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クリーニング会社=装置産業は、儲からない?

クリーニング経営コンサルタント中西正人(コンサルティング先近くの隠れ家)
隠れ家カフェにて・・・経営原則について、真面目にまとめてみました。

設備や、生産ライン、施設ありきで、
利益を生み出す産業のことを、「装置産業」と呼びます。

工場系の製造業や、
ホテルや、パチンコ店、結婚式場などが、代表例。

クリーニング業界も、装置産業の性質が、強い業界です。

「装置産業は、儲からない・・・」
装置産業に関わる、経営者さんは、こんな声を上げます。

設備投資の金額が大きく、
かけたお金が戻ってくるのに、何十年とかかってしまうのが、その理由です。
そして、そのうちライバルが、巨大な資本で出現し、
売上・利益を奪われる・・・。
借金返済だけは、変わらない。

 
一方で、「装置産業」の対極にある、
「ソフト産業」の経営者たちも、「大変だ・・」と、こぼしています。

代表例は、WEB制作会社、アプリ開発会社、
デザイナー等。コンサルタント業も、ソフト産業。

参入障壁が少ないので、どんどん新規参入者が相次ぎ、競争にさらされる。
時流、流行についてゆけなくなると、全く売れない。
人に頼る部分が大きいので、安定しない。

一般的な特長をまとめてみると、
「装置産業」は、
在庫や投資等、資本の負担が大きく、回収に時間がかかる。
しかし、継続性は高く、半自動的に利益を生み出し続けてくれる。

「ソフト産業」は、
資本負担が少なく、即、キャッシュを生み出すことができる。
しかし、何年間も継続的に、それを続けることは、至難の業。

で、私が、色んな会社を見てきての結論。

「装置産業」の会社が、
「ソフト力」に優れていると、とても、儲かるようになる。

「ソフト産業」の会社が、
「装置力」を持つようになると、とても、儲かるようになる。

「性格の異なる事業特性の両端を併せ持つこと」
これは、強い会社づくりのコツなのです。


創業は易(やす)く、守成(しゅせい)は難(かた)し

「創業」とは、新しく事業を始めること。
「守成」とは、築き上げたものを守り続けていくこと。

つまり、新しく事業を始めることは容易だが、
築き上げてきたことを、衰えないよう守っていくことは難しいということ。

出店して、相手を攻めたてるほうが、簡単で、
出店されて、相手を迎え撃つほうが、難しい。

クリーニング店の現場、会社の運営でも、まったく同じですね。

例を挙げてみると・・・。
新店舗の営業時間や定休日を決め、
それに沿って、新スタッフを募集して、教育してゆくほうが、簡単。

ライバル相手を迎え撃つために、
今ある既存店の営業時間を、1時間、延長しよう!とか、定休日をなくそう!と、
現状を変えるほうが、困難。手こずる。

では、「守成」のため、具体的に、どうすべきか?
第一に、一度「ぶち壊す」という覚悟とパワー。
第二に、仕事とは、自分本位でなく、市場本位であることを理解し、柔軟に変化できる人材力。

こんな要素が、必要となります。
だから「創業」以上に、攻めなければ「守成」は、うまくいかない。

メモ・・・
「創業は易く、守成は難し」
この言葉は、貞観政要(じょうがんせいよう)という中国の書物の一文。
善政を布いたといわれる、唐の太宗と臣下のやりとりを、まとめたもの。
君臣の模範となる言行録だそうです!!


セブンイレブンの1店舗平均年商と日販

新聞記事より・・・
コンビニ業界3位のファミリーマートと、
4位のサークルKサンクスの、合併ニュースが出ていました。
クリーニング経営コンサルタント中西正人(1店舗当たり売上)
共同仕入れ、システム共有による
スケールメリットで利益を出してゆく・・・との主旨。

「ひとつの業種で、地域の中に生き残れるのは上位3社まで。」
いよいよ、そんな時代が本格化する予感が、現実味を帯びてきました。

クリーニング業界の主流も、このようなカタチになってゆくことでしょう。
買収・合併が相次ぎ、店名はそのままでも、
「実は、洗っている工場は同じ」で、原価を削減する。という構造です。

ところで、
この新聞記事から、数字を拾って、アレンジしてみました。
「売上÷店舗数」で、「1店舗当たり年商」を出し、
さらに、その年商を、営業日数365日で割って「平均日販」を算出したものです。

            1店舗・平均年商  日販  ※別のデータより
セブンイレブン・・・・・・・・2億1885万円 59万円 (66万円)
ローソン・・・・・・・・・・・・・・1億4484万円 39万円 (54万円)
ファミリーマート・・・・・・・1億5277万円 41万円 (52万円)
サークルK・サンクス・・・1億3200万円 36万円 (43万円)

()カッコ内は、私が別で持っているデータからも、日販を計算してみたもの。
誰かによって公表されている数字は、絶対に、鵜呑みにしない!
・・・という、この性格の悪さ!!
さらには、
セブンのこの売上には「どこまでの売上をいれてるの??
セブン銀行の手数料とか入れてるんじゃないのー」という意地悪な視点・・・(笑)

私が計算したデータが少し古いせいなのか、数字には開きがあります。

が、セブンイレブンの圧勝には、変わりがありません。
しかも、増税後、セブンイレブンだけが、売上を伸ばしていて、
他のチェーンは、売上を落としているそうです。
なぜ??
その理由を、考えてみましょう!!


罰金、始末書に思うこと

「経営に関して、とっても本気」で、
尊敬できる社長に、教えてもらったことを、ご紹介します。

   
「罰金制度」を作ることにしたそうです。

目的は、制度によって組織をコントロールすることや、
不正を起こさせないようにするためではなく、
「やってしまった」スタッフへの信頼感を、失わないようにすること。

つまり、「罰金」を払った時点で、
スタッフへの気持ちを、いったん「クリア」にできる。

「アイツは、こうゆうヤツで・・・」と、人格にレッテルを貼り、疑ってかかってしまわないように。
「罰金も、払ったし、次からしないように・・・」と、前を向いて進んでゆけるようになるために。

 
同様のことは、
「始末書」にも、言えます。

組織によっては、スタッフに「始末書」を書かせることが、
目的になっているような組織もあります。

そこまでではなくとも、
スタッフに「始末書」を書かせることに、達成感を感じているリーダーもいる。
「はい!始末書、書きなさーい!!」

スタッフに、始末書を書かせざるを得なくなったときに、
心が痛む・・・「あ~、コイツに始末書、書かせることになってしまった・・・」と。
自分の責任のほうを、大きく感じるリーダーでなければならない。

 
「スタッフへの信頼感」を、失わない、
「顧客への良質なサービス」を、提供し続けることのできる組織や制度を
どうやって作ってゆくのか・・・。

会社経営の永遠の課題に、ヒントをもらいました。


「敬愛」

クリーニング経営コンサルタント中西正人(バレンタイン)
何かを期待して、、、ご支援日を
バレンタインデーに設定したわけじゃないんですよ!!

ホントに。。。(笑)

ご支援先の社長のお母様から、いただきました、チョコレート。

「敬愛する・・・」とは、人生で、初めていただいた言葉かも、しれません。

チョコレートも嬉しいのですが、
何よりも、この「美しい日本語」をいただいたことが、一番の宝物。

もちろん、
その言葉に、相応しい人物とならねば・・と、
心あらたにしております。

ご子息と共に、成長してゆきます!!





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