2021年8月8日 21:20
前日のブログ追記・・
思えば、前職の船井総研にも、それに軽く相当する「入社式」があった。
私は、体験した。
が、その数年後、廃止された。
このようなものであった。
新入社員は、
1)大漁旗を持たされて、大音響とアナウンスともに入場させられる。
「船井丸が荒波に、漕ぎだします!」的なアナウンス。。笑
2)「高い山から」という謎の音頭(結構、放送禁止歌詞もあった気が・・)を、
ステージ上で、踊らされ、
羞恥心を捨て、踊っている人から順に、ステージを降りる許可が出される。
当然、最後まで、残る人もいる。
⇒これは、中盤~やや後くらいに、抜けることができた。
3)以前のブログでも紹介しましたが・・・
「先輩から名刺を、もらって来い。何枚もらったか競争!」という課題が与えられる。
⇒これは、船井会長の名刺1枚だけもらってきて、対応。
あとは、全社員共通で・・・
「船井さん、ありがとう」という歌を、肩を組んで、歌う。。というのもある。
年に一度の社員総会にて、食事の前に、必ず歌う。
嫌だったなー。
「アホちゃうか?」と思って、やってたり、
「気の毒に・・」と思って、見てたりしてたなー。
今、こうした知識を得てから、振り返ると、
軽い「秘密結社」だったんだろうなあー・笑
当時の中小企業は、みんなこんな感じだったかな?
マフィアみたいに、ヤバくて、エグい、
でも、オシャレで、かっこいい儀式の入社式。。ないかな?
事務所を望む橋の上より。
2021年8月7日 21:58
澁澤龍彦さん。
大河ドラマの主人公・渋沢栄一さんの親戚です。
渋沢一族は、栄一さん以降も、
優秀な人材を輩出しています。主に実業界で活躍する方が多いのですが、
この方は、文学の道。。知性あふれる「ド変態」です・笑
驚くのは、その知識の幅の広さ。
一人の作家が出す作品は、テイスト、内容に類似点が多くなるものですが、
澁沢龍彦さんにおいては、全ての書籍が、まったく別のテイストで書かれています。
タイトルは、エロに、異端に、秘密結社。。類似する「変態」カテゴリーですが、
その文章・内容には、一切、流用・類似したものがない。
知識の凄さ・探求心とともに、
異端・変態たる矜持。主流・商業主義に媚びない矜持も感じます。
たとえば・・「秘密結社」について、調べられた本があります。
その「入社式」について書かれた内容。
全ての「入社式」に共通することは、
新人に恐怖を与えること。
恐怖に耐えた者が、今までとは「別人格」となれる。
新しい世界に、生まれ変わることができる。
そのため、新入りには、苦痛を与える。
部族の成人式では(歯を抜く、入れ墨、傷つける、動物の生き血・解体、絶食など)
興奮状態、催眠的麻痺状態、密儀への参加により、その意識を植え付ける。
寮や兵舎でのいじめは、これに似たものがある。という。
マフィアの場合は、
新入りに、捕らえておいた裏切り者の殺害をさせる。ということが多い。
呪術師になりたい場合、
死体と口胸がくっつくように面と向かって3日間、墓穴の中で過ごす。
次の3日間、小屋の中で、その死体と寝食を共にする。という部族もある。
あるマフィアの場合、
既存メンバーが、新入りの血管を切る。血に腕を浸して宣誓する。
短刀をテーブルにつきたてる。ピストルと毒杯を両手に持たせる。
毒杯を取り上げて、テーブル前に、ひざまずかせる。
ピストルを空に向かって撃たせる。
毒杯を地面に叩きつけて割る。短刀は記念品として贈られる。
新入りは全員から接吻の挨拶を受ける。
多くの入社式は、メンバーからの抱擁か接吻で終わる。
個人が死んで、新しい個人に生まれ変わる。
そのための試練を伴う儀式が「入社式」であるという。。
現代のわれわれも、
秘密結社の「入社式」に学んでみますか?
