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2024年・レクイエム②北の富士さん~古き良き昭和のオヤジたちと教訓

私は、その現役時代を知りません。

横綱・千代の富士。弟弟子の横綱・北勝海(保志)を育てた
「九重親方」時代からの記憶です。
(横綱2人も、同じ部屋から出すって、すごいなあー!きっと厳しいんだろうなあ)
と、思っていました。

そして、後年、大相撲中継の解説で人柄を知る。
やっぱり厳しい辛口解説が、抜群でした。だいたいの取組みで、怒ってたもんなあ・笑
昭和のお父さんって、だいたい、こんな感じ。
厳しくて、自分勝手で、でもちょっとお茶目なところがある。
着物姿に、江戸っ子的で粋な話しぶりは、唯一無二。大阪人の憧れです。

大相撲協会とNHKで特集してくれないかな?
「北の富士さんの解説特集」希望!

そして、以前のブログでも、お伝えしました。この件・・・
 
マイナスなことは、
メールなど文章で伝えず、直接、電話や対面で伝える。

プラスのことは、
メールや文章で、広く多くの人に伝える。
https://cleaning-keiei.com/nakanishi/2021/07/25
これ、守るべき教訓です。

思えば、たった3年前だったんですね。。
まだまだ、ずっと聞けると思っていたのに・・・

 
今年、鬼籍に入ったキャスターの小倉智昭さん、
落語家の桂ざこばさんも、北の富士さんと同じカテゴリーに属する気がします。
「直言」が爽快に感じる、そうゆう大先輩が、いなくなってゆくなあーー。

ご冥福をお祈りします。


続いて、兵庫県の知事選挙。参謀をさせたら勝てるけど

「斎藤知事って、どうなんですか?」
「どうなっているんですか、兵庫県は・・」

斉藤知事のパワハラ報道以降、
これも、ご支援先から、良く聞かれていました。

「僕の言うこと、全部やってくれたら、
斎藤さんを選挙で勝たせること、可能ですよ・笑」
「良い悪いは、別問題として」

親しいクライアント先には、こう「豪語」していました。

さて、来週、あれだけやっていたのに、
まったくマスコミでも取り上げられることがなくなった
「兵庫県の知事」を決める選挙があります。

降ろすときは、
あれだけ、取り上げておいて・・・。
大事な選挙の政策、主張には、ほぼ、触れない。
メディアやマスコミって、何なんだろうな?と、疑問に思います。

実は、今、異常な状態となってきている兵庫県の知事選挙。

これが、選挙ポスター。

左下は、あのNHK党の立花さんのポスター。
誰もが「いたずら」かと見間違う、この内容。

詳細内容は・・・西播磨エリアで知る人だけの間で、
口コミ・噂レベルで、まことしやかにささやかれていた内容です。

どうする?兵庫県民。
どうする?マスコミ。


新聞の価値、それと平沼赳夫

備忘録として、、
昔、平沼赳夫(ひらぬま たけお)という議員がいました。
今も、ご健在、85歳とのこと。
初代・経済産業大臣で、のちに通産大臣、運輸大臣を歴任。

この政治家は、自民党から干されても、国会に戻ってくる。
党に頼らず、生きている。
私の記憶の中で、最初の議員でした。

しかも、
最近の議員のように裏金で干されたわけでなく、
自分の主義を貫いたから、非公認となった。
さらに、身内の自民党の対立候補まで送り込まれても、勝って戻ってくる。

以下、概略。
小泉純一郎の政権下、
肝いりの「郵政民営化」法案に、自民党にいながら反対票を投じたため、
自民党は非公認の処分を下し、無所属議員となった。
さらに自民党から地元岡山に「刺客候補」を立てられたが、これを破って、当選。

その後、首相を決める指名選挙では、
自分に刺客を放った張本人・小泉純一郎に投票。
が、後日の郵政法案の衆議院再採決では、ただ一人、またも反対票を投じる。

その後、郵政造反組(12人の非公認で当選した議員)の自民党復党に際しては、
自民党執行部との窓口・交渉役となる。
結局、復党の誓約書に、ただ一人署名せず、
他の11人を復党させて、自らの復党は見送った。

その後、たびたび仲間から自民党に戻ることを誘われるも、固辞。

政治理念・主義主張等に関しては、さておき・・・
党に頼らずとも、
非公認でも勝てる。
損得よりも、信念を貫くことができる、その力がある。
長いものに巻かれずとも、活動できる。
そうゆう点に「いやー、大したものだなー」と、感心したものです。
※ちなみに、
平沼も岡山3区(津山市、真庭市、備前市など)相対的な田舎を地盤として、
自民党時代の得票率は、毎回60%以上の圧倒的一番であった。

・・・・
【ネットニュースでなく、新聞で読むほうが良い点・その1】
ある程度までの「1次情報=加工される前の事実や数値」が、
こうして、一覧で見れる点。
政党別、議員別、地域別、年代別の得票数を見ながら、
トレンドと異常値を見つける。
全体を把握して、詳細に分け入ってゆく。
わたしは、文章記事よりも、こうゆうデータのほうに価値があると思っています。
じとーーーっと、見入って、何をしているか?

