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その無駄な経費は、20倍の売上効果に値する。慎重に使いましょう。

会社を1年間経営して、
利益を残せる「黒字会社」は、世の中の会社のうち、40%未満と言われている。
半数以上の会社が、赤字(マイナス)経営です。

その黒字企業のなかでも、
売上に対して5%の利益が出ていれば、まず合格点。
10%以上の利益なら「優秀な経営をしている」と褒められます。

無駄なお金を使うことは、利益がそのまま、無くなってしまうことを意味します。

たとえば、
・売れない商品を仕入れること、それに責任を持たないこと。
・自分の快適のために、電気・水道・通信費を、使い放題にすること。
・効果のない有料の募集広告を、出しっぱなしにしていること。
・ダメな人材を入社させてしまう、あるいは、
 ダメなスタッフに教育させることにより、数か月の短期間で辞める人物の人件費。
・効果のない販売促進。
・不採算の店舗を、損切りせず、ダラダラ続けること。
・無駄な人件費、残業、シフトに入り放題にされていること。
・不注意、怠慢による、弁償費・修繕費。
・銀行に払っている金利、手数料。。。

これらの「無駄金」がなくなれば、全て「利益」となります。
つまり、年間利益率が「5%」で、合格ラインということは、
逆算すれば、「撲滅できた無駄金」の20倍の売上を上げたこと。と、
同等の成果なのです。

不良在庫(商品)を10万円なくせば、(20倍の)200万円の売上を上げることと、同じ。
無駄な人件費を30万円減らせば、(20倍の)600万円の売上を上げることと、同じ。
無駄な水道光熱費、通信費を20万円削れば、(20倍の)400万円の売上を上げることと、同じ。

数百万円の売上を上げることが、どれだけ大変か。。
経費は、20倍してみてください。そうゆう視点で現在の出費・無駄を考えてください。

そらそうよ、おーん、普通にやるだけよ、
負けるときは、普通のことができてない。そうゆうことやんか。

岡田監督も、きっと、そう言います。

先日の「達人同士のライン」ブログの丁寧な解説をしました。


実践 野球・経営問答 ~経営にとって四球を選ぶとは何か?

阪神タイガース・岡田監督の注目される采配のひとつ、
それは、試合に勝つために「四球=フォアボール」を重要視し、それを選手に指示したこと。
打者が、四球で出塁することが勝利につながる。として、
ヒットを打つことと、同じ年俸査定とした。

WBCの日本代表チームを率いた栗山監督は、
「三原マジック」名将・三原監督が書き綴った「三原ノート」の写しを譲りうけ、
その内容を研究している。
「野球の本質は、四球にあるのではないか」
勝利の極意は「エラー」や「四球」にあるのではないか?と読みとる。
WBCでは、これが活きて、優勝する。
「当たり前のことを、徹底的に行った後、マジックが起こる」と振り返っていた。

 
野球好き社長が、個人ラインに
あれやこれや(面倒な)野球談議を仕掛けてくる・笑

岡田監督の「四球重視」の話にも、トークが及ぶ。

趣味の野球の話をしている。と、安心しているであろうところへ
突如、仕事についての質問を飛ばす!
野球と経営を根本的に結び付けた「野球・経営問答」。

「経営にとっての四球とは何か?」との質問に、
返した側は、年商30億円、健全経営へと導いている敏腕社長。
さすが・・・見事な答えである!
達人同士のライン会話です・笑

皆さんの会社にとっての「四球」は、何ですか?
ヒット=売上アップ。それと、同じ価値があることです。


38年ぶりの優勝と記憶

日本シリーズ・阪神タイガース優勝!

これだけ、甲子園のことを書きながらも、
実は、正式には阪神ファンではなく、
今はなき「近鉄バファローズ」のファンである。

阪神を見ているのは、
愛妻を亡くした「男やもめ」が、娘にその面影を見るようなものである。

「応援するチーム」難民とならず、
近鉄の次に好きだった、同じ関西のチーム・阪神をなんとなく代わりに応援。
オリックスも、なんとなく好きです。

日本シリーズ第7戦、
ノイジーの奇跡的なゴルフ打ちホームランが出て、
追加点も挙げ、勝利濃厚・優勝確実となってきたので、
(今から、難波・道頓堀に、調査がてら出かけるか?)とも考えましたが、
もうお風呂に入ってしまったしなあー。

何か優勝のお祝いをせねばなるまい・・・
冷蔵庫の中を物色して(許可をとったうえで)アイスクリームを2個、食べました。

今はなき近鉄の最期の優勝記念雑誌を引っ張り出してきて、
懐かしんで、見ながら。

 
38年前は、何をしてたかなあー
中学1年生。。阪神優勝は、友達たちと喜び、
「六甲おろし」と「阪神タイガースの数え歌」のレコードを、テープにダビングし、
制服の裏ボタンを、「虎マーク・阪・神・優・勝」にして、学校に行ってたなあ。

38年前のプロ野球では、
阪神の球団社長が、日航機墜落事故に巻き込まれて、亡くなった。
村田兆治が、肘の手術から復活し、連勝を重ね「サンデー兆治」と呼ばれ、
江夏豊が、日本で引退式をした後、36歳で、海外・大リーグへ挑戦をした。
落合博満が、三冠王をとった。
近鉄では草魂・300勝投手の鈴木啓示が引退し、
石本貴昭がセーブ王(リリーフ登板だけで規定投球回に達し、19勝3敗7Sを挙げている)となる。

「無頼派」選手たちのニュースも、中学1年生の胸に刺さっていた。
今の人格形成にも、多分な影響を与えている可能性がありますね。
小学高学年から高校生、いわゆる思春期は、大事です。

皆さんは、38年前、何をしていましたか?