安易に入って、安易に辞める。という社員が増えた今こそ。
2021年7月31日 22:44
印象に残るオリンピック・ベスト3・・・
あと、ひとつ、触れていませんでした。
あとひとつは、
北京五輪での野球・GG佐藤選手の、何かに取りつかれたような連続エラーです。
外野手という、比較的エラーの出にくいポジションで、
準決勝の韓国戦で2つ。
続く、3位決定戦のアメリカ戦で1つ。
ゴロをトンネルしたり、フライを落球して、
それが全て相手の得点につながり、
2戦で3エラー。チームも敗戦し、メダルを逃してしまうのです。
このシーンは、今でも鮮明に覚えています。
こんなことあるんだ・・と、衝撃を受けました。
計り知れない精神的な重圧の凄さと、
その後のマスコミ・世間からの風当たり。。
翌年までは活躍するものの、
その後、目立った活躍することはありませんでした。
昨年、亡くなった野村監督からは、こう言われたそうです。
「エラーはしたけど、お前は、名前を残したから、お前の勝ちだ」
「名を残した者の勝ち」
「それを活かして、野球界に貢献してゆきなさい」と。
確かに、そうだ。
何でも、最後、究極のところ、名前しか残らない。
北京五輪の野球代表で、覚えているのは、GG佐藤さんと、
無念の表情を浮かべた星野監督の姿だけ。
今は、元気に、家業を継ぎ、
現役引退したプロ野球選手も雇用し、趣味で野球を楽しんでいるそうです!
2021年7月25日 22:14
少し脱線。。。
吉田沙保里・敗戦インタビュアーの
NHKの三瓶さん、現在は、大相撲中継のアナウンサーもしています。
大相撲と言えば、名物アナウンサーは「藤井さん」で、
解説者は、正面の「北の富士さん=横綱・千代の富士、北勝海の師匠」と、
向正面の「舞の海さん=身長160cm台の小兵力士で“牛若丸/技のデパート”と呼ばれた」が有名です。
北の富士さんの、天下御免の辛口コメントは、
近年、面白さが、どんどん増しています。。笑
昭和の頑固オヤジの小言を聞いているようで、とても痛快なのです。
年配の視聴者の皆さんにとっては、これは、愉しみなのではないかな?
自分が若いころやってた悪行なんて、棚に上げておいて・・・
そんなのおかまいなしで、正論っぽいこと、自分の意見をズゲズケ言う。
この理不尽さ、身勝手さも、また、昭和のオヤジ感モリモリ。。なのでアリマス。
北の富士さんと、アナウンサー&舞の海さんとの「かけあい」は、
勝負以上に「大相撲エンターテインメント」となりつつあるように思えます。
本来の勝負の世界(=主役であるはずの力士の存在感や輝き)とは、
離れてゆき、やや寂しくもあるのですが。。北の富士さん、舞の海さんは、輝いている★
本題は、ここから。。
ご支援先でのコンサルティングが終わり、
新幹線駅に送っていただいのた後の待ち時間。。
※1日の中で最も、脱力し、気が抜けている時間。。笑
待合室の大型テレビで、大相撲の字幕中継が流れていました。
音声は聞こえず、字幕スーパーのみ。
いつもは「痛快」で「楽しい」北の富士さんの言葉が、
文章として文字起こしされると、何とも「冷たく」「キツく」感じてしまうのです。
いつもの辛口です。。笑 大関・正代のやってることは、稽古じゃない!と一刀両断
で、格下相手に、負けた。。ヨイショするアナウンサー
得意満面の北の富士さん。。
私たちが、気をつけたいのが、「メールの文章」です。
「悪いことを伝えるとき」は、
基本、面とむかって、言葉で発するほうが良いです。
伝えたい事・感情を、文章にすると「より増幅」されます。
ですから、
良くないこと・悪いことを、文章で、かつ感情が混じって、書くと。
よりキツく、より冷たく、相手に伝わります。
まして、相手の顔を見ず、文章にするので、
遠慮なく自分の中に渦巻く感情を、叩きつけることができます。
昨今のSNS上の誹謗中傷も・・・文章による「増幅効果」が大きいと思います。
面と向かえば、大したことのない内容で、何てことない普通の人なのです。
逆に、良いこと・嬉しいことを、
文章で伝えると、より暖かくなりますね!
