2023年6月24日 20:42
将棋の世界では、
AIとプロ棋士たちが勝負すると、
今や、AIのほうが、勝つ時代となっている。ここ10年の話である。
このように、将棋中継のテレビでは、
AIが導き出した次の「最善手」が表示され、一手ごと勝利の確率まで、計算されている。
視聴者は、
棋士がAIの示す「良手」を打つかどうかを示す「評価値」に注目して観戦する。
コンサルタント=売上アップの業界も、
AIによって、
出店の売上予測や、MDの適正化数値、
販促の内容、手法、タイミングが、表示されるようになるのではないか?
スタッフの研修も、AIが行うようになるのではないか?
(もう大企業は、投入しているでしょうね)
私は「早くそうゆう世界になって欲しい!」と思っています。
「俺の仕事は、代わりに誰かやってくれ。誰でも、AIでも、できるだろ?」
「そうなると、コンサルタントの仕事がなくなるのでは?」という意見もありますが、
私には、全然、そうゆう危機感はない。
さっさと予測AIを完成させて、
それらを土台として、コラボして、
もっと精度の高い売上アップ方法を開発するため、
自分の時間を使わせてもらえるなら、もっとすごく売上が上がるぞ!!と思っています。
未だ、若者のような「根拠のない自信」がある。
皆さんの仕事とAIについては、どうですか?
おそらく、これから、
AI等によって、人の仕事を激減させなければ、やってゆけない世の中になりますが。
ちなみに・・・
この将棋中継の「評価値」を観ながら、棋士の打つ手に
一喜一憂している視聴者は、AIに「仕事を奪われる」人となる。
(面白いのは、事実であるが)
そこに身を置かず、
当事者を評価するのみの「傍観者」を作り出すことを、助長している。
自分の頭と感性で、何でそうなるのか?
深く考える人になってもらいたい。
2023年6月18日 21:01
商売人は、仕事が増えると、嬉しい。
サラリーマンや公務員は、仕事が増えると、困る。(という人が多い)
商売人は、仕事を作り出し、産み出し、仕事する。
サラリーマンや公務員は、仕事を与えられて、こなすことが仕事。と思っている。
だから、仕事へのスタンスが、根本的に違う。
経営者は、給料は「払う」もの。
サラリーマンや公務員は、給料は「もらう」もの。
お給料へのスタンスも、根本的に違う。
以上、わかりやすく、まとめてみました。
では、どうすれば、
私のようなサラリーマンの息子。かつ、自分もサラリーマンである人間が、
経営者のマインドに近づけるのか?
そんなことまで、会社も先輩も、教えてくれない。
まず、自分には、
元々その素養が備わっていないことに、気づき、理解し、
学んで、訓練しようとしなければならない。
サラリーマンであっても、
・仕事が増えると、嬉しく思う。
・仕事とは、売上・利益を創造することである。
・自分が、会社に売上を与えること。
・身銭を切って、仕事や会社、人に払うことを、厭わない。
・理想的な経営者マインドを持った人の思考や行動をマークし、モノマネする。
私も「真に」頭と身体が一致して、
「経営者マインド」に変わってゆくのに、入社後5年以上はかかった。
サラリーマン&公務員であっても、
日本の平均年収以上の給料がもらえる「幹部」「リーダー」となるには
こうゆう「経営者マインド」を持つことは、必須条件である。
なぜなら、まだ資本主義社会であるから。
船井総研・所属のサラリーマン・コンサルタント時代
(※給与形式は「サラリー」でも、マインドは“自分が会社を養ってゆく”と思っていたけど・・・)
我が子については「サラリーマンDNA」を植え付けてしまわないように
つまりは、将来の苦労がないように、
下記の「環境」を与えるよう、自分の行動に気をつけてきた。
1)家の中でも、休日でも、楽しそうに、仕事している姿を見せる。
