2012年10月22日 7:42
先日のブログ・弊社「たこ焼き」調査みたいに
クリーニングの商品力調査をしたことはありますか?
他社にワイシャツを出してみて、仕上がり品を集めてきて、
そこに、自社のワイシャツも、混ぜて、
包装をあけ、ハンガーもタグもはずした状態で、、、、。
スタッフみんなで、ワイワイ・ガヤガヤ
「エリもとの仕上がりはいいよね」
「このシワって、どうやったらできるんだろ?」「ここのシワ、少ないよね」
「こうすると、キレイに見えるね」等々。
「品質」は、独りよがりになりがちなもの。
自分が頑張った、とか。自分がこれがベストと思っているから、とか。
そんなことは市場では、一切関係ありません。
すべては、お客様が決めるのです。
価格だけが「商品力」ではありません。
お客様目線の「品質」が、最大の「商品力」です。
というわけで、実は、単にお遊びで、たこ焼きを買い集めたのではありません。
ご支援先からお預かりした、大切な御曹司に、
商品力調査の大切さとやり方を、商品を変えて、実感していただきたかったのです。
そして、昼ご飯さえも、ボサーッと食べてはならない。
そこから何かを学べ!と。
(そいうえば、、、ソース味・・・ちょっとしか食べれんかった・・・)
A型は、地道で、執念深いのだ!!
2012年10月4日 8:05

先日、葬祭業界向けの経営勉強会を主宰しました。
テーマは「やってみよう、俺たちはきっとできる!」という社風づくりとナンバー2の存在。
初の試みとして、ご支援先のトップ(54歳)とナンバー2(38歳)の2人同時に講演してもらいました。
会社の内情やマネジメントを、赤裸々に知ってもらうには、
コンビで話してもらうのが良いだろう・・・と思ったからです。
きっとクリーニング会社の幹部のためにも参考になる・・・
ナンバー2である営業部長が、勉強会で話していた内容の一部を、ご紹介します。
・まず、会社が潤うこと。そして社員も潤うように考えている。
・目標数字の達成、成果を作ることこそが、自分の仕事。
・全ての責任は、自分にあると考える、言い訳も弁解もしない。
・社長からの依頼は、すべて「はい!」。最優先である。
・自分がそうしなければ、他のスタッフがそうするはずがないので、組織は動かない。
・社長が許すスタッフの「嘘」や「怠慢」も、自分は許さず叱り飛ばす。徹底的に詰める。
・ナンバー2とは、会社に勤めるのではなく、社長に勤めることだ。
・配下スタッフの「武器・長所」を見つけて、課題を与え、そこを伸ばして育成する。
・苦手分野は、皆でフォローするようにする。
「ナンバー2」の存在とは、「育てるもの」ではなく「出会うもの」。
正直、、、全てのスタッフに、経営者の右腕としての資質があるとは、思っていません。
この「1億人分の1人」という
トップとナンバー2の運命的な「出会い」を、もっともっと実のあるものとする、
きっかけを作ることができればいいな。。。と思います。
勉強会終了後の、飲み会で・・・。
中西「そろそろ、シメにしましょう! 社長、ご飯か麺か・・・注文しますか?」
社長「いや~、お腹いっぱいだから、いらないよ」
と・・・言ってたのに、
なぜか、数分後には、焼きおにぎりを頬張る社長の姿が。。。
ナンバー2の営業部長が、そっと社長用に注文しておいたものでした。
2012年9月24日 9:42
「感謝の気持ちを!」「感謝しよう!」
実は、この「感謝」という言葉に、ずーっとアレルギーがあったのです。
なぜか、、、好きになれない言葉なんです。
言われるのも嫌だから、自分が発することも、滅多にない言葉。
性格、悪いのがバレるから、親しい人以外には、告白したことがなかった。
で、アレルギーの理由が、やっと判明しました。
つまり「感謝」とは「結果」であり、「感謝せよ」は「結果」の押し付け・・・だったのです。
感謝する・感謝されるには、「原因」がある。
その原因を、すっ飛ばして「感謝しろ」「感謝の気持ちが足りない」と強要されると、カチン!と来ていたわけです。
「困っていたところを、助けてくれたから」
「当たり前と思っていたことが、大変なことだから」
「目立たないところで、頑張ってくれた人がいたから」
こんな「原因」を伝えてくれれば、感謝という言葉も、すーっと受け入れることができるのです。
ヒネくれ者で、すみません!!
