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クリーニング出せ、この野郎!!・・・利益はスタッフの成長の証

クリーニング経営コンサルタント中西正人(日本人だろ、干物野郎)
おーっと、強気なメッセージ・ポスター・・・。
商売人なら誰もが、お客さんに向かって、叫びたい気持ちはある!!

気分よく仕事したいだろ?
カッコよく見られたいだろ?
だったら、ワイシャツとスーツ、クリーニングに出せ!この野郎!!

なんてね。

 
さて今回も、
酔っ払い風・経営談義の続き・・・
「売上」に続いて、
今回は「利益」で、ナナメから経営を切ってみたい。

 
利益とは、スタッフの成長の証です。

同じスタッフが、
少しでも、無駄なく効率よく仕事をこなすことができれば、
会社に利益が残ります。
少しでも、良い物を販売できるようになれば、
同じ原価で、利益が残るようになります。

たとえば、、、
売上を上げるために、チラシ・DMを出せば、お金がかかる。
人を増やしても、お金がかかる。

しかし、「販売のためのフレーズ」を、今いるスタッフさんが、
きちんと言い切ることができれば、
売上はコスト・ゼロで、簡単に上がり、
それはそのまま「利益・増」となるのです。

コスト・ゼロの「言葉力」は、スタッフの成長の証と言えます。
幹部は、どんな新人スタッフでも、
簡単に発することのできる言葉を、
設定してあげて、現場に明快な指示をだすこと。

現場スタッフは、その指示通りのフレーズを、
きちんと100%全員のお客様に、声かけすること。

このような「会社としての地力の有無=人財のパワー」によって、
会社に残る現金が、大きく変わってきます。


経営者の真理

具体的に、、、
ずっーと、成長を続けている、65歳(でも、やんちゃな)
大先輩社長さんのことを、少しご紹介します。

たとえば、仕入れた資材のうち、捨てなければならない部分。
予め、カットして納品してもらう。
廃棄処分料金が、もったいないから。

これだけ聞けば、「ケチに感じる」社長だけれども、
スペアの「機械」は、購入している(中古品ではあるが・・・)
機械の故障で、生産がストップすることに備えているわけです。

一般に出回っている資材は、その都度、安く仕入れる。
でも、ネームバリューのある商品は、高くても買う。
しかも、すべて買い占めてしまう。
「当社しか扱っていません」と、他社が売れない状態にして、売るために。

師事していた、船井幸雄氏は、よくこんなことを話していました。
「社長と名のつく人は、全員、ケチである」
「逆に、それでなければ、優秀な経営者と言えない」
「だから、君たちコンサルタントは、何でもカネを使う方向での、いい加減なアドバイスするな」

  
「いつもは、ケチだけど、将来の売上のために、お金を出すときは、ドンと出す」
これが、結果的に、長期間に渡り、周囲に、お金をたくさん払える経営者。

「いつもは、気前が良くて、ドンと出すべきときに、出さない」
これが、最終的に、スタッフを困らせる経営者。

経営者の真理です!


成長する経営者・考・・・お金の使い方

コンサルタント生活・20周年を迎えようとしています。
・・・芸能人か!(笑)

これまで、数多くの会社・経営者・コンサルタント・外部業者と、
本気でお付き合いをさせていただいて、観察してきたという点においては、
誰にも負けない自信があります。

20年という短い期間だけでも、
業界・地域には「栄枯盛衰」があるものです。

今、調子よくやっているけれども、いずれ衰退してゆく企業や人。
今は、ウダツが上がらないけれども、伸びてゆく企業や人。

長く成長を、続ける企業・人。
アップダウンが、大きな企業・人。

可能な限り、真実にせまった結果、
私の「主観の客観」により、
時代が変わっても、安定的に成長している中小企業の特長を、
原則・ルールとして、把握しています。

これらのうち、ひとつが、
「ハイコスト・ローコストの使い分けに、モノサシとケジメがある」というもの。

お客様に見えるところ、ハイコスト。
お客様から見えないところは、ローコスト。

たとえば、店舗や看板には、お金をかけるが、
バックヤードには、お金をかけない。

売上につながる部分は、ハイコスト。
売上につながらない部分は、ローコスト。

このような「メリハリ」を持っています。


人材育成に関するノウハウをご紹介します。

人材育成に関するセミナーを、
クリーニング業界ではない他業種のセミナーで開催しました。
クリーニング経営コンサルタント中西正人(玉川の人材育成セミナー)
メイン講師は、弊社・コンサルタントの玉川治宏。

とても、わかりやすく、
自分自身にとっても、勉強になる内容でしたので、
メモした内容の一部を、ご紹介します!


