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ヘビーユーザートラップ(勉強している社長がはまる罠)

出張からの帰り、東京アクアラインを通過しています。
クリーニング経営コンサルタント中西正人(東京アクアライン)
今日は、良く勉強しておられる社長・幹部が、はまりやすい「落とし穴」と
「スライスショット」を、ご紹介させていただきます。

たとえば、あるクリーニング会社さんの「のぼり」
私が、提唱している「のぼり戦術」で、成果を上げてこられました。

ところが、何年ぶりかにご訪問してみると、
「のぼり」が売上不振の原因を作ってしまっています。

4色フルカラ―になり、オシャレな写真がプリントされ、
魅力的なフレーズが、たくさん書かれています。

この「のぼり」を、近くで見れば、洗練されて、良いデザインです。

でも、店舗の周囲に、立てると、
何がPRされているのか、認識されません。目立ちもしません。

「のぼり」は、店頭前の顧客に、瞬時に内容を伝えなければならない販促媒体。
内容も色も、集客に役立つシンプルな内容が、最も効果的なのです。

聞いてみれば、やはり各種の管理項目の数値が落ちていました。

そのことをストレートに、申し上げました。

そうすると・・・照れくさそうに、こうお返事されました。
「やっぱり、そう思いますか??中西さん」
「実は、図星なんです・・・。デザインに、自分自身が飽きてきちゃったんだよね。
もっと良いものを作りたい!って、進化させていたつもりが、こうなっちゃったんだよねー」

皆様にも、ありませんか?

良いことをしていたのに、
自分自身が、それに飽きてしまって、やらなくなっていること。
方向としては間違っていないけれども、自己流の「スライスショット」になっていて、遠回りしていること。
気づかないうちに、本質からズレていってしまっていること。

経営の勉強しているし、やっていることをやっているのに、
なぜか、どこかの店の売上が落ちていってる。
なぜか、ある商品の売れ行きが悪い。。
そんなときは「ヘビーユーザー・トラップ」に陥っている可能性があります。

定期的なコンサルティングではなく、
不定期にでも、コンサルティング依頼をいただければ、
はまってしまっているトラップから脱出し、スライスショットを矯正するきっかけとなります。


ビジネスマンのクオリティと謙虚さは、ほとんど比例している

クリーニング経営コンサルタント中西正人(クリーニング店の新規出店)
クライアント先クリーニング店さんの新築店舗が、完成に近づいてきました!

何年も前から狙っていた立地に、
やっと進出することができました。

集客をするため、お客様満足度を上げるため・・・
色んな「仕掛け」のある店舗です。
良いお店に、仕上がりそう。

この現場をやってくれている設計士さんも、工務店さんも、とても優秀です。

最近、ご支援先のクリーニング店さんを通じて、
素晴らしい設計士さん、建築屋さん、
デザイナーさんとの出会いが多くて、とても楽しいです!

そして、その方々は、不思議と
「費用が高くなくて、エラそうにしない」のです。
言葉づかいも、動きや態度も、丁寧でにこやか。
お客様のために、何とかしてさしあげよう・・・という言動に満ち溢れています。

一定以上のレベルにあるクリーニング店の工場スタッフが、
仕上げのスピードとクオリティが、比例していたり、
それらは、日頃の言葉や態度、表情とも、比例している・・・ということと、同じ。

自分たちも、そう感じてもらえるような、
コンサルタントになりたいものです。


松田優作ブレンドと繰り返す歴史

クリーニング経営コンサルタント中西正人(松田優作のコーヒー)
以前のブログでも、ご紹介しましたが、
松田優作主演ドラマ「探偵物語」は、マイ・ベスト・ドラマ。

松田優作だか、主人公の探偵・工藤俊作だか、
良くわからない、両方があわさったような存在は、
20代前半から憧れの存在です。

それまで、コーヒーなんて苦いだけ!と一切口にしなかったのに、
このドラマで、コーヒー大好きな主人公「工藤ちゃん」を見て、
無理にでも飲むようになった・・・というのが、コーヒー好きになったきっかけ。

「コーヒーに砂糖とミルクは入れない主義!」という台詞に影響され、
初心者のくせに、ブラックで飲むことに。。。
今では、いっぱしのコーヒーマニア気取り。

「工藤ちゃん」は、コーヒーにうるさくて、独自のブレンドを注文します。
・ブルーマウンテン 3
・キリマンジャロ  2
・モカ       1 の割合。
・・・合計が5にも10にも、ならないんだけど・・。

「優作ブレンド」で、
飲むために、コーヒー豆を買いました。

毎朝、これで気合を入れてから、皆さんの元に向かっています!

