2023年8月5日 20:33
航空機が、安全な航行をするには、
機長だけの技量・決断に頼るのではなく、
副操縦士との協力関係が重要という考え方から
コックピット・リソース・マネジメントの考え方が生まれた。
(=経営で言えば、経営幹部層)
これが発展して、航空機関士、
客室乗務員など乗員全員の協力と情報の共有が必要であり
それを実現するには相互の理解、調和、信頼など
心理的な面も含んだ訓練が必要と考えられるようになる。
同じ CRMと略せる「クルー・リソース・マネジメント」となる。
乗員の実地演習訓練ということもできる。
(=経営で言えば、営業部門層/生産部門層)
さらに地上の運航管理者や整備技術者も
安全上重要な役割を担っているところから、
CRMの対象となる人的資源に加えられるようになった。
(=経営で言えば、事務部門も含めた全体層)
メンバー同士での円滑なコミュニケーション、
人的資源の有効活用が、会社の成長・推進力となります。
リーダー、スタッフ、それぞれに対して、
行動や意思決定に、疑問を呈することができない雰囲気は、危険。
「会話」をしながら「訓練」する。
技術的な能力に加え、
個々人の知識、情報共有、状況判断力を高める。

「言える化」「聞ける化」ですね。
いつも「いやー、良い立地を確保する会社だなあ。。」と感じていた、
ビッグモーターの事件を見て、改めて感じたことをまとめました。
2023年7月23日 21:41
本当の成功とは、
当たり前に目的地に着くこと。
日々の訓練は、そのためにある。
何がやりがいか?と聞かれると、
空港に着陸して、普通に乗客が降りてゆくこと。に幸せを感じる。
「当たり前の事が、当たり前に行われる事」に、
一番のやりがい。
と、ベテラン機長が話していた。

今週も、出張の連続でした、これは・・猪苗代湖の上空かな??
コンサルタントも、かくありたい。
「依頼をされれば、当たり前に売上・利益が上がる事」
日々、そのために訓練を。
2023年7月8日 21:30
大阪駅前の商業施設・グランフロント10周年。
この10年間で、半分以上のテナントが、入れ替わっている。
パナソニック、NTTドコモ、
GAPグループまとめて全部、近畿日本ツーリスト、
今回の改装では、名だたる会社も撤退していった。
近隣で新たに大規模開発がおこなわれるため、そちらに移る可能性が高い。
<今回、増えたテナント>
・子供連れ、親子連れ対応の店舗。(=富裕客層・大商圏対応)
・ショールーム的な店舗。(ここにある=信頼おけるんだぞ!)
・目的買い商品、ブランド系の店舗は、根強く残り、
空いたテナントへ面積を拡大し、大規模化を図っている。(=一大拠点化)

<今回、減ったテナント>
・ギフト需要系の店舗。
・条件の良い場所、1~2店舗で成功した「注目」(と言われていた)店舗。
特に関東圏で成功した店舗を誘致したもの。
・どこにでもある商品で、ちょっと、シャレただけの店舗。
<総合的に見て>
・ネット販売との融合は、不可欠になる。店舗で見て、ネットで購入。
ネットで見て、店舗で見て、ネットで購入。
純粋な「販売のための店舗」としては成り立たない、ショールーム機能を付加することは不可欠。
・一般オーナー企業が、店頭販売だけで、採算を合わせるのは、
困難な場所&地代家賃。ということが、わかってきた。
(つづく)
2023年7月2日 21:25
将棋には「悪手」「良手」のほかにも、
様々な「手」がある。
<妙手>みょうしゅ
「巧妙な手」の略。
「こんな妙手は、なかなかお目にかかれない」などと使われます。
・野球で言えば、意表を突いたセーフティバント。ディレード・スチール。
・サッカーなら、ヒールキックや、股抜きパス。
・相撲なら、ネコだましや、とったり。等々、テクニカルな一手。
妙手の中で、
特にレベルの高いものを「絶妙手」と呼び、
奇妙な手のことを、「奇手」(きしゅ)
珍しい手のことは、「珍手」(ちんしゅ)と呼ぶ。
<疑問手>ぎもんしゅ
明らかな「悪手」には見えないけれども、
なぜ?それをする??という手。
結果的に、形勢を悪くする手のこと。
直接的な悪手ではない場合に使われることが多いようです。
<緩手>かんしゅ
ほかに指すべき手があるのに、
ポイントをはずした「ゆるい手」のことです。
悪手とまでは言い切れない。
対局中のリードが大きければ、致命傷にはならない。
が、勝てる試合を、混戦にしてしまう要因となる。
経営で言えば、
市場に恵まれているうちは、それなりに利益が出ている(ように見える)が
市場が厳しくなると、一気にダメになってゆく。
そうゆう会社の経営者・幹部は、
決まって「緩手」と「疑問手」のオンパレードを、実行している。
2023年6月24日 20:42
将棋の世界では、
AIとプロ棋士たちが勝負すると、
今や、AIのほうが、勝つ時代となっている。ここ10年の話である。
このように、将棋中継のテレビでは、
AIが導き出した次の「最善手」が表示され、一手ごと勝利の確率まで、計算されている。

視聴者は、
棋士がAIの示す「良手」を打つかどうかを示す「評価値」に注目して観戦する。
コンサルタント=売上アップの業界も、
AIによって、
出店の売上予測や、MDの適正化数値、
販促の内容、手法、タイミングが、表示されるようになるのではないか?
スタッフの研修も、AIが行うようになるのではないか?
(もう大企業は、投入しているでしょうね)
私は「早くそうゆう世界になって欲しい!」と思っています。
「俺の仕事は、代わりに誰かやってくれ。誰でも、AIでも、できるだろ?」
「そうなると、コンサルタントの仕事がなくなるのでは?」という意見もありますが、
私には、全然、そうゆう危機感はない。
さっさと予測AIを完成させて、
それらを土台として、コラボして、
もっと精度の高い売上アップ方法を開発するため、
自分の時間を使わせてもらえるなら、もっとすごく売上が上がるぞ!!と思っています。
未だ、若者のような「根拠のない自信」がある。
皆さんの仕事とAIについては、どうですか?
おそらく、これから、
AI等によって、人の仕事を激減させなければ、やってゆけない世の中になりますが。
ちなみに・・・
この将棋中継の「評価値」を観ながら、棋士の打つ手に
一喜一憂している視聴者は、AIに「仕事を奪われる」人となる。
(面白いのは、事実であるが)
そこに身を置かず、
当事者を評価するのみの「傍観者」を作り出すことを、助長している。
自分の頭と感性で、何でそうなるのか?
深く考える人になってもらいたい。