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権力者の過剰防衛。自由と不屈の対決

前回ブログからの続き。
ブログでも登場した本「世界を知る101の言葉」によれば、
https://cleaning-keiei.com/nakanishi/2021/12/11/
ロシアは「不屈」。ウクライナは「自由」である。

ロシア人は「屈服する」ということを検討すらもしない。
どうすれば生き残るか?不屈をさらに深くすることしか、考えない。
特に、軍事力を誇示する。とある。

ウクライナ人は、100年間、自由のない国であったがゆえに、
自由のために犠牲を払い、そのために戦う国である。
自由はウクライナの価値であり国家の使命である。とある。

ちなみに、関係国。
ベラルーシは「安定性」・・なるほど!
アメリカは「起業家精神」、中国は「実利主義」。

「自由」と「不屈」の戦い。
だとすれば、今後、ニュースにもならないくらい、何年も続くことになるのだろう。

プーチンの侵攻は、つまるところ「独裁権力者の過剰防衛」である。
歴史でも、しばしば独裁者にみられる傾向である。
始皇帝の焚書坑儒。信長の焼き討ち。ポルポトのカンボジア虐殺。。
独裁的経営者にも、みられる傾向である。

今後は、実質的な領土割譲で、手打ち(停戦)のラインが強いだろう。
大統領は、国外亡命か、拘束・軟禁か、とにかく無事にいられることを祈る。

第三者的に見れば、
侵攻が現実となったからには、そうゆう結末が想像できる。
早めに収めれば良いのに。
しかし、当事者は、信じるもののため、愛するもののため、戦う。

世界的な経済の影響が、日本にも降りかかってくる。
会社は、どう生き残るのか?

ロシアのアフター・プーチン時代は、どうなるか?
中国がロシアを勢力下に収める。ということも想定される。

色んな思いの交錯する中、本日も、出張へ。


ウクライナ。物事の本質と、相手からの視点

自分の国、自分の街に、ある朝、突然、他国の軍が侵攻してくる。
そうゆうことを、考えたことがあるだろうか?

報道は「ロシアは、ひどい」という風潮である。そのほうが視聴率がとれて無難だ。

が、ロシアの側、プーチンの視点から、このことを視ることも大切だ。
過去の歴史や経緯も含めて、
なぜ、この事態が起こったのか?
問題の本質を知らなければ、解決策も見えてこない。

私は、世界地図を、さかさまにして、こう眺めてみることにした。
いくらかでも、プーチンの気持ちに近づけるかもしれない。

ロシアの首都・モスクワから、
ウクライナの首都・キエフまでは、800km。
大阪と仙台。東京と広島くらいの距離感である。
モスクワから、ウクライナの国境までは、さらに短くなる。
しかも、国境線がとんでもなく長く、防衛をするために、難しい。

このウクライナに、
NATOの軍事施設が、完成したら・・・と、プーチンの立場で考える。
=映画・ゴッドファーザーの教えである。

私たちの生活で言えば、
暴力団の事務所が、近所にできつつあるようなものであり、
商売で言えば、自社店舗と至近距離の一等地に、
競合店に物件を貸そうと思っている大家が存在しているようなものである。


同じように、大陸側から、日本を見てみる。
中国との国境付近に、北朝鮮と韓国があり、
ここが緩衝地帯となっていることが、良くわかる。実に大切な存在だ。
中国が海洋資源を確保したければ、台湾・日本(沖縄)・韓国が、邪魔である。
南方では、フィリピンやベトナムが邪魔である。
日本は、沖縄が如何に大事か。ということも、良くわかる。
こうして地図を見れば、戦略上、沖縄海域からの基地移設など、できるはずがない。
沖縄がハダカになれば、中国は「ラッキー!」と喜び勇んで、進出してくる。

 
ウクライナ・ゼレンスキー大統領は、元俳優でありコメディアン。
歴史教師が大統領になるドラマを制作・主演をつとめて、人気を博して、
そのまま現実の大統領になった。
ウクライナのリーダーを選んだのは、ウクライナ国民である。
※昔、大阪府民は横山ノックを知事に選んだ。東京都民は青島幸男だ。

ロシア・プーチン大統領は、ソ連の諜報機関・KGBの幹部から、
権力闘争を勝ち抜き、権力の座に20年以上。世界のパワーバランスを生き残ってきた。
正直、モノが違う。
が、以前のブログにも掲載した「独裁者の末期症状」であるかもしれない。
https://cleaning-keiei.com/nakanishi/2021/12/04/

武力侵攻する国がある。
それでも武力侵攻されないようにしておく。
された場合、逆襲できるようにしておくのが、リーダーの仕事である。

日本で、コロナがどうだこうだ・・・と、やっているうちに、
ウクライナでは、血が流れている。

ウクライナのこの事態、どうやって収拾するか?
自分の国に当てはめて考えると、どうゆうことか?
どうゆう準備が必要か?

