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甲子園でのタイガース応援の「たしなみ」その1

無事、阪神がクライマックス・シリーズを勝ち、
オリックスとの日本シリーズに向かいます。関西決戦。となる。

クライマックス・シリーズ、打率1割台。
ヒット数では相手よりも下なのに、
3連勝した阪神の監督采配と防御力。
それに、
お行儀が悪いこと、ガラの悪いことで有名な阪神ファンと、
比較的、お行儀の良い層であるオリックスファンの違いにも、注目です。

 
甲子園で「阪神を応援するとき」には、
いくつかの「たしなみ」がある。素養・心得である。
(応援グッズとか、ユニホームとか、応援歌とか・・・そうゆうものは、どうでも良い!)

大切なことを、ご紹介したい。

こちら、
アルプス席や外野席で応援するとき、これを持参するのが「たしなみ」。。
がっぽり荷物を入れることができるビニール袋。

野球ファンは、飲み食いしながら、応援する。
甲子園の安い応援席には、ドリンクホルダーも、テーブルもない。
したがって、ビールを、足元に置く。
それを、酔って、興奮して「かやす」のである
「かやす」=関西弁。標準語で「ひっくり返す」の意味。

上の段から、ビールが浸透してくる。
荷物がベチャベチャになっても、文句は言えない、
言える雰囲気ではない。
だって、みんな、精一杯、頑張った結果だから。(笑)


できれば、ビニール袋は、3~4枚持って行きましょう。
ひとつは、自分の分。もうひとつは、友達の分。
残りは、自分の前の席(=下段)のファンの分。
つまりは、自分が「かやして」迷惑をかけるかもしれない、同志・阪神ファンのために。
様子を見て「これ・・・良かったら・・お荷物に・・・」と差し出してみましょう。
2回に1回は、何か、奢ってくれる。
みんな友達。心おきなく、盛り上がることができます。

ビニール袋で自己防衛。
みんなの分も、持って行こう。


皇室ゆかりの暴力団【閲覧注意】

源氏は、強い。
けど、身内同士で殺しあう。残忍・粗暴なところがある。
平家一門との比較で、以前のブログに書きました。
https://cleaning-keiei.com/nakanishi/2017/06/23/
どうやら、源氏の良いも悪いも、
この「八幡太郎・義家様」に、ルーツがあるらしい。
ということが、今回の「途中下車の旅」で、わかってきた。

後三年の役は、日本史上・初の「兵糧攻め」を行った戦い、とのこと。
義家は、城から出てくる非戦闘員の女・子供を、
城の目の前で見せしめに虐殺した。
それを恐れて、城内に非戦闘員がとどまる=兵糧が早く尽きるからである。
展示されていた「大好物」絵巻物で、ご紹介。

勝利後、合戦中に悪口を言ってきた敵の大将を捕らえて、
木に吊るし、舌を抜き、
足元に盟友の大将の首を置いて踏み台にさせ、、殺した。

ちなみに、
20年前の「前九年の役」では、父・頼義が
敵の武将・藤原経清を捕らえて、首だけ上に出して生き埋めにして、
わざと刃こぼれさせた刀で、のこぎりのようにして首を挽かせた。
経清の元部下に、それをさせた。
これは、大河ドラマ史上、最も残虐な最期のシーン。
今は放送できないくらい凄惨なシーンである。良く覚えている。
若き日の渡辺謙さんが、経清を演じていた。

源氏の流儀は、現代の「ヤクザ」みたいなのである。
そもそも、源氏というのは、天皇の血をひいた武士。
だから、地方に行くと「源氏」というだけで、稀少性が高く、カリスマ的に尊敬を集めるのである。

「皇室ゆかりの暴力団」である。
・・・確かに、そうゆうのがあったとしたら、最強だ。

この通り、首を並べる。

今の感性で見れば、残虐、ヤクザ!って思うけど、
当時は、こうゆうことが、当たり前の感覚の世の中だったのでしょうね。

当時は、「封建主義社会」の黎明期である。
並べられた「敵の首」は、
現在「資本主義社会」で言うところの「お金」に相当する。

今「いや、キミ、いくら頑張ったっていってもねー、
入金がないと意味ないよ。給料あげられないよー」

昔「いや、キミ、いくら活躍したっていってもねー、
首ってゆう証拠がないと意味ないよ。土地の権利は、認めてあげないよー」

「首」は「売上金」と、同じである。


所属組織への満足度と、周囲からの応援は、比例する

応援してもらえるようになるには、
まずは、自分が、自分の所属している組織について
「このチームは、最高だ!」
少なくとも「かなり満足している」と、言えなければならない。

「このチームは最高だ!」という人が所属しているチームのことを、応援したくなる。

昔、幼少の我が子に、伝えたことがあります。
・・・・確か、小学校のクラス替え後、不満を漏らしていたんだと思います。

「ええか、自分の所属している団体のことを、悪く言うな。自分自身をダメ人間。と言ってるのと同じやぞ」
「ダメと思うなら、自分たちで良くする。ダメを良くする面白さもある。全ては自分の考え次第なんや」
「それができないなら、現状を楽しみ、自立する力量が不足している。と、認めろ」
「そのうえで、自分の力量、相応の環境に、所属を変われば良い」
「しかし、また、不満を漏らして、同じことを繰り返すだけになる可能性が高い。覚悟を持って別の場所に移れ。
 でないと一生、そうやって生きてゆくことになる、キミはどっちの道に行く?」

