2017年7月2日 21:42
数回に渡った「源平ブログ」は、ここらで終了。
経営者、幹部、仕事に関わる全ての人が、
忘れてはならない、原理原則を書き留めて、終わりたい。
平家物語の冒頭の文章。
↓↓
祇園精舎の鐘の声、
諸行無常の響きあり。
沙羅双樹の花の色、
盛者必衰の理をあらわす。
おごれる人も久しからず、
ただ春の夜の夢のごとし。
猛き者もついにはほろびぬ、
ひとへに風の前の塵に同じ。
↑↑
小学生だか、中学生のころ、
学校の宿題で、泣く泣く、暗記させられたことを思い出します。
「盛者必衰」「おごれる人も久しからず」
「猛き者もついには滅びぬ」・・・
今、好調な会社は、寸分の油断もなきように。
今は、強敵がいて、辛抱しどころの会社は、逆転のチャンスが巡ってくることを。。
歴史が教える原理原則に基づき、
心にとめておきたいものです
。
2017年7月1日 22:16
先日のブログの続き・・・のようなこと。
歴史を知れば、人のことがわかるし、
自分を相対化して、観る、生きることに活かせる。
特に、
男子は、知っておくべきだろうことが、あとひとつ。
どんな歴史上の人物も
「どんなことをしたか」と同じくらい
「最期がどうであったか?」が、印象に残り、評価を決める。ということ。
先日の源平時代で言えば、、、
義経は、奥州で庇護されていた藤原泰衡に攻められ、
少人数で最期まで戦い、小さな館で自害する。
義経を守って、弁慶は「仁王立ち」で、最期を迎える。
頼朝の命令で、義経を討ち取った、藤原泰衡は、
たった3か月後、頼朝の大軍に攻められ、挙句、家臣に裏切られて、死ぬ。
泰衡の「首」は、今でも「首を入れた桶」とともに、
奥州平泉に保存されていて、胸の奥に迫るリアリティがある。
泰衡を裏切った家臣は、その首を持って頼朝のもとに行くが
「主を裏切った不義理者」と、逆に斬首される。
頼朝の父・義朝も、家臣に裏切られて殺されている。
平家との戦いに敗れ、逃れる途中、風呂場で。
「木刀の一本でもあれば!」との言葉を残したと言われる豪傑。
その家臣は、罪を許されて、頼朝のもとで働いていたけど、、
平家を打倒したのち、その当時の罪を問われて、殺される。
頼朝は、落馬が原因で、命を落としたとされている。
(妻方の実家・北条氏の陰謀の可能性が高い)
一方、平家に目を移すと・・・
清盛は、61歳で熱病に倒れ「頼朝の首を墓前に供えよ」と言い残し、死ぬ。
幼かった頼朝・義経の兄弟を殺さず、情けをかけて生かしておいたのに、
その恩を忘れ、反乱を起こしたことへの恨みと後悔。
平家の一族は、山口県・壇ノ浦で滅亡する。
船の戦いだったので、海の中に投身して、死ぬのですが・・・3つに分類される。
A<勇猛果敢な最期>
平知盛は「遺体が浮いて相手方にさらされぬように」と、船の碇を体に巻いて、海に身を投じる。
平教経は、義経を追い詰め、散々暴れたあと、敵方の武将2人を脇に抱えて、海に沈む。
B<普通の最期>
大多数の平家一門は、海に身を投げて死ぬ。
C<恥ずかしい最期>
棟梁である平宗盛は、海に飛び込んだが、死ぬのが怖くなり、
泳いでいたところを生け捕りされる。頼朝のもとに送られ、
助命を嘆願したが、殺される。
信長も、秀吉も、家康も、
真田幸村も、石田光成も、
西郷も、龍馬も、山本五十六も、犬養毅も、白洲次郎も・・・。
歴史をみれば、
「何をしたか」と同等レベルで
「どう終わったか?」は、語り継がれて残る。
写真は、浜松にて。
三方が原の戦いで、危機に瀕した家康を逃がし、
身代わりとなって死んだ家臣・夏目吉信の顕彰碑。
無名の武将でも、こうして名が残る。
最期、
正々堂々、立派であったか、
卑怯であったか?
