での取り組みの事例の数々が、紹介されています。
「うん、これからは、こんな風にしてゆかないとねー。
すごいね、そうゆうことまで実用化できてるの??」
そうゆう魅力を感じます。

「昭和・第二次ベビーブーム世代」の日本人から見ると、感覚が近い。

人気パビリオンの3条件(映像没入、連続展示、自分だけのオリジナル)については、
この卵のようなキャラクターを持ち、自分が聞きたいコーナーに近づけると、
説明をしてくれる。主要言語に対応しています。→自分だけのオリジナル。
・・・
結構な重みがあり、最後、返却するとき、
返却ボックスへ坂道を転がしてお別れするのですが・・・
これが何とも、名残り惜しいのです。

「先進国とか常任理事国とか呼ばれるメンバーのなかで、
共に進むべきは、ドイツだろうな」と思わせます。

失敗ではあったけど、世界大戦において、
ドイツ(ヒトラー)と同盟を結んだ先輩・日本人のメンタリティは、
かなり理解ができる。と思いました。

もっとも、真面目さとか、進みたい方向が、似ているなあ。
そんなことを感じました。

そこに留意しながら。ですね。


不要なもの。必要なもの。メリハリをつける。生産性NO1の理由/万博雑感

万博は、万国博覧会。
それぞれの国が、日本や世界に対して、
何を広報したいのか?売り込みたいのか?
それを見せる場です。
だから、私は各国パビリオンを回るとき
「その国の未来への意図と、ベースにある国民性を感じたい」と、回っています。

以前、その視点で、
アメリカ、中国、フランスをご紹介しました。

世界パビリオンは、
もうひとつ「テーマ」を決めて、回っています。
「1人当たりGDP(生産性)の高さ」を基準に訪問しています。

GDPをテーマに、各国を体験すれば、
その理由を感じるかもしれない。という(これまた、偏った)問題意識による見学です。

GDP/人・アジアナンバーワンの座・シンガポール。
一人当たりGDP日本の3倍近くの理由を感じとれるか?

アジア諸国におけるGDPの推移は、この表のとおり。
日本は、1990年後半から停滞を続け、それから10年後、
2000年代後半に、シンガポールに抜かれ、どんどん引き離されています。
今後、アジア各国に、抜かれてゆく予測も出ています。

<シンガポール館の特徴>
1)英語での説明文が中心(他の国は、日本語を中心としている)
→主たる客層は「英語が読める人」との、割り切り。

2)部屋の仕切りがカーテンである。(他の国は、自動ドアである)
→無駄なことに経費をかけない。

3)自分オリジナル+大スクリーンである(※詳細、次回ブログにて)
→人気パビリオンの条件3つのうち、2つを満たす演出・展示

何と言っても・・・
4)回転が速い。待ち時間が少なく、スムーズに回ってゆく。
(他の国は、時間と人数を区切り映像を見せるので、回転が悪い)
→シンガポールは、自由に入って、自由に出てゆく。
結果、たくさんの人に見てもらえる。

ついでに、
5)お土産品の賑わい。坪当たり販売額トップクラスではないか?
 →ちょうど良い価格帯、持ち運びに困らないサイズのものをそろえている。
  ちゃっかり、儲ける。ただじゃ帰らない。

繁盛ポイントを抑えつつ、
無駄な時間、経費、客層、スペースは、切り捨てる。
結果、ナンバーワンクラスにの入場者数(回転数)を稼げるかたちを作っています。

・・・・
シンガポールに会社を持つ経営者の友人曰く
(事実かどうか不明。ちょっと“ふかす”傾向があるヤツだからなー・笑)
「シンガポールのエスカレーターは、日本の1.5倍くらい、スピードが速い」
だから、子供や老人、ベビーカーはとても苦労する。
それが良いのかどうかはわからないけど・・・それについてこれない人は、放っておく。
別の方法を考えてもらう。シンガポールではそう感じることが多い。と。

何かを得るためには、何かを切り捨てる。
そして、客数を効率良く得るためには、どうするか?

日本国が「GDPを上げる」ということを、もし本気で考えるなら、
そうゆうことに、乗り出さなきゃならない。

会社は、当然「一人当たり生産性」を上げ続けなきゃ、生き残れない。


大阪万博/人気パビリオンの特徴3つ目・自分だけのオリジナルを作ってくれる

大阪館やNTT館などに代表される
20年後の自分の姿を生成してくれる。等々
「自分だけのオリジナルのもの」を作ってくれる、
「あなたにマッチしたもの」を作ってくれる、
そうゆうパビリオンも人気です。

以前、ご紹介した「人気の秘密」を含めて、まとめると。。
1)360℃+天井までもが、映像・音響であること(これを「没入型」と呼ぶらしい)
2)連続のボリューム陳列
今回、追加。
3)自分だけのオリジナルを作ってくれること

博覧会は「見せたいもの」を、
最先端の「見せ方」で披露します。
つまり、店舗づくりの未来も示してくれています。

オーストリア館の人気コーナーにて。
オーストリア出身の偉人たちの展示パネル風のデザインを自動生成で作ってくれます。

この底知れぬ不気味さは、偉人たる証!


大人都合で理不尽に甲子園の夢を断たれた(と感じる)生徒は、どう成長するか?

歴史上初、前代未聞、
広陵高校の辞退に感じるものがあったので、
ちょっと調べてみました。

大人都合で理不尽に甲子園の夢を断たれた歴代の有名選手を。
・・・
なんとも言えぬ、共通点があります。

・張本勲(浪華商。チームは甲子園出場。が本人は謹慎処分。出場できず。原因は、監督・部長との確執)
・堀内恒夫(甲府商。新グランドで中学校を招待して試合。それをスカウト活動とみなされ大会直前まで謹慎。準備不足もあり予選敗退)
・江本孟紀(高知商、部員の不祥事)
・黒田博樹(上宮、監督の体罰)
・内海哲也(敦賀気比、部員の飲酒・無免許運転)
・田中将大(駒大苫小牧、卒業生の飲酒・喫煙)=3年の選抜時。※夏は甲子園出場。

内海は、少しだけ違う雰囲気かな?
でも、一度、ドラフト指名拒否もしているしな・・
後輩が安心して過ごせる環境づくり、寄付活動・・など、明るくポジティブな「反骨」がある。

見事に「反骨」「男気」「筋を通す」という言葉が似合う選手ばかりです。
張本、堀内、江本、黒田・・ですよ。
かなり強烈な個性です。

思春期、大人からの「大きな理不尽」を感じたり、経験すると、
こんな風になるのかな?
(上にも世間にも頼らんわい、自分の力で生きてゆくわい!)と

今回の広陵の選手たちが、このメンバーに連なる、
気骨ある男気・野球選手、社会人と成長することを、願ってやみません。

へこたれるな。跳ねのけろ!





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