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哲学者・ソクラテスの「無知の知」

先日のブログの続きです。

この尊敬すべき大先輩・クリーニング職人さん、
古代ギリシアの哲学者・ソクラテスが言った「無知の知」を
人生で体現している「クリーニングの哲人」です。

ソクラテスは、
「世の中で一番、賢いのはソクラテスである」という神託(おつげ)を受け、
「本当かよ~、ウソだろ?」と思い、
「じゃ、実際に調べてみよう」と、
世間で賢者・知識人・専門家という評価を得ている人々を訪れ、対話します。
(変な、オッサンですよね~)

その結果、エライ人たちは、意外と見識があるようで、そうでもない。
だから、「自分の知識が、完全ではない事に気がついている」
「自分が無知である事を知っている」という点において、
ソクラテスは、「彼らよりも、俺の方が、少し優れているな~」と考えたのです。

これを「無知の知」と呼びます。

「自分は、まだまだ無知なんだ」という自覚こそ、賢人の証。
さらなる成長の原動力。

「これが正解なんだ!」「私はできている・・・」と、
思った時点で、成長はストップしてしまいます。

哲学とは、知を愛し、探究すること。
そして、限りある人生をより善く、豊かに生きること。

こんな「哲人」と会い、学ぶことができる・・・
本当に、良い仕事をさせてもらっていると思います。


高品質クリーニングの理由

クリーニング経営コンサルタント中西正人(クレーム対応とソクラテス)
この本。。。
コンサルティング先のクリーニング店様で、
高級コースの仕上げを専任で担当している、
バリバリ腕のたつ70歳の超ベテラン職人さんが読んでいたもの。

仕上げた礼服に関して、お客様からのクレームが入ったそうです。
このお客様、なかなか直接会ってくれず、、、
思い悩んで、書店でこの本を購入したそうです。

海千山千の本当にスゴイ職人さんが、
新人スタッフの読むような本を、買って、真摯にクレーム対応しようとしているのです。
「お客様を、“クレーマー”にさせてはいけない」
「簡単に、レッテルを貼ってはいけない」そう言っておられました。

70歳の大ベテランが、今でも貪欲に、勉強している。
その姿に頭が下がる思い。敬服です。
私を含め、若手メンバーのお手本となる姿勢。見習いたいものです。

この大先輩、以前は、
「スティーブ・ジョブズ」の本を読んでおられました。
そのときも、感動して思わず写メを撮ってしまいました。
クリーニング経営コンサルタント中西正人(ソクラテスの無知の知)
「え!?●●さん、こんな本を読むんですか?」

どれだけ凄い技術を持っていても、いくつになっても、勉強しようとする姿勢。
こんな人格だからこそ、
良い品質の商品を世の中に送り出せるのだろうな、、と、思います。


ブラックな「人」に関する勝手な法則

先日のブログのように、
店舗や経営、マーケティングに関するルールや法則を作るのは、
簡単にできるようになってきました。
「人」に関するルールや法則を作ることに比べれば。。。

人については、「こうすれば、こうなる」という法則が、当てはまらないことが、多すぎるのです。
きっと永遠の課題なのでしょう。

  
最近「これは法則かもしれない」・・・と思っている「ブラックな法則」。

このようなスタッフは、問題・トラブルを起こすことが多い。

「言葉づかい」が、なってない。
 ・馴れ馴れしい。敬語が使えない。
 ・荒々しい。不快感と違和感を与える。

「服装」が、乱れている。
 ・決められたスタイルを守れない。
 ・メイン客層世代の常識に受け入れられない服を着る。

もちろん、こんなことを超えるくらい、リーダーがパワーを持って接すれば、
「言葉づかいが悪くても」「服装が乱れていても」戦力に変えることができるのでしょうが。。。
その情熱とエネルギーを持っているリーダーが、世の中にどのくらいいるでしょうか?

この2つの兆候が見受けられたら、要注意。
即・矯正!

採用段階で、採ってはいけない人・・・のルールなんかもあります。
もうブラックすぎて、公には書けないような内容です。
(じゃあ、書くなよ・・・)

個別にお尋ねくださいませ!


