2012年7月21日 14:49
今、オーダー家具の職人をしている高校時代のバスケ部の友人に、
新事務所の内装工事をしてもらっています。
いよいよ完成間近に!!
彼は、兵庫県下で三位の強豪中学のバスケット選手だった。
俺は、市内でいつも三位のそこそこ中学の選手。その中学には一度も勝てなかった。
高校のバスケ部に入ると、彼がいた。
2人とも、身長は185cm、ポジションは、同じセンター。
彼は、当然のように1年生のときからベンチ入り。
俺は、高校2年のときから、一緒に試合に出るようになった。
彼は「右のセンター」。俺は「左のセンター」。
いわゆる、同じポジションの「コンビ」。
彼は、スマートにススッと相手を抜いて、サッと高さでシュートを決める静かで寡黙なエース。
俺は、泥臭く、ガツン!ドカン!と相手に当たって、何が何でも・・・の気合と勢いタイプ。
いつも、試合の得点スコアを競っていた。
相手チームのエースは、「お前がマークしろよ・笑」と、彼に任せて、
俺は、相手の弱いほうのセンターを相手に、シュートを決めまくる。
異変に気付いた相手エースが、俺にマークを変更すると、
今度は、彼のほうが得点を決めまくる。これが必勝のパターンだった。
俺がシュートを外しても、彼がリバウンドをとってくれる。
ここにパスすれば、必ず彼がいる。もし、相手に抜かれても、彼がブロックしてくれる。
逆は・・・できていただろうか? たぶん、それほどできていなかっただろう。
でも「体を張って止めてやる!」という気概だけはあった。
特に、仲が良かったわけじゃない。
高校卒業以来、まともに話したことも、ほとんどない。
連絡先もわからない。
でも、体と体をぶつけ合い、
「勝つ」という目標を目指し、汗を流し練習したチームメイトは
どれだけ時間が経って、言葉少なくても、伝わるものがある。
事務所の内装を考えるとき、
「フツーの会社みたいなキレイな事務所にしたくない・・・」
「木目調で、ちょっとゴチャゴチャしていて、レトロな感じ・・・」
「自由とユーモアと仕事を愛するヤツらが、集まる場所・・・」
イメージが断片的で、思考がバラバラだった俺に、
彼が一言、
「中西は、パリの探偵事務所みたいにしたいんやろ?」
「そう、ドンピシャ。それ!!」
20年以上前のコート上のプレイと、何も変わらない
「そう!そこや!!」という絶妙のツボと信頼感。
こうゆう友達を、なんと呼ぶのだろうか?
「友人」よりも、かなり深い。
「親友」とか「心友」というほど、ベタベタ感がない。嘘臭くない。
「悪友」?、、、いや、それはもっと悪いヤツが他にいる・笑
「戦友」?「信友」と呼ぶべきか。。。
こうして「仕事」で、また関わることができたことに感謝するとともに、
成長した彼に、関わるにふさわしい立派な人間であり続けたい!!
ライバルの「腕の良さ」を目の当たりにして、そう感じるのでした。
2012年7月18日 6:53
今日は、岐阜県のご支援先へのご訪問、、、
おおっ、あれに見えるは・・・歴史好きには、たまらない「墨俣城」!!!
織田信長軍の「中途入社の平社員」だった、木下藤吉郎(のちの豊臣秀吉)が、
美濃の斉藤氏との戦いで、戦略上の要地であった川の中州「墨俣」の地に、
「一夜にして城を築いた」という伝説のお城です。
織田軍の「幹部社員」柴田勝家や佐久間信盛が、信長から築城を命じられるも、
斎藤軍の執拗な攻撃の前に、完成できなかったものを、
秀吉が「私にやらせてください」と願い出て、
築城したものと言われています。
親交の深かった蜂須賀小六ら、野武士たちの協力を得つつ、
上流で木を伐り、築城の模擬訓練を行い、
壁は遠目から見てわからぬよう白い布を張り、極めて短期間での築城に成功。
重要拠点を抑え、信長の美濃攻略の足掛かりとなったそうです。
このあとも、秀吉は、朝倉義景軍との戦いに、
浅井長政の裏切りで敗れ、敗走する信長軍の「殿軍(しんがり)」
(・・・退却する軍勢の一番最後の軍隊=敵の追撃を食い止めねばならない、最も危険な仕事)を、
「私にやらせてください」と買って出て、
信長を窮地から無事脱出させ、織田家の「幹部社員」への道を歩みはじめるのです。
人生にも、仕事にも、
「誰かの役に立つこと」で「それ、私がやります!」と、
買って出なければならない場面が、何度かやってきます。
そこをクリアすれば、大きく豊かな次のステージがひらけるのです。
この場面に、気づかず見過ごすのか、気づいてるのにあきらめるのか。
それとも、前に出るのか。
「墨俣城」に思いを馳せる歴史少年(現オッサン)、
地道な「準備」と、一瞬の「決断」の大切さを実感する。。。の巻でした!
