2025年6月7日 18:46
歪んだ大人が感じたことをまとめる万博ブログは、
また、夏が終わるころ、後半戦をお送りします。
今回は、昔、書き留めておいたメモより。
「売れない不安。人気が出る、出ない。についての不安」
人気とは何か?
チヤホヤではない。収入でもない。
それは「自律」=自己確認のためのものである
他者の反応によって、知ることができる、それにより自分の姿を見る。
相手の反応により、自分を知る。
相手の動きによって、自分がわかる。
ドイツの現代哲学者・アクセル・ホネット教授は、
不安に陥らないよう、精神が安定するためには「3つの柱」が必要と言います。
「自己信頼」「自己尊重」「自己評価」です。
1)自己信頼=無条件に自分を受け入れてくれる家族・仲間がいること。
EX)おならしても平気、ダメさをさらけ出すことができる。依存できる。
2)自己尊重=社会や他人に貢献しているという実感
EX)誰かから、仕事等を通じて、ありがとう!と言われる、言う。
3)自己評価=周囲に能力を認められること
EX)人気がある、収入がある
つまり「売れたい」とは、3つの柱のうちの1本の「自己評価」です。
この3つの柱が、
均一のラインで保たれていることが大事で、ラインがいびつだと、不安が生じます。
売上=人気を得たいという経営者、幹部は、それだけが先走ると、
いつも「不安」にさいなまれている状態となります。あとの2本が離れてゆきます。
新しく入ってきたスタッフには、1)2)3)の柱が、職場にある状態に。
「仲間、家族」
「お客様、取引先」これを「人気、売上」と同格に。
よろしくお願いいたします。
2025年5月24日 19:03
フランス館は、
さながら、高級ブランド・コングロマリットの
「LVMH(モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン)館」でした。
LVMHは、日本でもおなじみの下記のようなブランド企業を傘下におく一大同族企業
<ファッション>
ルイ・ヴィトン/ディオール/セリーヌ/フェンディ/ケンゾー等
<時計・ジュエリー>
ティファニー/タグホイヤー/フレッド/ブルガリ/ゼニス等
<ワイン・スピリッツ>
モエ・エ・シャンドン/ヘネシー/ドン・ペリニヨン等
観た国の展示の中でも、
圧巻はこのフランス館の「ヴィトン部屋」でした。
写真は、これから観る方のために、掲載を控えておきます。

その次には「ディオール部屋」があります。
旧式から最新式までのウエディングドレスの色んなパターンが、並んでいます。
(この次は、セリーヌ部屋です)
同じ分類の商品を、天井高くまで、ズラリと並べる。
ライティングをかける。
お客様を惹きつける店舗づくりの基本とヒントです。
・・・・
フランスが、日本と世界に誇るもの=ブランド。と、よくわかりました。
それに、クロワッサンも・笑
(確かに、日本には、こんなブランド統合企業は存在していない)
パビリオンのスタッフさんは、
フランス人と日本人が、半分ずつくらい。
LVMH日本法人からの出向でしょうか。
2025年5月18日 19:16
アメリカ館はじめ、
人気のパビリオン、館内の共通の特徴。
結局は、大きなスクリーンと3D風の画像。
これは、40年前、小学生のとき観たダイエー館と同じであり、
最近の映画館と同じである。
最近の映画館と異なっている点は、下記の内容です。
スクリーンを、横は180度近く、
パビリオンによっては、それ以上の270度にまで、伸ばし、
かつ、天井にまでも伸ばしている点。それと音響。

(アメリカ感、宇宙ステーション)
これを「没入体験」と呼ぶらしい。
でかくしただけだろ?
でも、きっと凄い技術なんだろうな。
それ用の配置や映像づくりにも細かい技があるんだろうな。

(バンダイ・ガンダム)
クリーニング店舗でも。。
壁面や、天井までもが、LEDパネルのスクリーンとなっていて、
自分が洗濯されてプレスされているような錯覚に陥る映像が流れる。とか、
衣類に関わる、めっちゃ、モチベーションの上がる映像が流れる。とか。
以前から「テーマパーク型クリーニング店」を提唱していますが、
店舗は「パビリオン」とも言える。
こんな店舗になったら、面白いなあー。
人気パビリオンが、人気たる理由を、
クライアント先の店舗に当てはめれば、こんな店舗づくりになるなー。
妄想半分、そうゆう視点で、観覧しています。
・・・・
私が開発に関わる店舗で、
実施することのある、大切な「仕掛け」があります。
それと同じ「仕掛け」を、
いくつかの人気パビリオンでも、実施していました。
(ふふーーーん、オレのやってること、間違ってなかったやろ~)
(どやっ!)
と、ご満悦で、帰ってきました。

