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プロ野球開幕。今年の注目③ 注目選手/昨年の答え合わせ 

昨年、この時期
ハルト(阪神・高橋遥人)・ヤクルト(村上)・山川(西武⇒ソフトバンク)
それに、ルーキーの度会(DNA)に、注目していました。

結果の答え合わせ。
高橋遥人・山川穂高は、かなり良い感じで復活。
ヤクルト/村上・度会は・・・もの足りない!
(ホームラン王でも「イマイチ」と言われる村上は、大物ですよね)
・・・・
村上君は、2年連続で年始のとんねるずの番組に出なかった
⇒そこはオーケー(拍手!)
あと3年出なければ、完全復調するでしょう。
でも、まだ、王さんとは話していない(と予測する)以前のブログで提案したのに。笑
もしまだなら、ちゃんと、話を聞きに行きましょう~。
頑張れ、ヤクルト&村上君!
みんなが納得する姿を見せたあと、メジャーに挑戦するんだよ。
・・・・
度会君にも2年目の飛躍を期待する。
ただなあ、カノジョさんのセンスがなあ・・・。
ちゃんと野球やってるかい?
ある意味「横浜高校出身のDNA選手=チャラい」路線じゃないかー
という、おじさんの偏見。
大谷君の姿勢や私生活センスと比べてしまうのかな。
まあ、度会君が「普通」で、大谷君が「変わってる」ってことだろうなー。
頑張れ、度会君!!

さて、
今年の注目は、田中マー君・36歳です。

経歴は、ご存知の通り。
・駒大苫小牧2年で甲子園優勝。3年のときハンカチ王子との甲子園決勝・引き分け再試合。
・楽天での日本一。伝説の24勝0敗と日本シリーズ制覇・最終回の登板。
・メジャーリーグ、ヤンキースでの活躍。
・古巣・楽天に復帰したものの、思うようには、活躍できず。
・昨年のオフ、大幅減額の年棒提示に「必要とされていない」と、楽天を退団。
・しかし、獲得に名乗りをあげる球団はなく、最終的に今年、巨人に入団。

(つづく)


プロ野球開幕。今年の注目② チームの組織力/コーディネイターと新コーチ 

チームの運営にも注目している。

巨人は3軍まで。(地味に広島にも3軍あり)
ソフトバンクは、なんと4軍まで。
選手層の厚さ=人件費を多く払える。施設がある=経営力の強さ=儲ける力。で
根本的に強いチームを作っています。
「すそ野が広いこと」は「強さ」を作る王道のアプローチです。

それに対して、
組織デザインで、対抗しようと見えるチームがあります。

今年、DNAは、2軍監督に桑原義行を任命しました。
選手としても、指導者としても、ほぼ経験がない人物です。異例の人事。
監督は、コーチと選手、チームの各分野の「調整役」に適任な人物を配する。
2軍監督の役割がそこにある。という組織デザインです。
監督やコーチが変わったとしても、
DNAという組織チームの戦略・育成手法は、変わらないようにしてゆく意図が垣間見えます。
一軍のコーチ陣も、打撃・走塁コーチでなく、統合して「オフェンスコーチ」
投手・守備コーチも「ディフェンスコーチ」となっています。
新興企業・DNA本体の経営力が発揮されていることを感じます。

日本ハムは、栗山英樹を
チーフ・ベースボール・オフィサー(CBO)に任命しました。
選手と現場コーチ。今と未来。データと経験値。これらの潤滑油となる役割です。

「潤滑油」の役割は、増えています。
今、3分の1くらいのチームに「コーディネイター」というコーチが、存在するようになってきました。(ロッテ・DNA・ヤクルト・阪神)
「教える側」「教えられる側」/「使う側」「使われる側」/「一軍」「二軍」/「本人」/「ドクター」の潤滑油となる存在です。
これまで「監督」「コーチ」/「攻撃」「守備」の間に立つ役割として、
ヘッドコーチが存在していますが、
今らしい、現場レベルの調整役機能が必要となってきているようです。

新しい指導者の力は、どこまで発揮されるか?
低迷する中日にも注目しています、新監督・井上は、なかなかやりそうです。
打撃コーチの松中にも注目。
中継での解説を聞く限りは、相当の偏屈的な難しい打撃理論派。
古臭いかもしれない3冠王の打撃理論や練習方法が、
今どきの若手と低迷する打線と中田翔に通用するか?

