2022年12月18日 21:11
ここでシンプルな疑問が湧く。
なぜ、私が「トップ認定」するモンブランの店は、
潰れてゆくのか?
「美味しい」という
自分の感性が間違っているのか?
世間は、マズイ・・・と思っているのか??
トップ認定する「理想のモンブラン」には、条件がある。
・上部に、糸みたいな栗クリーム。
・内部に、生クリーム。
・土台は、メレンゲ。
この3要素だけで、仕上げられており、
3つの味のバランス、食感が一体となっているものである。
一般的なモンブランは、ここにスポンジを入れる。
が、そうなると、普通のモンブランから抜け出せない。
私は、ケーキにおける「スポンジ部分」に対する信頼度が、異常に低い。
未だ、美味しい「スポンジ」、絶妙の「スポンジ」に出会ったことがない。
逆に、もし「スポンジを食べるケーキ」などというアバンギャルドで挑戦的な商品があれば、
間違いなく、飛びついて買ってみる!笑
特に、モンブランにおけるスポンジは、
モンブランを、がっかりさせる原因になりがちなのである。
ところで、
市場から撤退した「トップ・モンブラン」2社には、
上記3要素のみで作られていること以外にも、共通点があった。
1)秋・冬しか、やらない。
2)お客様が取りに来る時間にあわせて、作る。=予約必須
3)だから、店舗に行っても、ない。=存在を知らない人は、知らないまま。
本当に美味しいものを作ろうとすると、きっと、こうなる。
もうひとつ、素人ながら想像するに、
栗クリームと、生クリームだけ。つまりスポンジの力を借りずに、
ケーキを構造体として、維持することが難しいのだと思います。
時間が経つと、重みでペタンとなってしまう。
だから、作り置きできない。
市場に広がらない。
・・・・・・
ああ、俺にコンサル依頼すれば、
このモンブランで、勝つ方法、儲かる方法、
アドバイス&実践フォローしてあげたのになあー。
・・・・・・
コンサル料金は、「モンブラン回数券」でいいよー。
どんな業界にも、
お客様が望んでいる、絶対に喜ばれる。
でも、
手を出すと、倒産する。という「魔性の商品」があります。
気をつけて!
ご支援先とカフェでの打ち合わせ中、
ショーケースに、
「メレンゲ・モンブラン」と「モンブラン・ショート」を発見!
これは、両方食べたいぞー!となり、シェアすることに。

前後で分けず、
左右で分ける。
見た目よりも、本質重視・真実を知りたい専門家は、
どうしても、この分け方となる。

3枚おろしやん・・・・。
2022年12月4日 20:53
祝・サッカー日本代表、決勝トーナメント進出!
が、コンサルタントは、冷静に見ている。
「スペインに勝ったのは、日本の実力か?」
スペインは、本気だったのか?
スペインは、決勝の組み合わせを考えて、
2位通過を狙っていたから「流していた」のではないか?

「流していた」という可能性が、きわめて高い。
なぜ、それが、わかるか?
ゲームの雰囲気?メンバー起用??
そうゆう抽象的・イメージ的なものだけでは判断しない。できない。
私は、イエローカードの数を見て、そう判断した。
退場と出場停止の危険をはらんだ「イエローカード」の数字は
「本気度」の判断材料となりえる。
本気で勝とうとすればするほど、ギリギリのプレイ、激しい当たりが多くなる。
だから、イエローカードの数が増える。
先日の試合、日本は3つ、スペインは0である。
どの試合を観ても、その傾向は明らかである。
グループリーグ最終戦、
崖っぷちの韓国は、イエロー2つ、
すでに決勝進出を決めている対戦相手・ポルトガルは0である。
双方が、互いに本気で勝負している場合は、
イエローカードの数は、ほぼ同数程度になる。
スペインは「決勝トーナメントに備えて、流していた」
コンディショニング調整試合のつもりのスペインに、日本は勝った。
この大前提は、冷静に見ておくことが必要である。
こうゆうことは、マスコミは言わない。
口にすると、叩かれる。
「一生懸命やっている選手に失礼だろ!」とか、言ってくるバカに迎合する。
自分が「一度も一生懸命やったことがない」ヤツが、この手の発言に同調する。
結果を残すため、本当に一生懸命やったことのある人間ならば、
見たくない「真実」こそ、ちゃんと見なければならないことを、理解する。
視聴率がとれる事を言う、
世論ウケする事を言う。
スポンサーからクレームがつく事は言わない。テレビは「愚民」養成マシンである。
お祭りムード、お祝いムードのところ、
申し訳ないが、、スペイン戦の真実は「流していた相手に、勝った」である。
たぶん、対戦した選手たちは、わかっている。
強いチームに本気を出されたら、勝つ見込みは、ほとんどなくなる。
下位者が勝つことが、どれだけ困難なことか。経営・マーケティングも同じ。
と言いながら、
日本の実力が「本物」となって欲しい。
勝ち進んで欲しい。と願う気持ちは(勝手ながら)強いほうだ。
だからこそ、真実からスタートした。
そのうえで、コンサルティングしたい。
↓↓
ボール支配権を、相手に渡しつつ、守備で攻勢し、
前半を最少失点で切り抜け、相手の弱点を探す。
そして、後半の選手交代、システム変更で、10分間のうちに一気呵成の奇襲点取りを行う。
(まだ見せていない、第二波の交代・変更が準備されている。といいな)
↑↑
ドイツ戦、スペイン戦で見せた、この「勝ち方」を
「日本代表の勝利メソッド」として、確立できるかどうか?
意図的にそうしているのか?
チームの「得意技・必殺技」にまで、研ぎ澄ます気があるのか?
決勝トーナメント初戦、私は、この視点で、観戦する。
もし3回目、クロアチアに、このメソッドで勝てば、本物に近づく。
スペインが回避したブラジル相手にも、勝負できるかもしれない。
短期間大会だから、対策をとられないうちに終われば、旋風を巻き起こすかもしれない。
1)真実を冷静に確かめよ。
2)現場と数字で判断しろ。
3)再現可能な「メソッド」となるまで高めよ。
経営、マーケティングと、全く同じである。