「明るく感じる店舗」を数字化する・・・コンサルタントの日常

そろそろ「何、食べた」ブログは、やめなきゃ。。。
「気楽にブログ書いていい」って、優しくしてもらうと、すぐに甘えてしまう性分。
いけません、いけません。

今回は、少し、ビジネスモードに。

コンサルタントとして大切な能力は、ルール化・法則化の力です。
 先日のブログでも、少し触れました。

数多くの経験や事実から、
大多数のケースに応用可能な「共通のルール」を導き出すこと。
これを「ルール化」とか「法則化」と呼んでいます。

・チラシの反響率は、内容や媒体、季節や曜日によって、数字的に、このくらい違う。
・出店の場所に、人口はこのくらい必要で、通行車台数は、このくらい必要。
・ワイシャツの相対的な価格設定と、出る点数の関係は、こうなっている。。。等々

数多くの売上アップの現場から導き出した、このような法則やルールが、
色々なご支援先のコンサルティングの現場で活かされます。

  
ルール化、法則化の力を身につけるためには、普段からの訓練が必要です。

たとえば、、、普段のプライベートのお買物で、
「なんかこの店、明るくて、開放感があるな~」と感じたとします。
クリーニング経営コンサルタント中西正人(店舗開発とルール化)
「なぜだろう?」
「照明かな?」と天井を見上げる。

「あ、蛍光灯じゃないな。ダウンライトだ。。。
いまどきのチェーン店は、このスタイルが多いな。確かに、蛍光灯よりも、店内がキレイに見えるな。
何という銘柄のダウンライトだろう?LEDなのかな~。何ワットかな~。調べてみよう。」

「天井の壁紙の色が違う色だな。。。なぜだろう?
オシャレに見えるのかな~。最近、こうゆうクロスの使い方、多いよね~。白の壁紙と単価は、どのくらい違うのかな?」

「ダウンライトは、何個くらい設置したら明るく見えるのかな?
この店は、ざっと90cm四方の間隔で、設置されているな~。」

「天井から床までの高さは、どのくらいだろう?
一般的な高さが、240cmだから・・・270cm以上はある。いや300cmあるかも。。。
開放感の理由はこれかな~」

「手元の明るさを図ってみよう、何ルクスくらいになるだろう?
1000ルクスか~。意外に数字は少ないな。。。天井の高さと色が、明るく感じさせるのかな?」

「1坪あたりの天井のダウンライトの数とワット数」×「天井の高さ」で、
「明るく開放的に感じる空間」のルール・法則が、あるんじゃないかな~??
こうして「ルール化、法則化」の訓練を行っているのです。

感じたことを「なぜだろう?」と追及する。
それを、できるだけ数字として具体的にとらえる。

同様のケースを10箇所以上調べて「どうやら、これはどこにでも当てはまる!」という
裏付けがとれれば、自分なりの正式な「ルール」となるのです。

他人には、わからない。
自分のなかでは、共通点として納得できている。。。
そんなルールや法則が、上手に生きてゆく道具になります。
そして、このルール・法則を超える事象が出てくると、これまた楽しくなるのです。


「何かを捨てて、何かを深める」あんかけスパに思う、一番化の系譜

今日は、名古屋のご支援先へ。。。
大手クリーニング会社の進出により、
一気に勢力図が塗り替わった名古屋市内。

どんなことをやった会社が、伸びているのか?落としているのか?
どんな社長、どんな会社が、伸びているのか?落としているのか?

店舗の栄枯盛衰と、各社の取り組みを調べれば、
数多くの「教訓」が得られます。

   
ところで、名古屋には、独自の食文化があることでも、有名です。
「豪華なモーニング」に「味噌かつ、味噌煮込みうどん」「手羽先」・・・。

そして「あんかけスパゲッティ」専門店!!
「スパゲッティ専門店」では、ありません。「あ・ん・か・け」専門店です。
店それぞれ、独自の「あんソース」があり、それが発展して、このようになったそうです。
クリーニング経営コンサルタント中西正人(あんかけスパと一番化)
お客様の購入単位である「単品」による一番化の極みとも言えます。

商圏内で圧倒的ナンバーワンになれる商品を見つけ出し、
大手の「ミニチュア版」にならない品揃えとサービスを行う。
これこそが、売上アップの真骨頂!!

イタリアン → スパゲッティ → あんかけスパ
和食 → うどん → 釜揚げうどん
紳士服 → スーツ → カッターシャツ
女性衣料 → 肌着 → ストッキング 
家具 → ベッド → 畳ベット ・・・・等々

もちろん、売り場面積や、資本力があれば、
総合力で地域一番店を目指すことが、王道です。

それができないのならば「一番化商法」で、売上アップを図る。
「何かを捨てて、何かを深める」

クリーニング → ワイシャツのクリーニング → ???・・・さあ、ここに何をいれましょうか?

クリーニング経営コンサルタント中西正人(あんかけスパ)
今日も、キレイにいただきました!
御馳走様でした!

そして、この喫茶店の看板は、、、この通り!
クリーニング経営コンサルタント中西正人(名古屋のCLあんかけスパ)
大胆不敵です。。。





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