top


そう言えば・・・入社式・考

前日のブログ追記・・
思えば、前職の船井総研にも、それに軽く相当する「入社式」があった。
私は、体験した。
が、その数年後、廃止された。

このようなものであった。
新入社員は、
1)大漁旗を持たされて、大音響とアナウンスともに入場させられる。
 「船井丸が荒波に、漕ぎだします!」的なアナウンス。。笑

2)「高い山から」という謎の音頭(結構、放送禁止歌詞もあった気が・・)を、
  ステージ上で、踊らされ、
  羞恥心を捨て、踊っている人から順に、ステージを降りる許可が出される。
  当然、最後まで、残る人もいる。 
  ⇒これは、中盤~やや後くらいに、抜けることができた。

3)以前のブログでも紹介しましたが・・・
「先輩から名刺を、もらって来い。何枚もらったか競争!」という課題が与えられる。
  ⇒これは、船井会長の名刺1枚だけもらってきて、対応。

あとは、全社員共通で・・・
「船井さん、ありがとう」という歌を、肩を組んで、歌う。。というのもある。
年に一度の社員総会にて、食事の前に、必ず歌う。

嫌だったなー。
「アホちゃうか?」と思って、やってたり、
「気の毒に・・」と思って、見てたりしてたなー。

今、こうした知識を得てから、振り返ると、
軽い「秘密結社」だったんだろうなあー・笑
当時の中小企業は、みんなこんな感じだったかな?

マフィアみたいに、ヤバくて、エグい、
でも、オシャレで、かっこいい儀式の入社式。。ないかな?

事務所を望む橋の上より。


トッ様、テーへんな子孫がいるダニ!/澁澤龍彦さんが紹介する入社式

澁澤龍彦さん。
大河ドラマの主人公・渋沢栄一さんの親戚です。
渋沢一族は、栄一さん以降も、
優秀な人材を輩出しています。主に実業界で活躍する方が多いのですが、
この方は、文学の道。。知性あふれる「ド変態」です・笑

驚くのは、その知識の幅の広さ。
一人の作家が出す作品は、テイスト、内容に類似点が多くなるものですが、
澁沢龍彦さんにおいては、全ての書籍が、まったく別のテイストで書かれています。
タイトルは、エロに、異端に、秘密結社。。類似する「変態」カテゴリーですが、
その文章・内容には、一切、流用・類似したものがない。
知識の凄さ・探求心とともに、
異端・変態たる矜持。主流・商業主義に媚びない矜持も感じます。

たとえば・・「秘密結社」について、調べられた本があります。
その「入社式」について書かれた内容。

全ての「入社式」に共通することは、
新人に恐怖を与えること。
恐怖に耐えた者が、今までとは「別人格」となれる。
新しい世界に、生まれ変わることができる。

そのため、新入りには、苦痛を与える。
部族の成人式では(歯を抜く、入れ墨、傷つける、動物の生き血・解体、絶食など)
興奮状態、催眠的麻痺状態、密儀への参加により、その意識を植え付ける。

寮や兵舎でのいじめは、これに似たものがある。という。

マフィアの場合は、
新入りに、捕らえておいた裏切り者の殺害をさせる。ということが多い。

呪術師になりたい場合、
死体と口胸がくっつくように面と向かって3日間、墓穴の中で過ごす。
次の3日間、小屋の中で、その死体と寝食を共にする。という部族もある。

あるマフィアの場合、
既存メンバーが、新入りの血管を切る。血に腕を浸して宣誓する。
短刀をテーブルにつきたてる。ピストルと毒杯を両手に持たせる。
毒杯を取り上げて、テーブル前に、ひざまずかせる。
ピストルを空に向かって撃たせる。
毒杯を地面に叩きつけて割る。短刀は記念品として贈られる。
新入りは全員から接吻の挨拶を受ける。
多くの入社式は、メンバーからの抱擁か接吻で終わる。