いや、しかし、凄いですね。
あんなスピードで突っ込んできて、逆方向角度にボールを上げれるなんて・・・。
足首はとてもソフトなんでしょうね。
まさに「心・技・体」
諦めない心・この技術・身体スピード。
2022年12月3日 20:09
まだ、続くのか・・・野球の話。
世の中、ワールドカップだぞ。
もう、うんざり・・
そんなブログ読者の皆様の感想は、どこ吹く風。
好きなことを、勝手に書き留めておくのが、ブログである・笑
少しはお役に立つので、まあ、聞いてください。
今年、大活躍のヤクルト・村上君。
最年少で3冠王に輝き、
年間56本のホームラン数は、王さんの55本を超えた。
「村上は、王を超えるスラッガーとなるのか?」
今後、この1点が、注目ポイントである。
ということで、
王さんの成績を、改めて、眺めてみる。。本当に凄い。すさまじい。
通算868本のホームランは有名。
が、ピンと来ないので、平均値を出す。
現役22年間なので、毎年平均で40本を打っていたことになる。
13年連続のホームラン王である。
しかも、高卒からの3年間は苦しんでいて、ほとんど成績は出ていない。
だから、実働年間で割り算すれば、平均45本となる。
そして、この最初の3年間の試行錯誤が、王さんを作ったとも言える。
村上君は、以前のブログの通り、高校時代に苦しんだが、
プロ入り後は、比較的順調。ここの違いがどう出るか?
苦しんで手に入れたもののほうが強く、継続するからだ。
王さんは、引退する年も、30本のホームランを打っている。
しかし、
「僕なりのホームランが打てなくなった」
「王貞治のバッティングができなくなった」
と、引退するのである。
ちなみに、今年の数字だけ見れば
巨人の4番・岡本が30本、阪神の4番・大山が24本である。
パ・リーグでは、私がブログで「客志向だ」と注目した西武・山川が、41本。
吉田も柳田も30本以下。。王さんの凄さがわかる。
村上君の成績数字で、私が注目するのは、毎年の「盗塁数の多さ」である。
今年は12個で、セ・リーグ第8位となっている。
7位が、DNA桑原の13個、
9位が、中日の大島の11個、巨人の増田の11個。と
有名な俊足選手が並ぶなかに、食い込んできている。

「打てばいい」だけじゃない、野球への取り組み姿勢。
チームを盛り上げる姿勢が、あらわれている。王+長嶋の素質があるかも!
これは、ずっと大事にして欲しい。選手としても脚は大事である。
・・・盗塁失敗数7で、成功率は低い・笑。
が、失敗はたいした問題ではない!
打撃の勝負を避けて、四球で歩かせたら、村上は走ってくる、という相手の警戒心。
次の打者との勝負に集中させず、失投させる効果、次の打者を活かすことができる。
塁に出たら、盗塁してくる!という事実が、大事なのである。
で、村上の盗塁は、チームが前向きになる。盛り上がる。
ラグビーで、相撲取りのような体型のフロントロー(1~3番)の選手が、
走ってトライを上げると、断然、盛り上がる。これと同じである。
村上が盗塁を続ける限り、ヤクルトは、強そうである。
私が、村上君の親だったり、コーチだったり、友人だったら。。
「オフに必ず、王さんに、会いに行けよ」というアドバイスを送る。
個人的に、会いに行って、しっかり話を聞いてきて欲しい。
偉大な先人は、まだ、そこにいる。
王さんの引退会見コメントの最後の言葉をご紹介する。
「王さんを支えたものは何だったんでしょう?」との質問に対して
「向上心というか探求心というか、これでもか、これでもか、の
とどまるところを知らぬ気持ちでしょうか」
村上君・・・・頼むから、、
オフ・シーズン、芸人の番組に出て行って、からまないで欲しい。
(いい子だから、出ちゃうんだよなー・・・・)
それよりも、王さんに、会いに行ってきて欲しい。
超えるためには、必須。
きっと、人生が変わる。
2022年11月26日 21:31
『大阪で、オリックス・バファローズの優勝・御堂筋パレードをやる』
と聞いて(お、ちょうど日曜日、大阪にいるぞ!)
なんと・・・ミーハーなことに
ぶわーっと、自転車ブッ飛ばして、見に行ってきました。
「オリックス・ファンなんて、そんなにいない。だから余裕で見れるだろう!」
と思って行ってみたら、大間違い。
近寄れないほどの人・人・人・・・・
(にわかファンって、こんなに多い。コロナ報道に踊らされる大衆心理と同じである)