狙い撃ちで、議席を獲れそうな選挙区を探しています。


民主主義における「友達の少ない」リーダーの未来

近づいてきました、
(幼いころから選挙好き)衆議院議員選挙。

自民が、単独過半数は維持できるか?(ん?難しい??何とかできないのか?)
自民・公明、連立の過半数維持か??(最低でも、それくらいは・・・)

さて、今回、どうなるか?

「物価高で庶民の生活は苦しいのに、政治家は裏金を作ってる!」
攻撃は、とてもしやすいですよね。条件はそろっています。

個人的には、
(アホな裏金政治家のことは、もう放っておいて、ちゃんとした前向きな国策を議論したほうがええやろ)
(いまだに、裏金・裏金・・と言ってる議員は、当選した後、国のために何をするんだろうか?)
と思うのですが・・・。

先立って行われた、
自民党の総裁選挙の結果がこちら。

しかし、なんとも、
石破さんの議員仲間からの人気のなさよ・・
第一回目の投票では、
進次郎が、議員票トップ!
進次郎が総理大臣なら、選挙に勝てる。と、踏んでいる議員が多かったんだろう。

一方、石破さんは、党員からの人気は高い。
講演会に行ったことのある党員さんは、みな、口をそろえて
「石破さんの講演は、面白い!
これまでの、どの自民党の議員よりも、中身が濃くて、聴きごたえがある」と言う。

確かに、石破さんは、街頭演説よりも、
会場に座らせて、じっくり話をして、質問も受けたほうが、強そうである。
見た目も、声のトーンも、話し方も・・・・どうも、そちらに向いてそうである。

逆に、進次郎は、長く話させるとダメ。質問を受けてもダメ。
ただ、数分間の街頭演説には、向いている。

さて。。。
友達や仲間うちで、人望のない人が、リーダーになるとどうなるか?
学校時代のクラスの学級委員や生徒会長を、思い出してほしい。
近しい友達ウケが悪い。
でも、先生ウケ・遠くの生徒ウケが良くて、リーダーになった人。
調子の良い状態が続いて、その間に友達を増やしてゆければ良いけど、
調子が悪くなると、ほんの少しのことで、一気に混乱、凋落する。

議員仲間からの人気が薄い。
一般の議員時代は、味のあった総理大臣。
派閥が解消されなければ、誕生しなかったであろう総理大臣。
じっくり腰を据えて、政治をしてもらいたい。
混乱に陥らなければ良いけど・・・

「やっぱり、派閥が必要だ!」
「派閥がダメなら分裂だ!」
って、ならなければ良いけど・・・
まあ、なるだろうね。

人間だもの。


滅多にないことですが・・オススメの書籍と番組について

NHKで、
9月8日から、毎週日曜日23時「坂の上の雲」というドラマの再放送が、始まります。

詳細は、こちらから。
https://www.nhk.jp/p/ts/X7PG14YX57/
皆さんは、観なくても良い(もう、手遅れ??)でも、
身近にいる、小学生以上、20代までの世代(あるいは、その心を持つ人)には、是非とも観てもらいたい。

まず、導入として、このドラマを。
その後、できれば、書籍を読んでもらいたい。
※書籍に書かれている深く大切な原理原則=たとえば下記のような内容は、ドラマには、ほぼ出てこないです。
https://cleaning-keiei.com/nakanishi/2019/03/23/
以前のブログでも、軽く内容をお伝えしている。
未だに、私の本棚に残り、
これだけの量の「折れ目印」をつけられている、私がリスペクトする名著である。

あまり、この本が良い。とか、この番組が良い。オススメ!とか、
言わない性分です。
(そうゆうものは、自分で探すもの、出会うもの)と思っているから。

でも、思い返せば、この本は、
船井総研・1年目のとき「龍馬が好きです」と、入社してきた私に、
先輩が「坂の上の雲は、読んだのか?」と教えてくれたことが、きっかけでした。
司馬遼太郎作品のなかで、
龍馬がゆく=まだ、おこちゃま。書生。
坂の上の雲=大人。本物。プロ。と(優しいから、口には出さないけれども)そう言いたげな雰囲気で。
・・・・
会社という組織は、利潤追求の集団だったけれども、
それだけでない、尊敬できるフトコロの深い先輩がいました。

先輩に教えてもらったことへの、恩返しの意味も込めて、ここで紹介します。


ドラマの冒頭に、渡辺謙さんの名ナレーションがある。
「まことに小さな国が・・・」からはじまる。
そして、締めのフレーズは
「彼らは明治という時代人の体質で、前をのみを見つめながら歩く。
上って行く坂の上の青い天に、もし一朶(いちだ)の白い雲が輝いているとすれば,
それのみを見つめて,坂を上っていくであろう」

これが、書籍タイトル「坂の上の雲」の由来である。


大阪の地下街から階段を上がってゆく、この風景。
(坂の上の雲、って、こんな感じかなー)
と思いながら、本日も、出張です。





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