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ワクチン×マスク×統計数字判断で、日本は収束できない?

先週の出張中、ホテルでの朝。
大リーグのプレーオフ・トーナメントのTV中継が流れていました。

スタジアムの観客の密状態・マスクなし・ワイワイぶりに、びっくり!
アメリカでは、コロナが落ち着いてきてるのかな?と思って、調べてみると、
まったく、そんなことない。。まだ、大きな波の真っ只中である。

数字は、先週の時点の1日当たりのもの。
アメリカの人口、約3.3億人。
1週間平均の新規感染者数:83,341人(0.025%)※1万人に2~3人
1週間平均の死者数:1,631人(0.0005%)
 死者数÷新規感染者 2%
ワクチン接種率 66%

日本の人口、約1.3億人。
1週間平均の新規感染者数:58人(0.00004%)※1000万人に4人
1週間平均の死者数:9人(0.000006%)
 死者数÷新規感染者 15%
ワクチン接種率 76%

現在のアメリカは、以下の状態である。
新規感染者:日本の625倍
死者:日本の83倍

アメリカの状況を、私たちに当てはめて考えるため、
日本の人口に、この感染者率、死者率を掛け算して、置き換えると、
日本で、1日32,500人が感染し、1日650人が死亡している。という状況に等しい。
そうゆう状況のなかで、同じ人類が、
マスクなしの密で、野球観戦して、わいわいやっている。

日本ではこの夏、2000人台の感染者数で、
ロックダウンも・・という話が出ていたのに。

しかも、アメリカには、ワクチンが十分あるのに、
接種率は日本以下で、頭打ち。

なぜ、アメリカ人は、こうなのか?

どうも、理解できないので、
当社・ニューヨーク支店長(現在は、一時、日本在住)に聞いてみた。
すると、以下のアメリカ的・回答が来た。
↓↓
日本には、政治にもメディアにも、明確な科学的根拠=エビデンスがない。
「同調圧力」「周りの目」のほうが、それよりも強い。個人の自粛努力で、経済は回復しない。
アメリカでは、リーダー(州知事やNY市長)からはエビデンスはちゃんと毎日公開されてたね。
こうやればレストラン経営はOK、何%までは学校のクラスも継続とか。

アメリカは、分からないウィルスのことは、科学的に判断して行動する。
リスクは受け入れながら、自分でやりたいことを行動する。が基本。
他人がマスクしてようが、自粛してようが、関係ない。
ワクチン打たずに、かかって死んだら、自己責任の世界。

逆に、日本では、80%近い大人がワクチン打ってて、
感染者も少なくなっているのに、何でマスクしてるの?何で遅くまで飲み会できんの?
ワクチン接種済みなら、交通事故で死ぬ可能性よりも少ないリスクなのに、
それが受け入れられないのは、なぜ?

俺は、これから、ガンガン、海外で仕事するで!
↑↑

それにしても、、
アメリカは、エビデンスに基づいたうえで、こんな感じで大丈夫なのかーー。

同じホモサピエンスでありながら「国民性の違い」は、やはり、感じる。
日本の500倍以上の感染者、50倍以上の死者がいても、
NOマスクで、ワイワイやってる政策、メディア、国民。
アフガニスタンでは、軍事クーデターで政権奪取。

インバウンド再開の場合にも、
外交にも、こうゆう「国民性の違い」は、十分に考慮し、学ぶべき点は学び、
付き合ってゆかなければならない。


古事記・外伝|「見てはならぬ」の禁を破ると「永遠の別れ」

古事記を読んで、印象に残った教訓がある。

<例1>
イザナギが、死んだ妻イザナミを忘れられず「黄泉の国=死者の世界」に行く。
イザナミは「もう少し待ってくれ。まだ、会えない。見てはいけない」と言ったのに、
イザナギは、こっそり見てしまう。そこには、醜い怪物を纏った妻の姿・・・。
「見たなー!!」と、襲いかかってくるイザナミを、イザナギは、閉じ込める。

<例2>
神武天皇の祖父とされるホオリノミコトも、妻・トヨタマヒメに
「見るな」と言われた、出産の場面をのぞき見てしまう。妻は、サメの姿で出産していた。
怒って、赤ちゃんを残し、海へ帰ってしまった。

古事記(上巻)には、2度にわたり、こうゆう場面が登場する。
「見るな」の禁を破ると、「永遠の別れ」が待っている。
昔話「鶴の恩返し」と同じ事象である。

「見てはならぬ」は、見てはならぬ。
見ても、決して良いものはなく、自分の興味を満足させるだけ。
その引き換えに「永遠の別れ」がある。

現代で言えば、
携帯電話やパソコンの中身。
手紙、ハガキ、メール。
引き出し、カバン、財布。。。つまりは、他人の私物を開けて見る。という行為。
言われなくても「見てはならない」
たとえ見れる状態であっても、見てならない。

礼儀として、社会通念や、マナーとして、どうだこうだ。という問題よりも、
そうすれば、そうなる。という、ただ、それだけの普遍的な原則を知るほうが良い。
氷を融かせば、水になる。と同じように。