2012年7月16日 6:38
先週末、就活中の女子大生に
「パッと見、怖い人だと思ってました・・・」と言われました。
(え!!ボク、こんなにタレ目なのに・・・そりゃないよ~)と、ややショックを受け、
少し冷静に、自分を考えるきっかけに。。。
会社のスタッフには、以前から指摘されていたんですが、
「へっ!言ってるだけだろ?」と受け流していました。でも、いよいよ本当のことみたいです。
「大柄で色黒、ヒゲを生やした、見るからに野蛮そうな中年のオッサン」
これからは、世間様から、そう認識されていることを肝に銘じて、生きてゆく所存です。
ところで、、、
支援終わりに、駅の売店で、缶コーヒーを買いました。
できるだけ、爽やかに、威圧感を与えぬよう。。。
売店のお姉様が、愛嬌のある方言で「120円です」
缶コーヒーを渡しながら、「お気をつけて、いってらっしゃいませ!」と言ってくれました。
休憩コーナーで缶コーヒーを飲み、ベンチを離れるときには、
「ありがとうございました!」と(また会いたそうな笑顔で!)
「120円の缶コーヒーは、どこで買っても、すべてが120円ではない。」
このことを理解し、行動できる社長とスタッフがいる会社は、必ず楽しく儲かる、
「どこで買っも120円は、120円でしょ!」そんな会社は、すぐダメになる。
いつも、私がご支援先で言ってることを、
まるで聞いてくれているかのような、素晴らしい対応でした!
こんなスタッフのちょっとした声かけや、売り場づくり、立ち居振る舞いが、
売価120円の缶コーヒーの価値を、200円にも、300円にも、してくれるから、
120円は、どこでも120円ではないんです。
便利な自動販売機とか、安いディスカウントストアとか、豪華なチェーン店とかには、絶対に負けません。
このコーヒーは、ホントに美味しかった!!
お値打ちでした。
2012年7月12日 7:04
そして、この先輩のすごいところが、
単なる「学術論」で終わらないところ。
アンタの「生産力」と「生産関係」は、何や!!!!
大マルクス先生の理論を、
個人の仕事や生き方にも当てはめて実践しようとするわけです。
はっきり言って、すごいです!!「売上アップの叡智」と言ったら言い過ぎかな?
マインドコントロール系セミナーや自己啓発セミナーに参加してる人に
負ける気がしません。ずっと楽しく役立ちます。(苦しいですけど)
個人の「生産力」とは、
自分一人でも、目的に向かい突き進もうとする力・何かを達成させようとする力・稼ぐ力
個人の「生産関係」とは、
周りのとの調和を図る力・人間関係を築く力・コミュニケーションをとる力
まず、優先すべきは、個人の「生産力」を高めること。
そして、その次に「生産関係」を整えること。
この優先順位の順番を、逆にとらえる人が多くなればなるほど、
チームや組織の生成と発展はない。
大学生は、大学生なりの「生産力」を発揮せよ!
社長はもちろん、新入社員も、社内スタッフも、自分ができる「生産力」を発揮せよ!
その議論は、「生産力」の話か?「生産関係」の話か?
コンサルティングの軸が、またひとつ増え、
グレードアップ完了です!!
2012年7月11日 8:28
先日、先輩が主宰する勉強会で
マルクスの「生産力」と「生産関係」について、わかりやすく教えてもらいました!!
生産力に応じて、それに見合った生産関係(働く人の横のつながり・縦のつながり)がある。
だんだん、生産力が大きくなってくると、その「生産関係」が、適切なものではなくなってくる。
生産力と生産関係にズレが生じると「革命」がおきて、
その組織や、統制体制がこわされる、、、、これが、マルクス主義の「生産力と生産関係」です。
クリーニング業界でも、同じですよね。
1日300点の「生産力」の工場には、それなりの「生産関係=人同士の和、組織の体制、仕事の流れ」がある。
1日1000点の「生産力」の工場には、それに対応した生産関係で成り立っている。
もっと生産力が大きくなれば、さらに別の生産関係がある。
ずっと同じ「生産関係」を続けることはできない。
生産力に応じて、生産関係が変化してゆきます。
生産力が発展したのに、前と変わらない生産関係では成り立たない。
考えてみれば・・・
春の繁忙期の何日間かは、荷物がめちゃめちゃ集まり、
否応なしに、生産力を飛躍的に高めねければならないことがあります。
スタッフのみんなが「革命」を起こしそうな気配って、ありますよね。
マルクスは、こんな社会の仕組みを、ずっ~と研究していたんですね。