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「役得」について

役得(やくとく)
:その役目に従事しているために特別の便宜があって得られる利益。

たとえば、学生時代、
合コンの幹事をやると、
女性側の幹事と仲良くなれる可能性が高くなったり、
お気に入りの女の子の連絡先を聞きやすくなる。。という役得があった。

しかし、その「役得」を、
あまりにも行使しすぎると、周りから嫌われる人間になる。
「役得」を、一切行使しないと、尊敬される人間になる。

少年期から青年期にかけて、周りの知人・友人や、
親・大人たちを見て、
そんなことを、なんとなーーーく、
でも、深―く感じとり、勉強しながら、
上手に生きる術みたいなことを、身につけてゆく。

人には、
うらやむ気持ちや、ねたむ気持ちがある。
世間で叩かれてしまう人、叩く人、
叩かれるのを見る人の本質は、そんなところにも、ある。


出張が多いコンサルタントには、
何度も花見ができる・・・という「役得」があります。

大阪・東京では、中旬ごろに散ってしまった桜も、
東北・北海道では、ゴールデンウィーク前後が見ごろ。
3月に九州方面の出張を入れれば、早めに春を満喫できるのです。

このくらいの「役得」は、お許しください。


「下見だったのかなー」他人原因主義では、永遠に進歩がない。

とある葬儀社の仏壇部門の営業マン。。

店舗に、お客様がご来店されて、香炉を探している気配。
営業マンは、すーっと、近づいてゆく。しかし、
2、3の会話を重ね、滞在時間5分程度で、何も買わずに、帰っていかれた。

どんな状況だったのかを、聞いてみる。
そのとき、営業マンから出た言葉、、、「下見だったのかなー」

営業マンが、絶対、口に出してはいけない言葉。
私の!!!(カチン!)ポイントに触れる言葉。

「仏壇店」という極めて足を運びにくい場所に、わざわざ来てくれているお客様には、
「何かを解決したい」という気持ちがあるに違いないのです。

何も買わずにお帰りになられる・・・ということに対して、
「売れる営業マン」は、こう考える。
自分の能力、接客技術に「何か、問題があったのかな?」
「どうしてだろう?」「こんな風にすれば良かったかな・・・」。

それを、毎回「下見だったのかなー」と、お気楽に、終わらせていては、
永遠に、彼は、売れる営業マンには、なれません。

ちゃんと、「営業の仕事」をしようぜ!
「店番・レジ打ち」で、給料をもらっているわけじゃないんだから!

何も買わずに、帰っていってしまうお客様に対して、
自分原因主義:「自分の何かを変えれば、売れたかもしれない」と考える。
他人原因主義:「今日は、相手に買う気がなかったからだ」と考える。

お盆商戦を前にして、
売れるための思考回路と、
具体的な売れるためのステップを伝授して、コンサルティング終了。

 
でも、こうゆう営業マンが、
だんだん売れるようになってゆく過程を見るのが、
とても嬉しいのです!

桜のステキなマイ・隠れ家・カフェより。


ファースト・オーダーは、商品の力でなく、マーケティングの力。

全国のご支援先を訪問していると、
空港や駅で、美味しそうなものが、たくさん売られています。

試食ができないのに、
数ある商品のうち「この商品を買ってみよう!」と購買決定するのは、
POPの説明書きや、陳列方法、パッケージや、ネーミング。。

本当に美味しいかどうかは、実際に食べてみないとわかりません。

やっぱり、ファースト・オーダー(初回注文)のためには、
「マーケティング力」が、とても大切なのです。

「美味しければ、売れる」
「サービスが良ければ、売れる」という「先輩方の儒教的な教訓」は、
半分(=リピーターを増やすという側面)は、正解だけれども、
半分(=新規顧客を増やすという側面)は、不正解。

新規顧客を増やすためには、
「マーケティング力の優劣」が、まず存在して、
次に、何度も注文してもらえるために「商品力」が、存在する。


それにしても・・・ 
面白いか、面白くないか、
これが基準で、買ってしまうのは、、。
関西人の性(さが)


宇津木メモ

先日のブログの続き。

周年式典には、
女子ソフトボール日本代表の宇津木妙子・元監督が、
基調講演に来られていました。

その講演会を聞きながら、書き留めたメモを、転記しておきます。

・「負けず嫌い」が、自分を成長させてくれた。
 小学生のとき、先生との個人面談を終えた親から
「アンタが、恥ずかしい」と言われ、奮起した。皆さん自身はどうか?皆さんの子供は?

・「自分の得意分野で一番になる。」と決めてから、道が拓けた。
 足だけは速かったから、足を活かして、塁に出ること。
 声を出すことは、誰にでもできるから、大きな声をたくさん出すこと。

・企業チームは、強いだけでは成立しない。
 地域に「愛されるチーム」にならないと、生きてゆけない。
 挨拶をする、子供たちに教える、清掃活動をする・・・。

・毎日、選手と挨拶をすること。
 スタッフの感情が、わかるようになってくる。

・監督として赴任後、早く選手を把握するためには、個人カードを作る。
 家族構成や、中学・高校の球歴、得意・不得意、性格、技術。

・監督時代、シドニーオリンピックでの逆転負け。
「レフトのエラーで敗北した」という宇津木さんの発言に対して、
 選手たちが反論「あれは、みんなのエラーです!」→その瞬間が「チーム」となった瞬間。

・組織に属する者は、その「組織の目的=勝つこと」のために、
 どうすれば良いか考え続け、その方向に行動すること。
 仲間内の愚痴だけでは、何も生まない。意味がない。
 納得できないことは、先輩にも言うし、監督にも言うべきことは、言ってきた。
 組織のために、自分が果たすべきことをやっていれば、何でも言える。
 「やっていない」者ほど、愚痴になる、正面から言えない。

・意見が対立するときには、
 根気よく意見を言い合い、やることをひとつ決める。


周年式典に思うこと。

ご支援先クリーニング店様の
80周年式典にご招待いただきました。

知り合ってから、かれこれ20年近くのお付き合いになります。
年商規模は、あの当時から、飛躍的に伸び、
共に学んできた仲間のクリーニング店も、みんな成長した姿で、一堂に会しました。

やっぱり、
「拠るべきノウハウ・原理原則」と
「共に学ぶ仲間」の質によって、人生は決まるんだなあー。と実感。

「技術系」に行くのか、
「売上系」に行くのか「利益系」に行くのか、
はたまた「ゴルフ系?」「家庭サービス系?」「組合系?」

それを選択するのは、すべて自分自身です。

 
追記・・・
思えば、成長したクリーニング店の経営者様は、みんな
経営の実権を、親から譲ってもらうのが、早かった。20代・30代でした。

こちらのご支援先では、お母さまが、長く経営に携わっておられ、
時折、「〇〇(社長のお名前)!!」と、
ケンカ腰(に聞こえる口調)で、やり方に対して異論を唱えていたけれど、
その場の、それ以上は、何も言わなかった。

「そうかい!じゃ、好きにしな!」

で、あとは何事もなかったように、普通に戻る。

息子である社長も、激しく反論しながらも、
それを参考にして、さりげなく経営に反映させていた。

そばで見ていて(お母さまも、息子さんも、えらいなあ・・・)と、
ずーっと思っていました。





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