校区内の地区。
クラブ、部活動。
学年内でのクラス。学年自体。
塾、習い事。
そして、小・中・高、学校自体。
大人になると、会社。社内の部署。。
人は、何らかの組織、団体に属して、生活してゆくことになる。

 
高校には、口コミ情報サイトがある。
在校生や近年の卒業生が、評価を書き込めるようになっているサイトである。

甲子園決勝の2校。
周囲から大きな応援を受けて優勝した慶應と、準優勝の仙台育英を調べてみた。
5点満点中
慶應   4.4(神奈川県3位)
仙台育英 2.8
(まあ普通の生徒は書き込みしないだろうが・・・、ただ母数が集まれば傾向はつかめる)
自分の学校に、1点とか2点とかをつける生徒がいる。のである。

 


やはり、
自分たちの所属組織への評価、満足度は、
周りから応援されるかどうか?と、比例する。相関性がある。

甲子園での応援が凄いものとなった根本は、ここにあるのではないか?

ただの野球の「応援」から、こんなところまで、調査されて、決めつける。笑
面倒なオッサンの横暴である。
が、真理である。

さて、
店舗は、どうですか?
会社は、どうですか?
そうゆう「教育」をしていますか?
そうゆう「環境」を与えていますか?
「応援される」とは、お客様が支持してくれる=お金を払ってくれる=売上が上がる。
ということです。

自分のチームが「良いものだ!」と満足して、
楽しそうにしているスタッフがいる会社を応援したくなる=お金を払いたくなるものです。


是非や善悪よりも、原因と再現性。科学的に解明を

(前回からの続き)
そんなこんなで、、、
あの慶應高校の凄い応援には、そうゆう背景もある。
100年以上の歴史を持つ「愛校心とプライド」あふれるOBたちのパワーが爆発した。
それが、慶應の部外者にも「伝染」した。
アルプス席が、楽しそうに盛り上がっていると、
外野席、内野席の部外者も「自分たちも参加したいなあ~」って、なる。

「お祭り」は、見るだけよりも、参加したほうが、面白い。

世間で言われている、大きすぎる応援の「是非」の問題よりも、
私は「原因」が気になる。
原因がつかめれば、
別チーム、あるいは、自分や自分の関係者のところで
あのような応援を「再現させる」ことができる。
応援が「目的達成のために効果を発揮した」のだから、
今後、再現できれば物事を優位にすすめることができる。
自分が賢くなり、自分に関わる人のメリットになること。
それが、関心事である。

ここからは、想像と仮説
↓↓
「楽しそうだな、参加したいなー」と、大衆の気持ちが熟したタイミングで、
・外野席、内野席に、慶應のメガホンが配られたら・・・
・「暑いでしょう、慶應からです」と、差し入れのジュースやアイスでも配られたら・・・・
応援に参加したくなる。
慶應OBは、莫大な資金力があり、寄付してる。
・それとも意図的に、内外野席に、OBが散らばったのか??

仙台育英も、こうして対抗しようとしていた。
このプラカードは、試合前に準備して作っていたものか?
急遽、試合中に作ったものか?

須江監督は、この事態を事前に察知していたのか、
前日には「東北から応援をください」とのコメントを発していた。

ただ、、応援してもらいたいなら「お願いする」のではなく、
「参加したくなる雰囲気」を作ることのほうが大切である。

大衆心理を科学的に。


夏の甲子園 中小企業は、目的・目標と達成するための明確な方針を。

評判通りの戦いを見せてきた仙台育英が、
夏2連覇での優勝、確実。と思われていましたが、
「慶応」高校の優勝で幕を閉じました。

「おいおい、頭も良くて、
将来、慶応大学に進学できて、
甲子園でも優勝かよー。すげーな。最強やん!!」

慶応高校も、野球部の選手は、推薦枠で集めている。
ただし、中学での内申点が非常に良い、勉学もできる生徒でないと入学できない。
ここが、他の強豪校との大きな違いである。

皆さんのお子様が、野球上手で、
全国の強豪校から、入部のお誘いがあったとする。
地元の「甲子園常連高校」と「大阪桐蔭」と「慶応」。
3校からお誘いが来たら・・・どこに入れますか?笑

慶応高校は「エンジョイ!ベースボール」を掲げ、
自主性を重んじ、自分たちで考える野球。を実行している。

ビジネスで言えば、
上場企業的な戦い方である。
一流大卒の能力も性格も良い人を集めて、考えさせる。
いや。。もっとだな。もはや「グーグル」的かもしれない。

中小企業は、少なくとも、
花巻東や、仙台育英のように育成してゆかなければならない。
目的、目標を統一して決めて、(日本一になるとか、ベスト8とか、1回戦突破とか)
賛同する人を増やし、集めて、
リーダー(経営者・幹部)が、明確な方針を打ち出す。上記高校の監督さんは、
「“日本一からの招待状”が届くような、練習と生活を行う」
「日本一になるには、日本一のカバーリングを行う」
「我がチームにとって、得点圏とは、0アウトもしくは1アウト3塁のこと。
それを作ることが攻撃の最優先目標」等々、
何をやるべきか?
誰でもできること、毎日できることを、合理的に伝えている。

※ボクくらいの歳になるとさ・・・・
厳しい。時代遅れ。って、言われているゴリゴリの「ザ・高校野球監督」のほうが、
優しそう(甘い部分がある)と感じ、
逆に、あの仙台育英の須江監督のほうに「ヤバイ怖さ」を、感じるのさ。笑

口に出さないだけで、
きっと、同じことを感じている人がいるはずだ。。





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