2)嬉々として、仕事に出かける。※「行かなきゃ・・」とか言わない。
3)もちろん、会社、仕事、仲間への不平不満、マイナス発言は、一切、言わない。
4)仕事の現場に、機会があれば、一緒に行く。
5)遊びに行くときも、繁盛店をからませる。面白い店舗、陳列を見ると、写真を撮る。
私の父親は、1)~4)については、できているサラリーマンであった。
良き「環境」であったことに、感謝である。
写真は。。全然、関係ないです。
カフェで見つけた、気になる謎の人形
2023年6月17日 20:09
大学を卒業して、就職した(株)船井総合研究所。
大阪・梅田の繁華街の外れにある、
この茶色ビルの7階と8階がフロアでした。
正面には、ちゃんとした出入口があるけど、定時の開閉。
だから、正面出入口を使うのは、ランチのときだけ。
夜遅くまで仕事して、
泊まり込みが、週に2日程度あるので、
この裏側が、コンサルタントの卵の若者達にとっての「メイン出入口」でした。
船井総研には、こんな定説?があり、
新入社員の私に、先輩が教えてくれました。
【船井総研では、経営者や商売人の子供でないと、使い物にならない】
【サラリーマンの子供で、大成したコンサルタントは、いない】
現に、古くから船井総研と取引のある会社の社長さんからは、こんなことも言われた。
「中西君は、どこの会社のご子息なの?」
「えー!?中西君、商売人の息子じゃないの?それなのにフナイさんに入社したの??」
「あー、それは・・・・、大変だねー、苦労するね~・・・・」
※それほどの激務であり、フナイで、耐えられず、モノにもならなかったとき、
帰る実家があれば(経営修行をさせてもらったと思えば)
その数年間は無駄にならない。という意味が、ここには含まれている。
私は、サラリーマンの息子である。
この「定説」に対して、反発していました。
「アホ、ボケ!なにゆうとるねん、ジジイ!」
「そんなもん、今までの小者どもの話やろ、俺は、違うんや。」
「てか、今頃、そんなこと言うな。じゃあ、そもそも、俺を採用したヤツが悪いやろ!」
「ふん、俺に、経営者の子供以上の才能を見出だしたから、採ったんやろーが」
世間知らずで生意気盛り、
そして、弱いからよく吠える22歳は、そう抗っていた。
で、「まあまあ」って、なだめてくれる、良き同期がいた・笑
「どうして、サラリーマンの息子ではダメなんですか?」と、先輩に質問する。
レベルの低い人たちは、こう答える。<前例&他人依存権威主義>
「前から、そう言われてるから」
「役員の●●さんが、そう言ってました」
ちょっとコマシな人物は、こう言ってくる。<現象論>
「一線で活躍している、○○さんも、○○さんも、経営者の子供でしょ?」
「あー、○○さんは、例外かー。でも、この先、どうなるかわからないし・・・」
中西「××さんは、ご実家が有名な老舗ですけど、ピンボケで、サボり魔ですよー」笑<反例>
それなり腕の立つコンサルタントは、こう答えていた。<原因論>
「コンサルタントは、経営者が相手だから、
経営者の気持ちがわかる人でないとダメ、
サラリーマンの子供には、経営者の気持ちがわからない」
「両親が一生懸命、働く姿を見て育った商売人の子供は、やっぱり違う」
つまりは「経営者マインド」が、備わっているかどうかが問題だ、と言う。
確かに、そうかもしれない。
が、この程度の答えまで。
現象・原因を、理論的・体系的・原理的な裏付けを用いて
前回のブログ「DNA」「環境」のように、
説明してくれる(私のような)先輩がいたなら、きっと納得できただろう。
私は、もっと早めに「経営者マインド」を、持つことができたかもしれない。
(つづく)
2023年5月21日 19:52
徳川四天王とは、
家康に仕え、中心的役割を果たした4人の家臣
・酒井忠次(家康より年長で、父の代から仕える筆頭家老)