打線低迷の阪神には、指導に定評のある小谷野打撃コーチが就任。
巨人には、作戦名参謀といわれる橋上が味方についた。2軍にはずっと桑田監督がいる。

こんなところを見ながら、観戦してみます。


昨年オフに訪れたエスコンフィールド。
日本ハム球団の野球への造詣の深さを実感できます。

タワー11という名所。ダルビッシュと大谷の大壁画。


プロ野球開幕。早くも脱線~甲子園・外野スタンドからのヤジ合戦

ちなみに。
阪神ファンから、巨人の選手である「慎之助」への声援コールは、
昔の阪神ファンを知る人間からすれば「奇跡」に近い。
(阪神ファンも、進化したなあー。時代が変わったなあ)と、実感する。
だからこそ、
慎之助コールの価値が、わかるのである。

   
私が小学生の頃、約40年前。。
甲子園の阪神・巨人戦を観戦に行くと、
試合前には、ファン同士で、こんな「ヤジ合戦」が繰り広げられていました。

(ライトスタンド=阪神ファンが、声をそろえて大合唱)
江川の耳はロバの耳。えーがわのみみは、ろーばのみみー!

(レフトスタンド=巨人ファン、それに対抗してコール)
岡田の鼻はブタの鼻。おーかだのはなは、ぶーたのはなー!

(阪神)山倉、なまくら、パスボール
(巨人)ポルノが好きな、若菜  ※日活ロマンポルノ女優との不倫を揶揄して・・・

(阪神)万年、刈り上げ、中畑
(巨人)刈り上げできない、掛布  ※髪が薄いことを揶揄して・・

(阪神)
おやじがでしゃばるタツノリ!
原は、親父の七光り!  ※原辰徳の親=原貢は、高校・大学野球の名監督・・・

そして、最後は、これで締めくくられる。

(巨人)
くやしかったら、勝ってみろ
(阪神)
それをゆうたら、おしまいや

ちゃんと、オチがあるのが、関西の良いところである。
当時の良いところでもある。
「トムとジェリー」のように「♪仲良くケンカ」しているのである。

・・・・
小学生のお子様に、当時の甲子園は、
大人のヤジや人への悪口に関する、実地研修となります。良い機会です。

アタマから「ダメだ!下品だ!失礼だ!」などと、
倫理的なことで済ませてはいけない。
「臭いものにフタ」でもなく、
お行儀の悪いヤジについて、ちゃんと論理的に、話し合ってもらいたい。

「目の前にその人がいたら、キミは同じことが、言えるのかい?」
「スタンドみんな同士だから」「選手がここまで来ないと思っているから」言ってないかい?

現在で言えば、
SNSやネット書き込み、メール(=相手と対面しない)と、同じである。

そうゆう、卑怯なヤツにはなるな。
やられたら、気にせず、戦え。

同じことである。


プロ野球開幕。今年の注目① 阿部慎之助と藤川球児

爆裂な補強をした巨人。
中日の守護神・マルチネスを、4年50億円。
FAでソフトバンクの甲斐も獲得。

今年も、ほぼ補強ナシ、
現有戦力で戦う阪神。
この2チームに、まず注目である。

巨人の監督は、就任1年目でペナント優勝を飾った、阿部慎之助。
阪神には、藤川球児が、就任。
名解説だったけど、監督として、チームを勝たせる手腕はどうか?
以前のブログより
https://cleaning-keiei.com/nakanishi/2021/11/21/
https://cleaning-keiei.com/nakanishi/2022/11/20/

選手個々の能力アップ、プロ意識の植え付け、1対1の局面には、長けていそう。
だけど、
・試合の中での戦術采配はどうか?
・「負け」が込んできたときのマスコミ、ファンへの対応がどうか?
こんなところに、藤川球児監督への期待と懸念の仮説を持ちながら、見てゆきたい。