それぞれ後世への語られ方、その末路。
これらを知れば、自ずから
「自分の最期」を、常に意識しながら、生きるようになってきます。
2017年6月23日 21:22
幼き頃は、牛若丸と弁慶、鞍馬天狗。
長じて、平家との戦い・・・一の谷での鵯越えの逆落とし、屋島合戦での八艘飛び、壇ノ浦の戦い。
平家を滅ぼした後、鎌倉入りを拒否され、兄・頼朝に送った「館越状」
安宅の関での勧進帳、奥州平泉・衣川での弁慶仁王立ち、チンギスハーン伝説。。
伝説的なエピソードに彩られた「源義経」
わずか31年の人生は、それそのものが「物語」となっています。
日本人ヒーローの「元祖」ではないでしょうか。
全国には「実は、義経は生きていた・・・」とされる史跡も、たくさん残っていて、
その愛されぶりがわかります。
義経が登場する、平家物語や、保元・平治物語を読み、
思春期のころ、思いを馳せたのは「源氏と平家」の盛衰の戦いと
両家の「家系図」に登場する人物たち。
源氏にも、平家にも、
たくさんの親、兄弟、子供、孫がいて、
それぞれが、色んな特長を持っている。
一族の棟梁である、平清盛・宗盛や、源義朝・頼朝の周りには、
武勇に優れた人もいて、
その中には、強いけど粗暴な人もいるし、文武両道の人もいる。
義経みたいなスーパーヒーローもいる。
おとなしい調整役の人格者もいて、
歌を詠んだり、遊んだりするのが、得意な人もいる。
戦いに行くと、水鳥が羽ばたく音に驚いて、敗走するダメな子も、
笛の上手なイケメン美男子もいる。親の威厳を振りかざす子も。。
期待される素質があったのに、早く死んでしまう人も、長く生きながらえる人もいる。
平家でありながら源氏と仲良しとか、源氏なのに平家の味方。。という人。
親や兄弟を殺す人もいれば、親の身代わりになって死ぬ子もいる。
家系図と、物語を見比べながら、
「俺は、絶対、こうはなりたくないなー」
「このくらいの人物には、なりたいなー」なんてことを考えて
「自分がどう生きるか」という努力をする。
歴史は、繰り返す。
現在でも、同じことが起こる「縮図」です。
歴史を知り、自分を重ねれば、少なくとも、生きる道を踏みはずさない。
※
だいたい、家風として・・・
平家は、一族が仲良しなんだけど、貴族化した弱いヤツが混じっている。で、滅亡する。
源氏は、各自が強いんだけど、仲が悪くて、殺しあっちゃうことも多い。。一度は、勝って、その後、滅ぶ。
結局、一族の棟梁の器が、未来を決める。
棟梁が、軟弱な後継者を育ててしまうと、滅ぶ。
2代続けて、文武両道の人物が代表になると、繁栄する。
3代続くと、盤石の体制が整う。
後継者には、
早めに「源平の盛衰」に興味を持たせるようにしておいたほうが良い。と思う。
2017年6月18日 21:56
最近の怒涛の仕事シリーズの紹介は、ここらで終わりにしたい(笑)
本日は、浜松に参上。名物の餃子を食べる!
業界の資材商様の展示会で、
昨年に引き続き、講演依頼をいただきました。
とても嬉しいことです。
クリーニング業が、
クリーニング業だけで、満足していてはならない。
「キレイにする」をキーワードに、
その「枠組み」を、広げてゆくことも、勝ち残りの方法。
そんなことが、とても勉強になりました。
改めて整理しておきたい・・・
売上アップの4つの道
1)商圏を増やす =次のエリアに
2)商品を増やす =次の物を
3)客層を増やす =次の対象に
4)販路を増やす =次の方法で、売るようにすること。
そして、
大切なことは、各要素で「一番になること」
不振店は、1)~4)に限らず、色々、手を出して、
結局、全部、中途半端になって、売上・利益が上がらない。
繁盛店は「4つの道」で「一番になる」ように、経営する。
※
しかし、浜松餃子と宇都宮餃子、、
味の違いは、よくわからない。。
真ん中部分にモヤシが入って、丸く並べると、浜松餃子??
2017年6月16日 23:20
本日は、東京で仕事。
ゴジラのディスプレイが名物の「新宿・東宝ビル」を望む。。
※写真右上に、ゴジラ・ヘッドがあるの、わかりますか?
これを見て、何を思う??
「ゴジラ、かっこいいな!」
「近くに行ってみたい!」
「誰が考えたのだろ?」
「どのくらいのコストがかかるんだろ?」
人、それぞれ、色んな感想があると思います。
今の私が思ったことは・・・
「おー、これは、ゴジラ本体よりも、建物に写るゴジラの影が、かっこいいなー」
「これも、計算して作ったんだろうなー」
「ん??スクリーン代わりになっているのは、マンションに見えるけど・・・住民からクレームは出ないのかな?」
「どうやって話をつけたんだろ?」
なーーんてこと。
きっと、世間の感覚から、
ちょっとズレてきているんだと思います。
普通の消費者感覚に、軌道修正もしなきゃ・・・と、考える。
同時に、
大金持ちになる人って、また、違った物事の見方をするんだろうな・・・とも、考える。
今の自分の感覚は「通り道」に過ぎない。
色んな人に、生きてきた時代背景や、環境からくる「普通の感覚」が存在し、
それぞれの「普通」から、ひとつの物事を多面的に見れるようになりたいな..
そう思っています。
10代が見たらどう思うのか?70代が見たら?
女性が見たら?外国人が見たら??等々。
色んな消費者の気持ちがわかるようになって、
そのうえで、一番ベストな選択ができるよう、訓練を心がけています。
・・・
調べてわかったのですが、
私が「マンション」と思っていたのは、実は、東宝<ゴジラ>ビル内のホテル。
このゴジラが正面に見える部屋や、
「ゴジラルーム」とか、あるそうです。※1泊5万円!
なるほど・・・そうゆうことだったのかー!