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祇園精舎の鐘の声

数回に渡った「源平ブログ」は、ここらで終了。

経営者、幹部、仕事に関わる全ての人が、
忘れてはならない、原理原則を書き留めて、終わりたい。

平家物語の冒頭の文章。

 
↓↓
祇園精舎の鐘の声、
諸行無常の響きあり。

沙羅双樹の花の色、
盛者必衰の理をあらわす。

おごれる人も久しからず、
ただ春の夜の夢のごとし。

猛き者もついにはほろびぬ、
ひとへに風の前の塵に同じ。
↑↑
 
小学生だか、中学生のころ、
学校の宿題で、泣く泣く、暗記させられたことを思い出します。

「盛者必衰」「おごれる人も久しからず」
「猛き者もついには滅びぬ」・・・

今、好調な会社は、寸分の油断もなきように。
今は、強敵がいて、辛抱しどころの会社は、逆転のチャンスが巡ってくることを。。
歴史が教える原理原則に基づき、
心にとめておきたいものです


「最期のあり方」は、永遠に残る。

先日のブログの続き・・・のようなこと。

歴史を知れば、人のことがわかるし、
自分を相対化して、観る、生きることに活かせる。

特に、
男子は、知っておくべきだろうことが、あとひとつ。

どんな歴史上の人物も
「どんなことをしたか」と同じくらい
「最期がどうであったか?」が、印象に残り、評価を決める。ということ。

先日の源平時代で言えば、、、
義経は、奥州で庇護されていた藤原泰衡に攻められ、
少人数で最期まで戦い、小さな館で自害する。
義経を守って、弁慶は「仁王立ち」で、最期を迎える。

頼朝の命令で、義経を討ち取った、藤原泰衡は、
たった3か月後、頼朝の大軍に攻められ、挙句、家臣に裏切られて、死ぬ。
泰衡の「首」は、今でも「首を入れた桶」とともに、
奥州平泉に保存されていて、胸の奥に迫るリアリティがある。

泰衡を裏切った家臣は、その首を持って頼朝のもとに行くが
「主を裏切った不義理者」と、逆に斬首される。

頼朝の父・義朝も、家臣に裏切られて殺されている。
平家との戦いに敗れ、逃れる途中、風呂場で。
「木刀の一本でもあれば!」との言葉を残したと言われる豪傑。

その家臣は、罪を許されて、頼朝のもとで働いていたけど、、
平家を打倒したのち、その当時の罪を問われて、殺される。

頼朝は、落馬が原因で、命を落としたとされている。
(妻方の実家・北条氏の陰謀の可能性が高い)

 
一方、平家に目を移すと・・・
清盛は、61歳で熱病に倒れ「頼朝の首を墓前に供えよ」と言い残し、死ぬ。
幼かった頼朝・義経の兄弟を殺さず、情けをかけて生かしておいたのに、
その恩を忘れ、反乱を起こしたことへの恨みと後悔。

平家の一族は、山口県・壇ノ浦で滅亡する。
船の戦いだったので、海の中に投身して、死ぬのですが・・・3つに分類される。
A<勇猛果敢な最期>
平知盛は「遺体が浮いて相手方にさらされぬように」と、船の碇を体に巻いて、海に身を投じる。
平教経は、義経を追い詰め、散々暴れたあと、敵方の武将2人を脇に抱えて、海に沈む。

B<普通の最期>
大多数の平家一門は、海に身を投げて死ぬ。

C<恥ずかしい最期>
棟梁である平宗盛は、海に飛び込んだが、死ぬのが怖くなり、
泳いでいたところを生け捕りされる。頼朝のもとに送られ、
助命を嘆願したが、殺される。
 
信長も、秀吉も、家康も、
真田幸村も、石田光成も、
西郷も、龍馬も、山本五十六も、犬養毅も、白洲次郎も・・・。
歴史をみれば、
「何をしたか」と同等レベルで
「どう終わったか?」は、語り継がれて残る。

写真は、浜松にて。
三方が原の戦いで、危機に瀕した家康を逃がし、
身代わりとなって死んだ家臣・夏目吉信の顕彰碑。
無名の武将でも、こうして名が残る。

最期、
正々堂々、立派であったか、
卑怯であったか?

それぞれ後世への語られ方、その末路。
これらを知れば、自ずから
「自分の最期」を、常に意識しながら、生きるようになってきます。


日本人と源義経。歴史に学ぶ人間の本質


幼き頃は、牛若丸と弁慶、鞍馬天狗。
長じて、平家との戦い・・・一の谷での鵯越えの逆落とし、屋島合戦での八艘飛び、壇ノ浦の戦い。
平家を滅ぼした後、鎌倉入りを拒否され、兄・頼朝に送った「館越状」
安宅の関での勧進帳、奥州平泉・衣川での弁慶仁王立ち、チンギスハーン伝説。。

伝説的なエピソードに彩られた「源義経」

わずか31年の人生は、それそのものが「物語」となっています。
日本人ヒーローの「元祖」ではないでしょうか。
全国には「実は、義経は生きていた・・・」とされる史跡も、たくさん残っていて、
その愛されぶりがわかります。