個人が死んで、新しい個人に生まれ変わる。
そのための試練を伴う儀式が「入社式」であるという。。

現代のわれわれも、
秘密結社の「入社式」に学んでみますか?
安易に入って、安易に辞める。という社員が増えた今こそ。


名前を残したんだから、お前の勝ちだ。

印象に残るオリンピック・ベスト3・・・
あと、ひとつ、触れていませんでした。

あとひとつは、
北京五輪での野球・GG佐藤選手の、何かに取りつかれたような連続エラーです。

外野手という、比較的エラーの出にくいポジションで、
準決勝の韓国戦で2つ。
続く、3位決定戦のアメリカ戦で1つ。
ゴロをトンネルしたり、フライを落球して、
それが全て相手の得点につながり、
2戦で3エラー。チームも敗戦し、メダルを逃してしまうのです。
このシーンは、今でも鮮明に覚えています。
こんなことあるんだ・・と、衝撃を受けました。

計り知れない精神的な重圧の凄さと、
その後のマスコミ・世間からの風当たり。。
翌年までは活躍するものの、
その後、目立った活躍することはありませんでした。

昨年、亡くなった野村監督からは、こう言われたそうです。
「エラーはしたけど、お前は、名前を残したから、お前の勝ちだ」
「名を残した者の勝ち」
「それを活かして、野球界に貢献してゆきなさい」と。

確かに、そうだ。
何でも、最後、究極のところ、名前しか残らない。
北京五輪の野球代表で、覚えているのは、GG佐藤さんと、
無念の表情を浮かべた星野監督の姿だけ。

今は、元気に、家業を継ぎ、
現役引退したプロ野球選手も雇用し、趣味で野球を楽しんでいるそうです!


北の富士さんと、メールの文章。BAD情報は文章よりも声に出して。

少し脱線。。。
吉田沙保里・敗戦インタビュアーの
NHKの三瓶さん、現在は、大相撲中継のアナウンサーもしています。

大相撲と言えば、名物アナウンサーは「藤井さん」で、
解説者は、正面の「北の富士さん=横綱・千代の富士、北勝海の師匠」と、
向正面の「舞の海さん=身長160cm台の小兵力士で“牛若丸/技のデパート”と呼ばれた」が有名です。

北の富士さんの、天下御免の辛口コメントは、
近年、面白さが、どんどん増しています。。笑
昭和の頑固オヤジの小言を聞いているようで、とても痛快なのです。
年配の視聴者の皆さんにとっては、これは、愉しみなのではないかな?
自分が若いころやってた悪行なんて、棚に上げておいて・・・
そんなのおかまいなしで、正論っぽいこと、自分の意見をズゲズケ言う。
この理不尽さ、身勝手さも、また、昭和のオヤジ感モリモリ。。なのでアリマス。

北の富士さんと、アナウンサー&舞の海さんとの「かけあい」は、
勝負以上に「大相撲エンターテインメント」となりつつあるように思えます。
本来の勝負の世界(=主役であるはずの力士の存在感や輝き)とは、
離れてゆき、やや寂しくもあるのですが。。北の富士さん、舞の海さんは、輝いている★

本題は、ここから。。
ご支援先でのコンサルティングが終わり、
新幹線駅に送っていただいのた後の待ち時間。。
※1日の中で最も、脱力し、気が抜けている時間。。笑
待合室の大型テレビで、大相撲の字幕中継が流れていました。
音声は聞こえず、字幕スーパーのみ。
いつもは「痛快」で「楽しい」北の富士さんの言葉が、
文章として文字起こしされると、何とも「冷たく」「キツく」感じてしまうのです。

いつもの辛口です。。笑 大関・正代のやってることは、稽古じゃない!と一刀両断

で、格下相手に、負けた。。ヨイショするアナウンサー

得意満面の北の富士さん。。

私たちが、気をつけたいのが、「メールの文章」です。
「悪いことを伝えるとき」は、
基本、面とむかって、言葉で発するほうが良いです。
伝えたい事・感情を、文章にすると「より増幅」されます。
ですから、
良くないこと・悪いことを、文章で、かつ感情が混じって、書くと。
よりキツく、より冷たく、相手に伝わります。

まして、相手の顔を見ず、文章にするので、
遠慮なく自分の中に渦巻く感情を、叩きつけることができます。
昨今のSNS上の誹謗中傷も・・・文章による「増幅効果」が大きいと思います。
面と向かえば、大したことのない内容で、何てことない普通の人なのです。

逆に、良いこと・嬉しいことを、
文章で伝えると、より暖かくなりますね!

