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残心(ざんしん)

先日の「ボクシング談義」にからめて、
少しノウハウ的な話もしておきましょう!

「勝っても、ガッツポーズをしないこと」について。

日本には「残心・ざんしん」という言葉があります。
武道や芸にある言葉で、
事が終わってからも、注意を怠らない状態のことを言います。

剣道、柔道、弓道、空手では、
技が決まった後も、身構え・気構えを、すぐには解きません。
相手に対する感謝や尊敬を示し、奢らない・・・という精神性。
戦った相手が、また反撃してくるかもしれないので、気を抜かないということにも、由来しているそうです。

茶道には「出迎え3歩、見送り7歩」という言葉があります。
出迎えるときよりも、見送るときを大切にしよう・・という気配りです。

客人を見送る際は、角を曲がって見えなくなるまで、目を切らない。
襖や障子は、音を立てず、そっと閉める。
帰ったからといって、ぺちゃくちゃ話さない。
さっさと、茶道具を片付けてしまわない。
一人になってからも、帰っていった客人のことを、そっと思い出す・・・。という行為が、
「余韻の美しさ」だと言うのです。

私は、接客の場合も同じように、考えています。

「いらっしゃいませ!」
「ありがとうございました!」を、
大声張り上げて、研修したり、実践したりすることも、ひとつの方法なのでしょうが・・・。

日本古来の「残心」を大切にする所作を、現場に植え付けることのほうが、
永続的かつ安定的に、
売上を作ることができる「接客力」が会社の文化として育つもの、と信じています。

ですから、クリーニング店様にも、
そこに重点を置いた接客ノウハウをお伝えしています。

 
中学生ながら、
浜田剛史さんのボクシングに、
武道の「残心」を感じていたのだと思います。


恭賀新年 2016年 取り組むべきこと

クリーニング経営コンサルタント中西正人(年始の挨拶)
新年、あけまして、おめでとうございます。

今年は、クリーニング業界にとっては、
2017年4月からの「消費税10%時代への準備イヤー」であり、
「人材確保難の年」となります。

消費税が5%から8%となってから、今日まで売上を落としているのは、
「近所で、安い」という理由だけで、使われていたお店です。

逆に、消費増税対策のリニューアルを実施してきた店舗。
増税(=お客様が払う税込クリーニング代金が高くなる)までに
「料金=総支払い金額が高くなっても、お客様が集まる店を作る」
「高い価格にも耐えうる店を作る」という視点で
その会社のテイストや競合状況に応じた
リニューアルをしていただいた店舗の売上数値が好調です。

消費税8%が10%となり、
もう一段階、ふるいにかけられることになることは、確実です。
再来年の春以降に向けて、動き出しは、今年から。

 
人材不足の状況は、まだ継続するものと思われますので、
採用・育成・定着の一体となった仕組みづくりが、急務です。
・シフトが埋まらないので、定休日を作る。営業時間を短くする。
・幹部社員がシフトに入り、本来やるべき仕事ができない。
・勤務時間に、しわ寄せが来るスタッフのモチベーション低下、離職。
・人を入れても、すぐに辞めてしまう。
・採用広告を出しても、応募が来ない。
・新規店舗があるのに、スタッフがいないので、オープンできない。。。
このような「根本的課題」を解決するためには、
「当たる採用広告」を作るだけでは、焼け石に水です。

下記の2つのことに、取り組む必要があります。
1「収益性の高い会社を作ること」
・・・売上・利益を上げて、“時給の土俵”に乗る。「最低賃金クラス」では、人は集まらない。
2「組織&人事・教育制度の再構築」
 ・・・新人~幹部のやるべき事の明文化

上記の「根本的問題」を、「収益性の良さ」により、
アタマ数だけは揃えることができている、
大手チェーンの店舗には「質の悪いスタッフ」が、並ぶようになってきています。

2番目の「組織・人事・教育」=人財力が、ライバルとの差を生み出し、
それが、売上につながりやすい時代となってきています。

いつの時代も、
変動期(=大変な時代)は、
逆転のチャンスです。


価値観について

とにかく最近、何かと、忙しい・・・。

お金にならない人助けみたいな、頼まれごとも、多くなっています。
もちろん、色んな経営者の方々に学ばせていただき、
「本業優先」が基本思想となっていますので、
都合がつかず、断ることもあるけれども、「人助け的・頼まれごと」が、多くなるのは、
それは、そうゆうタイミングなのだろう・・・と、
前向きに、お付き合いさせていただいています。

そんな機会の中で、
年に1度くらいしか会わない人との会食の機会や、
久しぶりに会う人たち・・・からは、とても刺激を受けます。

「ブログを、いつも楽しみに見ていますよ!」なんて、
おっしゃってもらえることも多くあり
・・・忙しくても、ブログ書いていて、良かったなー
・・・もっと、ちゃんと書かなきゃなー。とも、反省。

案外、個人的な内容を、
面白がってくれている方もいらっしゃり、
ふーん、そんな内容でもいいのかーと、気楽になりました。

 
ところで、先日の会食で、勉強になったこと。。。
「価値観があう人」とか、
「価値観があわない人」とか・・・言うけれども、
結局、話をしていて、心地の良い人って、
どんな人の価値観や、興味の対象にでも、
あわせることのできるようになる知識の広さや深さがあるんですよね。

自分とその人の価値観が、ピターッと、マッチしている訳じゃなくて、
その人の価値観の「容量」のなかに、自分が納まっているだけなんだ。

そうゆう人になんなきゃなー。
クリーニング経営コンサルタント中西正人(ラスト屋外のカフェ)
今年は、本当に暖冬ですね!!
さすがに寒いですが・・・屋外でヤセ我慢しながら、仕事しています。


批判のみ、無関心。。これを撲滅しましょう。

クリーニング経営コンサルタント中西正人(コンサル支援、飛行機機内より)

ご支援先からの帰り、機内より。。

本日の幹部・店長をまじえたミーティングは、白熱しました!
つかれたーー。

基本中の基本なのですが・・・
その会議の中でお伝えしたことを、少しご紹介します。

 
批判、評論だけするのは、やめてくれ。

アンタは、どうしたいのか? どうするのか?
アンタの「基準」は、何なのか?
それも、あわせて、言ってくれ。

何か、もっと良いモノを生み出すために会議をしてるから、それが必要なんだ。

で、、さっきから
無反応・無関心なアンタらが、実は、最も悪なんだ。


赤いルージュが売れるのは、好景気の証。CL業界にも影響か!?

世の中は、
どうやら「好景気」に動いているようです。

当社の勉強会でも、
1年以上前から「好景気対応」のマーケティングに切り替えてゆくことを提唱し、
すべてを変えるようにアドバイスしています。

先日は、こんな新聞記事を見つけました。
クリーニング経営コンサルタント中西正人(好景気と赤いルージュ)
好景気になると売れる・・・と言われている「赤いルージュ」が売れているそうです。
販売構成比が、10%くらいだったのが、
今年は30%くらいになっているとの記事。

そう言えば、、
ご支援先の社長が「今年は、ニット製品が良く出ている気がする」と、
おっしゃっていました。
赤いルージュを、コートやジャケットなどのきっちりした服にあわせると、
とびっきり「バブル感」「昭和感」が漂うので、
今風のコーディネイトとしては、ゆるい服にあわせたほうがいいそうです。
ニット系がクリーニングに出ているのには、そんなことも、影響しているのかな??

品揃えにも、反映させてゆく必要がありそうですね。

「シャツについた赤いルージュのあとを、しみ抜きして欲しい!」な~んて、依頼のほうは、、増えていますか??





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