・本多忠勝(50回の戦に出ても傷を負わなかった、蜻蛉切という槍の使い手)
・榊原康政(文武・治政に優れた武将、「無」の旗指物が有名)
・井伊直政(赤備えの軍団を引き継ぐ、イケメンでもあったという)
長老格である酒井忠次を別格として、
忠勝・康政・直政を「徳川三傑」と呼ぶこともある。(最近のブログ「3」である)
有力大名を前に、秀吉が茶器・名刀などの「宝物自慢」をはじめた席でのこと。
「して、徳川殿の宝物は?」
「皆さまのような宝物は、持ち合わせておりません、
しかし、私のために命を投げ打つ家臣が500名ばかりおりまする、宝物と言えば、そのくらいです」
もちろん、これは、多くの言行録と同じように、江戸幕府の創作の可能性が高い。
が、四天王を中心とする
三河武士の忠誠心と勇猛さ、家康の質実な志向を、端的にあらわしている。
四天王のなかで、私の注目は「井伊直政」である。
創業まもなく(=岡崎時代)から在籍しているメンバーに加えて、
途中から参加して、旧臣以上に、危険を冒し懸命に尽くして、結果を残す「井伊直政」の存在は、
「徳川商店」が「徳川会社」となってゆく過程で、とても大きかった。
「昔からいなくても、能力と心がまえ次第で、誰でも幹部になれるんだ!」
現代の経営とも同じである。
身内以外、中途入社からの幹部の存在である。
三傑、三銃士、御三家のほかに・・・
仏様の周りには、四天王が存在する。
十二神将とかもある。
まず、御社に主人を守る「○○3傑」を作りましょう。銘打ちましょう。
三方ヶ原の戦いから、30年
関ヶ原後「徳川企業」となる過程で、四天王への依存度は徐々に減ってゆく。
そこについては、今回の大河ドラマで、どう描かれるのか。
注目である。
石田三成は、秀頼は、
真田昌幸は、伊達政宗は、、誰が演じて、どう描かれるのか。
そんなことも、楽しみにしている。
「鎌倉殿」よりも、面白さには欠けるかもしれないが、
今回の「家康」には学びがあるから、好きだなあ。
家康ファミリー内のキャラクターとしては、服部半蔵と本多正信、好きだなあ・笑
2023年5月12日 19:38
久しぶりの歴史ネタ。
大河ドラマより。
いくら視聴率が悪くても、ノリが軽い。とか、おチャラけてる。とか、
イメージと違う。とか評判が悪くても・・・・。
私は好きです。光る要素がある。
前半戦は、岡田准一の織田信長と、阿部寛の武田信玄に注目。
特に、戦いに強い信玄からは、
現代の経営に通ずる言葉が、次々と出てくる。
家康に対して、以下の言づてをする。
弱き主君は害悪なり
滅ぶが民のためなり
生き延びたければ、我が家臣となれ。
手を差し伸べるは、これが最後ぞ。
・・・・
これは、マキャベリの「君主論」、あるいは「韓非子」の内容をセリフにしていると思われます。
(※リーダーは、何冊か読んでおくべき書籍。読んで体得すれば「弱き主君」にならない)
、
中西流に、現代訳すれば、こうゆうことです。(近年、身近で実感中・・・)
↓↓
利益を出せない経営者は、害悪なり。
滅ぶが、顧客とスタッフのためなり。
生き延びたければ、MAしろ。
手遅れになると、全財産を失うぞ。
↑↑
・・・・
さて、次の日曜日の放送回は、三方ヶ原の合戦。
以前のブログで取り上げた、この将も出てきそうです。
https://cleaning-keiei.com/nakanishi/2017/07/01/
このドラマでは、夏目広次という名前で出ています。
これまでのところ、
家康に、何度も、名前を間違われ、覚えてもらえない。という地味なキャラクターですが。
きっと、次回のための伏線ですね。
6年前のブログ、
今と変わらず、本質的で良い事言ってますな・笑
こんな内容も、ちょっと思い出し、わが身を振り返り、お子様と語らい、
歴史ドラマを鑑賞してみてくださませ。