義経が登場する、平家物語や、保元・平治物語を読み、
思春期のころ、思いを馳せたのは「源氏と平家」の盛衰の戦いと
両家の「家系図」に登場する人物たち。

源氏にも、平家にも、
たくさんの親、兄弟、子供、孫がいて、
それぞれが、色んな特長を持っている。

一族の棟梁である、平清盛・宗盛や、源義朝・頼朝の周りには、
武勇に優れた人もいて、
その中には、強いけど粗暴な人もいるし、文武両道の人もいる。
義経みたいなスーパーヒーローもいる。 

おとなしい調整役の人格者もいて、
歌を詠んだり、遊んだりするのが、得意な人もいる。

戦いに行くと、水鳥が羽ばたく音に驚いて、敗走するダメな子も、
笛の上手なイケメン美男子もいる。親の威厳を振りかざす子も。。

期待される素質があったのに、早く死んでしまう人も、長く生きながらえる人もいる。
平家でありながら源氏と仲良しとか、源氏なのに平家の味方。。という人。
親や兄弟を殺す人もいれば、親の身代わりになって死ぬ子もいる。

家系図と、物語を見比べながら、
「俺は、絶対、こうはなりたくないなー」
「このくらいの人物には、なりたいなー」なんてことを考えて
「自分がどう生きるか」という努力をする。

歴史は、繰り返す。
現在でも、同じことが起こる「縮図」です。
歴史を知り、自分を重ねれば、少なくとも、生きる道を踏みはずさない。

 

だいたい、家風として・・・
平家は、一族が仲良しなんだけど、貴族化した弱いヤツが混じっている。で、滅亡する。
源氏は、各自が強いんだけど、仲が悪くて、殺しあっちゃうことも多い。。一度は、勝って、その後、滅ぶ。
結局、一族の棟梁の器が、未来を決める。

棟梁が、軟弱な後継者を育ててしまうと、滅ぶ。
2代続けて、文武両道の人物が代表になると、繁栄する。
3代続くと、盤石の体制が整う。

後継者には、
早めに「源平の盛衰」に興味を持たせるようにしておいたほうが良い。と思う。


出張その3<浜松餃子>売上アップの4つの方向と注意点

最近の怒涛の仕事シリーズの紹介は、ここらで終わりにしたい(笑)
本日は、浜松に参上。名物の餃子を食べる!

業界の資材商様の展示会で、
昨年に引き続き、講演依頼をいただきました。
とても嬉しいことです。

クリーニング業が、
クリーニング業だけで、満足していてはならない。
「キレイにする」をキーワードに、
その「枠組み」を、広げてゆくことも、勝ち残りの方法。

そんなことが、とても勉強になりました。

 
改めて整理しておきたい・・・
売上アップの4つの道
1)商圏を増やす =次のエリアに
2)商品を増やす =次の物を
3)客層を増やす =次の対象に
4)販路を増やす =次の方法で、売るようにすること。

そして、
大切なことは、各要素で「一番になること」

不振店は、1)~4)に限らず、色々、手を出して、
結局、全部、中途半端になって、売上・利益が上がらない。

繁盛店は「4つの道」で「一番になる」ように、経営する。


しかし、浜松餃子と宇都宮餃子、、
味の違いは、よくわからない。。
真ん中部分にモヤシが入って、丸く並べると、浜松餃子??


出張その2<新宿・ゴジラの頭>全世代の気持ちになりきること。


本日は、東京で仕事。
ゴジラのディスプレイが名物の「新宿・東宝ビル」を望む。。
※写真右上に、ゴジラ・ヘッドがあるの、わかりますか?

これを見て、何を思う??

「ゴジラ、かっこいいな!」
「近くに行ってみたい!」
「誰が考えたのだろ?」
「どのくらいのコストがかかるんだろ?」
人、それぞれ、色んな感想があると思います。

今の私が思ったことは・・・
「おー、これは、ゴジラ本体よりも、建物に写るゴジラの影が、かっこいいなー」
「これも、計算して作ったんだろうなー」
「ん??スクリーン代わりになっているのは、マンションに見えるけど・・・住民からクレームは出ないのかな?」
「どうやって話をつけたんだろ?」
なーーんてこと。

きっと、世間の感覚から、
ちょっとズレてきているんだと思います。

普通の消費者感覚に、軌道修正もしなきゃ・・・と、考える。
同時に、
大金持ちになる人って、また、違った物事の見方をするんだろうな・・・とも、考える。

今の自分の感覚は「通り道」に過ぎない。
色んな人に、生きてきた時代背景や、環境からくる「普通の感覚」が存在し、
それぞれの「普通」から、ひとつの物事を多面的に見れるようになりたいな..
そう思っています。

10代が見たらどう思うのか?70代が見たら?
女性が見たら?外国人が見たら??等々。

色んな消費者の気持ちがわかるようになって、
そのうえで、一番ベストな選択ができるよう、訓練を心がけています。

・・・
調べてわかったのですが、
私が「マンション」と思っていたのは、実は、東宝<ゴジラ>ビル内のホテル。
このゴジラが正面に見える部屋や、
「ゴジラルーム」とか、あるそうです。※1泊5万円!

なるほど・・・そうゆうことだったのかー!





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