 
・・・
ところで、
今は、2人の息子・松田龍平と松田翔太のほうが有名で、
「優作は、なあ・・・」なんて言えば、立派な昔話。

私が若い頃、「武豊は・・・」と話すと、
父親が「お父さんの武邦彦のほうが凄かった。名人と言われてなあ・・・」

「逆鉾、寺尾の兄弟が・・・」と話すと、
「あのもろ差しは、お父さんの鶴ヶ嶺ゆずりでなあ・・・」と、父親が言ってくる。

歴史は繰り返す。。
気がつけば、そうゆう歳になってきたんですねー・笑


「大船に乗る」のが、苦手でして。

クリーニング経営コンサルタント中西正人(コンサルタントに出張)
「大きな船に乗る」ということに、不信感を抱くようになったのは、
いつのころからだろう・・・。
少しだけ、思い当たる幼き頃のちょっとした事件はある。

大型ジャンボ機よりも、
こんなプロペラ機に乗っているほうが、安心できるのです。

たとえ揺れようとも、うるさくても、
音楽とか聞けなくても、
「自分で飛んでいる」という感覚が、あるほうが納得できるのです。

大きな構造物の中にいると、
もしも何かが起こったとき、
自分では、どうしようもない部分が大きすぎるという不安もあります。

プロペラ機なら、墜落しても、
自分で、なんとかなりそうな余地がありそうな、気がするだけ。
なすべきことを行えば、
生き残れそうな根拠のない自信が、ちょっぴり、ある・・・ということ。

大きな組織の場合も同じ。
自分の力で、何とかできる余地がある大きな組織なら、不安はないけれども、
その余地がなくなり始めると、不安を覚える。
前職の船井総研を辞めた理由のひとつは、これ。
プロペラ機が、何台も、なんとなく同じ方向に向かって飛んでいたような会社が、
「全員をジャンボ機に乗せる会社」になってゆきそうな気がしたから。
確かに、そうしたほうが会社としてのメリットは、大きい。
上場会社は、株主のために株価を上げることが、主目的となるから、そうして当然。

 
本当に、どうでもいい話でした。

一見、安全に見える「大船」に乗るよりも
一見、危険そうな「小船」に乗り込んだほうが、
自分の力が、作用していることを実感できるし、そのほうが安全なんじゃない?
という、変わった男の変わった価値観のお話でした。


ゆとり世代を勝たせる方法(青山学院大学・陸上部・原晋監督)

前述ブログの「サワコの朝」
箱根大学駅伝の連続優勝校・青山学院大学の原晋(はらすすむ)監督の
出演回が、とても参考になったので、メモを公開したいと思います。

駅伝好きの方なら、ご存知かと思いますが、、
失礼ながら「青山学院」が、優勝(しかも連覇)するなんて、
数年前までは、本当に考えられなかったことなんです。

大学のイメージからして「オシャレな青山ボーイ」で、
汗ダラダラの「駅伝」のイメージは、似合わない。笑

以下、メモをそのまま。
↓↓
明るいチームカラー

着任から11年。
原監督自身、陸上選手としても、サラリーマンとしても、挫折。
陸上がなければ「何もない」自分に気づく。

陸上界があって、社会があるわけではない。
社会があって、陸上界がある。
たとえば、挨拶、ひとつ。
「ウッス!」では、通用しない。
きちんと「おはようございます」「ありがとうございます」という挨拶をさせる。

選手は、合宿の寮生活。監督と奥さんも同居。
全員が一緒に食事。
掃除は、学年に関係なく、当番制。

監督が目標を決めるのではなく、
●目標は自分で立てる。

チーム内・練習に、怒鳴り声なし。
●ここだけは外してはいけないというルールを破ったときには、怒る。
それ以外は、自分たちで決めさせる。

●チームとしての共通のテーマや目標を作る。

●個人の目標は、数字に置き換えて書き出すこと。
「いつまでに、何を、何回できるようになる」

●明るい言葉で、修正をさせる。
 自分で立てた目標が、低すぎる場合、
 「オマエの能力だったら、もっといけるんじゃない?」
 高すぎる場合、
 「それは・・・体重80kgの人が、1ヶ月で60kgになるようなものじゃない?」たとえ話。

●人間は、明るさが大事。

●相談してくる人に、育てる。
「足が痛いんです!」といってくると、
「それで?」と返事するだけ。

「僕、こうしたいんです。そのためにはこんな方法があると思います、
その中でAという方法を選択したいのですが、どうでしょうか?」と、相談する人に。
現状を報告(=足が痛い)するだけの人間はダメ。
きちんと「相談」できる人間に育てる。

●答えは、出さずに、出すまで待つ。
時間はかかるが、
結果として、長期に渡り、大崩れしない組織となる。

 
うーん、初めてお話を聞きましたが、さすが!!
深いです。

クリーニング経営コンサルタント中西正人(人の話を聞くコツ)
梅がキレイ!
もうすぐ、春ですね。





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