球界では「優勝を知っているチームは、強い」と言いますが、
その言葉の本質のかもしれないことを、ここに足を踏み入れてみて、理解できました。
たくさんの観衆の前、大迫力の中、
主役になって、これほど賞賛・祝福されれば、
選手たちは「また、勝ちたい。この景色を見たい。優勝したい!」という思いが、
もっと強くなるに違いありません。
優勝することによる金銭面の充実以上の価値が、ここにあります。
こうして、強いチームは、どんどん強くなってゆく。
会社の運営にも、一考の余地があります。
「成果を祝福する場、賞賛を受ける場、主役になれる場」を作り、
「また、この場に立ちたい」と奮い立たせる。
※ダイエット系とか、ネズミ講販売系、サロン系の怪しい会社が良くやっている手法ですね。
そして、、
野球マニア・本物人財育成マニアは、
こんなことも、空想する。
この御堂筋の人だかりの中に、
まだ無名の阪神タイガースの選手が、一人くらい、まじっているだろうか?
「行って、見てこい」と、アドバイスする人がいるだろうか?
もし、そうゆう選手や、そんなコーチがいたら、すごいなあ。強くなるのになあ。
心ある選手なら、この風景、同じ職業人の晴れ舞台、賞賛を受ける姿を見れば、
「俺も、必ずここに立つ!」という
羨望の気持ちと、それを上回る「悔しい気持ち」が、同時に去来するはずである。
小さな炎が、燃え始めるはずである。
私が阪神のコーチなら、必ず見に行かせて、その感想を聞く。
・・・・・
ミーハー体験、なかなか、いいものです!
2022年11月13日 21:31
ツールと野球について、たらたら書く。
プロ野球・セントラルリーグを制したヤクルトの高津監督が、
現役時代に武器としたのは「シンカー」という変化球。
シュートしながら、沈むボール。
プロの世界で、生き残るため=
お給料をもらうために、
「シンカー=変化球」という「ツール」を駆使したのです。
身体能力で、剛速球を投げることができない。
だから「ツール」で、成績を上げ、生き残った。
一般的に、プロ野球では、
「投手出身の監督は、良い成績を残すことができない」と言われています。
投手は「お山の大将」で、考えが、自分中心だから。
ゲーム全体・チーム全体を、見て野球をする必要のないポジションで育ったから。
と、その理由を言われています。
しかし、近年は、
この高津監督が、セ・リーグ連覇を果たしている。
ソフトバンク・工藤監督も、何度も優勝している。
思えば、工藤監督も、現役時代、大きく鋭いカーブを武器(ツール)とした投手。
弱者が使う「ツール」で生き残った。
これまでのプロ野球界の定説を覆し、
「投手出身」で優秀成績を残している、この二人の監督の共通点をまとめてみた。
実は、「ツール」以外にも、たくさんある。
1)「ツール」を活かした投球をしていた。
⇒身体能力に加え、技術の工夫をしている。弱者の立場からスタート。
2)現役生活が長い(高津:22年/工藤:29年)
⇒衰える体力を、カバーして勝つための工夫。若手の手本となる野球への姿勢・練習態度を、球団に評価されている。
3)多数の球団を渡り歩く(高津:6球団/工藤:4球団)
⇒色んな組織・風土を知る、当時の環境への感謝も知る。色んな視点で野球に触れる。
高津は、国内球団だけでなく大リーグ・韓国・台湾・独立リーグを経験。
工藤は筑波大学に入学し、コーチ学も体系的に学ぶ。
4)元の球団に出戻りしている(高津:ヤクルト/工藤:西武)
⇒人格を含め、共にプレイした仲間からの信頼が高い、一目置かれた存在である。
5)名将と言われた監督と共に過ごす(高津:野村/工藤:広岡、森、王、原)
⇒その手法を身近で体験する。
(次回につづく)
・・・ここから、しばらく野球ネタ。興味のない方は、飛ばしてください。

遅ればせながら、、10月、出張先ホテルで迎えてくれたハロウィン装飾です。
これも「ツール」と言えますね。