監督同士が、永く、チームの中心を背負ってきた二人。
「選手時代は、ほとんど、しゃべったことがない」
「敵チームの選手とは、プライベートでもしゃべるな、仲良くするな。
そうゆう教えを受けてきた世代ですから」
しかし、互いに通じ合うものがありそうな二人である。

 
阿部慎之助の甲子園での最終打席は、藤川球児との対戦でした。

藤川は、全球ストレート勝負を挑み、
阿部は、全力フルスイングで、応える。
ホームラン性のファウルを飛ばしたあと、全力の空振り三振。

このとき、信じられないことが起こっている。
甲子園球場の大多数を占める阪神ファンから
「慎之助、慎之助」の大声援がおこる。そして、万雷の拍手。
阿部は、ヘルメットをとり、手をあげて、
阪神ベンチ・阪神ファンに、感謝の気持ちを伝える。

阿部慎之助は、ライバル球団・巨人の「親玉選手」ですが、
阪神ファンも、一目置く、そうゆう存在でした。

両チームの対戦が、楽しみです。


純連(じゅんれん)メジャーよりもホンモノであること

クライアント先のお祝い事があり、北の大地へ。

今日は、仕事じゃなくて、ご訪問できる。
早めに着くので、どこかに行こう!
どこへ行こうか?

そうだ、
30年前、大学生のとき、バイク旅行で訪れたラーメン屋さんに行ってみよう!

「関西から来たんです。札幌で一番、美味しいラーメン屋さんは、どこですか?」
当時、ライダーハウスのご主人か、ご飯に入った喫茶店か、、
詳しそうな誰かをつかまえて、聞いて、教えてもらいました。

「それは、澄川(すみかわ)の純連(じゅんれん)だね」
札幌市街地から、
かなり離れた郊外にあるお店でした。

「みそラーメンが、こんなにも美味しいものか!」と、衝撃を受けました。

当時、教えてくれた地元のおじさんが、つけ加えて、こう言ってた。
「純連と書いて(すみれ)という店もある。間違えるな。澄川の純連(じゅんれん)に行け」
ネットもない時代ですから、
電話帳で調べて、電話をかけて、行き方を教えてもらい、たどり着きました。

当時から(今でも)
キレイな店を作り、店舗数を増やし、レトルト商品をおみやげ店に出し、
商売を大きくしているのは、(すみれ)のほうである。

今(じゅんれん)は、
30年かけて2店舗になっていました。
そして、2店舗目も、札幌の外れ・・・ボロい店。

30年前と変わらず、美味しかったです。
観光客らしきお客様はゼロ。地元の方だけで満席になり、
ささっと食べて、さっと出てゆく。回転も良いお店でした。

忙しくなってくると、厨房の人がホールに出て品を出す。
私の「本物の長続きする繁盛店基準」に合致する。やっぱり良いお店でした。

それに・・・
厨房スタッフの制服が、
シンプルな「白」の作業服。ってゆうのにも、好感が持てました。
(すぐ「黒」とか、背中に漢字とか、入れたがるもんね。
本来、調理に適しているのは白である)

私の仕事も会社も、
やっぱり、純連(じゅんれん)派でありたい。

「大きくすること」よりも、どこよりも一番、美味しいこと=
「クライアント様の売上が上がること」
「費用対効果が高いこと」
「一瞬の関わりが一生ものであること」
あろころ、1度だけ食べたラーメンが、一生の思い出になっていること。と同じです。

あのころの「純連(じゅんれん)」が、基本路線において、
今も変わっていないこと、
メジャーでなくても、お客様が多いことに、ホッとしました。

以前にご紹介した、日本各地の
メジャーじゃないけど、実は、こっちがホンモノ!と似ています。

広島・もみじ饅頭:メジャーは「にしき堂」。ホンモノは「やまだ屋」
長崎・カステラ:メジャーは「文明堂」。ホンモノは「福砂屋」
北九州・かしわめし:メジャーは「鉄道系会社」。ホンモノは「東筑軒」
松山・タルト:メジャーは「一六タルト」。ホンモノは「六時屋」





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