たしなみ③は、マニア向け。試合前の練習から10倍楽しむ

甲子園のナイトゲームの試合開始は18時。

が、時間に余裕があるときには、
16時開門と同時に入場してみてください。
ちなみに、私は16時から行けるときでなければ、行かないくらいである。

内野席を予約すると、試合前の練習を見学することができます。
ただし、ビジターチーム(阪神以外の対戦チーム)の練習である。

最前列の特等席も、
席の主が来るまでなら、自由に座れる。

最前列には、
対戦チームの熱心なファンが座っていて、練習を観ているので、
わたし以上の「その道のプロ」に、話しかけて、教えてもらう。
「今、バット振ってるのは、誰ですか?」
「コーチは、誰ですか?」
「あの練習、何の意味があるんですか?」
「最近の調子は、どうなんですか??」

巨人の中山、岸田、増田・・・レギュラーではない選手たちも
バシバシ100%に近い確率で、思った場所に、すごい打球を飛ばす。
これだけ上手なのに、レギュラーじゃないんだ。。
(でも、小林は、練習でも、打ててなかったなあー・笑)


中日、立浪監督が、期待の村松開人を個人レッスン。
「どれ、貸してみろ、見とけ。こうして打つんだ!」とばかりに、
バッシバシ、打っていた。
自分が上手いからこそ、、、ですよね・・・。

練習で観ていた選手が、
当日、途中交代で出場して、活躍したり、
その後、別の試合で活躍したニュースを知ると、
「あー、あの時の練習、ひと味、違ってたもんな!」
なんて、10倍、楽しめるのである。


最終戦には、試合前、こうして「先輩」に1年間の挨拶にくる。
最下位の中日の立浪監督に、首位の阪神の今岡コーチと筒井コーチ。
ちゃんと帽子をとって。
奥の今岡にとって、立浪はPL学園の先輩。
※この腰から上の角度よ・・・今岡は、終始この体勢。これが上下関係の厳しさが有名なPL式なのか・笑?
筒井にとって、立浪は中日時代の先輩。

写真にはないけど、中日の和田コーチに、阪神の中野と捕手の長坂が挨拶に行ってた。
東北福祉大学の先輩にあたる。
みんな、連れだって行くみたいですね・笑
プロの世界を生きてゆくには、こうゆう出身高校、大学、チームのタテのラインって、
大事なんだろうな。って、わかります。

  
外野席にも、楽しみはある。

小太りなオッサンが、センター付近に歩いてきた。
どのコーチだ?誰だ??と思ったら、「近本」である。そう、あの1番センター近本。
TVではスリムに見えるけど、
プロ野球選手は、近くで見たら、ムッチムチ=筋肉の塊である。
特に下半身はすごい。感動である。

「ちかもとー」って呼ぶと、こっちを見てくれる。
「今日、打てそう??」って、大声で聞くと、
両手を頭の上にして、「マル」ってして、ニコッとしてくれる。

その日、ヒット1本、打ってくれた!
それだけで、もう、ゲキ歓び!!
(約束のヒットだー)
試合に勝っても負けても、自分次第で、10倍、楽しくなる。

これは、たしなみ。というより、
完全ミーハーですね、楽しいですよ、甲子園。


たしなみ・その2は「負け惜しみ」・・万事に通ずる

7月後半のある日、甲子園で対巨人戦を観戦。
阪神は敗北した。

20歳の愚息が、試合終了後、こう言った

「今日は、戸郷から5点とったから、勝ったようなもんや」

満点以上! 120点をあげたい「負け惜しみ」である。
(親バカ?)

「負け」という事実を認め、
その中にも、勝っていた要素、明日への希望を見出す。
しかも、敵チーム・戸郷へのリスペクトまでも入っている。

※今期、阪神は、巨人に対して18勝6敗1分け。圧勝。
この6敗のうち、たぶん半分以上は「戸郷」にピシャリとやられたものだ。

きっと、
この発想(=劣勢での考え方、発言)こそ、
彼の真骨頂であり、人生を決定づける要因である。

甲子園・阪神応援の「たしなみ」その2
敗戦の際、いかなる「負け惜しみ」を述べるか?

これは「PL学園と戦ったら、負ける」と言われた時代もあり、
長年、負けることに、慣れ親しんできた阪神ファンの「素養と心得」です。

「あー、アイツのエラーがなければなあ」
「あそこで、ボール球、振って三振が・・・」こうゆうのは、下グレードの負け惜しみ。

「○○のホームランが見れたから、ヨシとしよう!」
「××のデッドボールのよけ方が、カッコよかったぞ」これは、中グレード。

「岡本、FAで阪神に来ないかなー」
「松井は、元々、阪神ファンやからな!本当は阪神に来たかってんで」
「坂本は、関西出身やで。貸してあげとるだけや」・・・もはや、言いがかり・笑。

良い意味での「大本営発表」をどうするか?とも言える。

 
経営で言うところの敗戦=昨対マイナスや、思わしくない結果のとき、
スタッフさんに、どんなコメントをするか?

苦笑いしながら、事実を認め、勝っている部分を探し、
みんな明日への希望が持てる、共感できるコメントを。
それが、
社長・幹部の人生・経営を決定づける。





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