古事記の時代からの「原則」である。

私の持論である「ことわざ」を知れば、平均以上のレベルで生きてゆける。
と類似する、知っておくべき、教えておくべき、教訓・知性である。

インスタ映えしそうな出張先ホテルのロビーにて。


皇族の結婚と、古事記

皇族の結婚ニュースに関して、色んな意見が出ています。
ご支援先のランチタイムや息抜きタイムでも、意外に、盛り上がるテーマです。

私には、この件に関して「軸」となる考えがない。
つまりは、どこか「どうでもいいわ~、オレの生活にだけ影響させないでね!」くらいに思っている。
その分、ご支援先の皆さんの意見を、都度、都度「なるほどー」と、聞いています。
一般的なワイドショーとは、まったく異なる、鋭く、深い「物事の見方、洞察」には、
万事共通の原理原則・本質が含まれていて、本当に勉強になります。

私は、これをきっかけに、
読みやす~い「古事記」を探してきて、皇族の源流を知ろうとしました。
「日本最古の歴史書」を、四苦八苦しながら、読んだ結果。。

皇族の始祖とされる神様たちは、かなりの乱暴者で、
倫理もへったくれもない。やりたい放題なもんだなあ。との感想を持つに至る・笑

たとえば、、、
出産で妻が死んだ。その原因となった子供を、父親が剣で殺す。
持ち場を離れ、人が死ぬほどの大暴れする。原因は、疑い深さである。
姉弟げんかが原因で「引き籠り」となり、みんなに迷惑をかける。
自分の子供可愛さに、国を譲れ!と脅迫する。
多数の妻を娶るは当然。祖父の娘=叔母まで、自分の妻にする。
初代天皇である神武天皇の父は、自分の母の妹との間に、神武天皇を授かる。

現代人の常識からすれば、かなり、えぐいことをやっている。
神様は、決して、品行方正な存在ではない。
それどころか、ワガママ・ダメ人間こそ、神に近い。本能むき出しなのである。

イザナギ、イザナミから、
有名な天照大御神、ヤマタノオロチ退治のスサノオ、
因幡の白兎のオオクニヌシ・・・天孫降臨とその仲間たち~初代天皇・神武天皇以降へ。
日本のルーツを記した物語は、
神武天皇に近いほど、かつ神武以降(=中編と後編の古事記)には、
常識的で、かっこいい振る舞いをする皆さんが登場する。
正統性を、必死で、書き連ねている感、満載である。ただ、面白くはない。

てなわけで、、神の領域の日本史レベルでは、
どんなことをやっても、驚かない。

 
ロン毛のままで、ツッパリ会見してくれたら、
時を超え、一気に神の域である。

「は?皆さんの税金??そんなもん、使いませんよ!
あ、【プリンセス・マコ】ブランド作って、稼ぎますんで~!
成婚記念・限定アイテムのご注文と、結婚ご祝儀は、こちらに、アクセス!」

わっる~~・笑


オレの飛行機、オレの新幹線が・・・

コロナ禍のおかげ?で、ここ1年以上「独占状態」で乗ることができていた交通機関が、
今、満席に近い状態となっている。飛行機も、新幹線も。
コロナ前と、同じくらい。※新幹線駅の小用トイレに、久しぶりに並びました!

人流と季節の影響で、冬にかけて、コロナは、拡大するかもしれない。
しかし、私の「政策」通り、
焦点を当てるメインの管理項目を「感染者」から変更させておけば、
コロナと経済の両立は、可能である。
https://cleaning-keiei.com/nakanishi/2021/07/03
本当に、頼むぞーーー!
・・・・前から、言うとるのに・・・サッサとやれ!遅いねん!!

アメリカの大リーグ中継を見ていると、驚く。。
観客が、マスクなし・密状態・声を上げて、わいわい騒いている。

もし、この冬、それなりに、コロナ対策が奏功すれば、
来年は、インバウンド再開もある。

クリーニング業界は、この秋、復活のチャンス到来である。
どうやら、出張も増えている。外出も増えている。最近、肌で感じる。
2019年の売上数字に戻すこと。を、至上命題として、
諦めることなく、取り組んでゆきましょう!


組織の理屈と、注意すべき点

ちなみに、
太平洋戦争下の日本軍には、「空軍」という組織はなかった。
海軍・陸軍に、それぞれ付属した「海軍・航空部隊」「陸軍・航空部隊」として存在していた。
アメリカは、日本との戦時下、「空軍」を、実質的に独立させ、
陸軍、海軍と同等の指揮権・発言権を持ち、活動している。

  
組織の権益を代表すると、その役割を果たすため、
その組織が属する全体にとってのマイナスなことを、
「正義感を持って、熱心」に、やるようになる。

組織の存続・維持自体が最優先事項となってしまう。
本来、組織は、組織を作った者の目的を達成するために存在している。

たとえば、
軍艦の数を減らされると、
艦長のポストがなくなってしまう。
うちの艦長たちの行き場はどうなる?可哀想だ。
だから、海軍は平和条約には、反対する。
海軍が属しているはずの「国全体」のことは、二の次。となる。

陸軍の手柄によって、戦争に勝つと、
今後、陸軍が、主導権、発言権を持つことになりそうだから、
陸軍を戦地に止めておいたまま、空軍によって攻撃させる。
国自体が戦争に勝つことは、二の次となる判断をする。

これが、組織の理屈である。
組織を運営する側、組織のトップに立つ者が、最も注意すべき点である。
組織には、長所がたくさんある。
ただ、弱点となる「代表的な特性」は、知っておくべきである。

個人も同じ。
最低でも、もう一層上のレベルでの判断をしなければならない。

「全体のプラス」という組織の本来の目的を見失うことのない「組織」と「個人」。
そのコントロール。
現代の会社においても、これは、生き残りの必須条件である。





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