(うわっ!ジオング!!目の前に来た!怖いけど・・・かっこいいーー)
「あんなの飾りです。偉い人にはそれが解らんのですよ」
↑すみません、わかる人にしか、わからないガンダム・ジオングの心に残る名言です。
2025年5月11日 19:14
大人の感性と子供の感性は、異なります。
同じものを見ても、
子供は、比較的、素直に感動できます。
大人の感性は、これまで、生きてきた経験がフィルターとなって、感動できます。
私は、このたび、
相当、ひねくれてしまったなあ。ということを、実感し、
そこが、楽しく、面白い、万博体験でした。
まず、万博の入場ゲートでの、率直な感想が、これ。
なんじゃー、こりゃーーーー
アウシュビッツやん!
(映像や文章、想像の限りでは、きっと、こんな感じだったんだろうな・・・)と
広大なゲートの前に敷かれた柵。監視員。
そこに行列をなし、おとなしく待ち、
指令に従い、少しずつ、ゆっくり歩かされる大集団を、目の当たりにして、そう感じました。
(お子様には、出てくるまい、この感想は。フフフ・・・)
(小学3年生のころの私にも、この感想は出てくるまい。ずいぶん成長したぞ・・・)
もちろん、ちゃんと、並びました。アウシュビッツに。
そのなかでも、アウシュビッツを、さっさと抜け出す方法を見つけました。
もう次からは、アウシュビッツしなくてよい方法を、見つけました。
当日、人気パビリオンに、効率よく潜り込む抜け道も、見つけました。
そこは、
競争を勝たせるコンサルタントですから。
2~3時間、観察し体験すれば、目的達成の方法は、ごく自然に思いつきます。
これから行かれる方には、そっと伝授しますね。
会場内が広く、脚と腰が悲鳴を上げる。
1日で25000歩でした!

良くも悪くも、
老若男女、貧富の差もなく、
会場内は、みな平等な空間です。
こうなったとき、最後、モノを言うのは、やっぱり「体力」です。
今回の万博テーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」
ある種、それを実体験できます。
いのち=体力のことである。自らの脚力、臓器のことである。
2025年4月19日 20:14
クライアント先でも、どの会社でも、
「主力スタッフが退職する」という事態が、時々起こります。
逃げることのできない立場である「経営者」は、
そのとき、お先、真っ暗。絶望的な気持ちになります。
ですが、
そのあと、現状よりも良い方向に向かってゆくものです。
主力スタッフの代わりに、
・別のスタッフが成長して、頑張ってくれるようになります。
・全員がレベルアップします。
・もっと良いスタッフが入社してきます。
組織体は、そうゆう風になっているものです。
様々な経営者の近くに仕えさせていただき、
幾たびも、そうゆう場面に遭遇してきた私は、断言できます。
当事者である経営者ご自身は、
その場では理解できないことも、多いのですが。。
適度に焦って、適度にジタバタするくらいが、ちょうど良いものです。
必ず、会社自体、組織自体はグレードアップできます。問題ありません。
1年後には「残念ではあるけれども、辞めてもらったことは、結果、良かったですね」
となります。
実は、まだ野球の話が続いています。
上記の裏付けとして。
近年、日本の各球団からはエース投手が、
FA移籍したり、メジャーに行くことが多く、チームから「退職」してゆきます。
しかしながら・・・・
・日本ハムから、エース・ダルビッシュが抜けた後、
もうダメだ・・と思っても、優勝します。
・広島から、エース・前田健太が抜けた後、
もうダメだ・・と思っても、優勝します。
・松坂大輔が抜けた後も、菊池雄星が抜けたその年も、
西武は優勝しています。
・昨年は、DNAからエース・今永が抜けた後、
ダメだ・・と思っても、日本一になりました。
きっと、そうゆうものです。
今年は、
佐々木朗希(まあ、エースとは呼べないけどねー)が抜けたロッテ。
菅野が抜けた巨人。
久里が抜けた広島。
チャンスが巡ってきたんじゃない?と思っています。
大事な要素が抜けても、
全体としては、うまく回るようになってゆく。
これを生物学で「動的平衡」と呼びます。