同じように「人間性」という言葉にも、アレルギーを感じていました。
「人間性を高めなさい」「人間性マーケティングの時代」と言われると、
「じゃあ、あんたの人間性を、今ここに見せてみろ。目に見えないものは信じない。」
「俺の知っている人間性の高い人が、他人に人間性を語るのを見たことがない、
他人に人間性を強要する時点で、人間性を語る資格なし!」なんて、やり返していました。
これも、同じ論理ですね。
経営者や幹部は、使いやすい言葉です。
「感謝」とか「人間性」。。。
ペラペラ上っ面スタッフか、あなたよりも器の大きいスタッフは、ハイハイと素直に聞いてるふりをしています。
気骨あるスタッフを戦力にしたいなら、、、使い方に気をつけましょう。
2012年9月9日 20:08

ご支援先に、掲げられている額縁。
10年前、私がこの会社のスタッフの皆さんにお伝えした言葉を、
社長が「額縁化」してくれたものです。
「その日は、出勤できません」だけでなく
「でも、この日の何時~なら出勤できます。別のこの日なら出勤できます」
「その商品は売れません」だけでなく
「こんな方法なら、売れるかもしれません」
「これは、無理!」
「その理由は、こうこうだから・・・」これが「出来ない理由」探しの名人。
「難しいけど、こうすればイケるかも・・・」これが「出来る理由」探しの名人。
どちらの名人が、ハッピーになり、どちらの名人が、不幸になるか・・・。
それは、言うまでもないこと。
生きる、仕事をするうえでの、永遠の原則です。
しかし、この言葉。若かったなあ・・・。
なんだか、「上から目線」で、押し付けがましい、
如何にもコンサルタントが言いそうな言葉ですよね。
今の私なら、
「そうかそうか~、難しい理由は、よーくわかった。で、どうしよっか?」
こんな感じですかね。
今の額縁、書き換えてもらおうかな。。。
2012年9月1日 7:38
(先日のブログのつづきです)
「全体のために、己を犠牲にした店員さんへの敬意」
「大和撫子が、絶滅する・・・という危機感」
「大人をなめるなよ~という、ちょっぴり残っていた正義感」
席を立つとき、彼女たちに、自然と声をかけていました。
「おい!オマエら!!」 (→ ギョッとしてから「ビックリしたー」と笑い)
「お姉さんに、注意されたんやろ?」 (→ はい・・・)
「帰るんか?注文するんか?どっちや?」 (→ 注文します。)
「すぐ注文しろ。まず、ごめんなさいって、謝るんやぞ!」「できるか?」 (→ 一人ずつ確認。)
「お金は?あるんか?」 (→ あります)
注文するところまで、見ておいてやろうか・・・とも思いましたが、
ここは、彼女たちを信じることにして、立ち去りました。
この場合、私が果たした役割は、
コンサルティングと同じ「介入し、双方を良い方向に向かわせる、第三者」です。
間違った常識の人がいて、
それを、正しい常識に戻そうとする人がいる。
しかし、間違った常識は、正しい常識の「正論」を、容易に受け入れることができない。
ここで、第三者が介入し、間違った常識に、直接作用で働きかける。
それでようやく、間違った常識が、矯正され始める。
「あ、ワタシが言っときますよ!」「それ、ワタシが、やりますよ!」
第三者には「評論する人」と「介入する人」そして「傍観する人」の3パターンがあります。
現場改善するには、単なる評論家的・傍観者的な第三者ではなく、このように介入する第三者の存在が必要です。
自社内に、こうゆう役割を果たしてくれる人がいると、本当に良い会社になります。
純粋な第三者であるコンサルタントの役割のひとつでもあります。
小さなオバタリアン事件の場合、
私が、店員さんに「あの子ら、注意されたのに、まだ居座ってますよー」と、報告しても、
店員さんのストレスがたまるだけ。これが、評論家的第三者。
そんなこと、店員さんは、見ればわかっているし、もう十分指摘もしている、、、
そのうえ、周りからまだ足りない!と言われる。
もう一回、小さなオバタリアンにアタックしたところで、結果は同じ。
介入する第三者に必要なこと・・・
それは、、「愛」です。「今よりも、良くなって欲しい」という。
その後・・・・
・マックのお姉さんは、後を追ってきて、無料クーポンをくれました。
・女子中学生は、「な~に?あの汚いヒゲのオヤジぃー。でも、ちょっと竹野内に似てたかも~。」
上記2点、もちろん妄想です。。。