BAD情報を、文章で伝えるときは、感情を入れない。
面と向かって言葉で伝える。

GOOD情報は、
文章で、感情を入れると、良い。

こうゆう原則を・・・昭和の頑固オヤジ代表・北の富士さんから、学んでいます。


ボクのアナタの、五輪ベスト3は?・インタビュアー=質問者の大切さ

まもなく、東京オリンピックが開幕しますね!
僕ら、中年や、ご年配の皆さんにとっての「オリンピック」に対する思入れや感覚と、
若い世代のそれには、大きな開きがあるようです。

「各競技の世界大会とか、いつでもやってるし・・」
若い世代にとっては、「世界」が身近なものとなり、
あくまで、それらの一部が「オリンピック」という位置づけのようです。

ところで、、、
皆さんの「夏のオリンピック・ベスト3」は、どんなシーンですか??

私は、勝ったシーンよりも、
負けたシーン。そして、そのあとの言動が、断然、印象に残っています。

2つについては、過去、このブログでも触れています。
(二人とも、試合には負けたけど、そのあと、しっかりメシが食えています)
負けを知る、挫折を経験する。それは、真の成長の糧となります。

●柔道・篠原信一さんの疑惑の判定での、銀メダル。
⇒言い訳しない「弱かったから、負けたんです」のコメント。

●霊長類最強女子・吉田沙保里さんの敗戦。
⇒涙、涙、、「申し訳ない」のコメントと、インタビュアーの質問である。
※以下-部が、インタビュアーさんの質問。

―すばらしい試合でした。今の気持ちを振り返ってください。
「たくさんの方に応援していただいたのに、銀メダルで終わってしまって申し訳ないです」

―そんなことないですよ。素晴らしい戦いでした。
「日本選手の主将として、金メダル取らないといけないところだったのに、ごめんなさい」

―決勝戦、非常に厳しい戦いでしたが、あえて敗因を挙げるならどのあたりでしょうか?
「自分のやっぱり気持ちが、最後は勝てるだろうと思ってたんですけど、取り返しのつかないことになってしまって…」

―そんなことは誰も思ってないと思います。ご家族のほうに行きました。どんな言葉をかけられましたか?
「泣かんでいい、大丈夫だと。ここまで連れてきてくれたんだからありがとう、というふうに言ってもらいました」

―でも最後は応援団に向かって手を振りました
「もうこんなにたくさんの方に遠いところまで来ていただいたので、
日の丸の旗や声援がものすごく聞こえてきたんですけど、最後自分の力が出し切れなくて、申し訳ないです…」

―日本中拍手を送っていると思います。素晴らしい銀メダルでした。お疲れさまでした!
「ありがとうございます」

インタビュアーは、
NHKの三瓶 宏志(さんべこうし)さん。

当事者の「良い点」を引き出し、皆を「良い方向に動かす」もの、
それは、インタビュアー=質問者である。

経営、職場でも、
家庭の子育ても、まったく同じ。
営業成績の発表を聞いたとき、何かやらかした報告を受けたとき、、
質問者の質問内容こそが、大切である。本人も、皆も良くなる、質問とは何か?
吉田さんへのインタビュアーを思い出して欲しい。

大阪なおみさんも、
もし、試合後インタビューで三瓶さんのような人と巡り合えば・・・
会見拒否なんて、、少しは・・とも、思う。

おお~っと
単純に、オリンピック前、自分の気持ちを盛り上げよう!
若い人にも、オリンピックって、いいよー!って、伝えよう。。って気持ちで、
ブログを書き始めましたが、またまた「教訓」めいた内容になってしまいました。

完全にオヤジ化してるなー。ダメだなー・笑。





TOPへ戻る