そうゆうことを、知ったうえで、
もちろん、ウクライナの平和を応援したい。
次は、わが身である。


なぜ、質問しないのか? 質問の量は、成長に比例する

「なぜ、質問しないのか!?」
私も、入社してからの約3年間、
いつも先輩に怒られていたセリフである。

質問の量は、成長に比例している。

しかし、
その質問ができないのである。

質問しないスタッフの気持ちが良くわかる。

・自信がない。
・恥ずかしい。
・何を質問して良いのか、すら、理解できていない。
・目の前で起こる知識を身につけるのが、精一杯。

知識を、自分で実行してみてから、
自分で実行する。と決まってから、
初めて、本当の「質問」が出てくる。

それが成長の最速ルートである。
という「原則論」を教えて、あとは、じっくり待つしかない。


ワンポイントの不思議な威力

「中西さん、ユニークな色の自転車に乗っていますね~。」
ブログに、ちょこっと自転車の写真を掲載すると、
目ざとく反応してくる「マニア読者」がいて、イチイチ絡んでくる。

らしくない。とか、
ダサい。とか、
オンナの影響か?とか、言いたいらしい。

確かに・・・
個人的には、一般的なものが、好みである。

スーパーの前に停めてるだけで「コイツ、ここで買い物してる」って、
知られることは、私の人生においては、デメリットのほうがはるかに大きい。

もうひとつ大事な「好み」は、
役所に撤去されても、泥棒に盗られても、苦にならない「お値段」である。

最近は、自転車も値上がりして、1万円じゃ買えなくなった。
中古部品を組み立てている、いい感じのジイさんの自転車屋は、廃業した(涙)

低価格ライン=2万円以内で、
最小限の力で、それなりに走る。と判断した機種のなかでは、
あの、くすんだブルー色のものしかなかったのである。

そして、自転車の一部に、
このワンポイントが入っているから、買った。
もし、何もなければ、買っていない。

ここに、アメリカ国旗があしらわれていても、買っていない。
イギリス国旗でも、買っていない。
日本でも、中国でも、スペインでも、ブラジルでも、ノルウェーでも・・・買っていない。

フランス国旗なら、、
お、もしかしたら、買うかもしれない。
ドイツなら、、ううーーん、この色とは、合わないな。

もし同じ価格で、ロゴによる「品質保証」があったとしても。
このくすんだブルーに対して、
・ブリジストンのロゴが入っていても、買わない、
・シャネルのロゴが入っていても、買わない、
・ベンツでも、アルマーニでも、ビアンキでも、ナイキでも、買わない。

なんだか、妙な「感性」である。
無意識に刷り込まれた、ヨーロッパ崇拝?
イタリア車センス崇拝?
ツールドフランス??

間違いなく、何かが、作用している。
なんとなく、わかってくれる人もいるかもしれない。
なぜ、イタリア国旗なら、買ってしまうのか?

こうして「ワンポイント」が、購入の決め手になる場合もあるから、
マークや、組み合わせを、研究する。


精神力の話。ウオタニ先生とスギモト先輩【回想録】

ウオタニ先生は、中学バスケ部顧問の若い先生。
大ボス顧問・前川先生(=通称:オヤジ)の子分で、
若くて、かっこよくて、毎日、練習に来てくれる実務コーチ(=通称:ウオちゃん)。

スギモトさんは、中学3年生。
学年。。いや、校区で一番のワル。
バスケ部に、籍を置いている。

喧嘩が、バリバリに強いらしい。
「誰かを、ボコボコにした」「不良中学のワルを土下座させた」
「今、停学中」って、ニュースが、人づてに聞こえてくる。

制服は、もちろん、ダボダボの「ボンタン」。
バスケの練習着=学校の体操服ズボンも、どこでどう入手するのか、ダボダボ。

中学1年のバスケ部員のボクらに対して、
オラオラしてくることは、一切ない。
意外に「怖い」という雰囲気もない。
部室の奥のほうで、静かに笑って話している。
怒っているところも、暴れているところも、見たことがない。

しかし、目は「ホオジロザメ」のような目をしている。
つまりは・・・・
ホンモノの怖い人なのである。笑
「その世界のお偉い人=ホンモノ」って、そうゆう風だ。って、言いますよね。
小モノほど、オラオラって、威嚇する。
この原則、中学1年生で、身をもって理解できていました。

スギモトさん、喧嘩が強いだけあって、バスケも上手で、レギュラー選手。
でも、練習には、時々しか来ない。
何ひとつ変わることなく、大事な試合の日でも、時々しか来ない。
※「ホンモノ」なのである。

試合前、先輩たちは「今日は、スギモト来るかなあー」って、
そうゆう基本的な心配していたことを、良く覚えている。

先生の立場からすれば、
お世辞にも、褒める点など、どこにもないであろう先輩でした。

ある日の練習中。。まずいプレイがあり、
ウオタニ先生の「お説教タイム」が始まった。
きっと、ボクらが、何か委縮したようなプレイをしたんだろうと思う。

そのとき、ウオタニ先生は、全員を前にして、こう言った。
「お前ら、スギモトの精神力を、見習え!」
「どんなに怒られても、何を言われても、ホゲーーーーと、
聞いているのか、聞いてないのか、わからんような、あの精神力。
お前らには、あのくらいの図太さ、精神力がないのか!!」

目からウロコ。。。
え!?スギモトさんみたいに・・・・??
え、あ。。あれで、いいんだーー⤴⤴

確かに、スギモトさんは、先生に怒られているとき、
全く反抗的な態度をとらない(少なくとも部活のときは)
表情ひとつ変えず聞いている(聞いていない可能性が高い・・・)
「どこ吹く風」と、聞き流している。

「精神力」のはき違えかもしれないです・笑

でも、真面目で優しい繊細な性格だった中西少年に、
間違いなく、発想の転換が新しい局面へ・・・コペルニクス的転回、
良いきっかけ=脱出の道を与えてくれた、ウオタニ先生の一言でした。
あれ「精神力」ってゆうのかーーー。あれでいいのかー!

今でも、海洋生物番組や、
水族館でサメの目を見ると、スギモトさんを思い出す。

傷つきやすい。
打たれ弱い。
考え込んでしまう。
そんな性格でお悩みの方の参考になれば!
と思って「回想録」でした。





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