中小・零細企業に、優秀な人は、なかなか入社しない。
普通レベルの人材を、戦力化する方法が、ある。


人材育成に成功している会社の特長のひとつ。
社長自らが、社内で勉強会の講師をしている。
外部講師だけに、まかせっきりにしない。


経営学者・ドラッガーは
「マネージャー(管理者)」を、このように定義する。
「成果」に責任を持つ人。
その成果のために、専門家を束ねて、貢献する人。
「管理」がマネージャーの役割であった時代は、終わった。


一般社員と管理職の違いは?
社長と管理職の違いは?
管理職のやりがいとは、何か?
社長に、期待されている管理職の役割とは?
どう認識しているのかを、再確認せよ。


人材育成の根底にある思想は
「育てる」のではなく「育つ環境」を作ることにある。
自分が抜かれるかもしれない・・・というリスクを排除する。。。他、
10のチェックポイントがある。


モチベーションは、上司によって高められるものか?
それは「高める」のではなく、「高まる」もの。
上司は、モチベーションを上げようとしなくていいから、
まず、下げる言動を止めよ!


販売力のある会社は、
「ロールプレイング」を社内で実施している。


「自分で答えを出させる道筋」を、
計画的に、社内に定着させる。

 
・・・・30個くらい、メモしました!!
うちの会社でも、、、
できていないこと、たっくさんだーー(泣)

でも、今から、やったら、強い会社になるぞ!
よしっ!


マーケティング・ノウハウにも、「再現性」が必要不可欠

STAP細胞・小保方晴子さんの記者会見で
出てきた「再現性」という言葉。

あるテーマに対して、
第三者がやって、同じ成果が得られる性質や度合いのことを、再現性と呼びます。
だれが、
いつ、
どこで、
どのように、、、という
各種の要件が変化したとき、その成果に、
どれほどのばらつきがあるのか?という点に至るまで、
数字と事例で証明することが、再現性です。

我々が、コンサルティングしている
マーケティングの世界でも、この「再現性」が、とても重要なのです。
「ある会社が成功したことを、別の会社が実行して、同様に成功するのか?」
これが、マーケティングの再現性=ノウハウ。

マーケティングは、科学です。

たとえば、
あるクリーニング店が「ポスティング・チラシ」で、集客に成功している。
60名以上の新規集客がある。

これは、事実。

ところが、
これを「こんなポスティング・チラシをやれば、60名の新規客!」と、
セミナーの場で発表する、、、ということを、当社は、しません。

なぜなら、、
それはある条件での「個別事象」にすぎないからです。
他のクリーニング店が、同じことをやって、60名集まるかどうか、
成功するかどうか、この時点では、わかりません。

異なる条件のもとでの「再現性」が、未確定なうちは、
ノウハウであるとは言えません。
また、ノウハウと呼べるレベルに昇華するまで、
発表すべきではないと考えています。

それぞれのクリーニング店で、
地域性や条件は、まったく異なります。

各地で、何度も、実行と検証を繰り返した結果、
成功のための条件を数字でつかみ、整理したうえで、
私たちは、こうお伝えします。

「御社が今、成功した他社と同様の“ポスティング・チラシ”をやれば、
現状、それぞれの条件・要素が、こうなっていますので、
15名~25名くらいの新規集客と、予測できます。」

「もし、60名の新規顧客を集めたければ、
各種の条件・要素を、
このような方法で、改善してゆくことが、必要です。
それに伴う、時間とコストは、このくらいかかります」と。

 
さてさて・・・
これから「ノウハウ」となるであろう、
こーんな個別事象の数字が、
日々、集まってきています。
クリーニング経営コンサルタント中西正人(マーケティングと科学)





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