BAD情報を、文章で伝えるときは、感情を入れない。
面と向かって言葉で伝える。
GOOD情報は、
文章で、感情を入れると、良い。
こうゆう原則を・・・昭和の頑固オヤジ代表・北の富士さんから、学んでいます。
2021年7月18日 21:00
まもなく、東京オリンピックが開幕しますね!
僕ら、中年や、ご年配の皆さんにとっての「オリンピック」に対する思入れや感覚と、
若い世代のそれには、大きな開きがあるようです。
「各競技の世界大会とか、いつでもやってるし・・」
若い世代にとっては、「世界」が身近なものとなり、
あくまで、それらの一部が「オリンピック」という位置づけのようです。
ところで、、、
皆さんの「夏のオリンピック・ベスト3」は、どんなシーンですか??
私は、勝ったシーンよりも、
負けたシーン。そして、そのあとの言動が、断然、印象に残っています。
2つについては、過去、このブログでも触れています。
(二人とも、試合には負けたけど、そのあと、しっかりメシが食えています)
負けを知る、挫折を経験する。それは、真の成長の糧となります。
●柔道・篠原信一さんの疑惑の判定での、銀メダル。
⇒言い訳しない「弱かったから、負けたんです」のコメント。
●霊長類最強女子・吉田沙保里さんの敗戦。
⇒涙、涙、、「申し訳ない」のコメントと、インタビュアーの質問である。
※以下-部が、インタビュアーさんの質問。
―すばらしい試合でした。今の気持ちを振り返ってください。
「たくさんの方に応援していただいたのに、銀メダルで終わってしまって申し訳ないです」
―そんなことないですよ。素晴らしい戦いでした。
「日本選手の主将として、金メダル取らないといけないところだったのに、ごめんなさい」
―決勝戦、非常に厳しい戦いでしたが、あえて敗因を挙げるならどのあたりでしょうか?
「自分のやっぱり気持ちが、最後は勝てるだろうと思ってたんですけど、取り返しのつかないことになってしまって…」
―そんなことは誰も思ってないと思います。ご家族のほうに行きました。どんな言葉をかけられましたか?
「泣かんでいい、大丈夫だと。ここまで連れてきてくれたんだからありがとう、というふうに言ってもらいました」
―でも最後は応援団に向かって手を振りました
「もうこんなにたくさんの方に遠いところまで来ていただいたので、
日の丸の旗や声援がものすごく聞こえてきたんですけど、最後自分の力が出し切れなくて、申し訳ないです…」
―日本中拍手を送っていると思います。素晴らしい銀メダルでした。お疲れさまでした!
「ありがとうございます」
インタビュアーは、
NHKの三瓶 宏志(さんべこうし)さん。
当事者の「良い点」を引き出し、皆を「良い方向に動かす」もの、
それは、インタビュアー=質問者である。
経営、職場でも、
家庭の子育ても、まったく同じ。
営業成績の発表を聞いたとき、何かやらかした報告を受けたとき、、
質問者の質問内容こそが、大切である。本人も、皆も良くなる、質問とは何か?
吉田さんへのインタビュアーを思い出して欲しい。
大阪なおみさんも、
もし、試合後インタビューで三瓶さんのような人と巡り合えば・・・
会見拒否なんて、、少しは・・とも、思う。
おお~っと
単純に、オリンピック前、自分の気持ちを盛り上げよう!
若い人にも、オリンピックって、いいよー!って、伝えよう。。って気持ちで、
ブログを書き始めましたが、またまた「教訓」めいた内容になってしまいました。
完全にオヤジ化してるなー。ダメだなー・笑。